KAWAII LAB.のアイドルグループ、“きゃんちゅー”ことCANDY TUNEの注目度が急上昇中。3月にリリースした「倍倍FIGHT!」もMV再生数が1,000万回を突破するなど絶好調。そんなきゃんちゅーはどんなグループなのか、多くの人が沼る理由を解説する。
■CANDY TUNEとは?KAWAII LAB.発の7人組グループ
CANDY TUNE(読み:キャンディーチューン)

・デビュー:2023年3月14日
・デビュー作品:「TUNE MY WAY」
・メンバー:桐原美月 / 福山梨乃 / 小川奈々子 / 南なつ / 立花琴未 / 宮野静 / 村川緋杏
・ファン呼称:あめちゃん
・X @CANDY_TUNE_
・Instagram https://www.instagram.com/candy__tune
・TikTok https://www.tiktok.com/@candy_tune
・YouTube @candy_tune
・Facebook https://www.facebook.com/CANDYTUNE0314
・note https://note.com/candy_tune
アソビシステムが手掛ける、アイドル文化を世界に向けて発信するプロジェクト“KAWAII LAB.”。2022年2月14日に発足した同プロジェクトから2022年4月にFRUITS ZIPPERがデビューし、続いてCANDY TUNEが2023年3月にデビューした。その後、SWEET STEADY、CUTIE STREETも生まれており、今大注目のプロジェクトとなっている。
2022年10月にオーディション『KAWAII LAB. AUDITION 2022』が開始され、新しいグループのメンバーとして同年12月に福山梨乃と桐原美月が発表され、翌2023年1月14日に南なつと小川奈々子が追加された。2023年2月2日に、“優しい人”という意味を持つCANDYと“調和、旋律”を意味するTUNEを組み合わせた“CANDY TUNE”というグループ名を発表。そこには「フレーバーも形もさまざまなCANDYのように、好きなものも性格も違う個性豊かなメンバーが集まり、彼女たちのポップなTUNEを奏でていってほしい」という思いが込められている。
そして2月14日のバレンタインデーに立花琴未、宮野静、村川緋杏の3名が発表され、7人組グループとして動き出した。3月7日に1stデジタルアルバム『CANDY TUNE』をリリースし、3月14日のホワイトデーに東京・Spotify O-EASTで開催された『KAWAII LAB. SESSION 〜CANDY TUNE〜』でデビュー。メンバーが揃った日、そしてデビュー日といった大切な日はグループ名にちなんで“甘いもの”に関連するのもきゃんちゅーらしいところ。ファンの呼称は“あめちゃん”で、2023年5月7日に公式X(旧Twitter)にてメンバーが動画で発表した。
【#あめちゃん】#きゃんちゅー こと
『CANDY TUNE』に関するとある名称が決定しました。#あめちゃん pic.twitter.com/66o0Yb6u1Z
— CANDY TUNE【Official】 (@CANDY_TUNE_) May 7, 2023
2023年4月に「TUNE MY WAY」を配信リリースしたのをはじめ、5月に「CATCH YOU」、6月に「きゅきゅきゅキュート」を畳み掛けるようにリリース。6月27日に初の単独公演を行い、その後のライブやイベントを含めたステージパフォーマンスのクオリティーの高さでどんどんファンを拡大していった。
▼【LIVE映像】CANDY TUNE『TUNE MY WAY』 2025/1/18(土) 『HOKKAIDO MUSIC FESTIVAL 2025』@東1丁目劇場
▼【新曲フルLIVE映像】CANDY TUNE『CATCH YOU』Live at Zepp Shinjuku(TOKYO) (2023.6.12)
▼【Dance Practice】CANDY TUNE「きゅきゅきゅキュート」
楽曲の良さもきゃんちゅーの大きな武器となっており、「キス・ミー・パティシエ」がTikTokでバズり、「倍倍FIGHT!」がリリースから1年を経て、現在新たにブレイク中。2024年12月に『Yahoo!検索大賞2024』でネクストブレイクカテゴリーの人物部門に選出された他、2025年2月に「倍倍FIGHT!」がTikTok『楽曲チャートトップ50』『人気曲ランキング50』で同時に1位を獲得するなど、きゃんちゅーへの注目度がさらに高まっている。
▼【MV】CANDY TUNE『キス・ミー・パティシエ』
▼【MV】CANDY TUNE「倍倍FIGHT!」
■個性豊か!メンバープロフィール
桐原美月(読み:きりはら みづき)

