大ヒット公開中の映画『ベートーヴェン捏造』。その公開前日にサプライズ発表されたのが、ベートーヴェンの一番弟子・リースを演じる井ノ原快彦の出演。彼と主演・山田裕貴の対決シーンのメイキング映像が解禁となった。
■「山ちゃんが主演だと聞いて、ぜひやりたいと思いました」(井ノ原快彦)
耳が聞こえないという難病に打ち克ち、歴史に刻まれる数多くの名曲を遺した偉大なる天才音楽家・ベートーヴェン。誰もが知るそのイメージは、秘書による「でっちあげ」だった! そんなスキャンダルの真相に迫ったノンフィクションを基に、バカリズム脚本×関和亮監督、ベートーヴェンへの愛が重すぎる忠実なる秘書・シンドラー役・山田裕貴、シンドラーから熱烈に敬愛されるベートーヴェン役・古田新太の共演で贈る『ベートーヴェン捏造』が現在全国公開中だ。
その劇中で山田演じるシンドラーと、井ノ原快彦演じるベートーヴェンの一番弟子・リースの対決シーンのメイキング&コメント映像が解禁された。
■【動画】『ベートーヴェン捏造』山田裕貴&井ノ原快彦の対決シーンメイキング
■山田裕貴&井ノ原快彦、長年のバディが生み出す絶妙な面白シーン裏話!
ドラマ「特捜9」で長年バディとして共演してきた山田の主演映画ということで、二つ返事で出演を快諾したという井ノ原は「絡みのシーンは一つしかなかったけれど、ずっと一緒にいる感覚で、慣れていて、彼もマインドが優しい人なので受け止めてくれてやりやすかった」と現場について振り返っている。
井ノ原が演じたのは、ベートーヴェンの愛弟子であるフェルディナント・リース。解禁となったのは、ベートーヴェンから不名誉なあだ名をつけられたり、卵をぶつけられたりしていたシンドラーが、リースの止まらない「ベートーヴェン先生からの愛されエピソード」に卒倒しそうになるシーンのメイキング映像。井ノ原が「(リースは)天然で愛される人だったんだろうなと想像して、シンドラーに対して自慢してマウントを取るのではなく、ただただ楽しかったエピソードを話すだけ。天然で話す方が心が痛むと、山ちゃん(山田)も言っていた」と役作りについて明かした。
とにかく楽しそうにベートーヴェンとの思い出を披露するリースにはまったく嫌味はない。ベートーヴェンの死後、勝手に“ベートーヴェンの親友”と記した名刺を配りまくり、音楽関係者に怪しまれていたシンドラーとは違い、真にベートーヴェンから愛されたリースに完全敗北するシンドラー。山田と井ノ原の息のあった真逆の演技に、思わず現場スタッフも笑ってしまうシーンとなっている。
また「かなり昔の話を、今の日本の、フランクな感じでやる。でも、細かいところにはこだわりがあって、その中で今っぽい喋りでやるのが面白いので、細かいところも見て頂けると楽しいと思います」と井ノ原が語る通り、セットには一瞬しか映らないものの、市川紗椰演じる愛妻・ハリエットと二人で描かれた肖像画がたくさん飾られいわゆる“リア充”な人生を謳歌しているリースと、人生のすべてをベートーヴェンだけに捧げた孤独なシンドラーとの対比も表現されている。
■本作の舞台・ウィーンでの上映も決定!
さらに、本作の舞台であるウィーンで行われるJapannual日本映画祭での公式上映が決定(10月5日予定)。すべてが日本で日本人によって撮影された本作が、現地ウィーンの観客にどう受け止められるのかにも注目だ。
■映画情報
『ベートーヴェン捏造』
9月12日(金)全国公開
原作:かげはら史帆『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』(河出文庫刊)
主演:山田裕貴
出演:古田新太、染谷将太、神尾楓珠、前田旺志郎、小澤征悦、生瀬勝久、小手伸也、野間口徹、遠藤憲一
新原泰佑、前原瑞樹、藤澤涼架、堀井新太、坪倉由幸 他
脚本:バカリズム
監督:関和亮
企画・配給:松竹
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■関連リンク
『ベートーヴェン捏造』公式サイト
https://movies.shochiku.co.jp/beethoven‐netsuzou/