■「絶滅と隣り合わせの『偶然と必然の生命たち』をお伝えしたいと思います」(福山雅治)
福山雅治が、国立科学博物館にて11月1日から2026年2月23日まで開催される特別展『大絶滅展―生命史のビッグファイブ』の展覧会スペシャルナビゲーターに就任することが決定した。
生命が誕生してから40億年、地球上では幾度も生命の危機が訪れた。しかし生命は、危機を乗り越え、絶滅したグループに代わるグループがあらたに繁栄することを繰り返すことで、多様に進化を遂げてきた。言わば、大量絶滅は生命の繁栄を促した現象だと捉えることもできる。本展では、その中でも規模の大きかった5回の「大量絶滅」事変(通称「ビッグファイブ」)を、化石や岩石に残された様々な証拠から紐解き、「生き物たち」の生存をかけた進化の歴史を辿る。
「ビッグファイブ」をテーマとする特別展は、国立科学博物館では初となる。各種の古生物や火山、古気候・古海洋などを専門とする国立科学博物館の研究者10名による監修で、様々な角度から5回の大量絶滅の謎に迫る。
今回、展覧会スペシャルナビゲーター就任が決定した福山雅治が、展示映像(一部)のナレーションや音声ガイドを通して、大量絶滅をめぐる生命進化の軌跡を案内する。さらに、第二会場では福山が世界各地で撮影してきた絶滅の危機に瀕している動物たちの写真を展示する。
■注目の展示内容
今回、全米有数の自然史博物館のひとつであるデンバー自然科学博物館から貴重な標本が多数来日。日本初公開の標本を展示する。さらに、日本からは全長約6mの世界最古のステラーダイカイギュウの全身化石を世界初公開するなど、「ビッグファイブ」や生命史を紐解く貴重な標本を多数紹介。そして、本展のために大量絶滅と関連の深いモロッコにおいて発掘調査を実施し、三畳紀末の絶滅に関わる火山活動の調査結果などを世界初公開する。
■福山雅治 コメント
『ホットスポット』の旅をはじめてから10年以上の歳月が流れました。その間地球は想像を超える速さで姿を変えています。我々の「地球を知る速度と深度」も変わったのかも知れません。
我々人類もコロナ禍を経て現代を生きています。そんな変化の中で、生きものたちは、どんなふうにくらしを変えてきたのか。彼らのたくましさ、そして命のつながりを自分の目で見てみたい。今回、新たな旅に出られることに、胸が高鳴っています。“絶滅”という重く、そして全ての生命が向き合う苛烈な現実を知る旅でもあります。国立科学博物館の“大絶滅展”とNHKスペシャル『ホットスポット』が連動しながら、過去と現在、そして未来を想像する視点で、進化の不思議を見つめていきます。今回の『ホットスポット』の舞台はガラパゴス諸島。進化の実験場とも呼ばれる大自然の中で、絶滅と隣り合わせの「偶然と必然の生命たち」をお伝えしたいと思います。
イベント情報
『大絶滅展―生命史のビッグファイブ』
11/01(土)~2026/02/23(月・祝)東京・国立科学博物館
※休館日あり
『大絶滅展―生命史のビッグファイブ』サイト
https://daizetsumetsu.jp
福山雅治 OFFICIAL SITE
https://fmsp.amob.jp/
