timeleszの原嘉孝が、2025年冬公開予定の映画『初恋芸人』で主演を務めることがわかった。
■原嘉孝が演じるのは、怪獣ネタで舞台に立ちながらも鳴かず飛ばずの売れないピン芸人
『初恋芸人』は、特撮番組の脚本執筆やUMA(未確認生物)研究家としても活躍している中沢健の作家デビュー作が原作。大槻ケンヂ、切通理作、枡野浩一など多くのサブカル関係者の他、児童文化作家の那須正幹や直木賞重受賞作家の朱川湊人からも絶賛され、2016年にはテレビドラマ化。
さらに、2025年8月から小学館のオリジナルコミックアプリ「マンガワン」でもこやま仁によるコミカライズの連載がスタートした異色の恋愛小説がついに映画化される。
売れないピン芸人・佐藤賢治は、怪獣ネタで舞台に立ちながらも鳴かず飛ばず。彼女いない歴=年齢で、妄想の世界にだけ居場所を見つけていた。嫌な相手を怪獣に見立て、自分をヒーローとして戦わせることで心を保ってきたのだ。
そんな彼の前に現れたのが、市川理沙。佐藤を「面白い」と言ってくれる彼女との時間は、初めての恋のときめきに満ちていた。しかし、不器用な佐藤は想いを伝えられないまま、市川から距離を置かれてしまう。やがて明かされる市川の秘密…。『初恋芸人』は、何かになりたかった人たちに捧げる、「何物でもないもの」の物語だ。
本作で映画初主演を務めるのは、timeleszの原嘉孝。怪獣ネタで舞台に立つ売れないピン芸人として活動しながら初めて自分の「面白い」と言ってくれた市川と出会い、初恋に落ちる佐藤賢治を見事に演じる。本作の撮影当時は、一俳優として初主演の抜擢を受け、撮影。その後『timelesz project -AUDITION-』を経て、timeleszメンバーとしてデビューを果たしている。
原は映画初主演となることについて「芸人さんの役は初めてで、プライベートでお笑いライブに通った日々を思い出します」と初主演で芸人役を演じる苦労を語った。
今回、メガホンを執るのは映画『獣手』で第57回シッチェスカタロニア国際映画祭、第28回タリン・ブラックナイト映画祭など国内外映画祭で受賞経験がある夏目大一朗が脚本と監督を務める。主演を務めた原に対して「いつもキラキラ輝く原さんにはキラキラを封じてもらい賢治役を熱演してもらった」と感謝を表した。
主人公である佐藤賢治に原を決めた本作の企画・プロデュースの小浜圭太郎は「原さんの温かさとリーダーシップが現場を一つにし、最高のチームワークを生み出しました」と映画初主演でありながら、座長としての振る舞いに感心させられたと語った。
また、『初恋芸人』が9月13日から開催される『しまなみ映画祭』と、10月17日から開催される『ゆうばり国際ファンタスティック思い出映画祭2025』で特別上映されることも決定した。詳細は映画のオフィシャルサイトで。
(C)「初恋芸人」フィルムパートナーズ
■映画情報
『初恋芸人』
公開:2025年冬公開予定
原作:中沢健「初恋芸人」(小学館「ガガガ文庫」刊)
主演:原嘉孝
監督・脚本:夏目大一朗
企画・プロデュース:小浜圭太郎
プロデューサー:峯松里香
後援:尾道観光協会 因島観光協会
協力:小学館
製作:「初恋芸人」フィルムパートナーズ
配給:ギグリーボックス
■関連リンク
映画『初恋芸人』作品サイト
https://hatsugei.com
timelesz OFFICIAL SITE
https://starto.jp/s/p/artist/24
https://ovtp.jp/
