■「世界でいちばん幸せです」(齊藤京子)
第78回カンヌ国際映画祭にてレッドカーペットアライバル、ワールドプレミアが実施され、齊藤京子が自身の初主演映画『恋愛裁判』(2025年冬公開)で海外レッドカーペット初登場を果たした。
上映に先立ち、レッドカーペットアライバルに深田晃司監督と齊藤京子が登場。白と黒のストライプ柄の可憐なドレスで登場した齊藤は、海外では初のレッドカーペットアライバルとなり緊張した面持ちながらも、多数の海外メディアからの呼びかけにも爽やかな笑顔で応じながら、レッドカーペットを颯爽と歩き、「あっという間に終わってしまった」とコメントを残した。
そして、第78回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門にて世界最速となる公式上映が実施。会場となったドビュッシー・シアターでは、「コウジ・フカダ!」「キョウコ・サイトウ!」という呼び込みのもと、1,000名を超える観客の万雷の拍手で座席に迎えられ、上映がスタート。“恋愛禁止ルール”という日本独自のテーマである本作だが、観客は食い入るようにスクリーンを見つめた。上映終了後にはスタンディングオベーションが沸き起こり、深田監督と齊藤は幾度となく手を挙げ、お辞儀で応えた。
場内でマイクを向けられた深田監督は「今日という日を、スタッフ、そして齊藤京子さんと迎えられてうれしい」、齊藤は「世界でいちばん幸せです」と述べ、作品を大きく称える拍手に応えた。上映を終え、深田監督は「こんなに監督冥利に尽きることはない」、齊藤は「一生忘れられない経験。生きてきた中でいちばん幸せな日」と感想を述べ、大いに感激した様子。
映画を鑑賞した観客は「爽やかな風をカンヌに吹かせてくれた」「現代の問題に切り込んだ映画。齊藤さんは本当に素晴らしい演技だった」と感想を述べ、“恋愛禁止ルール”という日本独自の文化をテーマにした作品ながら、カンヌの地で衝撃をもって受け取られていた。
■齊藤京子 コメント
カンヌ国際映画祭に関わるなんて夢にも思わず、一生忘れない経験となりました。レッドカーペットはお祭りのような雰囲気で、気づいたら終わっていたという感じでしたが、後から実感が湧いてきました。そして、世界で初めて上映される瞬間を、皆さんと一緒に観ることが出来て本当に幸せでした。今まで生きてきた中で一番幸せな日になりました。■深田晃司監督 コメント
最高の舞台でお披露目出来て嬉しく思います。
公式上映では、スタンディングオベーションも嬉しかったですが、最初のシーンが始まった時に“この映画が生まれた”というように感じました。映画が一本出来るのは奇跡のようなものであり、映画祭に選出され、ワールドプレミアを実施し、主演俳優とその瞬間を立ち会うことができ、その主演俳優も楽しんでくれているなんて、こんなに監督冥利に尽きることはないです。
(C)Kazuko Wakayama
映画情報
『恋愛裁判』
今冬 全国東宝系にて公開
企画・脚本・監督:深田晃司
共同脚本:三谷伸太朗
出演:齊藤京子、倉悠貴、唐田えりか、津田健次郎
製作幹事・配給:東宝
(C)2025「恋愛裁判」製作委員会
映画『恋愛裁判』作品サイト
https://renai-saiban.toho.co.jp/







