■「山下さんとの共演シーンは、重い会話や難しい局面が多い」(萩原利久)
山下美月が主演を務めるWOWOWの連続ドラマW-30『殺した夫が帰ってきました』(7月11日スタート/全6話)に、萩原利久が出演することが決定した。
DV夫を殺した妻。やっと手に入れた平凡な日常を過ごすなか、殺したはずの夫が突然目の前に現れて…。本作は、そんなにわかには信じがたい出来事を機に、主人公と“殺した夫”の過去の罪と愛が交錯する衝撃のサスペンスミステリーだ。
そんな本作で主人公・鈴倉茉菜(山下美月)が“殺した夫”鈴倉和希を演じるのは、連続ドラマ化ののち映画化もされた人気作『美しい彼』シリーズで一躍時の人となり、4月には主演映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』も公開され、今最も勢いに乗る若手実力派俳優・萩原利久。WOWOWの連続ドラマへの出演は、2022年の連続ドラマW-30『早朝始発の殺風景』以来となる。
山下とは、『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』(2019年/テレビ東京系)でのW主演、『降り積もれ孤独な死よ』(2024年/日本テレビ系)での共演以来、三度目の共演となる萩原。互いに信頼し合う俳優仲間であると語るふたりが、殺し、殺される夫婦役として相まみえることとなる。
結婚生活中、茉菜に日常的に手を挙げるDV夫だった和希は、ある壮絶な出来事を機に、茉菜に殺害されてしまう。しかし、和希は数年後、過去を隠してアパレル会社でデザイナーの夢を追う茉菜の前に突然現れる。
死んだはずの夫が再び目の前に現れ、困惑する茉菜。しかし、和希はふたりの暮らしをいっさい覚えておらず、まるで別人のように柔和で思いやりのある人物になっていた。そんな衝撃の再会から、茉菜と和希の奇妙な共同生活がスタートすることに。
“殺した夫”は本当に何も覚えていないのか? 茉菜がやっと手に入れた幸せな日々を、奪いにやってきたのではないのか? 消えない猜疑心と、和希との穏やかな暮らしに感じる安らぎの狭間で苦悩する茉菜。その先に待つのは、誰もが予想だにしない、衝撃の真実だった…。
優しい笑顔の裏に何かを隠しているような、得体の知れない雰囲気を纏う“殺された夫”和希を、萩原がどのように演じるのか注目だ。
さらに、本作の特報映像も解禁。殺したはずの夫・和希が再び目の前に現れた際の、茉菜の驚愕の表情から始まる映像には、土砂降りの雨のなか、和希を崖下に突き落とす茉菜の衝撃的な場面や、暴力夫だった過去の和希と、記憶を失くして別人のように穏やかな現在の和希の姿が対照的に映し出される他、物語の重要シーンの数々が緊迫感満載に散りばめられている。
■萩原利久(鈴倉和希役)コメント
Q. 本作のオファーを受けた際の気持ちを聞かせてください。
萩原:シンプルにとてもうれしかったです。お話をいただいてすぐに原作を読ませていただき、寝る前に読み始めて、面白くてやめられず、そのまま朝になっていました。その段階でかなり難しい役だと想像できましたが、挑戦したいと強く思いました。Q. 脚本を読んでの感想を聞かせてください。
萩原:全6話の中で、いわゆる前編と後編のような分かれ方をしている脚本だと感じました。実際に撮影をしてみても、前半と後半でやっていることも何もかも違っていて。その違いを、撮影していくなかで面白く着色できたらと思いました。Q. “殺された夫”である和希という人物をどんな人物だと捉えていますか? 演じる上で心掛けたこと、難しかったことなどを教えてください。
萩原:和希には“DV夫”という、気性の荒い絶対的なキャラクターがありますが、僕が主に演じているのは記憶を失くしてからの現在の和希。だからどちらかと言うと、現在の姿で和希のキャラクターを捉えて、茉菜と再会したときから和希という人が少しずつできていくイメージで、かなりフラットに演じました。タイトルどおり“殺した夫”なので、クリーンな人物に見える必要もない。演じる上で、サスペンスとしての見せ方と和希のリアルな見え方とのギャップのちょうどいい塩梅を探ることが難しかったです。Q. 山下美月さんとは三度目の共演となります。改めて、どのような印象をお持ちですか?
萩原:初めての共演は6年前。そのときは高校生とAIの女の子、今回は殺された夫と殺した妻という、特殊設定での共演が続いていて(笑)。だから山下さんとの共演シーンは、重い会話や難しい局面が多いのですが、ご本人はすごく明るくてたくさん笑う方で、シリアスなシーンの撮影でも、直前まで話していて、本番に入る瞬間スッと役に入れるのが、いつ見てもすごいなと尊敬しています。Q. 視聴者の皆様、楽しみにされているファンの皆様へメッセージをお願いします。
萩原:この作品を表す言葉として“殺した夫が帰ってきました”以上にぴったりなものはないなと思っていて。一見よくわからないタイトルだし、でもそれが起こるという意味で、“普通の話”であるわけがありません。だからこそ、ドラマの中でのふたりの会話や起こる出来事は、予想外のものが続きます。考えながら観てもらうのも、シンプルにこの捻ったタイトルを受け取って観ていただくのも、どちらも楽しめると思います。初めから最後まで、様々なところが互いに作用し、すべてが繋がっていくので、1話から最終話まで、できるだけ画面だけに集中できる環境で観てほしいです。
番組情報
WOWOW連続ドラマW-30『殺した夫が帰ってきました』
07/11(金)23:00~ 放送・配信スタート(全6話)
WOWOWプライム、WOWOWオンデマンドにて第1話無料放送
出演:山下美月 萩原利久 他
原作:桜井美奈『殺した夫が帰ってきました』(小学館文庫刊)
監督:加藤綾佳
脚本:浜田秀哉 一戸慶乃
(C)桜井美奈/小学館 (C)2025 WOWOW/FCC
ドラマ『殺した夫が帰ってきました』番組サイト
https://www.wowow.co.jp/drama/original/koroshitaotto/


