5月15日より全国公開される映画『正直不動産』のキックオフ地鎮祭イベント&完成報告《正直》会見が、3月19日に神田明神および明神会館にて行われ、山下智久、福原遥、泉里香、長谷川忍、川村泰祐監督が登壇した。
■作品の門出と飛躍を祈願
本来、建物の着工前に工事の安全を祈願する儀式の地鎮祭だが、本作では主人公・永瀬が“嘘をつけなくなった”きっかけにちなみ、映画の成功=大ヒットを願う特別な「大ヒット祈願地鎮祭」として神田明神の御神殿でご祈祷が執り行われた。
厳かな空気のなか、主演の山下智久を筆頭にドラマシリーズからの続投となる福原遥、泉里香、長谷川忍と監督の川村泰祐が玉串を捧げ、作品の門出と飛躍を祈願し、その後、完成報告《正直》会見と題し明神会館にてトークセッションを行った。
■「作品が続いていくということは、観てくださった方たちがまた観たいと思ってくださった証なのかなと思ってとてもうれしいです」(山下智久)
ドラマ版から続くキャストということもあり、終始和やかな雰囲気のなかで始まったイベント。
本作の主人公・永瀬財地演じる山下、福原、泉がそれぞれ喜びを語るなか、長谷川は、「今日は俳優モードで来ているので…声とかあんまりでないかと思いますけども…」とクールな様子を装い、段々と小声で挨拶をすると会場は大爆笑に包まれた。
ドラマシリーズから監督を務める川村監督は「『正直不動産』がここまで来れたことに本当に感謝と感動の気持ちでいっぱいです」と、ファンに感謝を伝えた。会見前に行われた神田明神でのご祈祷について感想を聞かれた山下は「ドラマの第一話の地鎮祭からすべてが始まっているので、土地の神様である神田明神でしっかりとお礼をさせていただけたかなと思います。これだけ(シリーズが)長く続いたことへの感謝も込めさせていただきました」とコメント。
物語のキーとなる祠がなかったか聞かれた山下は「祠は見当たらなかったですが、縁起がいいことに馬がいましたね。ストーリーには関係ないんですが午年だし縁起がいいなと思って」と笑顔を見せた。
映画化を聞いた際の心境について山下は「僕も30年ほど芸能活動をさせていただいているんですけど、そのなかでもドラマが続いていくのはレアなケースで、とてもうれしかったですし、チームワークを含めてスタッフ、キャストの相性も良かった。作品が続いていくということは、観てくださった方たちがまた観たいと思ってくださった証なのかなと思ってとてもうれしいです」と喜びを語った。
福原は「ドラマ、シーズン2、スペシャル、そして映画まで行けることはすごくうれしいことですし、そこまでファンの皆さんがこの作品を愛して応援してくださったからこそだと思います」と感謝を述べ、「私は正直不動産チームがとにかく大好きなのでこのメンバーでまたやれたらいいなと毎回思いながらクランクアップしていたので、映画で皆さんと撮影できてうれしかったです」と答えた。
泉は「初めて聞いたときはびっくりしました。ドラマとして続いていて、皆さまの反響の声も届いていたので次もし続きがあるとしたら、シリーズ3かなと想像はしていたのですが、映画化と聞いて、思わず“え”!と」と、驚いたといい、さらに「スクリーンで正直不動産の世界観を味わえることをすごく楽しみにしています」とコメント。
長谷川は「正直、まだやるの!? と思いました(笑)。そのうちアニメ化で僕ら声入れるのかなって」と冗談交じりに話し、「スーパーでおばさまから (続編)“もうやらないの?”と声をかけられることもあって、そのときは映画化のことを言えなかったので“何かしらの形でやります”と言っておきました(笑)」と、ファンからの反響があったことを明かした。
そして、川村監督は「素直にみんなともう一度会えるのがすごくうれしかったというのと、やっぱり応援してくれる方がいてここまで続いているので観てくれていた方々に感謝です」と喜びをみせ、今回映画化ということで「いろいろ今までの4年間の集大成を見せられたらいいかなと緊張もしつつ頑張ろうというきもちになりました」と意気込みを語った。
ドラマの反響について山下は「サウナで声をかけられるようになりましたね(笑)。不動産って日本に住んでいたら一回は関わらないといけないものだったりもするし、年齢層という意味では色んな方に声をかけていただき反響を実感しています」と語り、サウナで声をかけられた際の対応については、「“正直”に裸のお付き合いをさせていただきました!」と笑顔で答えた。
■「私も(アメリカロケに)行きたかったんですけど、気づいたら行かれてました(笑)」(福原遥)
映画ならではのスケールアップについて山下は「アメリカロケもあり、なぜ永瀬がアメリカにいるのかというところから物語が始まります。映像としてのスケールアップ感とレギュラーメンバーの過去に迫っていき、それぞれのキャラクーが深堀りして描かれるので、横にも縦にも広がって、さらに奥行きがでたかなと。全体的にスケールアップしています!」とアピール。
