映画『鬼の花嫁』の鬼ヒット御礼舞台挨拶イベントが4月7日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、W主演の永瀬廉、吉川愛、そして池田千尋監督が登壇した。
■「彼(高橋海人)曰く、僕のカッコいいシーンやセリフが観ていて照れるそうで…」(永瀬廉)
本作で、あやかしの頂点に立つ鬼の一族の次期当主・鬼龍院玲夜を演じた永瀬は、会場に駆け付けたファンに向けて「本日は劇場に足を運んでくださりありがとうございます。公開してしばらく経ちますが、観てくださった方々からの反響や感想もたくさん目にしています」と挨拶。
家族から虐げられ平凡な生活を送っていたある日、玲夜と運命の出会いを果たす女子大生・東雲柚子に扮した吉川は「大ヒット御礼舞台挨拶ができることを本当にうれしく思っています」、本作のメガホンをとった池田監督は「たくさんの方が観てくださっていることが、これほどうれしいのかと…。うれしさを満喫しております」と、“鬼”ヒットを噛みしめるように語った。
この日は舞台挨拶の模様が映画公式SNSでも生配信され、配信の視聴者に向けて、永瀬は「ぜひ会場の空気感を感じながら楽しんでください!」、吉川は「カメラ越しにはなりますが、楽しんでいってくださったらうれしいです」と笑顔で手を振り、舞台挨拶がスタートした。
3月27日の全国公開から12日目を迎えたこの日。周囲の反響を聞かれた永瀬は、King & Princeの高橋海人(「高」は、はしごだかが正式表記)も本作を鑑賞したことを報告。
「彼曰く、僕のカッコいいシーンやセリフが観ていて照れるそうで…。面白かったと言ってくれましたが、彼のほうがソワソワしていました(笑) 10年以上一緒にいるので、そういう人のかっこいいシーンは照れて恥ずかしくなるんでしょうね」と、相棒たる高橋の反応をうれしそうに明かした。
一方、吉川も先日行った自身のイベントで反響を実感。「画がきれい、内容が面白過ぎて感動した、感情移入したなどの感想がたくさんあって。公開2日後なのにすでに5回も映画を観に行ってくださった方もいて、とてもうれしかったです」と、寄せられる多くの反響に感激しきりだったという。
SNSでエゴサの“鬼”と化しているという池田監督は「私たちが伝えたかった玲夜と柚子の感情の変化などがちゃんと伝わっている感想が多く、それがいちばんうれしいです」と喜びを噛みしめた。
さらに、映画とともに“鬼”ヒットを記録しているKing & Princeが歌う主題歌「Waltz for Lily」が、史上初となるデビューシングルから18作連続初週売り上げ30万枚超えを達成したことに触れられると「たくさんの方の愛を感じることができて感謝の気持ちでいっぱいです。いただいた愛をファンの方々に返していきたいと改めて強く思いました」と、感謝を表した。
この日のステージには、映画を鑑賞した観客から寄せられた熱いコメントが並ぶバックパネルが用意されており、3人がそれぞれ気になる感想コメントをピックアップしていくことに。
永瀬は「映画が終わってエンドロールとともに流れる『Waltz for Lily』に涙。曲までが作品のよう」という感想を選び、「この作品に合うように、和の要素を入れてみたり、歌詞の内容を考えたり、曲の構成を全部海人と一緒に頑張って作ったのでうれしい」と、主題歌にかけた想いを明かしながらしみじみ。
吉川は「シンデレラストーリーではあるけれど、受け入れるだけでなく自ら選ぶのがとてもよかった」をセレクト。「柚子は芯の強い女の子でいたいと思っていたので、それを感じ取っていただけてうれしい」と笑顔。
池田監督は「4人の純粋な愛に感動しました」という感想コメントについて、「玲夜と柚子だけでなく、瑶太(伊藤健太郎)と花梨(片岡 凜)にも彼らの正義があって、そこにも真っすぐな愛があることが伝わってうれしい」と胸を撫でおろした。
