新しい地図と日本財団が共同で運営する「LOVE POCKET FUND」(愛のポケット基金)が支援を決定した「らいか堂」が開所。5月3日に輪島市の人々とともに開所式が開催され、当日は残念ながら仕事のため欠席となってしまった稲垣吾郎、草なぎ剛(「なぎ」は、弓へんに旧字体の前+刀が正式表記)、香取慎吾からのメッセージも到着した。
■「令和6年能登半島地震支援プロジェクト第五弾支援」とは
2024年1月に発生した令和6年能登半島地震、そして同年9月に発生した令和6年奥能登豪雨の甚大な被害を受け、「LOVE POCKET FUND」では、被災された方々の命が脅かされることがないよう、そして一日でも早く元の暮らしを取り戻せるよう、継続的な支援活動を行ってきた。
しかしながら、現地の方々の多くは未だに安心できる生活環境を取り戻すことができていない。特に、地震と豪雨の二重被害が深刻な輪島市などでは少子高齢化が進んでいたうえに、医療体制まで大きなダメージを受けてしまい、仮設住宅で孤立しがちな高齢者などリスクが高い方々の災害関連死などの二次被害の危険性が高まっている。
このように逼迫している現地の医療体制を補完し、特に災害関連死の危険などがある高齢者の方々を支え、さらには輪島市街地全体の復興に寄与するために「LOVE POCKET FUND」が第五弾支援として行なったのが、「らいか堂」(支援当初の呼称「コミュニティBASEうるしはら(仮称)」)の開設支援だ。
■「らいか堂」について
高齢者を中心とするあらゆる世代の地域住民、復興を支援する関係者、そして医療関係者らが日常的に訪れ交流できる、輪島市河井町の交流拠点。復興のために住民の方が譲渡してくださった民家を、隣接する総合診療クリニック「ごちゃまるクリニック」の地域ケア活動を発展させた「一般社団法人ごちゃらあと」が改築し、運営していく。拠点開設の工事は2025年春頃に開始され、5月3日をもって開所となった。
この拠点は特に震災・豪雨の被害がどちらも大きい輪島市街地の中心に開設され、周辺の仮設住宅からもバスや徒歩でアクセスしやすい立地。お茶会や季節のワークショップなど、ご高齢の方でも気軽に立ち寄れる場づくりを通じて、クリニックの医療関係者をはじめとした多職種連携や、周辺住民が互いの近況を気に掛け合える状態が生まれ、結果として孤立による健康状態の悪化や災害関連死を未然に防ぐことにも繋がる。
■「らいか堂」開所式当日レポート
5月3日、無事、らいか堂の開所式が輪島市内で行われました。
一般社団法人ごちゃらあとの理事長、小浦友行さんのご挨拶はじめ、輪島市市長、各町内会会長の皆さん、建築関係者の皆さんなどのご挨拶があり、当日仕事のため会場には伺うことのできなかった稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾からのメッセージ映像も上映されました。会場にはこの日を待ち望んでいた地域の皆さんが200名近く(※スタッフの皆さん含む)が詰めかけ、開所を祝う笑顔にあふれたひとときとなりました。
「らいか堂」は地域の方々の意見が反映され、床づくりなどのDIY活動を通じて実際に地域の皆さんの尽力によって完成しました。数々の調度品なども解体された地域のお宅から譲り受けたものが多く、NPO法人じっくらあとの理事長・小浦詩さんのお話によると、工事が始まって以来積み重ねてきた地域、スタッフの皆さんとの歩みがすべて形となっており、とても意義深いものと感じられたとのことでした。
小浦友行さんもここまでの道のりを振り返られながら、今も困難な中にいるものの明るい兆しも芽生え始めていること、厳しい自然風土のなかで培ってきた、大きな底力を発揮しようとしていることを語られ、「私たちはこれから『らいか堂』を通じて一人ひとりが望む小さな幸せ体験をともに見出し、紡ぎあい新たな日常をとりもどしていきたいと思います」「すべての思いを否定せず命と同様、あるいはそれ以上に大切なこと、復興を超え、すべての皆様と地域内外の皆様と願い果たしていきたいと思います」と語られました。
さらに、会場では、能登でお祝いの時で披露される「まだら」の歌・舞いが披露され、地域生産の野菜や近隣の飲食店の名物が盛り合せの「ふるまい」サービス、さらには朝市で皆さんに愛され、今は味わうことができなくなってしまったぜんざいの味が提供され、心も体もすべてが地域の皆さんが愛する食・文化であふれたひとときとなりました。
<5月3日 概要>
開所式。清祓式
来賓祝辞など(各町内会長さま、「らいか堂」関係者、日本財団 相澤常務ほか)
式典終了後、祝賀会、施設内覧会
「まだら」披露(能登地方のお祝い歌)
アニメ上映
(能登で撮音をした音をもとにつくられたアニメーション)
その他、ふるまい(輪島市ならではの食を提供)、写真展示など
■稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾 コメント
稲垣吾郎 本日はらいか堂、ご開所
3人 おめでとうございます!
稲垣 今日は仕事でそちらに行けなくて申し訳ありません。2024年1月の能登半島地震、9月の奥能登豪雨と二度にわたる災害のあと、今日まで皆さんが積み重ねていらっしゃったご苦労を思うとき、ぼくたちは言葉を失ってしまいます。
草なぎ剛 「ごちゃらあと」の皆さんは、ご自身も被害を受けた中で何度も立ち上がり、これまで輪島市の皆さんを支え続け、本当に大変な日々だったと思います。
香取慎吾 そして、輪島市の皆さん、一緒に力を合わせご協力くださり、本当にありがとうございました。直接この気持ちが伝えられなくて残念ですが、少しでもそちらに僕たちの気持ちが届けば、と思います。
稲垣 地域で受け継いでいきたいものが「らいか堂」という場でこれからもはぐくまれていくよう、僕たちは離れてはいますが心はひとつ、これからも寄り添っていけたらと思います。
3人 本日は本当におめでとうございます。
■支援の概要
・支援先:一般社団法人ごちゃらあと(「コミュニティBASEうるしはら(仮称)」(理事長:小浦友行。小浦氏が院長を務める「ごちゃまるクリニック」の地域ケア活動を発展させた法人。)
・支援額:LOVE POCKET FUNDより、1億3,105万7,301円を支援。リノベーション費用や運営費など最低限必要な費用を対象とする。地域に根付いた拠点となるよう、事業立ち上げ期の2年間の人件費・運営費などもサポートする。
・内訳:
(1)建築費(什器備品費、設計監理費込み)82,577,941円
(2)運営費(人件費、光熱水費等込み)48,479,360円
・日本財団の「みんなの憩いの場」プロジェクト:被災地に物理的な交流拠点を設け、災害関連死を防ぐのみならず、その地域の文化・コミュニティを強化することを目指すプロジェクト。「コミュニティBASEうるしはら」も同プロジェクトの一環で設置・運営される憩いの場のひとつであり、地域医療との連携に専門性を有する拠点である。
■関連リンク
「LOVE POCKET FUND」OFFICIAL SITE
https://love-pocket-fund.jp/
新しい地図 OFFICIAL SITE
https://atarashiichizu.com