メンバーカラー:青
・X @mizuki_ct0221
・Instagram https://www.instagram.com/kirihara_mizuki/
・TikTok https://www.tiktok.com/@kirihara_mizuki
茨城県出身。現在、LuckyFM茨城放送で『CANDY TUNE 桐原美月の青色RADIO』のパーソナリティーを担当しており、今も地元愛をしっかりと伝えている。CANDY TUNEの中では最年少だが、大人っぽい雰囲気もあり、グラビアでも活躍。148cmと小柄ながらステージでは存在感があり大きく感じられる。ラジオ番組の中で身長が伸びて151cmになったと報告しているので、まだまだ成長しているのかもしれない。
福山梨乃(読み:ふくやま りの)

メンバーカラー:水色
・X @rino_ct1224
・Instagram https://www.instagram.com/rinomaru_
・TikTok https://ticktok.com/@rinomaru_
東京都出身。2022年12月にCANDY TUNEのメンバーとなった。ダンス歴は20年以上で、きゃんちゅー加入以前から他のアイドルグループの振り付けを担当していたくらい、ダンススキルが高い。10歳から12歳までアメリカで生活し、大学も外国語学部英語学科を卒業しており語学が堪能。今後世界に羽ばたいていく時に強い武器になりそうだ。他、バスケットボールが好きで日本バスケットボール協会公認のE級審判ライセンスを持っている。
小川奈々子(読み:おがわ ななこ)

メンバーカラー:ミントグリーン
・X @nachico_ct1001
・Instagram https://www.instagram.com/__nchisan__
・TikTok https://ticktok.com/@__nachisan__
北海道出身。ブランドプロデューサーとしての経験もあり、ファッションセンスに優れ、おしゃれへの関心度も高い。特にこだわっているのは“前髪”で、InstagramやTikTokに前髪を整える動画や、前髪を切った報告をするなど、前髪への意識も高い。9年間のフィギュアスケート歴があり、現在のダンスやステージパフォーマンスでの表現力の豊かさ、しなやかな動き、バランス感覚の良さにつながっている。
南なつ(読み:みなみ なつ)

メンバーカラー:オレンジ
・X @natsu_ct0317
・Instagram https://www.instagram.com/nattanntan/
・TikTok https://ticktok.com/@nattanntan
東京都出身。目鼻立ちのくっきりしたところが特徴であり、魅力。アイドルグループのマネージャーを勤めていたこともある。自身はアイドル経験がなかったが、アイドルが好きという情熱は変わっておらず、CANDY TUNEとして活動し始めてからは努力を惜しまず、ダンスなどを習得し、他のメンバーにも負けないパフォーマンスを見せてくれている。2019年に『ミスiD』でViVi賞を獲得したほか、スタイルの良さを生かしてグラビアでも活躍している。
立花琴未(読み:たちばな ことみ)

メンバーカラー:赤
・X @kotomi_ct0525
・Instagram https://www.instagram.com/kirihara_mizuki
・TikTok https://www.tiktok.com/@kirihara_mizuki
福岡県出身。2023年2月14日にCANDY TUNEのメンバーに。身長が165cmで、グループの中で一番の長身。特技に“モダンバレエ”があるが、6歳の時に始めて、およそ10年間続けたという。中学の時も部活に入らずバレエに取り組み、高校2年の時に地元のダンスコンテストで優勝という結果を残している。モダンバレエで身につけた表現力、真剣に取り組む姿勢が今の活動にもしっかりと生かされている。
宮野静(読み:みやの しずか)

