『第66回グラミー賞®』(2024年)と『第68回グラミー賞®』(2026年)で輝かしい功績を刻んだTyla。「Water」「PUSH 2 START」に続き、「CHANEL」も世界的ヒットを記録し、『SUMMER SONIC 2024』と2025年、初の単独来日公演での圧倒的なパフォーマンスで日本でも人気が高まっている。そんな新世代グローバルスター・Tylaの魅力に迫る。
■世界が恋する“アマピアノ・クイーン”
Tyla(読み:タイラ)
・生年月日:2002年1月30日
・出身地:南アフリカ ヨハネスブルク
・デビュー:シングル「Getting Late」(2019年10月25日)
・ファンネーム:Tygers(タイガーズ)
OFFICIAL SITE https://www.tylaworld.com/
OFFICIAL SITE(SonyMusic) https://www.sonymusic.co.jp/artist/Tyla/
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◎南アフリカ発祥の”アマピアノ”をベースに独自のジャンルを確立
2002年生まれ、南アフリカのヨハネスブルク育ちのアーティスト。幼少期にアメリカのシンガー・Cassie(キャシー)やAaliyah(アリーヤ)などに影響を受け、アーティストを志す。
2019年10月25日、17歳で1stシングル「Getting Late( feat.Kooldrink)」をリリース。
2010年代の半ばに南アフリカの首都プレトリア周辺で誕生したハウスミュージックから派生したダンスミュージックであるアマピアノと、ポップス・R&Bを融合させた音楽性が評判となり、アフリカを中心に人気を集める。
▼Tyla – Getting Late (Official Video) ft. Kooldrink
◎「Water」がSNSを中心にバイラルヒット!国際的スターの仲間入り
2023年5月11日にナイジェリア育ちのシンガー・Ayra Starr(アイラ・スター)を交えて制作した配信シングル「Girl Next Door」がグローバルで2,100万回再生超えを記録。
▼Tyla, Ayra Starr – Girl Next Door (Official Music Video)
2023年7月28日にリリースした「Water」は15億回再生を超え、南アフリカ人の女性ソロアーティストとして55年ぶりに米ビルボードHOT100入りを果たした。
▼Tyla – Water (Official Music Video)
さらに、ダンスチャレンジ動画“#waterchallenge”がSNSでバズを起こしたことも後押しし、「Water」は『第66回グラミー賞®』で“最優秀アフリカン音楽パフォーマンス賞”を受賞した他、BETアワード、Billboardアワード、MTVアワード、MTV EMAなども受賞している。
Youngest African to receive a Grammy pic.twitter.com/RevP1KECYE
— Tyla (@Tyllaaaaaaa) February 7, 2024
tyla's reaction to her first grammy award 🥹🥹 @Tyllaaaaaaa #GRAMMYs pic.twitter.com/Spk3mhTd5v
— Sony Music (@sonymusic) February 4, 2024
2025年には、初の南アフリカ人アーティストとしてiHeartRadio Music Awards『World Artist of the Year』を受賞。「Water」に続き、「PUSH 2 START」がMTV Video Music Awards『Best Afrobeats Video』を2年連続受賞。さらに、2026年開催の『第68回グラミー賞®』にて自身二度目となる“最優秀アフリカン音楽パフォーマンス”を受賞した。
タイラ #グラミー賞
レッドカーペット衣装👗❤️🔥
〈最優秀アフリカン・ミュージック・パフォーマンス〉受賞おめでとう🎉🎊 https://t.co/iFdW3q0cmw— ソニーミュージック洋楽 🌞 (@INTSonyMusicJP) February 3, 2026
他にも、Nikelodeon Kidsʼ Choice Awardsで『Favorite Global Music Star』賞を受賞するなど、数々の音楽賞を受賞したことで国際的スターの仲間入りを果たす。
◎サマソニで初来日、2025年には単独来日公演を開催
Tylaの初来日は、『SUMMER SONIC 2024』だ。
TOKYO DAY2⚡
MOUNTAIN STAGE①⛰ #BEFIRST#TYLA#BABYMONSTER#NIAARCHIVES
公式サイトのPHOTO GALLERYで公開中💁https://t.co/OYVgbJauhD#サマソニ #summersonic pic.twitter.com/1LDtnacocn
— SUMMER SONIC (@summer_sonic) September 3, 2024
巨大な虎が置かれたステージに登場したTylaは、時折キュートな笑顔を浮かべ、しなやかで艶やかな歌とダンスを披露し、多数のオーディエンスを魅了した。
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その翌年2025年には、東京・有明アリーナで初の単独来日公演を行い、濃密なパフォーマンスを見せつけた。
■オーディエンスを魅了するTylaの魅力とは?
