TVアニメ『葬送のフリーレン』第2期エンディングテーマとしても話題を集めているmiletの新曲「The Story of Us」。サウンド、ボーカル、MV、そして『葬送のフリーレン』の世界観とリンクした歌詞について、紹介する。
■『葬送のフリーレン』第2期エンディングテーマ「The Story of Us」
・作詞:milet
・作曲:milet、野村陽一郎
・編曲:Evan Call
・配信日:2026年1月16日
・CD発売日:2026年3月4日
・Streaming/DL https://milet.lnk.to/TheStoryofUsAY
◎TVアニメ『葬送のフリーレン』第2期エンディングテーマに起用
TVアニメ『葬送のフリーレン』第2期エンディングテーマに起用された「The Story of Us」。
miletが同アニメの楽曲を担当するのは、第1期エンディングテーマ「Anytime Anywhere」、初回2時間スペシャル(2023年9月29日放送)の特別エンディングテーマ「bliss」に続いて3曲目となる。
◎切なくも希望を感じさせる壮大なサウンド
miletが作詞を手がけ、作曲を野村陽一郎と共作した「The Story of Us」は、エキゾチックな雰囲気を感じさせるメロディ、壮大なスケール感を備えたサウンドがひとつになった楽曲。アレンジは「Anytime Anywhere」と同じく、アニメの劇伴を担っているEvan Callが担当。
煌びやかな管楽器の響き、躍動感に溢れたストリングスの音色をバランスよく配置した音像は、『葬送のフリーレン』の世界観と重なると同時に、miletのおおらかで感情豊かなボーカリゼーションをしっかりと際立たせている。miletの特徴でもある、幾重にも重ねられたハーモニーも印象的だ。
▼TVアニメ『葬送のフリーレン』第2期ノンクレジットエンディング映像/EDテーマ:「The Story of Us」milet/フリーレンED
◎どこか魔法的な雰囲気が漂うチェコでMV撮影
「The Story of Us」のMVは、全編チェコ共和国で撮影された。
中世ヨーロッパの雰囲気が残る街並みを背景に『葬送のフリーレン』の世界観と見事にリンク。“miletが華麗に舞いながら地面に手をかざすと、花畑が現れる”というシーンも見どころ。花畑を出す魔法は、主人公のフリーレンが好きな魔法でもあり、原作のファンの間でも大きな話題を集めた。
このあと23:00〜 放送の
アニメ「葬送のフリーレン」第二期のED
「The Story of Us」のMVが公開になりました。
チェコにて撮影。
とある魔法も使ってみました🪄
フリーレンをイメージしながら。
すごいでしょ。ふふーん。
美しくて、幸せな時間でした。▶︎ https://t.co/qCpRHvmz62 pic.twitter.com/ozaprPJLzz
— milet(ミレイ) (@milet_music) January 16, 2026
■miletの楽曲と『葬送のフリーレン』の世界観との調和
◎milet自身も原作とアニメの大ファン
もともと、原作である漫画『葬送のフリーレン』(原作・山田鐘人/作画・アベツカサ)のファンだったというmilet。
第1期エンディングテーマとして書き下ろされた「Anytime Anywhere」の制作の前には、より深く『葬送のフリーレン』を理解したいという思いから、視点を変えながら何度も読み直したという。第1期TVアニメ放送時には毎週アニメの感想をSNSで発信し、「主題歌は最高のファンアート」というコメントからもわかるように、原作やアニメに対するmiletの深い愛情が楽曲のクオリティを支えていることは間違いないだろう。
◎第1期エンディングテーマとして書き下ろされた「Anytime Anywhere」
「Anytime Anywhere」は聴く人を優しく包み込むようなメロディが心に残るミディアムバラード。
これからも長い長い人生を過ごすフリーレンを見守るように紡がれる、《だからあなたとまた巡り逢ったら/もう迷わない今を選ぶんだろう》というフレーズもこの曲のポイントだろう。
パッケージシングル「The Story of Us」には、ピアノを中心にした最小限の楽器でリアレンジされた「Anytime Anywhere – Piano Session」(初回盤・通常盤)、ギターとチェロのアンサンブルが堪能できる「Anytime Anywhere – A.Gt Session」(アニメ盤)を収録。どちらもmiletのボーカルは再録音され、この楽曲の奥深さを味わうことができる。
「Anytime Anywhere」
Piano Session とA. Gt Session
どちらもリアレンジして歌も再録しました。
本当に素敵なアレンジになってすごく感動しました。きっとみんなもそう思うはず。
はやく聴いてほしい。
今日もちょうどその楽器の音を録音していたところです🦋
原曲と違うエニエニもぜひ楽しんでね! https://t.co/Fzgkf87DLN pic.twitter.com/j5h7HDRo6p— milet(ミレイ) (@milet_music) December 26, 2025
