timeleszの松島聡が、兵庫県南あわじ市で「鳴門海峡の渦潮」をモチーフにアート作品を制作した。
■アート作家として活動するtimelesz松島聡にあわじ市がオファー
timeleszの松島聡は、2023年9月に表参道ヒルズで『松島聡コ。展』を開催するなど、アート作家としての活動にも取り組んでいるが、このたび初めて、自身が手掛けるアート作品で地域とのコラボレーションにチャレンジすることとなった。
松島聡がコラボレーションするのは、兵庫県南あわじ市。人口約4万人、淡路島の南端に位置し、世界遺産登録が期待される「鳴門海峡の渦潮」を臨む、豊かな産品に恵まれた風光明媚な地域だ。
現在南あわじ市では、鳴門海峡の渦潮にいちばん近い観光施設である「道の駅うずしお」のリニューアル整備を進めており、2025年10月下旬の開業が予定されている。リニューアルにあたり同市は2024年秋、施設のエントランスへの全幅6メートルの大型デジタルサイネージの設置と、上映する映像コンテンツの企画募集を公示した。
多くの企業が参加したこの企画コンペを勝ち抜き、事業を受託することとなった企業と同市が、松島聡の現代アートの取組みに強く関心をもち、デジタルサイネージに上映するアート作品の制作をオファー。この提案を松島聡が快諾し、今回のアートコラボが実現することとなった。
■松島聡デザイン&命名キャラ「淡路うず助」誕生
デジタルサイネージ「うずしおビジョン」では施設を訪れる観光客に、四季折々、訪れた季節のグルメや景色、アクティビティを捉えた映像コンテンツの上映が予定されている。加えてこのアートコラボの実現により、松島聡が「鳴門海峡の渦潮」にインスピレーションを受けて制作した「うずしおビジョン」のシグニチャーキャラクターが画面上に登場、地域の魅力を紹介、国内外にアピールをしていくこととなる。シグニチャーキャラクターは松島聡により「淡路うず助」と命名され、このたびその原画が公開された。
このアート作品の制作にあたって松島聡は、実際に地域を訪問して渦潮観察の観潮船に乗船し、鳴門海峡の渦潮の迫力を間近に体感。当日は海峡一帯にガスがかかっており大変神秘的な体験となったようだ。
「その力強さには、怖ささえも感じましたが、同時に自然の生命力を感じ、不思議な感動が残りました」と語る松島聡。「自然と共に生き、海や地球環境を守る大切さを、子どもから大人まで幅広い世代に届けていきます。海のことや自然のことを一緒に学んで、守っていきたい」との思いを込めて、この「淡路うず助」をデザインした。
今後「淡路うず助」の原画は市に寄贈され、市からの様々な情報発信の場面で活躍することになるだろう。「道の駅うずしお」のリニューアルオープン後、この「うずしおビジョン」でアート作品が上映されることになれば、多くの人が施設を訪問し、地域の魅力をSNSなどでも発信していくことになる。今回のアートコラボは、地域の活性化、地方創生に大きく寄与することは間違いないだろう。
timeleszの活動、俳優としての活動もますます多忙を極めるなか、アーティストとしてのあらたな一歩を踏み出す松島聡。映像の公開時期や映像コンテンツの内容については続報される予定なので、新情報を楽しみに待とう。
■松島聡 コメント
「鳴門海峡の渦潮」のインスピレーションについて
生まれて初めて見た渦潮は、壮大なエネルギーと
激しい水の音の迫力がすごく圧巻でした。
自然が生み出す“力”の凄まじさに圧倒されると同時に、
その姿にはどこか神秘的で幻想的な美しさもあり、
まるで芸術作品を見ているような感覚になりました。
その力強さには、怖ささえも感じましたが、
同時に自然の生命力を感じ、不思議な感動が残りました。
また、世界中から訪れた観光客たちがそれぞれ歓声をあげたり、写真を撮ったりと、思い思いに渦潮を楽しんでいて、改めてこの自然現象が多くの人に愛され、親しまれていることを実感しました。
僕も、心の中に大きなエネルギーをもらったような気がしています。
(C)So Matsushima/STARTO ENTERTAINMENT
■【画像】松島聡がデザイン&命名した「淡路うず助」
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