5月15日より全国公開中の映画『正直不動産』の大ヒット開店御礼舞台挨拶が、5月25日にT・ジョイ博多、5月26日にTOHOシネマズ梅田で行われ、主人公・永瀬財地を演じた主演の山下智久が登壇した。
■「ぜひとも続編を作りたいですね」
25日に行われた<福岡出張>舞台挨拶では、「ようこそきんしゃった! ちかっぱかっこよか~」とMCに言われると、照れ笑いを見せながらも「お集まりいただきありがとうございます」と挨拶。
福岡には昔から、コンサートや映画の舞台挨拶で来ているという山下は、「リリー・フランキーさんが北九州市の小倉出身なので、おいしいお店を教えてもらって来たりしてますね。先生にお世話になっています」と意外な交友関係を明かし、「おいしいものも多いですよね。水炊き食べたいです。プロテイン豊富ですし(笑)イカも食べたいし、もつ鍋も食べたい」と福岡グルメを楽しみにしている様子。
その流れから、「『正直不動産』メンバーでお店選びにいちばんうるさそうなのは、正直誰でしょう?」と尋ねられると、「僕もこだわりが強いタイプなんですが…市原隼人くんは料理もされるし、自分で市場にも行って新鮮な魚をゲットしたり、包丁にもこだわったりしているからいちばんかも。(隼人くんは)年齢も近いし食事も何度か行っています」と共演エピソードを語り、「ドラマでは永瀬以外のキャラクターのプライベートが出てこないので今後は掘ってみたいです」と次回作を匂わせるような発言も。
「約5年間、同じメンバーでやってきて、まさか映画にしてもらえるなんて思っていなかったので皆さんが観ていただけるならぜひとも続編を作りたいですね」と続編制作に意欲を見せた。
『正直不動産』シリーズに関しては、「セリフが普段使わない不動産用語で難しい。ドラマのときはもう覚えられない、間に合わないかもしれないと思うくらい大変だったんです。今はドラマのシーズン1に比べれば基盤ができたのですが、まだまだ知らない用語がたくんさんあるので大変です。でも実際、不動産にも興味が出ましたし学ぶことも多く、漫画も含めてめちゃくちゃ感謝してるんです」と苦労もあると明かしつつ、シリーズ愛を口にした。
映画が公開して約1週間、大ヒット中の反響を聞かれると、「褒めてもらうこともたくさん。今まであまり声をかけていただかなかったおじ様たちにもサウナで声をかけられるようになりました。今まで縁がなかった層なのですごくうれしいです。あと、友達がたまに風を顔に吹きかけてくることがあります。“本音を言え!”と。絶好の機会だと思って本音をぶちまけさせてもらっていますよ」と山下のプライベートにも永瀬のキャラクターが浸透していることを明かした。
そしてここで、映画を見終わったばかりの会場のお客さんからの質問コーナーに。すると、「大丈夫ですか? 僕行かなくて」との言葉とともに山下がマイクランナーとして自らステージを降りファンの元へ。そんな神対応に会場が割れんばかりの歓声に包まれるなか、「どうもどうも」とにこやかに練り歩くと、最後尾のお客さんに自らマイクを手渡し。
お客さんからの「『正直不動産』に出て、次引っ越すところを今までと違う視点で見たりしますか?」という質問に、「不動産屋さんたちも仕事なので、物件を借りてほしいじゃないですか。僕は1ミリも騙されたくないのでセカンドオピニオン、サードオピニオン聞くようにしてますね。自分でちゃんと相みつ取らないとなと思っています。相みつ大事!」と、もともと息を吐くように嘘をついてきた不動産営業・永瀬財地を演じた山下だからこそ語れる“正直”な不動産選びのコツを伝授した。
さらに2問目の質問にもマイクランナーとして客席に降り笑顔でファンの元へ。「今、正直に言いたいことってありますか?」というド直球な質問が飛び出すと、少し悩みながらも、「正直、あと3回観てください!!」とまるで永瀬のような言い回しで頭を下げ、会場を盛り上げた。
そして最後に、「今の世の中デジタル化が進みすぎていて、人と人のつながり、心と心のふれあいみたいなのが薄れてしまっているんじゃないかと思います。この映画は自分の足で仲間のために走り回る泥臭さも売りのひとつなので皆さんにもこの映画を観ていただいて大切な友人のことなど、誰かを思い出すきっかけになればうれしいです。僕らの優しさが皆さんに届いていることを願っております。皆さんお忙しいところ、ありがとうございました」と映画に込めた思いを語り舞台挨拶を締めくくった。
フォトセッションでは会場のお客さんたちとも山下自ら動画を撮影し。和やかな雰囲気の中、福岡での舞台挨拶は終了した。
■「気づけない優しさが散りばめられていて、心の奥のほうで何かいいなと思う作品です」