◎ジャンルを超えたサウンド
“アマピアノの女王”と呼ばれるTyla。1stシングル「Getting Late( feat.Kooldrink)」で、すでにアマピアノとポップス、R&Bを融合させた独自の音楽性を提示していたが、作品を発表するごとにジャンルの垣根を超えたあらたなポップ・ミュージックを生み出している。
大ヒット曲「Water」も収録されたデビューアルバム『Tyla』には、ナイジェリア出身のTems(テムズ)、ラテンポップ界のスター・Becky G(ベッキー・ジー)、アメリカのラッパー・Gunna(ガンナ)、ジャマイカのダンスホールレゲエアーティスト・Skillibeng(スキリベン)といったアーティストが参加し、アマピアノを軸にアフロポップ、アフロビーツ、ダンスホール、R&B、ヒップホップといった多彩なジャンルを横断。
アマピアノ特有のベースラインとディープなハウスビートが特徴的な中毒性のあるクロスオーバーなサウンドで、多くのリスナーを驚かせている。
◎曲のグルーヴを視覚的に表現したパフォーマンス
一度観たら忘れられない鮮烈な印象を残すTylaのパフォーマンス。筆者が初めて生で目撃したのは、初来日公演にあたる『SUMMER SONIC 2024』のステージだった。
時折、Tylaの代名詞のひとつである“バカルディ”と呼ばれるアフリカ生まれの腰を振るダンスを披露し喝采を浴び、くるくると表情を変えながら歌唱する姿はとてもチャーミングかつ艶やか。ダンサーたちとともに踊り、すべての音と歌と体が一体化しているような強烈なパフォーマンスを見せつけた。
水の入ったペットボトルを持ってきて、SNSでバズったダンスチャレンジ動画“#waterchallenge”のごとく自らに水をかけながらダンサーたちと一緒に踊る一幕は特に盛り上がった。サマソニきっかけでTylaならではの極上のエンターテインメント空間の虜になった日本のオーディエンスも多いはずだ。
@hernametyla Debut TV performance of Water🤍🐅
◎次世代のファッションアイコン
『メットガラ2024』でBALMAIN(バルマン)による砂の彫刻のようなカスタムドレスをまとい、初参加にもかかわらず、大きな話題を呼んだことも記憶に新しいTylaは、次世代のファッションアイコンとしても支持されている。
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Y2Kテイストに肌を多く見せるセクシーさを加えた、ヘルシーでキュートなファッションがシグネチャー。時には自ら衣装をカスタマイズすることもあり、ステージ衣装やMVのスタイリングは常に注目の的に。
@hernametyla #PUTMEINCHANEL Our chaotic night out 🏃🏽♀️➡️🏃🏽♀️➡️
2025年の初来日公演では、ミニスカート+クロップドトップスやアニマルプリント+猫耳カチューシャのタイガールックといったTylaのファッションに影響された若い女性ファンの姿が目立った。
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˗ˋˏタイラ来日公演ライブレポートˎˊ˗
┗━━━━━━━━━━━━━┛可愛さ溢れるパフォーマンスで魅了した
タイラ初単独公演のライブレポートが公開📝🔻新谷洋子さんによるライブレポhttps://t.co/KQzHcTHMZA
🔻セトリプレイリスト🎧https://t.co/2HwB58BlW8 pic.twitter.com/s3UH7dRXyN— ソニーミュージック洋楽 🌞 (@INTSonyMusicJP) November 13, 2025
■「CHANEL」のダンスカバー投稿が世界的にヒット
・作詞:Bibi Bourelly/Ian Kirkpatrick/Richard Olowaranta Mbu Isong/Douglas Ford
・作曲:Bibi Bourelly/Ian Kirkpatrick/Richard Olowaranta Mbu Isong/Douglas Ford
