借金取りに追われながら東京へ逃げてきた母親が、ふたりの子供の夢を叶えるためにドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていく衝撃のヒューマンサスペンス映画『ナイトフラワー』。
11月28日に公開を控える本作で、新境地を開拓した北川景子、森田望智、佐久間大介(Snow Man)、渋谷龍太らキャストに、メガホンを執った内田英治監督が勢ぞろい。本編やメイキング映像を交えながら、作品にかけた思いや撮影エピソードを語るスペシャルトーク映像が公開された。
■キャストが思わず涙した&心震えた名シーンとは
映像の冒頭、「自分の役以外で魅力的だったキャラクターは?」というトークテーマについて森田は、多摩恵が所属するジムの会長・多田(光石研)が魅力的に感じたと回答し、本編ではカットになったが、撮影現場では爆笑をさらったとあるシーンでのエピソードを披露。
佐久間は、本作で麻薬密売の元締めとして俳優デビューを果たした渋谷の演技が「すごかった」というが、「緊張しすぎて記憶がない」と語る渋谷に、満場一致で「素晴らしかった」と絶賛する場面も。
また、「完成した本編を観て、思わず涙した、心が震えたシーンは?」というお題では、北川が試写会で思わず泣いてしまったという、物語終盤の多摩恵の試合シーンが話題に。北川は「(森田が)現場で泣けるかなって仰っていたけれど、たくさん涙が出ていて、私はその涙を見ていたから、その時の情景を思い出して…」と撮影を振り返り感情移入してしまったと語る。
さらに、夏希の娘・小春を演じた渡瀬結美は、演技未経験ながらバイオリンの腕前はジュニアコンクールで入賞するほどで、そんな小春のバイオリンのシーンは「涙なしでは見られない!」と一同が声を揃える。
内田監督は、生活に困窮した夏希が子供たちに餃子を食べさせる場面を泣けるシーンに挙げ、北川の切ない演技に内田監督のみならず、スタッフも涙したという。観る者の心を揺さぶる子役の演技も見所のひとつだが、内田監督の手腕が光る演出術も映像のなかで明かされている。
最後に、映画を観る人たちに届けたい“希望”について、それぞれが熱い思いをコメントするなかで、北川は「それぞれの“愛”がテーマになっている作品。人が人を愛したり、愛されたりすると今までできなかったこともできるようになって、人間が愛に突き動かされる様が詰まっている。身近な人を愛したくなったり、大切にしたくなると思います」と、メッセージを送っている。
■【動画】『ナイトフラワー』スペシャルトーク映像
■映画情報
『ナイトフラワー』
11月28日(金)全国公開
原案・脚本・監督:内田英治
エンディングテーマ:角野隼斗「Spring Lullaby」
出演:北川景子 森田望智 佐久間大介(Snow Man) 渋谷龍太 / 渋川清彦 池内博之 / 田中麗奈 光石研
配給:松竹
(C)2025「ナイトフラワー」製作委員会
■関連リンク
映画『ナイトフラワー』作品サイト
https://movies.shochiku.co.jp/nightflower