8月25日にデジタルシングルとしてリリースされた「カリスマックス」。
Snow Man公式YouTubeでも同時にMVが解禁され、公開されるや否やキャッチーで思わず踊ってみたくなるパラパラダンスサウンドが話題となり、1か月以上経った今(10月6日現在)もYouTubeで人気のミュージックビデオ10位には「カリスマックス」MVがランクインしているほどの中毒性抜群の楽曲だ。今回はその「カリスマックス」の魅力について考察する。
■一度聴いたらハマる「カリスマックス」
・発売日:2025年8月25日
・作詞:MUTEKI DEAD SNAKE・鈴木まなか・Hiroki Sagawa (Relic Lyric, inc.)
・作曲:Hiroki Sagawa・MUTEKI DEAD SNAKE・鈴木まなか(Relic Lyric, inc.)
・編曲:Hiroki Sagawa・鈴木まなか(Relic Lyric, inc.)
◎Snow Man初デジタルシングルランキング2週連続1位
デジタル配信がスタートしたタイミングで集計された、2025年9月3日公開『Billboard JAPAN 総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”』(集計期間2025年8月25日~8月31日)では「カリスマックス」が首位を獲得。初週ダウンロード数1位、ストリーミング数16位と、ともにSnow Man最多の記録を獲得し、同Billboard JAPANの動画とラジオチャートも2位にランクインを果たした。
9月10日に公開された『オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング』でも週間DL数1.0万DL(10,192DL)で、2週連続1位を獲得。(集計期間2025年9月1日~9月7日)
YouTubeでも8月25日の公開から1か月以上経っているにも関わらず、5,474万回再生(10月6日16時20分現在)でYouTubeで人気のミュージックビデオ10位にランクイン。追って9月1日に公開された「カリスマックス」Dance Practiceも1,091万回再生(10月6日16時20分現在)で同ランキング6位にランクインと、勢いはとどまることを知らない。
◎懐かしくも新しいパラパラサウンド
キャラクターやアパレルブランド、ゲームに音楽、おもちゃまで平成カルチャーのリバイバルブームが起きている令和の今、ベストなタイミングでリリースされたのが「カリスマックス」だ。
1990年代〜2000年代に日本で一世を風靡した“パラパラ”を、今時なダンスサウンドやラップテイストを織り込んでSnow Man流にアップデートされた曲ということで、Snow Manファンだけでなく平成を生きた人々や令和の若者などライト層にまで刺さり、ウケるべくしてウケたのかもしれない。
◎過去最多250人と踊るMV
「カリスマックス」MVでは、怠惰な学生が勉強熱心になったり、お客の少ない中華料理店が繁盛したり、老人ホームの老人たちが元気に踊りだしたり、野球選手が急にヒットを連発したり、会社員がバリバリ働き出したりと、Snow Manが人々を“カリスマ”へと導く様子描かれており、遊び心もふんだんに詰め込まれたストーリーとなっている。
渋谷のスクランブル交差点で過去最多の250人のカリスマになった人々とSnow Manが踊るシーンも圧巻だ。
▼Snow Man ‘カリスマックス’ Music Video
◎ダンスプラクティス動画ではコスプレ姿を披露
メンバーが消防士や平成のギャル男、ホストに医者と、それぞれが“なってみたい”カリスマ”に扮して踊る『カリスマックス’ Dance Practice』では、「阿部ちゃんの医者役がドラマで見てみたい!」「ふっかのギャル男ハマりすぎ」などビジュアルを絶賛する声も集まっていた。
さらに宮舘涼太がオマージュしたと見られる金髪ロン毛サングラスの元ホストROLANDも動画を引用する形で「転生したらスノーマンのセンターだった件。」とコメントし、話題を呼んだ。
▼Snow Man ‘カリスマックス’ Dance Practice
◎#カリスマックスプロジェクト
TikTokやYouTubeショートなど、Snow ManオフィシャルSNSでは『#カリスマックスプロジェクト』と題してみんなを“カリスマ”にするためのさまざまなコンテンツが連日投稿され、何度も見ているうちに耳に残り、また聴きたくなるというループにハマってしまうという仕掛けも。
短い「カリスマックス」動画を見て、本家MVやダンスプラクティスのロング動画との違いはどこだったか、つい見比べたくなってしまうため、どちらも再生数が伸び続けているのかもしれない。
■海外でも広がる「カリスマックス」旋風
◎Snow Man初の韓国音楽番組に出演
8月28日には、韓国の音楽専門チャンネル・Mnet『M COUNTDOWN』(通称「Mカ(エムカ)」)で「カリスマックス」英語バージョンをフルサイズでパフォーマンス。