そして翌26日には大阪でも出張舞台挨拶に登壇。TOHOシネマズ梅田スクリーン1につめかけた観客の歓声が飛び交うなか登壇した山下は、「(このスクリーンは)日本でいちばん座席数の多い劇場で724席あると伺いました! 控室で大阪名物のイカ焼きとたこ焼きもいただきました。短い時間ですが本音をぶちまけさせていただけたらと思ってます!」と挨拶。
阪でのエピソードを聞かれると、「子供の頃からコンサートツアーとかで回らせていただいて、大阪城ホールだったりとか、関西の友人たちだったりもいます。あと、いちばん最初に僕がテレビ番組のロケをしたのが大阪だったんですよ。11~12歳の頃、初めての大阪で、どんぐりの着ぐるみを着て絶妙にカルチャーショックを受けたのを覚えています(笑)。それから毎年のように来ているので、まだまだ知らないところはいっぱいありますが馴染みはあります」と昔のエピソードも交えながら大阪との思い出を明かした。
映画を観たばかりのお客さんを前にしての率直な気持ちを聞かれると、「(客席を見回して)優しい眼差しをいただいているのできっと映画も喜んでいただけたと思っています。男性の方もいらっしゃって、幅広い世代の方に楽しんでいただける映画だと思っているので、皆様の優しい表情を見れてうれしいです」と満席の観客を前に喜びを口にした。
さらに、「もしも永瀬が大阪で不動産営業をするとしたら…」と問われると「ムズ!」と笑いながらも、「嘘がつけないので本音は本音でいくと思うんですけど。大阪の人たちの心を掴むにはどうしたらいいか…ちょっとだけ派手なネクタイをするとか、声のトーンをもうちょっとだけ上げてみる(笑)」と大阪版永瀬をイメージさせるサービストークも披露した。
そしてここで、大阪でも会場のお客さんからの質問コーナーへ。今回も挙手で会場のお客さんからの質問を募ると山下自ら、「行きます!」とステージを降り、700名を超えるお客さんが詰めかけた劇場を笑顔で手を振りながら歩き回り、大盛り上がりのなか、いちばん後ろのお客さんへとマイクを手渡すと、お客さんから「エンドロールの製作の欄にもお名前が入っていましたが、どんなところに加わったんですか?」という質問が。
山下は「今回、楽曲が2曲ありまして。その2曲の詞を監督と相談しながら書かせていただいたことがいちばん大きいところだと思います。あとはアドリブを結構入れていたので、そこもある意味製作に携わっていたかなと思います(笑)」と正直に回答した。
また、別のお客さんからは「ドラマでは“いい顔になったな”、映画では“たまには風を浴びる時間も作れよ”という山崎努(「崎」は、たつさきが正式表記)さんのセリフが出てきましたが、山P個人としてはどう受け止めていますか?」という山下が師匠と慕う山崎努との共演に関する質問が。
質問者が間近に迫った山下に感極まるなか、優しい笑顔で質問を受け止めた山下は「自分が初めて主演したドラマが20年くらい前で、その時に山崎さんは大切なことをたくさん教えていただいた師匠。先生だと思っています。今回も“お前のためなら”と言って1時間くらいだけ現場に来てくださって、ずっとなんだか見守ってもらってるような感覚がありました。初めて会った時の努さんの表情が浮かんできて、永瀬でありながら個人的な思いも溢れてきたシーンでした。また共演したいなという気持ちです」と優しく回答した。
そして最後に、「『正直不動産』という作品に携わらせていただいてから5年以上経ちましたが、映画という形で皆さんに観ていただけるのはうれしくて最高のご褒美だと思っています。監督はじめスタッフ、キャストが真心をこめて作りました。日常って結構当たり前になっちゃうと思うんですけど、気づけない優しさが散りばめられていて、心の奥のほうで何かいいなと思う作品です。正直、あと…3回観てください!!!」と最後に大阪でも永瀬張りの声量で頭を下げ、映画を正直にPRした。最後には、福岡と同様、山下自ら会場のお客さんと一緒に記念撮影。『正直不動産』らしい温かく優しい雰囲気で舞台挨拶は幕を閉じた。
■映画情報
『正直不動産』
大ヒット公開中
出演:山下智久
福原遥
市原隼人 泉里香 長谷川忍 見上愛 松本若菜
西垣匠 伊藤あさひ 財津優太郎 馬場徹 松田悟志
山﨑努 吹石一恵 岩崎大昇(KEY TO LIT) やべきょうすけ 福士誠治 吉澤健 市毛良枝
ディーン・フジオカ 大地真央 / 倉科カナ 高橋克典 草刈正雄
原作:大谷アキラ(漫画) 夏原武(原案) 水野光博(脚本)『正直不動産』(小学館「ビッグコミック」連載中)
監督:川村泰祐
脚本:根本ノンジ
配給・宣伝:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント インターナショナルプロダクションズ
■関連リンク
映画『正直不動産』公式サイト
https://shojiki-movie.jp/