◎初回2時間スペシャルの特別エンディングテーマ「bliss」
初回2時間スペシャルの特別エンディングテーマ「bliss」は、ヨーロッパの伝統的な調べを感じさせる旋律、クラシカルなオーケストレーションが響き合う楽曲。
《時を超えて 花が満ちて/あなたの元へ誘うでしょう》という一節に象徴される、時間や自然が“あなた”を守っているというイメージもまた『葬送のフリーレン』の世界観と強く結びついている。
▼TVアニメ『葬送のフリーレン』特別EDアニメーション<ノンクレジット版>/♪「bliss」作詞・歌:milet 作曲・編曲:Evan Call
◎楽曲と『葬送のフリーレン』の世界観が融合したスペシャルMV
milet「The Story of Us」×『葬送のフリーレン』第2期 SPECIAL MUSIC VIDEOも大きな話題を集めている。
MVで映し出されるのは、フリーレン、フェルン、シュタルクが登場する場面。いろいろな土地で出会った人々との心温まる交流、魔物や魔族との激しい戦い。旅のなかで強まっていく3人の絆が、「The Story of Us」とともに綴られている。
▼milet「The Story of Us」×『葬送のフリーレン』第2期 SPECIAL MUSIC VIDEO (MV)
このMVが公開されると、「音楽で物語を彩る魔法の使い手miletさん」「miletちゃんのフリーレン愛と制作側のmilet愛に満ちている」といったコメントが多数寄せられた。
miletと『葬送のフリーレン』の関係性が改めて証明されたMVと言えるだろう。
■【歌詞全文】「The Story of Us」に込めたmiletの想いとは
「The Story of Us」
So don’t you worry
あなたに知られないように
あなたを守れますように
The story has only just begunあてのない
道なき道にいてもどうか
迷いながらいてもどうか
希望が そこにあるよう ともにあるようWe are…
どこにでも行ける羽を
あなたに授けたの
どんな闇も晴らしてしまえるようにYou gave me Holy brave
恐れずに進めOh Holy brave
振り返ればいつも Holy trace
あなたが笑ってただからHoly brave
躓きながらでもHoly brave
私は踏みだせる 遠くへ
あなたがいる場所へ何気ない 言葉や仕草だって全部
一瞬は永遠の宝物で
そうずっと背中を押しているあたたかい眼差し 愛おしく私を
包んでくれる時そっと祈った
そう幸も不幸もともに抱こうWe are…
未完成なこの羽は
畝る海を渡る
どんな嵐も晴らしてしまえるようにYou gave me Holy brave
恐れずに進めOh Holy brave
振り返ればいつも Holy trace
あなたが笑ってただからHoly brave
立ち上がる何度だって Holy brave
私は踏みだせる 遠くへ
あなたがいる場所へ夜明け前の深い波の
縫い目をゆく(We are…)
辿っていく あなたの跡
I’m on my wayだからHoly brave
恐れずに進めOh Holy brave
振り返ればいつも Holy trace
あなたが笑ってた見てて Holy brave
躓きながらでもHoly brave
私は踏みだせる 遠くへ
あなたがいる場所へSo don’t you worry
あなたに知られないように
あなたを守れますように
The story has only just begun作詞:milet
作曲:milet、野村陽一郎
編曲:Evan Call
◎どんなときでもあなたを守りたいという慈愛に満ちた「The Story of Us」
「The Story of Us」に対するコメントのなかでmiletは、こう記している。
「進む一歩にも、立ち止まるときも、振り返る瞬間にも意味がある。そのどんなときにも、この曲であなたを守ることができますように。お守りのようになれますようにと願いを込めて『The Story of Us』を書きました」
この言葉と照らし合わせると、「The Story of Us」の軸にあるのは、ヒンメルからフリーレンに向けられた感情であることが見えてくる。
ヒンメルは本当の優しさを持ったキャラクターだ。「逃げたくなったら、皆で逃げよう。僕たちはパーティーなんだから」というセリフからもわかるように、ヒンメルは仲間の安全を心から思い、そのためだけに行動しているように見える。その優しさに溢れた言葉はもちろんフリーレンにも伝わっていて、それはいつしかお守りのような役割を果たす。
そのことを『葬送のフリーレン』の大ファンであるmiletは痛いほど理解していて、キャラクターたちの関係性、そこに流れる目に見えない絆・愛情を丁寧に言葉に置き換えた。最も端的に示しているのが、冒頭の《So don’t you worry/あなたに知られないように/あなたを守れますように》というラインではないだろうか。行動や表情の端々から深い愛情を見せるものの、寿命の長さの違いから決定的な言葉は口にしない。しかし、今この瞬間、そして自分の命が尽きたその先も…悠久の時を生きるフリーレンを案じるヒンメルの“変わることのない深い愛情”が凝縮されているように思う。