そんななか、永瀬は「永瀬廉さんが、美しかった」と小さめの文字で書かれている感想コメントを発見。「これだけ端のほうで小さすぎませんか!? この部分をパネルにして持って写真を撮っても良いくらいなのに(笑)」と、自身の美しさを称える感想コメントがお気に召した様子。“永瀬タイム”と言いながら、感想コメントを指差すポーズを決めるひと幕もあり、会場は笑いに包まれた。
■3人でまた一緒に映画を作るとしたら「飯テロ系!」(永瀬廉)、「ゴリゴリのコメディ」(吉川愛)
撮影から宣伝期間を通して、すっかり仲良しの3人。もし3人で、また一緒に映画を作るとしたら? と聞かれると、池田監督は「ゴリゴリの社会派骨太ドラマか家族ものヒューマン系」と熱い意欲を覗かせた。
またW主演を務めるなら? と聞かれた永瀬は「おいしいものが食べたいので、飯テロ系! 監督が撮るきれいな画で(大好きな)白米の一粒一粒を撮ってほしい。そして、白米のカットから『Waltz for Lily』を流してほしい!」と想像を膨らませ、監督も「ご飯は全部こだわります」とさっそく乗り気。
そして、吉川は「ゴリゴリのコメディ。真剣な顔をしてふざけているのを一生懸命にやりたい」と、伊藤と片岡も含めた次なる4人の作品の妄想を繰り広げた。
これで舞台挨拶も終了かと思いきや、監督からサプライズが。なんと、撮影から一緒に駆け抜けたW主演の永瀬と吉川に、手紙を書いてきたという。
この粋なサプライズに、永瀬は「ガチで!? まじで!?」、吉川も「こんな経験初めてでうれしい!」と驚きを隠せない様子。
そして、監督が「ふたりが尽くしてくれたたくさんの覚悟と努力を改めて思います。その裏にはきっとしんどさや悲しいこともあったはずで。それでもいつも前向きに、笑顔で現場にいてくれた。並んで歩いた日々を思い返すたびに、胸がギュッとなるほど、一緒に撮影した時間が私の中でとても大切な記憶になっています。カッコよくて、可愛くて、似たモノ同士のせっかちで、何より心強い戦友でした。この道のりを、手を繋いで一緒に歩いてくれて、ありがとう」と、ふたりへの感謝をしたためた手紙を読み上げた。
監督の「永瀬廉と吉川愛という俳優の、これまで史上“最高”の作品にする」という意気込みを改めて知った永瀬は「照れもありますが、撮影期間を経て『監督を信じさせていただけて良かったな』『一緒に作品をやれて良かったな』という気持ちが強いです。素敵な作品に出会わせてくださってありがとうございました」と感謝を述べた。
吉川も「監督からこんな素敵な手紙を送ってもらえるとは思っていなかったし、監督の口から直接言っていただけると心が救われます。今とてもドキドキしていますが、また一緒に撮影ができたらいいなと思います」と感無量な様子で、再会を期待した。
最後に、吉川は「素敵な監督・キャスト・スタッフの皆さんと『鬼の花嫁』を作り上げることができて幸せです。何度も何度も観ていただけたらうれしいです」とさらなる“鬼”ヒットを祈願し、永瀬は「それぞれの愛や運命を掴みに行く姿に、何かを感じていただけたらうれしいです。感想をいただくことで、多くの方に愛していただけた作品になったと実感した今日この頃。何度観ても楽しめるきれいな素敵な作品なので、これからもたくさん楽しんでください!」と挨拶。それぞれの言葉に答えるように、会場からは惜しみない拍手が送られ、舞台挨拶は大盛況のうちに幕を閉じた。
■池田監督からの手紙
永瀬廉さま
吉川愛さま
こうして改めてお手紙を書くのは、なんだか照れくさいです。
たぶん、2人もこういうのは苦手なタイプなのではと思います。
ただ、せっかくの機会なので、この場を借りて私からの思いを目一杯伝えたく思います。
ちょっとの間、聞いてください。
『鬼の花嫁』の監督をすることは、私にとって初めてのことだらけの、ある種の戦いの場でもありました。いつもプレッシャーと横並びで、自分を疑った瞬間も、歯を食いしばったことも、ありました。それでも何でも、とにかく一番に目指したのは、永瀬廉と吉川愛という俳優の、これまで史上”最高“の作品にするということです。そのために、2人とどれだけ深く心を交わせるかが勝負だと思っていました。
