■「私がたいせつな人たちに伝えたいことがとてもストレートに歌えた曲になりました」（tuki.）
北村匠海主演、綾野剛、林裕太共演の映画『愚か者の身分』（10月24日公開）より、兄弟のように寄り添いながら“闇”から抜け出そうともがく3人の姿が胸に迫る本予告映像と本ビジュアルが解禁された。
さらに、本作の主題歌がtuki.の楽曲「人生讃歌」に決定。tuki.にとって初の映画主題歌となる。
自身の経験を基に書いた『マルチの子』が各種メディアで話題となった西尾潤のデビュー作『愚か者の身分』（徳間文庫）を、岩井俊二の元で長年助監督として活躍した永田琴が監督。北村匠海×林裕太×綾野剛の実力派キャストが魂の競演を魅せる本作は、貧しさから闇ビジネスの世界に足を踏み入れてしまい、抜け出せなくなった3人の若者たちの運命と、友との絆を描く内容。
彼らの“3日間”の出来事を、3人それぞれの視点が交差するトリック感のある展開でエンターテインメントに仕上げながら、若者たちの貧困、世界に侵食される日本、闇ビジネスの深淵など、今多くの人が感じている共感できる社会的テーマも織り込まれている。
今回解禁された予告編は、戸籍売買を行うタクヤ（北村匠海）と弟分のマモル（林裕太）が肩を組みながら歌舞伎町でつかの間の青春を楽しむ姿から始まる。劣悪な家庭環境からこの世界に居場所がなく、生活のために“闇”で生きるしかなかったふたり。タクヤをこの道に誘った兄貴分的存在で、裏社会の運び屋・梶谷（綾野剛）は、タクヤに頼まれた2枚の偽造免許書をなぜ作ったか問いかけると、タクヤは自分がマモルをこの世界に引きずり込んだから抜けさせたかった、と本音を漏らす。
一方、半グレたちが血相を変えてタクヤを追い詰めていく。タクヤはマモルの未来を、梶谷はタクヤの身を案じ、危険とわかりながらも共に一縷の望みをかけ動きだす。いったい、タクヤは何を仕掛けたのか？ 3人の互いを想う気持ちが交差し疾走する3日間の逃走劇が始まる。
裏社会に身を落とした若者たちが、本当に信じたものとは――。目が離せない緊迫感溢れる映像となっている。
■tuki.が主題歌「人生讃歌」を担当
そして、ギリギリの今を生きる男たちに、“人生美しい そう思えればいいのに”と寄り添う主題歌「人生讃歌」を、2024年の『第75回NHK紅白歌合戦』に現役女子高生シンガーソングライターとして初出場を果たし注目を集めたtuki.が、本作のために書き下ろし。
tuki.は「私がたいせつな人たちに伝えたいことがとてもストレートに歌えた曲になりました。映画と楽曲を是非お楽しみに」と、映画とともに自身の想いを込めた楽曲になったと語っている。
さらに解禁された本ビジュアルには、タクヤ、マモル、梶谷の3人が、ネオン輝く新宿・歌舞伎町の街をバックに肩を寄せ笑いあう姿と「生まれ変わるんだ。」のコピーが。“闇ビジネス”の世界で生きるしかなかった3人に、この先どんな未来が待っているのか――。
この秋、3日間ノンストップで疾走する逃亡サスペンスが幕を開ける。
■tuki. コメント
ままならない現実に直面する登場人物たちに寄せて「人生讃歌」という曲を提供させていただきました。結果的に、私がたいせつな人たちに伝えたいことがとてもストレートに歌えた曲になりました。映画と楽曲を是非お楽しみに。
映画情報
『愚か者の身分』
10/24（金） 全国公開
出演：北村匠海
林裕太 山下美月 矢本悠馬 木南晴夏
綾野剛
監督：永田琴
脚本：向井康介
原作：西尾潤『愚か者の身分』（徳間文庫）
配給：THE SEVEN ショウゲート
(C)2025 映画「愚か者の身分」製作委員会
作品サイト
https://orokamono-movie.jp/
tuki.