◎ヒンメルの愛情、フリーレンの記憶…密接にリンクした歌詞
『葬送のフリーレン』の観点から「The Story of Us」を聴くと、ヒンメルからフリーレンに向けられた感情が軸であるとともに、他キャラクターにも通ずる言葉も多く存在する。
例えば、《何気ない 言葉や仕草だって全部/一瞬は永遠の宝物で/そうずっと背中を押している》。長命なフリーレンにとってはヒンメルらとの旅も“100分の1にも満たない”あっという間のひと時であったものの、その後の人生の支えであり、時には指針となり…そのひと時があったことでフリーレンに大きな変化が生じていることからも、フリーレンにぴったりなフレーズである。
◎繰り返される“Holy brave=聖なる勇気”
何度も繰り返される《Holy brave》、つまり“聖なる勇気”というワードもこの歌詞のポイントだ。
力任せで向こう見ずな勇気ではなく、そこに過去の経験や旅のなかで得たパワーが加わることで、きっと私たちは未来へと進んでいけるはず。《Holy brave》にはそんな尊い力がたしかに宿っている。
◎リスナー一人ひとりの日常にも寄り添う言葉たち
さらに強調しておきたいのは、同曲は聴く人の一人ひとりの日常にも光を当てているということだ。
『葬送のフリーレン』にインスパイアされて紡ぎ出された“私たちの物語”がリスナーに共有され、それぞれの人生や日々を照らし出し、前を向くきっかけになる。その愛情の深さから親が子を想う歌にも、あらたな挑戦・新生活をはじめる仲間を讃える歌にも、心が疲弊した際に自分自身を鼓舞する歌にも感じられる。日々を懸命に生きる私たちの生活にも寄り添う、その作用もまた、「The Story of Us」という歌の素晴らしさだろう。
■改めて知りたい!miletとは?
milet(読み:ミレイ)
・出身地:東京都
・メジャーデビュー:1st EP『inside you EP』(2019年3月6日)
・ファンネーム:miles(マイルズ)
OFFICIAL SITE https://www.milet.jp/
OFFICIAL FANCLUB https://fc.milet.jp/s/n114/
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◎グローバルな感性を持つシンガーソングライター
思春期をカナダで過ごし、洋楽、邦楽の垣根を超えたグローバルな感性でソングライティングを行うシンガーソングライター。
幼少期からクラシックやロック、映画音楽などに触れながら自らの音楽観を形成してきたmiletは、カバー曲のデモ音源をレコード会社に送ったことをきっかけに音楽活動をスタート。2019年3月6日にToru(ONE OK ROCK)プロデュースによる表題曲「inside you」収録のEP『inside you EP』でメジャーデビューを果たした。
▼milet「inside you」MV
2020年6月にリリースされた1stフルアルバム『eyes』はオリコン週間CDアルバムランキングおよびデジタルアルバムランキングで初登場1位を記録し、一気にスターダムを駆け上がった。
昨年リリースの #milet 1st フルアルバム「eyes」が日本レコード協会よりゴールド認定頂きました!お聴き頂いている皆さんありがとうございます。現在配信中の新曲「checkmate」と合わせて引き続きお楽しみください。by staffhttps://t.co/iKQHUSidFx#milet_checkmate#milet_eyes
— milet(ミレイ) (@milet_music) May 14, 2021
さらに2021年8月には『東京2020夏季オリンピック』閉会式に出演して「愛の讃歌」を歌唱。2023年にはTVアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編の主題歌「絆ノ奇跡」をMAN WITH A MISSIONとのコラボで担当し国内外で大きな話題となった。
◎唯一無二の歌声で国内外に多くのファンを持つ
エキゾチックな雰囲気を感じさせるメロディライン、ジャンルを超えたサウンドメイク、豊かなストーリー性をたたえた歌詞、そして、スモーキーで深みのあるボーカルなどがmiletの音楽的な魅力。
これまでの日本の音楽シーンにはなかったスタイルを提示しつつ、幅広い層のリスナーに支持され続けている彼女は、いまや国内外に多くのファンを持つアーティストに成長した。
2025年には、映画『知らないカノジョ』で初の映画出演にしてヒロイン役をつとめ、主題歌「I still」と劇中歌「Nobody Knows」も担当した。
2026年2月には2度目の日本武道館公演『Ray of Water』を成功させるなど、活動の幅を広げている。
