3月21日に映画『スペシャルズ』公開御礼舞台挨拶が行われ、映画単独初主演を務めた佐久間大介(Snow Man)と中本悠太(NCT)が登壇した。
■「ダンスって世界共通言語だと思うので。それが伝わったのは本当にうれしかった」(佐久間大介)
映画上映後に行われた本イベントは、全国200以上の劇場に向けたライブビューイング中継を実施。そんな熱気あふれる会場にふたりが登場すると、拍手とともに大きな歓声が鳴り響いた。
全国の観客に向けて佐久間は「楽しかった?(そしてカメラに目線を向けて)全国ライブビューイングで参加されている皆さんも楽しかったですか? 公開されてから3週目になりますが、まだまだ盛り上がりを感じています。いろいろな映画業界の人からも『すごく盛り上がってるね』という声を聞くんですが、それはこうして『スペシャルズ』を楽しみにして来てくれた皆様のおかげです」と呼びかけた。
中本も「僕自身もこの映画ですごくたくさんのことを学びましたし、この『スペシャルズ』がたくさんの方に愛されてると聞いてすごくうれしいです。実は今日、僕の母もライブビューイングで観てるんです」と話すと、すかさず佐久間が「悠太ママ見てる? 佐久間です。いつもお世話になっております」とカメラ越しに呼びかけるなど、冒頭から会場を和やかな雰囲気に包み込んだ。
口コミでも話題を呼び老若男女、幅広い年代に訴求している本作。内田監督と佐久間、中本が3人だけでプライベートで映画を観に行っていた様子がSNSでも大きな話題となっていた。
それが本イベント会場にあたるTOHOシネマズ新宿だっだが「バレなかったですね」と振り返った佐久間は「この映画ってアクションシーンやダンスがカッコ良かったりするなかで、内田英治監督のなかでは珍しいぐらい笑いのシーンが多いんですよ。だからそういう反応を見たいなと思って行ったら、案の定、ここ面白いなと思っていたところで観客から笑いが起きていて。すごい! と思った」と間近に感じた素直な反応を思い出し、満足げな表情。
本作の熱気は日本のみならず、世界中にも広がっており、『ポルト国際映画祭』では見事、観客賞を受賞している。佐久間も「ポルトガルで楽しんでくださったお客さまがこんなにも多くて。心から楽しんでもらえたうえで選んでいただいた賞だというのが本当にうれしいですね。ダンスって世界共通言語だと思うので。それが伝わったのは本当にうれしかった」としみじみ付け加えた。
なかでもいちばんウケたのが、石橋蓮司演じる裏社会のトップ・本条が、溺愛する孫娘に向けて指ハートをしてみせるシーンだったということが話題に挙がると、佐久間も「大レジェンド俳優の蓮司さんの指ハートが死ぬほどウケていたらしくて。そのタイミングでめちゃくちゃ笑いが起きてたって、監督がすごくうれしそうにしゃべっていて。僕もうれしくなりました」と喜びのコメント。
さらに先日公開を迎えた韓国では、佐久間と中本ふたり揃って2日間、計18回にもおよぶ舞台挨拶を敢行したことに話題が変わると、「これは本当にすごかったですよ。2日で18回やることなんてなかなかないので。あとやっぱり韓国だと、悠太くんが主戦場なので、本当に悠太くんに助けられました」と佐久間が感謝の思いを述べる。
中本も「やっと佐久間くんの役に立てる日がきたと。いつも日本での舞台挨拶だと佐久間くんが中心になって引っ張ってくれるんで、韓国では僕が引っ張らないと、という気持ちで18公演やらせていただきました」と述懐。その“18公演”という言葉に佐久間も「ライブみたいだね」と笑ってみせ、“ゆうさく”コンビの仲の良さを披露した。
■あふれ出る“村雨愛”に会場は大盛り上がり
さらに佐久間は韓国の舞台挨拶ツアーは大盛り上がりだったことを振り返り、「韓国で僕は毎回、悠太くんに韓国語を教えてもらって、『この言葉と言葉を言おう』と決めて舞台に出ていたんです。でも、ギリギリまで復習していたのに、登壇したら毎回忘れちゃって、舞台上で『悠太くん、なんて言うんだっけ?』って。笑顔でごまかす、みたいな感じでしたね」と韓国での日々を明かした。
そんな中本のことを、後輩としてかわいがっている様子の佐久間。先述したTOHOシネマズ新宿でのお忍びも中本にとってはちょっとした冒険だったようで、「前に一回、小沢のアニキ(小沢仁志)に飲みに連れていってもらったことがあったんですけど、そのときはタクシーで送ってもらったので」と振り返った中本。
その言葉を補足するように佐久間も「あの歌舞伎町のいちばん有名な通りを歩いたことがなかったようで。3人で歩いたんですけど、とにかく悠太くんが『何これ、すっげぇ!』って。アニメの世界で異世界転生した子みたいに、何度も『すっげぇ!』って言ってましたね」とかわいいい弟分の純粋な反応を振り返った。
佐久間は、Kis-My-Ft2の宮田俊哉がプライベートで映画を鑑賞した際に「最前列に、格好いい感じのスーツを着たおじさんたちが4人連続で並んでて。俺もその並びに座ればよかった」と語っていたというエピソードを披露。男性同士で連れ立って観に来るケースも増えるなど、国内でも口コミが広がり、幅広い世代の観客が劇場に足を運んでいる状況に笑みを見せた。
そんななかで特に観客を惹きつけているキャラクターが、小沢仁志演じる元武闘派の村雨。ファンの間でも「村雨がかわいい」という声が続出していることに、佐久間も「だんだん村雨がこの映画のメインヒロインなんじゃないかっていうのが、ファンの皆さんの間で広がっているんです」と笑いを誘った。