日本では日本語バージョンの披露が基本となっているだけに、新鮮な英語でのパフォーマンスは注目を集めた。黒スーツにメンバーカラーを取り入れたシャツ姿でパフォーマンスする9人の様子は、番組YouTubeでも動画が配信されている。会場に駆け付けたファンの熱のこもった「カリスマックス!」という掛け声も圧巻だ。
▼’SPECIAL STAGE’ Snow Man(스노우맨) – CHARISMAX #엠카운트다운 EP.903 | Mnet 250828 방송
◎メンバーそれぞれにフォーカスした”チッケム”動画が話題
さらに番組公式YouTubeでは各メンバーにフォーカスした「カリスマックス」英語バージョンパフォーマンスのチッケム映像が公開されており、それぞれの踊り方や歌い方、魅せ方を存分に楽しむことができる。
中でもどこのポジションでも常に全力で踊り続ける宮舘の動画はSnow ManファンのみならずK-POPファンの間でも話題となり、「舘様のパフォーマンスにうっかり沼落ちしてしまった」「チッケムの申し子すぎる」「毎日見てます」などの声がコメント欄に書き込まれている。
◎K-POPアーティストも踊ってみた動画を投稿
「カリスマックス」の波は海を渡って韓国アイドルにまで伝播し、Snow Manの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』の完コピダンスバトル企画で共演経験もあるガールズグループのILLITや、ボーイズグループのRIIZEも踊ってみた動画を公開している。
なお事務所内ではA.B.C-ZやTravis Japan、ジュニアも「カリスマックス」ダンスを披露。さらにガチャピンムックや関口メンディー、アバンギャルディと国内でも踊ってみた動画が次々と公開されている。
@illit_official
@riize_jpn
@abcz_zproject 似てる、、のか?いや全然違くない?踊りたくなるカリスマックス!!🕶️ #カリスマックスチャレンジ #カリスマックス #ABCZ
@travisjapan_capitol #それスノ ありがとうございました!✨ #TravisJapan @七五三掛龍也/Ryuya Shimekake #Shime #Machu
@jr_official_tiktok
@jr_official_tiktok 4everカリスマ🕶️ #SpeciaL 林蓮音/松尾龍/和田優希/中村浩大 #4ever_SpeciaL #4すぺ #カリスマックス #SnowMan
@gachapinofficial ガチャムクでMAX😎💚❤️🪩 #ガチャピン #ムック #SnowMan #カリスマックス #カリスマックスチャレンジ
@mandy7jr Snow Man「カリスマックス」踊ってみた✨ メンディーverどう? スノ担さんと一緒に盛り上がりたい♡♡ 誰が推しメン ディー?コメントで教えてね👇 踊れば分かる #カリスマックス #snowman担と繋がりたい #snowman #カリスマックスチャレンジ #mandysekiguchi @Snow Man_MENT RECORDING
@nona_avantgardey カリスマックス!!🕶️ @マッチャンアバンギャルディ @miyuu @Snow Man_MENT RECORDING 📢アバンギャルディ初のコラボLIVE 『AVANT JAM』👩🏻🎤@アバンギャルディ avantgardey 9/7(日)東京公演 🎫チケットぴあにて発売中❣️ #avantgardey #アバンギャルディ #CHARISMAX #カリスマックス#SnowMan
◎世界5都市を周る初のPOP-UP
Snow Man初のポップアップイベントが2025年8月30日のソウルを皮切りに、10月台北と続き、バンコク、日本では大阪、東京での開催も予告されており、世界5都市をめぐる予定となっている。
さらに2025年8月にはバンコクで開催の大型音楽フェス『SUMMER SONIC BANGKOK 2025』に出演。12月には、日韓国交正常化60周年を記念したスペシャルゲストとして、韓国KBSの人気音楽番組主催のK-POP合同コンサート『2025 MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPAN』にも出演予定。
また岩本照はドルチェ&ガッバーナ、目黒蓮はフェンディ、向井康二はバーバリー、渡辺翔太はトッズと、それぞれがヨーロッパで開催の2026春夏ハイブランドコレクションに出席しており、着々と海外進出へ駒を進めているようだ。
▼Snow Man 1st POP-UP – Behind The Scenes / SEOUL #1 –
▼Snow Man 1st POP-UP – Teaser / SEOUL –
▼Snow Man 1st POP-UP – Teaser / TAIPEI –
■中毒性の高い「カリスマックス」を歌詞解説
◎キャッチーな歌詞と中毒性の高いフレーズ
Are you ready?