@milet_official 日本武道館公演「Ray of Water」より 「The Story of Us」パフォーマンスを一部公開💐 ぜひご覧ください! #milet #milet_RayofWater #milet_TheStoryofUs #フリーレン #frieren @『葬送のフリーレン』アニメ公式
■感情を揺さぶるmiletおすすめ5曲
「hanataba」
TBS日曜劇場『アンチヒーロー』主題歌で切なさと美しさをたたえたピアノから始まるバラードナンバー。
深みのある低音、おおらかに広がるストリングス、そして、壮大なメロディラインが共存した楽曲に仕上がっている。歌詞の中心にあるのは、ドラマのプロデューサーから受け取った“小さな希望”という言葉。
司法という場所で、もがきつづけるドラマの主人公にリンクしながら、正義とは? 悪とは? という根源的なテーマに向き合いつつ、本当に大切な存在への想いを歌い上げている。
《僅かな光でもいいよ/あなたと歩いていくと誓った》というフレーズにおける、祈りにも似たボーカリゼーションに心を打たれる。
「I still」
miletがヒロイン・ミナミ役を演じた映画『知らない彼女』主題歌として書き下ろされた楽曲。
“朝になったら、ミナミとリク(演:中島健人)がまったく別の立場になっていた”という映画の物語を反映させながら、“どんな世界にいたとしても、ふたりは繋がっている”という想いを美しく、儚い旋律とともに紡ぎ出している。アコギと歌のシンプルな編成からはじまり、弦楽器やドラム、ベースなどが加わっていくドラマティックなアレンジメントも印象的。
繊細なファルセット、真っ直ぐなストレートボイス、切ないビブラートなどを共存させた歌の表現は、ミナミを意識したからこそ生まれたあらたなスタイルと言えるだろう。
「us」
日本テレビ系2019年7月期水曜ドラマ『偽装不倫』主題歌。
《好きだと言ってしまえば 何かが変わるかな》というフレーズが聴こえてきた瞬間、グッと心を掴まれてしまう。デビュー以来、洋楽テイストのサウンドを志向し、英語と日本語を混ぜ合わせたリリックを軸にしてきた彼女だが、この曲では日本語の歌詞をしっかりと打ち出し、milet流のJ-POPと称すべき楽曲へと結びつけている。
好きという気持ちを抑えきれず、《あなたがいなきゃ私でいられない》という衝動を描き出すボーカルも鮮烈で、さらに幅広いリスナーにアピール。ダンサブルなトラック、そして、幾重にも声を重ねた華やかなコーラスワークもこの楽曲の魅力だ。
MAN WITH A MISSION×milet
「絆ノ奇跡」
『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』オープニング主題歌で、三味線の勇壮な音色に導かれ、ヘビーロック直系の音像が炸裂するアッパーチューン。
miletとMAN WITH A MISSIONの個性とセンスがぶつかり合い、楽曲が進むにつれて強く結びついてくさまは『鬼滅の刃』のスリリングな展開と直結している。
miletが強い感情を込めて歌う《誰が為に繋ぐ命/交わりもつれる運命》というフレーズは、炭治郎、時透無一郎、甘露寺蜜璃、不死川玄弥の決死の戦いとも重なっている。
爆発的なテンションと圧倒的な疾走感に貫かれたバンドサウンドのなかで歌うことは、miletにとってもかけがえのない経験になったはずだ。
milet×MAN WITH A MISSION
「コイコガレ」
『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』エンディング主題歌で、「鬼滅の刃」劇中音楽、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 主題歌「炎」などを手がけた梶浦由記の作詞・作曲によるロックナンバー。
鋭利に研ぎ澄まされたギターサウンド、壮大なスケール感を演出するストリングスのなかでmiletとMAN WITH A MISSIONが互いの感情を共鳴させるようなボーカルを響かせている。
どんなに過酷な状況にぶち当たろうとも、《まだ知らない/美しい世界に恋い焦がれて》生きていく。そんなメッセージを含んだ歌詞は、今の現実の世界にもしっかりと当てはまっている。
激しさのなかにも愛らしさや前向きな意志をダイレクトに打ち出すmiletの歌声も素晴らしい。
■miletの今後の活躍にも注目
2026年8月1日に行われる『葬送のフリーレン』フィルムコンサート2026にゲスト出演。さらに9月から11月にかけて全国17都市19公演のホールツアー開催も決定しているmilet。
約1年ぶりの新作「The Story of Us」をきっかけにして、唯一無二の彼女の歌声はさらに多くの音楽ファンを魅了することになりそうだ。
TEXT BY THE FIRST TIMES編集部
▼miletの最新記事はこちら
https://www.thefirsttimes.jp/keywords/91/
▼楽曲リンク:milet
https://tftimes.lnk.to/miletT1









