2月6日に全国公開となる映画『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM@NAGASAKI 月光 ずっとこの光につながっていたんだ』の完成披露上映会が、1月29日に東京・丸の内ピカデリー ドルビーシネマにて開催され、福山雅治が登壇した。
本作は、2024年10月13日に長崎スタジアムシティのこけら落としとして行われた福間雅治のフリーライブ『Great Freedom』を映画化した作品。長崎スタジアムシティのクリエイティブプロデューサーも務める福山雅治自身が監督を務め、“ライブを超えたライブ体験”を追求した意欲作として公開前から注目を集めている。
満員の観客から大きな拍手と歓声に迎えられて登壇した福山は「本日はお越しいただきまして、ありがとうございます。地球上で初めてこの作品を観ていただいた皆さんです。ぜひ感想を聞かせていただければと思っていますので、ぜひ積極的に参加していただけたらうれしいです」と挨拶。
イベントでは、本編ラストにスペシャルトラックとして収録されている楽曲「Moon」の弾き語り映像についても言及。福山は「ずっと編集スタジオで作業していたんですが、最後に観に来てくださった方へのボーナストラックがほしいよね、という話になって。(本作の『Great Freedom』が)2024年に開催したライブなので、もう少しフレッシュなものを最後に表現できたらと思いました」と撮影した意図を明かした。
撮影は2025年11月、編集の最終段階で一発撮りで行われたと言い、「『月光』というタイトルにもぴったりで、本で言うなら“あとがき”のような、独特の余韻を感じてもらえたら」とコメントした。
■観客とのトークコーナーも
上映直後の会場には、余韻に浸る観客の姿が多く見られ、司会が「泣いた方はいらっしゃいますか?」と問いかけると、あちこちから手が挙がる場面も。福山はそれを見渡しながら、「あ、泣いてない人もいるんだ」と笑顔を見せ、場内には和やかな笑いが広がった。
観客とのトークコーナーでは、感想とともに質問が一人ひとりから寄せられ、福山がそれに丁寧に答えていく形で進行。「ライトの演出や福山の歌声、ギター、キーボードまで含めて全部が良くて、とても感動しました」「長崎のライブの記憶、現在の福山さんの姿と、その時に聞いた自分の思いと、今のましゃ(福山の愛称)が重なって、何とも言えない気持ちになった」「“桜坂”が昔から大好きな曲で、タオルを振っていた当時のことを思い出した」などの感想が上がり、福山自身も熱い感想に耳を傾けていた。
シンガーソングライターを目指す観客からは、楽曲制作に行き詰まったときの向き合い方について質問が寄せられた。福山は「イメージがあるということは、もう脳内では作曲ができているのではないかと。かすみを掴むような感覚かもしれないけれど、イメージがあれば必ずできると思うので」と話し、「ギターだけでなく、PCを使った宅録でで作ってみると、刺激を与えられて、イメージに近いサウンドから作っていく方法もあります」と自身の制作方法を交えながらアドバイスを送った。
また、前作の『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』にも登場した“少年”の存在について触れられると、福山は「ふたつあります」と前置きし、「ひとつは、クリアに“僕自身”だということ」、そしてもうひとつは「当時の僕のような気持ちを持っている人も、きっといるんじゃないかと思ったんです」と続けた。
そして、「今回の彼は、スタジアムシティで行われているライブを、少し遠くから観ている。積極的に参加していく、行ける人じゃない、行けない人なんですよね。僕自身も正直じゃないというか、素直じゃないというか。そういう自分をどこかにもうひとり置きたいなと思ったんです」と、少年に託した心情を明かした。
出身地・長崎で行われたフリーライブについては、「みんながひとつになって盛り上がる、長崎がひとつになる瞬間でもある。でもその一方で、どこか乗り切れない気持ちを持っている人も、必ずいるだろうなと思って。僕はどちらかというと、そっち側の人だったんですよね」と語り、「そういう人もいるし、自分のなかにも素直になれない自分、ちょっとひねくれているところがある。その存在を、あの少年に重ねています」と締めくくった。
さらに、同世代の観客から体調管理や回復方法についての質問が投げかけられると、「完全に回復することはないですね」とコメント。「8割くらい回復していればいいと考えて、とにかく睡眠の質を大事にしています」と明かした。
トレーニングについては「週に1回、ウェイトトレーニングをスケジュールに入れています。ベンチプレスは100キロを3回、多いときで4回」と具体的な数字も挙げ、「筋肉量が増えることで代謝が上がり、回復が良くなる。そのための準備ですね」と、ライブに向けた身体づくりへの考えを語った。
■デビュー登場の思い出話も
トークの終盤には、デビュー当時の思い出話も飛び出した。観客から声への魅力や、地方イベントでの記憶が語られると、福山は「(福島)輸入博に来られてたんですか?」と反応。当時、アンパンマンショーがトリで、自身は前座だったことを振り返り、「時間が押して、アンパンマンをずらせないから1曲削ってほしいと言われたんです。いい思い出です」と懐かしそうに笑った。
最後に福山は、本作について「前作で得た知見をもとに、やっていくとさらに良いものになるのではないかという手応えを、僕自身もスタッフも感じながら作ってきました。今、しっかりと手応えを感じています」と語り、「ぜひ多くの方にご覧いただきたいです」と呼びかけた。
続けて、「今日は本当にありがとうございました。普段からライブをご覧になっている方も多いと思いますが、ライブで感じる良さと、ライブフィルムでしか表現できない良さがあると思っています」と述べ、「ぜひ改めてお時間がありましたら、ライブフィルムに没入して楽しんでいただけたらうれしいです」とコメント。
さらに、「本日は人類で最初にご覧になっていただきました。ありがとうございます!」と感謝の言葉を添えた
観客一人ひとりの言葉に丁寧に耳を傾け、作品に込めた想いと、長崎という場所、そして観客との距離の近さが強く感じられる時間となった本イベント。最後は大きな拍手に包まれ、完成披露上映会は終了した。
■【動画】『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM@NAGASAKI』新予告
■映画情報
『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM@NAGASAKI 月光 ずっとこの光につながっていたんだ』
2月6日(金)全国ロードショー
監督:福山雅治
出演:福山雅治 柊木陽太
配給:松竹
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■関連リンク
映画作品サイト
fukuyamamasaharu-livefilm.com/gekko
福山雅治 OFFICIAL SITE
https://fmsp.amob.jp/




