北村有起哉が主演を務め、仲間由紀恵と共演するフジテレビ系木曜劇場『小さい頃は、神様がいて』が10月9日からスタート。
このたび、北村と仲間の脇を固める住人や小倉家の一員として、小野花梨、石井杏奈、小瀧望、近藤華、阿川佐和子、草刈正雄という実力派俳優陣の出演が決定した。
■小野花梨、石井杏奈、近藤華、阿川佐和子、草刈正雄の出演も決定
『最後から二番目の恋』シリーズなどで知られる脚本家・岡田惠和の最新作で、完全オリジナル脚本となる本作は、ふたりの子を持つ小倉渉(北村有起哉)と、その妻・あん(仲間由紀恵)を中心に、登場人物たちの人生模様をユーモラスかつ、温かく届けるホームコメディ。
物語は、19年前、小倉夫婦があることがきっかけで「子どもが二十歳になったら離婚する」という約束を交わすところから始まる。その言葉をすっかり忘れてマイペースに生きてきた夫・渉と、その言葉を心の支えとして過ごしてきた妻・あん。まったく異なる想いを抱えたふたりが何気ない日常のなかで、少しずつ心を揺らしていく姿を、繊細かつ軽やかに描いていく。
■小野花梨&石井杏奈、公私ともに仲良しのふたりが約10年ぶりの再共演で“恋人役”に
小野が演じるのは、渉やあんたちが住む三階建てのレトロマンション「たそがれステイツ」の二階の住人で、スーパー銭湯で働く樋口奈央。明るく社交的な性格で、誰とでもすぐに打ち解けるところが魅力の奈央は、職場でも丁寧で品のある笑顔が好評で優秀。
一方、石井が演じるのは、奈央のパートナー・高村志保。同じく二階で奈央と暮らす志保は、奈央とはまるで正反対の性格。人見知りで、とりわけ男性が苦手な一面もあり、つい奈央の陰に隠れてしまうことも。けれどその内面には、思いやりにあふれた優しさと、自分なりの信念を秘め、芯のある女性。そんな志保は料理上手で、奈央と同じ職場内のフードコートで厨房の仕事に励んでいる。
高校の同級生だったふたりは、やがて恋人同士に。相思相愛のふたりの趣味はキャンプで、「いつか一緒にキッチンカーを開く」という夢を胸に、日々を大切に生きている。
■舞台で培った実力派・小瀧望&次世代の表現者・近藤華が“兄弟役”で初共演
小瀧が演じるのは、小倉家の長男・順。幼い頃から消防車が好きだった順は、その夢をかなえ、現在は消防士として奮闘中。実家を出て、寮生活を送りながらも、家族への思いやりは変わらず、どこかヒーローのような存在感を放っている。礼儀正しく、誠実で、誰に対しても優しく接する順は、まるで“天使”のような爽やかな青年。
そして、小倉家の長女・ゆずを演じるのは、若手注目株の近藤。ゆずは私立大学に通う2年生で、映画研究会に所属し、将来の夢は映画監督。現在は自主映画作りに熱中している。実家暮らしをこよなく愛し、自立心はゼロ。両親にはつい甘えてしまいがちだが、どこか憎めない末っ子気質で、マイペースに日々を楽しんでいる。
小瀧はWEST.のメンバーとして、音楽、バラエティ、舞台など多方面で活躍しながら、俳優としても着実にキャリアを積み重ねてきた。2015年の舞台『MORSE-モールス-』での単独初主演を機に、俳優としての才能を本格的に開花。舞台『エレファント・マン』(2021年)では、難役を圧倒的な身体表現と豊かな感情表現で演じ切り、「第28回読売演劇大賞」の杉村春子賞および優秀男優賞をW受賞。
その演技力の高さは、舞台だけにとどまらず、『鹿楓堂よついろ日和』(2022年/テレビ朝日系)や『刑事7人』シリーズ(2022、23年/テレビ朝日系)など、映像作品でも発揮。舞台で培った柔軟な演技力を生かし、作品ごとに異なる役柄を巧みに演じ分けてきた。
本作では、小瀧が持つ優しさや誠実さが、そのまま順という人物に重なり、視聴者の心に温かく届けられる。なお、小瀧がフジテレビの連続ドラマに出演するのは、本作が初。近藤の初共演にも期待が高まる。
■草刈正雄&阿川佐和子が映像作品で初共演
草刈が演じるのは、元・レコード会社勤務の永島慎一。定年後も5年間働き続けたのち、現在は完全リタイアし、地域のラジオ体操や町内会活動に精を出す“ご近所の人気者”。毎朝のラジオ体操では、見本を務める“指導係”的な存在で、おばあちゃんたちの間では“推し”になっている。
長年、仕事一筋で家庭を顧みなかった過去への“罪滅ぼし”として、今は掃除・洗濯・料理と全力投球。ただし、あまりの真面目さゆえに、ときに空回りすることも。
そんな慎一の妻・さとこを演じるのは阿川。さとこもまた、若い頃は慎一と同じレコード会社で働いていた。慎一とは職場恋愛の末、結婚。一見、慎一のほうがモテているように見えるが、実はモテモテだったのはさとこのほうで、慎一の猛アタックが実を結んだ。
