星野源の最新アルバム『Gen』より「Glitch」のMVが公開された。
■【動画】星野源「Glitch」MV
■MVは、ある種の詩的な文明批評とも言える楽曲の世界観を体現
「Glitch」は、2025年5月にリリースされた5thアルバム『Gen』のオープニングトラック「創造」(スーパーマリオブラザーズ35周年テーマソング。今年の『紅白歌合戦』で披露予定)と同時期である、2020年ごろから制作がスタートした楽曲。
当時のプリプロダクション段階で生録音されたベーシックトラックをはじめ、星野の友人であるLAのミュージシャン、Louis Coleが2010年にYouTubeで公開したドラム演奏の音源をサンプリングしたビート、そして2025年に録音されたボーカルやストリングスなど、異なる時期・環境で生まれた音たちが、すべて星野の手によって構築され、ひとつの楽曲として完成した。
公開されたMVは、楽曲タイトルが示すとおり、PCのデスクトップ画面上で「グリッチ(≒一時的なシステム障害)」が無数に発生していく構成の、驚異的な映像作品。監督を務めたのは、映像制作ユニット「擬態するメタ」。今回のMVのために撮影&制作された膨大な実写映像や写真、CG、アニメーションに加え、星野自身が出演するフッテージなどをメインに、ホラーエンタテイメント番組『ゾゾゾ』の映像など、実際にネット上に公開されている既存のコンテンツもわずかながら使用されており、それら各種素材が混在する形で、焦燥感溢れるビートと爽やかさのなか、どこかセンチメンタルなメロウネスを湛えたサウンドの上で目まぐるしく展開していく。
壁紙やユーザーサポートキャラクターをはじめとした、インターネット&ゲームカルチャーとの接続を彷彿とさせる細部のモチーフも、本楽曲のリリックやサウンドと強く呼応しており、ある種の詩的な文明批評と言っても過言ではない楽曲の世界観を体現している。
アルバム『Gen』からは、これまで「Star」「Mad Hope (feat. Louis Cole, Sam Gendel, Sam Wilkes)」「2 (feat. Lee Youngji)」「Memories (feat. UMI, Camilo)」の4本のMVが公開されてきたが、今回の「Glitch」が同アルバムから最後に公開される映像作品となる。
アルバム『Gen』リリース、そして全国&アジアツアーの開催と、デビュー15周年イヤーを駆け抜け、立ち止まることなく多彩な表現を更新し続ける星野源。今後は、12月31日放送の『第76回NHK紅白歌合戦』への出演をはじめ、2026年には俳優・松重豊との音楽番組『おともだち』の放送、初の韓国アリーナ公演『Gen Hoshino Live in Korea “약속”』の開催、『YELLOW MAGAZINE+』会員限定コメンタリーツアー『星野源と山岸聖太のにっぽん副音声紀行』、さらに3月には『星野源のオールナイトニッポン』放送開始10周年を記念したオンラインイベントの開催を控えている。今後のさらなる展開にも期待が高まる。
■リリース情報
2025.05.14 ON SALE
ALBUM『Gen』
2025.09.17 ON SALE
ANALOG『Gen』
2025.11.14 ON SALE
DIGITAL SINGLE「いきどまり」
■関連リンク
星野源 OFFICIAL SITE
https://www.hoshinogen.com/