これまで数多くのアーティストたちの“一瞬一瞬に込めた想い”を生々しく、かつ鮮明に切り取ってきた『THE FIRST TAKE』があらたなコンテンツをスタートさせる。その名も『HIGHLIGHT(ハイライト)』。
記念すべき第一回目を飾るのは、BE:FIRST・SOTA。約2分間、SOTAの超絶技巧を堪能してほしい。
■『THE FIRST TAKE』が贈る “個の輝き”を鮮明に切り取る新シリーズ
◎『HIGHLIGHT』とは?

ダンス・楽器演奏など様々なジャンルにフォーカスを当て、『THE FIRST TAKE』本編では伝えきれていないアーティストの魅力や、グループの中の一人などその人だけが放つ輝きにスポットライトを当てていく新企画。
一発撮りのパフォーマンスを至近距離から複数のカメラで撮影。”近さ・生々しさ”、臨場感溢れるパフォーマンスを楽しむことができる。
◎第一回目を飾るのはダンスで人々を魅了する、SOTA(BE:FIRST)
そんな『HIGHLIGHT』第一回目を飾るのは、BE:FIRST・SOTAである。
BE:FIRST以前から、そのダンススキルが高く評価され、ダンサーとして活躍していたSOTA。ダンスの世界大会で優勝する腕前を持っており、BE:FIRSTが誕生するきっかけとなったオーディション『THE FIRST』でもそのスキルを存分に発揮してデビューを勝ち取った。
また、オーディション中からラップの才能を開花させていき、今では自身のラップリリックを制作するなど、グループの中でも存在感を示している。同時に、今もなおダンスの実力を磨き続け、BE:FIRSTの楽曲で多々振り付けを担当している。HIPHOPとPOPを融合させた彼のスタイルは、非常に華やかで、ダンスに詳しくない人でも目を奪われるほど。BE:FIRSTのダンスの骨子とも言える存在だ。
■特別アレンジ!SKY-HI「No Flexin’」でSOTAがパフォーマンス
◎ここでしか聴くことができない!特別アレンジの「No Flexin’」
SOTAが自身のダンススキルを遺憾なく発揮するために選んだのは、BE:FIRSTの生みの親であるSKY-HIが2025年3月26日に配信リリースした「No Flexin’」だ。
派手な外見や表面的なことにとらわれず、夢や未来に対して実際に多額の資金を賭けて成功させてきたSKY-HI流のヒップホップドリームを歌った同曲は、夢を追いかけてダンサーからキャリアチェンジしたSOTAにも通ずる。
そして、『HIGHLIGHT』では1コーラス終わった後にダンスパートを挟み、原曲にはないSOTAを歌ったオリジナルのバースが続くという、同コンテンツのためだけにアレンジされたスペシャルな「No Flexin’ -HIGHLIGHT Remix-」になっているのも特筆すべき点だ。
◎パフォーマンスの見どころ
「No Flexin’」に乗せたSOTAのダンスには見どころがぎっしり詰まっている。そのいくつかをご紹介したい。
【SOTAらしいダンスの質感】
映像を途中で停止せずに観終えた時、まず出てくるのは“SOTAらしい”という感想ではないだろうか。アイソレーションを多用したり、細かなヒットを打ったり、激しいステップを入れたり…。そして、ボディを斜めにするなどのシルエットにも、“SOTAっぽさ”が感じられる。
一見してすぐ、らしさが伝わってくるのはSOTAが自分のダンスを確立している証拠だろう。
そのうえで楽曲に合わせた遊び心あるムーブも混ぜ込んでおり、“SOTAらしさが見れる安心感”と“楽曲にあった表現”が組み合わさることで、“「No Flexin’」だからこそ観られるSOTAのダンス”が生まれているのではないだろうか。
【緩急ある、オリジナルの振り付け】
「No Flexin’」のDance Videoを見ると、THE SPC BOYS CLUBのリーダー・NAGI thespcstpprが作った素晴らしい振りが楽しめるが、『HIGHLIGHT』では、SOTAの感性が存分に反映された振り付けが披露されている。
イントロ部分はゆったりとリズムを感じているようなムーブを見せ、リラックスしながらステージ上を歩き回る。歌が始まると同時に歌のリズムとビートの音を組み合わせながら一気に動き始め、早いステップやアイソレーション、ヒットを用いたテクニカルなムーブを見せていく。
サビ前になるとスローモーションのような動きをしたり、振り数を少なくしたり、緩めにグルーヴを感じられるダンスへ。そしてサビでは再び激しく動き出す、という美しいメリハリを見せている。
サビ後半部分の振り数が少なくなっているのも、その後に続くダンスパートとオリジナルバース部分を引き立たせるためなのだろう。こうした構成の美しさにも注目だ。
【細かなテクニック】
全体を通して観ていくと、細かな部分に高度なテクニックが詰まっている。
例えば、00:19のシーン。右の肩と上腕部分だけで小さくヒットを打っている。この一部分だけでヒットを打つのは、なかなかに難しい。
また、00:38からのムーブ。上半身を激しく動かしつつも、左足の上に重心を乗せて右足は上げたまま。さらに上半身で大きくヒットを2回打ってから右足を下ろしている。これは正しく重心が左足に乗っていることに加えて体幹の強さも必要になってくる。
00:44からのムーブでは、左足の足運びが加わったり、左足をやや曲げたりする動きもしている。しなやかかつ強靭な筋肉、そして高いボディコントロール力があってこそできる動きだ。
一朝一夕ではできない動きがさり気なく組み込まれているあたり、改めてSOTAのスキルの高さを痛感した。
■SOTA「僕がどう音楽を受け取って表現しているのか」
『HIGHLIGHT』撮影後、SOTAに感想を聞いてみることに。
Q1.今回のパフォーマンスの注目ポイント。
SOTA:基本的には「ここ!」というポイントはなく、この2分間を“飽きさせない2分間”にすることを意識しながらフリースタイルで踊りました。観てくださる方々に「僕がどう音楽を受け取って表現しているのか」が伝わったら、嬉しいなと思います。強いていうのであれば、01:04のサビで抜く箇所は「No Flexin’」という楽曲そのもののバースの勢い、颯爽感から、一気に緩急をつけることを意識していたかもしれません。
Q2.パフォーマンス楽曲のセレクト理由や、アレンジについて
SOTA:最初にお話をいただいた時に我らがボス、SKY-HIさんの楽曲でパフォーマンスしたいなと思い、その中でもフレッシュでイケていると感じている「No Flexin’」を希望いたしました。せっかく『HIGHLIGHT』の第一回目に出演させていただけるということだったので、自分から社長に「自分のバースを歌ってもらえないか」というお願いをし、今回のバージョンができました。お忙しかったと思うので申し訳ないのですが、自分のバースを制作いただけて、本当に嬉しかったです。
自分の武器を過剰に誇示せず、それでいてしっかりと輝きを見せたSOTA。この先も輝き続ける彼に注目し続けたい。
TEXT BY 高橋 梓
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