映画『秒速5センチメートル』が、9月17日~26日に韓国・釜山で開催される『第30回釜山国際映画祭』の【オープンシネマ部門】に正式出品されることが決定。主演の松村北斗、奥山由之監督から喜びのコメントが到着した。
■松村北斗の『釜山国際映画祭』参加は『キリエのうた』(2023年)以来2度目
アジアを代表する映画の祭典として常に注目を集めている『釜山国際映画祭』。なかでも、【オープンシネマ部門】は、人気・芸術性に富んだ新作や、国際的に評価された作品が選出され、メイン会場である「映画の殿堂」の野外スクリーンにて釜山最大の座席数(5,000席規模)で上映される釜山国際映画祭を代表する部門として知られている。
『秒速5センチメートル』の海外での上映は、釜山国際映画祭が初めて。今回の上映はインターナショナルプレミアとなる。
映画祭の正式出品が決定したことを受け、過去、同映画祭のA Window on Asian Cinema部門に選出された『キリエのうた』(2023年)以来2度目の参加となる松村北斗と、釜山国際映画祭への参加は初めてとなる奥山由之監督より、喜びのコメントが到着した。
■映画『秒速5センチメートル』ポスタービジュアル
■松村北斗 コメント
釜山国際映画祭の「オープンシネマ部門」という大変名誉ある部門への出品を、心から嬉しく思います。
この作品は奥山監督を筆頭に、チーム全員が心血を注いで完成させた、並々ならぬ情熱の結晶です。
18年前に新海誠監督が世に送り出した名作アニメーション。今、まさに当時の新海監督と同じ年代、同じ葛藤を抱えた世代のチームで挑みました。
この映画がどれほどの速さで、どこまでいくのか。
もう散ってしまった、しかし忘れられない美しいあの日の桜のように、観る人の心にそっと降り積もる作品となることを祈っています。
■奥山由之監督 コメント
釜山国際映画祭オープンシネマ部門への正式出品、大変光栄に思います。
主人公である貴樹の半生を主軸に、幼少期の純真さ、青春の高潔さ、大人になることの惑いを描いた本作が、アジアを代表する映画の祭典でどのような鑑賞体験を生み出すことになるのか、緊張と高揚が入り混じる心持ちです。
釜山の風を感じられる野外スクリーンで、日本の四季折々が収められた『秒速5センチメートル』を鑑賞できることがとても楽しみです。
■アジアでの海外配給も決定
さらに『秒速5センチメートル』のアジアでの海外配給も決定した。
新海誠監督作品が、圧倒的人気を誇るアジア。新海誠監督の原作アニメーション『秒速5センチメートル』は、アジアパシフィック映画祭「最優秀アニメ賞」、イタリアフューチャーフィルム映画祭で「ランチア・プラチナグランプリ」を受賞するなど、世界でも大人気を誇っているが、特にアジア圏では、アジアパシフィック映画祭の受賞で評価を受け、原作アニメーションに加え、新海誠監督自らが書き下ろした『小説 秒速5センチメートル』も中国語・韓国語・ベトナム語・タイ語・インドネシア語などに翻訳・出版され、多くの人に愛されている。
新海誠監督のアニメーション作品としては初の実写映画となる本作も、世界からの注目と期待が高まっており、今後さらに多くの国・地域での配給が決まっていく予定だ。
■映画情報
『秒速5センチメートル』
10月10日(金)全国公開
出演:松村北斗 高畑充希
森七菜 青木柚 木竜麻生 上田悠斗 白山乃愛
岡部たかし 中田青渚 田村健太郎 戸塚純貴 蓮見翔
又吉直樹 堀内敬子 佐藤緋美 白本彩奈
宮崎あおい(「崎」は、たつさきが正式表記) 吉岡秀隆
原作:新海誠 劇場アニメーション『秒速5センチメートル』
監督:奥山由之
脚本:鈴木史子
劇中歌:山崎まさよし「One more time, One more chance ~劇場用実写映画『秒速5センチメートル』Remaster~」
配給:東宝
(C)2025「秒速5センチメートル」製作委員会
■関連リンク
映画『秒速5センチメートル』作品サイト
https://5cm-movie.jp