一緒にロケをした泉が「私が行かせていただいて、すいませんという…。福原さんとも行きたいと言っていたのですが」と話すと、惜しくも参加できなかった福原は、「私も行きたかったんですけど、気づいたら行かれてました(笑)」と笑顔で明かした。
ドラマからのスタッフ陣でアメリカロケに行ったという山下は「ロケ地がLAだったんですけど、ドジャース戦に行きました」と明かすと、共演者の福原と長谷川からは「いいな~」という声が。「遊びに行っているぞ!」とすかさず突っ込んだ長谷川だった。
さらに、「すべてがスケールアップしていて出てくるキャラクターも個性豊かで豪華ですし、ストーリーも盛りだくさんで詰め込まれているので観ていてあっという間に終わる作品だなと。自分の出ている作品であまり涙することがないのですが、うるうる涙してみていたので素敵な作品で、笑っていただけてそして勉強にもなるのでぜひ楽しんでみていただきたいなと思っております」と作品魅力を語る福原。
続けて長谷川が「シーズン1からやっていることは変わっていないんですよ。でもそれがこのシリーズの良さで、大袈裟ですけど、“令和の寅さん”みたいな人情ものが入ってくるので。若い方は人情ものを見る機会がなくなったじゃないですか。なので新鮮にみれるんじゃないかなと」と、年齢問わず楽しめる作品だとアピール。
そして川村監督は「劇場ならではの、風と音に何か仕掛けができないかなと思って、最大級の風と最大限の音と仕上げを全力でやりました! ぜひ劇場で楽しんでもらえればと思っております」と映画ならではの魅力を伝え、さらに「脚本の根本さんとも相談してどうせなら竜巻までやってみません!? と。風が起こったらどのくらいまでの大きさになるのかやってみましょうと。今回かなり見応えのある風になっているんじゃないかなと思っております」と劇場で体感してほしいと呼びかけた。
続けて、こだわったポイントを聞かれた監督。「各キャラクターを少しずつ深堀できたんじゃないかなと思います。永瀬と(市原隼人演じる)桐山の関係も過去も含め深く掘れるんじゃないかと思ったり、少しずつ美波と永瀬の恋がどうなるのかだったり、はたして(長谷川演じる)部長のことを永瀬は追い越せるのかなど、そんなところも楽しんで観てもらえればと思います」と語った。
■「山下さんが現場にいてくださるだけで安心感がある」(泉里香)
さらに、チームワークを感じたエピソードを聞かれた山下は「落ち着きますよね。良い意味で緊張せず、そのままでいられるというか。役柄もそうですが飾らなくていいので、仕事しているのかどうかわからない気持ちになってしまうくらいあたたかいメンバーだったなと思います」と、メンバーに絶大の信頼を置いていたと語る。
現場では山下のアドリブも炸裂していたそうで、そんな山下に「芸人ぐらい(アドリブを)やってくるなと」と長谷川。続けて、「登坂不動産というクラスがあって、ミネルヴァというライバル校がある感じで、劇団員ではないですが、そういう感じでやってました」とチームワークをアピールした。
山下のアドリブに監督も「いちばんびっくりしたのが、(山下演じる)永瀬が(長谷川演じる)大河部長との真剣なシーンなのにアドリブをいれていて、それに長谷川さんも福原さんものっていたのが、チームの力を感じました」と、正直機不動産チームの絆が見えた様子だった。
座長・山下の印象を聞かれた福原は「たくさん甘えさせていただいて、月下を全部受け止めて面白くしてくださるんです。ふたりのシーンも多かったので、一緒にいさせていただけると、すごく安心できる存在です」と、リスペクト。
泉も「山下さんが現場にいてくださるだけで安心感がある。アメリカでの現場は緊張もしていましたが、座長・山下さんのお陰でいつも通り自然に私も現場で頑張ることができました」との声に、照れる山下。
長谷川は「山下さんはめっちゃ永瀬なんです。アドリブもなんでもかんでもやるのではなく、やり過ぎない程度の具合がうまい。面白さだけでなく、その辺りのさじ加減がすばらしい」と、永瀬との良いコンビアピールをしていた。
また、監督も「山下さんは主役ではあるんですけど、他の共演者のキャラクターやお芝居を引き上げてくれる。月下との自然な先輩・後輩感や、美波との関係など、一人ひとりがキャラが立っているのは、山下さん演じる永瀬の受けのお芝居、その押し引きが魅力的だと思います。」と、大絶賛。それに山下も「10年分くらい褒めていただけました。でも、本当にうれしいです」と照れながらも感謝を述べた。
完成した映画を観た感想、手応えを聞かれたキャストたち。山下は「優しい作品ですよね。なんでもデジタルでできてしまう世の中ですが、そのなかでも大事な人と人との関わりや、心と心の交わりがしっかり映画からにじみ出ていて。そういうところが、今の時代に合うんじゃないかなと受け取りました。優しい世界があっていいなと思いました」とコメント。
福原は「映画を観たあとに心が温かくなって自分自身も感動しました。人のぬくもりを感じられる作品ですし、映画ならではの風や、迫力を楽しめる作品です」と呼びかけた。