現在は、やたらと家事に張り切る慎一に時折ツッコミを入れながらも、どこかうれしそうに見守っている。さとこのことが大好きな慎一と、誰よりも慎一を大切に思っているさとこ。そんなふたりの間には、長年連れ添った熟年夫婦ならではの、温かい空気が流れる。
■ティザー映像も公開
北村や仲間をはじめとする豪華キャストが集結したティザー映像も初公開。冒頭、仲間がつぶやく「生きてるんだけど、あの約束…」という印象的なフレーズから始まり、北村とのすれ違いを感じさせるカットへ。その後、小野×石井、小瀧×近藤、草刈×阿川、それぞれのペアの表情や関係性が丁寧に映し出される。
ラストには、主要キャスト8人が横並びで一堂に会する印象的なシーンが描かれ、登場人物たちが織りなす“つながり”の予感を感じさせる。それぞれの想いが交差する、メッセージ性あふれる映像となっている。
夫婦、家族、隣人、そして“自分自身”の人生とどう向き合って生きていくのか。それぞれの登場人物が抱える想いや葛藤を、繊細かつ軽快なタッチで描き出す『小さい頃は、神様がいて』は、10月9日22時スタート。
■小瀧望 コメント
Q:本作のオファーを受けて
フジテレビの連続ドラマに出演させていただくのは今回が初めてですし、木曜劇場という歴史ある枠に自分も出演させていただけること、そしてかつてWEST.のメンバーもお世話になった枠ということもあり、感謝と少しの緊張が入り混じっています。ちょっと大人な雰囲気のホームドラマに、自分がどう溶け込んでいけるのか…今から楽しみです。Q:台本を読んでみて
岡田さんの台本は、セリフだけでなく、ト書きや補足の書き方がとても繊細で、“このニュアンスってどう表現しよう?”と演じ手としてワクワクさせられます。まだ共演者の皆さんとの掛け合いが始まる前ですが、そのやり取りの中でどんな空気が生まれるのか、僕自身、出演者でありながら一視聴者としてもすごく楽しみにしています。Q:小倉順という役について
僕が演じる順は、本当に気持ちいいくらいにまっすぐで爽やか。無垢(むく)で、真っ白で、ピュアな青年です。少し実年齢より若い設定なので若干不安もありますが(笑)。視聴者の皆さんに“こんな息子がいたらいいな”と思っていただけるような存在を目指したいです。僕自身、家族とはとても仲が良くて、母とはランチや映画にも行きますし、家族との関係性には共感する部分がたくさんあります。また、順は消防士という役柄なのですが、ちょうど撮影前に“体をしっかり作ろう”と思ってジムに通い始めていたので、まさかのタイミングに驚きました!制服姿もリアルに見えるよう、体作りにも力を入れていきたいと思います。実は、役作りの一環で消防署に行こうかと本気で考えていたのですが、制作スタッフさんが用意してくださった資料が丁寧で…危うく不審者になるところでした(笑)。Q:共演者について
北村さんとは先ほど(インタビュー前に)初めてお会いしたのですが、おちゃめな方で、もっとお話したいなと思いました。“お父さん”として、これからご一緒できるのが楽しみです。仲間さんとは音楽番組でご一緒したことはあるのですが、ドラマでの共演は初めてです。作品の中で、自然な“親子の空気”を作っていけるよう、少しずつ距離を縮めていけたらと思っています。そして、妹役の近藤さんとも初共演で、先ほどお会いしました。11歳差なので…ちょっと衝撃でした(笑)。でも、撮影では“妹思いのお兄ちゃん”として、しっかり包み込めるような存在でいたいと思います。Q:放送を楽しみにしている視聴者へメッセージ
まず、木曜劇場という舞台でお芝居できることが素直にうれしくて、出演が決まった時からずっとワクワクしています。このドラマは、登場人物たちがさまざまな問題に向き合いながらも、思わず笑ってしまうようなやりとりがあったり、ちょっとハッとさせられたり、時にはじんわりと心が温かくなって涙がこぼれるような…そんな物語です。岡田さんの脚本をはじめ、スタッフの皆さん、そしてステキな共演者の方々と一緒に、この世界観に息を吹き込んでいけたらと思っています。出演者としても一視聴者としても、本当に楽しみな作品です。ぜひご期待ください!
(C)フジテレビ
■【動画】木曜劇場『小さい頃は、神様がいて』のティザー映像
■番組情報
フジテレビ 木曜劇場『小さい頃は、神様がいて』
10月9日スタート
毎週木曜 22:00~22:54 ※初回15分拡大
出演者:北村有起哉、小野花梨、石井杏奈、小瀧望、近藤 華/阿川佐和子、草刈正雄、仲間由紀恵
脚本:岡田惠和
プロデュース:田淵麻子
制作プロデュース:熊谷理恵、渡邉美咲
演出:酒井麻衣
制作協力:大映テレビ
制作著作:フジテレビ
■関連リンク
『小さい頃は、神様がいて』番組サイト
https://www.fujitv.co.jp/chiikami2025/