・リリース:2024年10月24日
◎軽やかでシャープなビートとループ感が中毒性抜群
最新シングル「CHANEL」はJustin Bieber(ジャスティン・ビーバー)、Dua Lipa(デュア・リパ)、Selena Gomez(セレーナ・ゴメス)などの楽曲を手がけるアメリカのプロデューサー・Ian Kirkpatrick(イアン・カークパトリック)とBeyoncé(ビヨンセ)の『RENAISSANCE』収録曲「MOVE」で知られるナイジェリアのプロデューサー・P2Jがサウンドプロデュースを担当。
Tylaのルーツであるアマピアノとアフロビートを取り入れ、軽やかでシャープなビートとループ感が中毒性抜群。CHANELを買ってもくれない“あなた”に対し、“私は誰のものでもないし、自力でここまで来た”という意志を突きつける、自信としなやかな官能性が溢れるエンパワメントソングである。
Tylaの歌声/ラップは、時にセクシーに、時にコケティッシュに、時にパワフルに響き、楽曲に奥行きを与えている。
◎MVは“エレガンスの教科書”
MVを手がけたのはAerin Moreno(エリン・モレノ)。Tate McRae(テイト・マクレー)の「greedy」や藤井風の「Love Like This」のMVを手がけたディレクターだ。
CHANELのアイテムやジュエリーを身につけたTylaはカメラに向かって挑発的な視線やポーズを繰り広げ、自らが高級でエレガンスな存在であることを見せつける。シチュエーションを変え、次々とルックと表情を変えていくTylaの強い芯がありながらも変化自在な魅力にも惹きつけられる映像作品だ。
◎SNSで多くのアーティストがダンスカバー
「CHANEL」はJustin Bieber(ジャスティン・ビーバー)がSNSで取り上げたことをきっかけに注目度が上昇。TWICE、ATEEZ、BABYMONSTERなどによるダンスカバー動画が相次いだ。
@twice_tiktok_official
@ateez_official_ you gotta make me freeze #ATEEZ #에이티즈 #SEONGHWA #성화 #YUNHO #윤호
@babymonster_yg_tiktok freeze ❕ #BABYMONSTER #베이비몬스터 #CHIQUITA #치키타
TOMORROW X TOGETHERのYEONJUNが韓国・ソウルで初雪が積もるなか、ブラックのレザージャケットをなびかせ、セクシーなダンスを見せた動画も話題に。
また、単独来日公演のスペシャルゲストとして登場し、Tylaに愛とリスペクトを捧げたパフォーマンスを行ったBE:FIRSTは「Respect for TYLA!!」というメッセージ付きで6人全員で「CHANEL」のダンス動画を投稿している。
■Tylaの世界観を堪能!おすすめ楽曲5選
「IS IT」
リリース前からTylaのSNS上で音源の一部が断続的に公開され、ファンを渇望させつつ、2025年7月にリリースした夏をテーマにした楽曲。アマピアノとレゲトンのような力強いビートを融合させたダンサブルなサウンドと、Tylaの悩ましげでエモーショナルなボーカリゼーションが特徴的だ。
MVではバカルディを披露するなど、挑発的に踊るTylaの姿が全開。男性ダンサーを突き放したり、翻弄しながらも、ともに見事なダンスを踊りつつ、最後はひとりでダンスフロアへと足を運ぶストーリーが意味深長。“あなたと仲良くなりたい”という気持ちを何度も自問自答し、悩ましさを高めていく2025年のサマーアンサムだ。
「Water」
アマピアノ、ポップス、R&B、アフロビーツを融合させたメロウで革新的なポップミュージック。2023年の夏を涼やかに彩り、『第66回グラミー賞®』で“最優秀アフリカン音楽パフォーマンス”を受賞したTylaの代表曲だ。“あなたが何を提供できるか見せて。もう話だけでは飽きたの”と突きつける挑戦的な歌詞。肉体的な興奮を求めるキャッチーなコーラスが何度も繰り返され、情熱を高めていく。