泉は「映画ならではのスケールアップと、世界観を楽しんでいただきたいです。美波としては、永瀬と遠距離恋愛中なんですが、どうやって進んでいくのか楽しみにしていただきたいです」、長谷川は「(映画化の)手応えしかないです!小学校高学年ぐらいの方も見れるのかなと思うので、学校指定作品にしてほしいですよね」と、映画の布教活動をしたいと意気込みを語ると会場からは笑いが起こった。
■“正直”記者会見と題したマスコミからの質問タイムも
ここで、“正直”記者会見と題した、マスコミからの質問タイムがスタート。
ひとつ目は「主人公・永瀬は嘘がつけない体質ですが、ご自身の変わった体質は?」という質問。
これに対し山下は「よく旅に行く機会があるのですが、サウナが近くにあるかどうかをいちばん重要視しています。サウナでリフレッシュしてから1日を始めたいので、“サウナに行かないと生きていけない体質”ですかね」と回答し、コロナ禍をきっかけにサウナにはまったことを明かした。
泉は「あったかい飲み物が大好きで、旅先でもそれがないとそわそわしてしまうので、“あったかいものを飲みたい体質”です」と回答。続く福原が「私は食べ物ですかね、ご飯がないと…」と話し始めると、すかさず長谷川が「当たり前のことでしょ!」とツッコミを入れ、笑いに包まれた会場。
福原は「夜寝る前に朝ご飯のことを考えて、朝にはお昼ご飯のことを考えています」と明かし、誰よりも“食べ物がないとダメな体質”であることを語った。長谷川は「寝るのが好きで、寝ないと生きていけない体質ですね」と福原をいじりつつ、「牛乳が冷蔵庫に入っていないと嫌な体質ですかね」と、ユーモアたっぷりに答えた。
続いて、「映画版で再会して、変わらないところ、変わったところは?」という質問が山下と福原に投げかけられると、山下は「(福原さんは)穏やかな雰囲気で、リラックスさせてくれる存在。いつも癒しを提供してくれます」と語り、変わった部分として、「(福原演じる)月下は新入社員として登場し、当時福原さんも22歳で初々しさがありましたが、この4年でとても頼もしくなり、その成長に感動しています」と振り返った。
福原は「ドラマ、ドラマスペシャル、そして映画と続くなかで、(山下さんとの)距離も徐々に縮まり、アドリブの掛け合いも増えたのが楽しかったです。月下と永瀬先輩の距離も一緒に縮まっていった感覚があって、そこが変わった部分かなと思います」と、コメント。さらに「変わらない部分は、ずっと変わらず山下さんが永瀬先輩のまま現場にいてくださること。間が空いても、すぐに月下に戻れる安心感があります」と語った。
また、山下演じる永瀬の“パワーアップした点”を聞かれた長谷川は「永瀬は主人公として変化していく部分もありますが、ストーリーテラーのような役割もある。ただ、僕は良くも悪くも変わらないことも大事だと思っていて、永瀬の存在そのものが『正直不動産』だと感じています。シリーズを重ねるごとに、より正直不動産らしさが増してきた感じがあります」と分析。
泉は「役としての永瀬さんは、どんどん正直に誠実になっていくと美波目線で感じています。山下さんご本人としては、いつだって変わらずカッコよくて完璧です!」と絶賛。これに山下は「汗が出てきました(笑)」と照れつつ、「でも、正直って気持ちいいですよね。この現場では僕自身も正直でいられますし、正直でいることがいちばんの近道というか。役とともに、自分自身もまっすぐ居れたら」と、語った。
最後に山下は「この4年間、作品とともに歩んでこれたことに感謝しています。今は、デジタル化やAI化が進みすぎて何か大切なものを失いそうになっている気が僕はするのですが、『正直不動産』は本当に大切な人と人との繋がりや、心の繋がり、目を見て話すことなど、その空間にいれることの大切さを感じさせてくれる、温かい映画が完成しました。それと同時に不動産の知識も吸収できますし、一石“何”鳥にもなっている映画です。ぜひ、楽しみにしてください」と、公開に向けて意気込みを語り、イベントは終了した。
映画『正直不動産』は、5月15日全国公開。
■映画情報
『正直不動産』
5月15日(金)全国公開
出演:山下智久
福原遥
市原隼人 泉里香 長谷川忍 見上愛 松本若菜
西垣匠 伊藤あさひ 財津優太郎 馬場徹 松田悟志
山崎努(「崎」は、たつさきが正式表記) 吹石一惠 岩崎大昇(KEY TO LIT/「崎」は、たつさきが正式表記) やべきょうすけ 福士誠治 吉澤健 市毛良枝
ディーン・フジオカ 大地真央 / 倉科カナ 高橋克典 草刈正雄
原作:大谷アキラ(漫画)夏原武(原案)水野光博(脚本)『正直不動産』(小学館『ビッグコミック』連載中)
監督:川村泰祐
脚本:根本ノンジ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(C)大谷アキラ・夏原武・水野光博/小学館 (C)2026 映画『正直不動産』製作委員会
■関連リンク
映画作品サイト
https://shojiki-movie.jp/