この勝手な思いを抱いて、2人と向き合った始めの頃、思い知ったことがあります。永瀬くんも、愛ちゃんも、当たり前だけれど”簡単じゃない“、簡単には心に触れさせてもらえない、本当を引き出すことができないだろうということです。
2人とも、この世界で生きてきて傷つくことも、時には失望することもあったろうと思います。それでも、背負ったものを引き受けて、必ず形にしなければならない。だから、ひとりで立つことに慣れていて、誰を頼らずとも歩いていける。そんな印象を受けました。
愛ちゃん
出会った日に、柚子についてたくさん話したよね。あの日に伝えてくれた言葉のおかげで、私の中で柚子という人が立ち上がり、歩き出すことができました。
その日決めたのは、吉川愛という人の“本当“を信じ続けるということです。
きっと愛ちゃんは違和感を持ったままでも、飲み込んで芝居を立ち上げることができる。だからこそ、この作品ではあなたの本当を引き出したい、それだけを願っていました。
いつも正直に、本音を投げる愛ちゃんのボールは的確で鋭くて、絶対に取り損なうものかと、気が抜けない。そんなキャッチボールが続いた先で、一緒に悩んで答えを見つけたあの瞬間の喜びは忘れられません。難易度が高くて、とても楽しいキャッチボールでした。
諦めずにボールを投げ続けてくれて、ありがとう。
永瀬くん
始めの頃、永瀬くんは私がどんな監督なのか、信じられる人間なのか、慎重に探っていたような気がします。私はそんな永瀬くんの中にある物語に触れたくて、どうすればその扉を開いてくれるのか、監督と俳優として心を交わし合えるのか、ずっと探っていました。
決めたのはただ一つ、永瀬くんの視線から逃げないこと、永瀬くんを見つめ続ける、正直に向き合い続けるということです。というか、それしか出来ないと思いました。
見つめる中で驚いたのは、日々永瀬くんの魅力が更新され続けていったことです。昨日は知らなかった新しい魅力を毎日発見してしまう、こんな経験は初めてでした。玲夜を通して永瀬廉という俳優の魅力がグングン拡大されてレンズに迫ってくる感覚になって、まだまだもっといけると演出にもドライブがかかっていく。その繰り返しの中、気づいたらふっと扉の中に踏み込んでいた、踏み込ませてくれたような気がしています。
その豊かな物語を見せてくれて、ありがとう。
永瀬くん、愛ちゃん。
2人が尽くしてくれたたくさんの覚悟と努力を改めて思います。その裏にはきっとしんどさや悲しいこともあったはずで。それでもいつも前向きに、笑顔で現場にいてくれた。
並んで歩いた日々を思い返すたびに、胸がギュッとなるほど、一緒に撮影した時間が私の中でとても大切な記憶になっています。
カッコよくて、可愛くて、似たモノ同士のせっかちで、何より心強い戦友でした。
この道のりを、手を繋いで一緒に歩いてくれて、ありがとう。
池田千尋
■映画情報
『鬼の花嫁』
大ヒット上映中!
原作:クレハ『鬼の花嫁』(スターツ出版文庫)
コミカライズ:作画・富樫じゅん/原作・クレハ(スターツ出版『noicomi』)
出演:永瀬廉 吉川愛
伊藤健太郎 片岡凜 兵頭功海 白本彩奈 田辺桃子 谷原七音
尾美としのり 眞島秀和 陽月華 橋本淳 嶋田久作 尾野真千子
監督:池田千尋
脚本:濱田真和
主題歌:「Waltz for Lily」King & Prince
イメージソング:「Ray」由薫
配給:松竹株式会社
(C)2026「鬼の花嫁」製作委員会
■関連リンク
『鬼の花嫁』作品サイト
https://movies.shochiku.co.jp/onihana/
King & Prince OFFICIAL SITE
https://www.universal-music.co.jp/king-and-prince/