メンバーカラー:紫
・X @shizuka_ct0530
・Instagram https://www.instagram.com/miyano_shizuka
・TikTok https://www.tiktok.com/@miyano_shicha
神奈川県出身の宮野は、2023年2月14日からCANDY TUNEに加入を発表。趣味はゲーム、アニメ、映画鑑賞と幅広く興味を持っており、特技に歌唱とダンスをあげている通り、ステージパフォーマンスに優れている。メンバーからイジられることも多く、愛されキャラとして親しみを持たれている。普段のしゃべり声の可愛さとライブなどのパフォーマンス中の雰囲気とのギャップも魅力。SNSも上手に活用しておりファンとの交流を大切にしている。
村川緋杏(読み:むらかわ びびあん)

メンバーカラー:ピンク
・X @bibian_ct1203
・Instagram https://www.instagram.com/murakawabibiann/
・TikTok https://www.tiktok.com/@murakawabibiann
福岡県出身の村川は、明るくポジティブな性格で、グループの中でもムードメーカー的な存在。服飾関係の道を進む予定だったが、タレント活動を継続することを発表し、2023年2月14日にCANDY TUNEのメンバーとして新たな道に踏み入れた。10年間のアイドル活動という大きな経験によって、ステージ映えのするパフォーマンスでファンを魅了。表情豊かなところも含めて、目が離せない存在となっている。
■きゃんちゅーの推しポイント3つ!
◎ライブパフォーマンス

CANDY TUNEは“ライブ”によって成長してきたグループと言える。2023年3月14日にSpotify O-EASTでのデビューステージに始まり、6月26日にSpotify O-WESTで初の単独公演を開催。10月にはZepp Shinjukuでも行い、2024年には2月にタイで開催されたイベントに出演して初海外ステージも体験。3月から4月にかけてツアーも開催。2025年は春のツアーに加えて秋にもツアーが決定している。
順調にキャパの大きな会場へとステップアップしているが、ライブにおける“ファンサービス”も動員を引き上げている大きな理由となっている。7人がファンのこともしっかりと見ていて、キチンとファンサービスをする。それによってファンもライブに“参加”している気持ちになり、リピーターも増加。ライブ中に撮影可の時間があって、そこでメンバーたちのファンサービスを収めることもできる。楽しませてくれるライブは一度体験するとハマること間違いなし。
◎SNSとの親和性
CANDY TUNEはSNSを積極的に取り入れている。メンバーそれぞれがX(旧Twitter)、Instagram、TikTokで動画などを発信し、それによっていろんな人が知ることとなり、楽曲はもちろん、メンバー個々のことも拡散していくこととなる。ライブにおいても、一部撮影可にして、ライブの様子をファンがSNSなどにアップして広がっていくということがすでに通常化しているので、CANDY TUNEに限らず、バズるためには必要不可欠な手法になっていくだろう。
◎ビジュアルと世界観の完成度