Everybody make some noise誰も真似できやしないな
Star の Guidance CHARISMA
バズりまくり 常にTacticalに CHARISMA
Haterたちにご提案 ディスるより
Do what you love CHARISMA
朝から晩まで Ring a Ring a ling勝ちや負け 気にするの論外
「ミスるの問題」
とか言ってんのが大問題
Alright 自分が正解Everyone 必ず信念を貫く
We are! We are! No.1CHARISMAX
最強のマインド CHARISMAX
時代塗り替える CHARISMAX
世界が驚く
どいつもこいつも Crazy Crazy man
常識壊してゆく CHARISMAXまるで人生はStageみたいだ
皆が役者 CHARISMA
何でもできる そう君は何でもできる
CHARISMAX
Wannabeたちにご提案 今すぐに
Do what you want CHARISMA
世界に響かす Ding a Ding a ling空気は読むより変えてく Style
はみ出す天才
てか愛想笑いなんてしない
Alright 答えは明快Everyone 必ず信念を貫く
We are! We are! No.1CHARISMAX
才能解き放つ CHARISMAX
進化をし続ける CHARISMAX
限界超えてゆく
どいつもこいつも Crazy Crazy womanEveryone 必ず信念を貫く
We are! We are! No.1CHARISMAX
最強のマインド CHARISMAX
時代塗り替える CHARISMAX
世界が驚く
どいつもこいつも Crazy Crazy manCHARISMAX
才能解き放つ CHARISMAX
進化をし続ける CHARISMAX
限界超えてゆく
どいつもこいつも Crazy Crazy woman
常識壊してゆく CHARISMAX作詞:MUTEKI DEAD SNAKE・鈴木まなか・Hiroki Sagawa (Relic Lyric, inc.)
作曲:Hiroki Sagawa・MUTEKI DEAD SNAKE・鈴木まなか(Relic Lyric, inc.)
編曲:Hiroki Sagawa・鈴木まなか(Relic Lyric, inc.)
冒頭の《誰も真似できやしないなStar の Guidance CHARISMAバズりまくり 常にTacticalに CHARISMA》では、Snow Manが誰かの道しるべになることを誇りに思って、戦術的(Tactical)に緻密な努力と計算をもってバズを起こしていることを歌っているように思える。
《勝ちや負け 気にするの論外「ミスるの問題」とか言ってんのが大問題 Alright 自分が正解》《Everyone 必ず信念を貫くWe are! We are! No.1》の部分では、世間やSNSの評価ではなく、「完璧じゃなくてもいい、自分が正解という信念を持って挑戦する姿勢こそが大切」と言っているように感じる。
サビの《最強のマインド CHARISMAX 時代塗り替える CHARISMAX》では、カリスマ+MAXを掛け合わせた造語“カリスマックス”を《Crazy Crazy man》《Crazy Crazy woman》を交えて伝えることで、最大限の自分を更新し続けるために、自分たちやリスナーを鼓舞する意味合いや、《まるで人生はStageみたいだ 皆が役者 CHARISMA》と歌っていることから、カリスマ性は性別や境界にも縛られないという意味、「誰もが自分の舞台で輝ける」「俺たちもファンもみんなが主役だ」といった意味も込められていそうだ。
《時代塗り替える》《限界超えてゆく》《常識壊してゆく》という言葉はデビュー以降アイドルの枠を超えて挑戦し続けるSnow Manの姿そのものにも思え、Snow Manの歩んできた道を重ねるとなお感慨深い。
Snow Manは「カリスマックス」を通して、「自分の信念を貫き、常識を壊して進化するカリスマであれ」「他人と比べるのではなく、限界を超えるのは“昨日の自分”だ」と歌っているのではないだろうか。
■Snow Manの最新情報をチェック!
11月5日にはニューアルバム『音故知新』の発売も予定されているSnow Man。さまざまな時代の音楽やカルチャーに触れながら、「もしSnow Manが歌ったら…」というテーマの元、多種多様なジャンルの音楽を表現した楽曲が収録された『音故知新』から、リードトラックである「TRUE LOVE」MVも公開され、アルバムへの期待は高まるばかり。
▼Snow Man ‘TRUE LOVE’ Music Video
アルバムを引っ提げ5大都市をまわるドームツアー『Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON』では11月15日の札幌ドーム公演を皮切りに福岡・東京・愛知・大阪と2026年1月18日まで走り続けるSnow Manから、今後も目が離せない!
TEXT BY 吉田 藍
▼Snow Manの最新情報はこちら
https://www.thefirsttimes.jp/keywords/231/