そしてこの日のトークショーではことあるごとに「小沢のアニキ」「村雨」というキーワードが続出するなど、あふれ出る“村雨愛”に会場は大盛り上がり。さらに3月25日には、小沢仁志が登壇するティーチインイベントが開催されるということを聞き、「そのティーチインに行きたい!」と熱望するひと幕もあった。
■内田監督からのある言葉に主演・佐久間は「自分のなかでもすごく大事な時間だった」
続いてフリップトークのコーナーに移り、好きなシーンの回答として、小沢や椎名桔平らベテラン勢の芝居を挙げるふたり。ベテランならではの迫力や、テンポのいいアドリブなどにすっかり魅せられた様子で、楽しそうに振り返った。
そしてそんな芝居を生み出す環境について佐久間が「内田監督は結構ライブ感をすごい大事にされる方。その現場で起きてるお芝居、役者たちが起こすライブ感をそのまま活かしたいから、結構自由にさせてくれるんですよ。役者の気持ちとかセリフの言い回しとかを大事にしてくれるんですよね」と明かすと、中本も「割と自由にやらせてくださるんですよね。『こうだからこう、答えはこう』みたいなのはあまりなくて。でも、委ねてくれるからこそ、こっちにもいろいろ責任があるというか、プレッシャーはありましたね」と撮影現場を振り返った。
そんな役者の自主性に任せることが多かったという内田監督だが、クライマックスにあるダイヤ(佐久間)と明香(羽楽)のシーンでは、内田監督のイメージと、佐久間のイメージとを擦り合わせるために、何度もテイクを繰り返したことを明かす。
監督から「このシーンでこの映画が決まるから」と熱い言葉をかけられた佐久間は「それまで内田監督がそういうふうに、役者に負荷をかけてくれることってなかったんです。今までは自由にさせてくれたから。でもこれが主演だからこその言葉なんだろうなと思った」と振り返る。
「そのシーンでは、監督が寄り添いつつも、あえてそういうプレッシャーをかけに来てくれたというのが、いち役者としてシンプルにうれしかった。そのおかげであのシーンがすごく良くなったなと実感しているので。そのシーンがOKとなったあとに、監督のところに行って、『俺もっと芝居うまくなりたいです!』って話をさせてもらった」と本作を通じて感じた手応えについて明かすと、「それくらい自分のなかでもすごく大事な時間だったなと感じています」と誇らしげな顔を見せた。
■仲良し“ゆうさく”コンビの共通点に爆笑
次のフリップトークでは、本作のテーマにちなみ、ふたりが持つスペシャルスキルについて。中本が「物を消す(無くす)天才スキルと早起き。あと愛嬌」と回答。一見、クールな印象があるが、それとは裏腹に実はドジな一面があるそうで、「買ったものをことごとく無くす。AirPodsも10個くらいなくして。けっこう課金している。よく言うと妖精さんの仕業にしている」と冗談めかす。さらに「夜11時とかに寝て、7時に起きたり、意外と早起きできるタイプなんです」と付け加えた。
一方、佐久間が披露したスキルは、「殺し屋」ならぬ「こぼし屋」。「すぐに食べ物をこぼしちゃって。衣装さんやメイクさんにご迷惑とお手間をかけてしまってます」と話す佐久間に、中本も「これは僕もそうで、歯磨き粉とかもこぼしちゃう」と激しく共感。ふたりの意外な共通点に会場は大いに沸いた。
イベントもいよいよ終盤。最後のコメントを求められた中本は「この『スペシャルズ』という映画、観れば観るほどたくさんのことを感じられる映画だと思います。老若男女、小さいお子さまからおじいちゃんおばあちゃんまで楽しめる映画となってますので、まだまだ『スペシャルズ』知らない方たくさんいらっしゃると思うので、ぜひ皆さん「『スペシャルズ』良かったよ」という声をかけていただければすごくうれしいですし、まだまだたくさんの人に観てほしいなと思います」とメッセージ。
佐久間も「これは公開されたときから言ってましたけど、僕にとって最初で最後の“初”単独主演映画になっておりまして。それがこうやっていろんな世代問わず、そしてファンだけにとどまらず、いろんな方にこの映画が本当に面白い、楽しいというのが徐々に伝わっていくこと、そして、ファンの皆さまがこの映画の良さを広げてくださるのが心からとてもうれしいです。ファンの皆様と、そしてこの映画を楽しんでくれた皆さま全員がチーム『スペシャルズ』だと思っています。このチーム『スペシャルズ』で一緒にこの映画をもっともっと盛り上げていきたいです。世界でも今羽ばたいておりますし、まず日本でバズっていけたらと思っております。映画『スペシャルズ』をこれからもどうぞよろしくお願いします」と呼びかけ、大盛り上がりのイベントを締めくくった。
■映画情報
『スペシャルズ』
大ヒット公開中
原案・脚本・監督:内田英治
出演:佐久間大介(Snow Man)
椎名桔平 中本悠太(NCT) 青柳翔 小沢仁志
羽楽 前田亜季 平川結月/矢島健一 六平直政
石橋蓮司
主題歌:Snow Man「オドロウゼ!」
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ
(C)2026「スペシャルズ」フィルムパートナーズ
■関連リンク
映画『スペシャルズ』作品サイト
https://eiga-specials.com/