CANDY TUNEの世界観を体現しているのが衣装やMVなど。衣装は、メンバーカラーを生かしながら、リボンなどの小物にもこだわって作られている。MVもCANDY TUNEのキラキラした可愛さをうまく引き出す映像ディレクターが手がけており、「倍倍FIGHT!」は、CUTIE STREET「かわいいだけじゃだめですか?」や超ときめき♡宣伝部の「ハピラブルー」の江口香菜、「キス・ミー・パティシエ」を手がけたかとうみさとは「エトセトLOVE YOU」のMVも手がけている。
▼【MV】CUTIE STREET「かわいいだけじゃだめですか?」https://youtu.be/jZqTz1G8G04?si=L6gT1Cq6gsP-HZrX
▼超ときめき♡宣伝部 / 「ハピラブルー!」-Music Video-
▼【MV】CANDY TUNE「エトセトLOVE YOU」
■『THE FIRST TAKE』で披露した「倍倍FIGHT!」
▼【MV】CANDY TUNE「倍倍FIGHT!」
2024年3月16日の『CANDY TUNE 1st ANNIVERSARY TOUR 2024』で初披露した「倍倍FIGHT!」。4月24日に配信リリースされると、先の『SNSとの親和性』でも触れたようにメンバー自身もSNSを活用してショート動画を拡散し、TikTok『楽曲チャートトップ50』人気曲ランキング50』で同時1位になるほどのヒットへと自ら導くことができた。もちろん、キャッチーな楽曲で、真似しやすくて楽しいダンス(振付)という、リリースに届きやすい要素がたっぷり盛り込まれていたからこそのヒットだと言える。“倍の倍のFIGHT 倍倍FIGHT by CANDY TUNE”という言葉の響きもクセになる感じ。2025年3月8日、リリースからおよそ11ヶ月経ったところでMVが公開されたが、公開2ヶ月で驚きの1000万回再生を突破。まだまだ伸びていきそうだ。
▼CANDY TUNE – 倍倍FIGHT!/ THE FIRST TAKE
5月23日、CANDY TUNEが『THE FIRST TAKE』に登場。ジャンプして「うわぁ!」「真っ白!」「YouTubeで見たとこだ!」とテンション高め。どうやら、原宿から飛んできたらしい。改めて挨拶をしてヘッドフォンをつけ、手を伸ばして円陣を組んで気合いを入れ「倍倍FIGHT!」を披露。スタンドマイクの前でもしっかりと手の振りを付けて、手と表情でいろんな感情を表現している。
緊張感を持ちながらも、徐々にカメラ目線も増え、笑顔も増えて、きゃんちゅーらしい楽しさ、明るさがより際立つようになっていく。歌い終わった時の満足げな表情から、やり切ったことが伝わってきた。
■ CANDY TUNEが気になるならこれを聴け!人気曲3選
「キス・ミー・パティシエ」
1stアルバム『CANDY TUNE』収録曲で当初からファン人気が高かったが、真似しやすい振付とキャッチーさでTikTokをきっかけに広がり、2024年8月にシングルCD化された。パティシエへの思いをお菓子づくりにたとえ、不安を感じたり、強がったりする、複雑な乙女の恋心を表現。“愛してる”“愛してね”という言葉を多用することで、一途な思いが感じられ、同時に強い意志も感じる共感度の高い曲に。MV再生回数は2025年5月22日現在950万回を超えた。
「必殺あざとポーズ」
2023年11月17日に配信リリースされた楽曲。タイトルどおり、MVでは冒頭からメンバーたちがほっぺに指を当てたり、顔ハートを作ったり、“あざとかわいい”ポーズを連発。振付もさまざまなあざとポーズが取り入れられており、きゃんちゅーの“KAWAII”を象徴する楽曲として大人気。FRUITS ZIPPERの「わたしの一番かわいいところ」を手がけたナカジマセイトがMV監督を務めており、7人の魅力をしっかりと引き出し、2025年5月22日現在111万回再生に達している。
「推し♡好き♡しんどい」
2025年4月23日にリリースされたこの曲は、ヒャダインが作詞作曲を担当した“推し活共感ソング”。「好きすぎてしんどい」という複雑な気持ちが詰め込まれていて、曲調もコロコロと目まぐるしく変化し、それが気持ちの浮き沈みとリンクしていたりする。MVは約1ヶ月で86万回再生。メンバーがアイドルの姿だけでなく、オタクの格好もしていて両方からの視点、気持ちがわかるものとなっている。ヒャダインが着ぐるみ姿で登場するところにも注目したい。
■CANDY TUNE の最新情報をチェック

4月に行われた愛知、大阪、東京を回る2周年記念ツアーは全公演完売で、追加公演の5月4日・5日の千葉・幕張イベントホールも大盛況のうちに幕を下ろした。そして10月には『CANDY TUNE JAPAN TOUR 2025 -AUTUMN-』の開催が決定。8都市を回るツアーできゃんちゅーのパフォーマンスをぜひ目撃してもらいたい。
TEXT BY 田中隆信
▼CANDY TUNE 最新情報はこちら
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