MVの後半のコーラス部分で登場する背中に水をかけて踊るシーンがSNSでバズを起こしたダンスチャレンジ動画“#waterchallenge”を生み出すきっかけに。Travis Scott(トラヴィス・スコット)による「Water (Remix)」も制作され、ふたりが共演したMVも話題を集めた。
▼Tyla, Travis Scott – Water (Remix – Official Music Video)
「PUSH 2 START」
デビューアルバム『TYLA』のデラックス・エディション『TYLA +』に収録されており、2024年10月に「TYLA +」と同時リリースされた。アマピアノ、ポップ、R&B、レゲエが混ざり合ったサウンドで、メロウな中にも熱を内に秘めたようなムードが漂う。リリックを強調するように織り込まれる短めのコーラスも巧みなフックとなっている。
“躊躇せずに私のボタンを押して、ガソリンを入れてやる気を与えてほしい”という衝動的な想いと車のメタファーが込められた歌詞とリンクするような振りも印象的。高校時代の親友をクリエイティブディレクターに起用した洗車場を舞台にしたMVも話題に。のちにSean Paul(ショーン・ポール)とコラボしたリミックスもリリース。2026年開催の『第68回グラミー賞®』にて、自身二度目となる“最優秀アフリカン音楽パフォーマンス”を受賞した。
🔶🔸#グラミー賞☆速報🔸🔶
第68回グラミー賞にて
タイラ「PUSH 2 START」が
最優秀アフリカンミュージック・パフォーマンス
を受賞🏆✨
2024年から2度目の受賞👏▼和訳MVでチェックしてみよう🎬https://t.co/IREerqVOft pic.twitter.com/JQywicsvmH
— ソニーミュージック洋楽 🌞 (@INTSonyMusicJP) February 2, 2026
「ART」
デビューアルバムである『TYLA』からの3枚目のシングル。プロデューサーはBLACKPINK(ブラックピンク)のLISA(リサ)やKali Uchis(カリ・ウチス)とコラボレーション経験のあるSammy SoSo(サミー・ソソ)。Tylaの楽曲のなかでもR&B要素が強いミドルテンポでスタイリッシュな楽曲だ。
歌詞は“あなた”との肉体的な繋がりをアートに捉えた比喩的な内容になっており、MVではTylaが芸術家にとってのミューズとなり、美しくエレガントな佇まいで男性を惑わせる。
『SUMMER SONIC 2024』にともに出演していたBABYMONSTERとコラボしたダンスチャレンジ動画が公開されたことも。笑顔を浮かべ、「ART」に合わせてしなやかなダンスを踊り、歓声を上げて盛り上がるコラボ動画が拡散された。
「Getting Late」
Tylaと同じ南アフリカ出身で、アマピアノとポップスを融合させた先駆者であるプロデューサー・Kooldrink(クールドリンク)をフィーチャーした2019年リリースのデビュー曲。
硬質のEDM調のビートが貫かれたアマピアノ×ジャズ×ポップス×ハウスなトラックに物憂げに“あなた”を求めるTylaのスムースな歌が乗り、唯一無二のケミストリーを生んでいる。
MVは当時のTylaのマネージャーが監督をつとめ、2020年代のR&Bシーンのトーンを感じさせる華やかでキュートでエネルギッシュなものに。2021年にTylaがTikTokで本作のダンスチャレンジ動画をスタートさせたことで一気に世界中に広がった。
■Tylaの最新情報をチェック!
2度のグラミー受賞を果たし、2025年にはアジアツアーを成功させ、故郷・南アフリカのカルチャーを背負った新世代のポップアイコンとしてさらに躍進が期待されるTyla。今後の動きにも注目だ。
TEXT BY 小松香里
▼Tylaの最新情報はこちら
https://www.thefirsttimes.jp/keywords/14359/
▼楽曲リンク:Tyla
https://tftimes.lnk.to/TylaT1




