SixTONESのメンバーとして活躍するいっぽう、俳優としても数々の話題作に出演している松村北斗。『第49回日本アカデミー賞』では「優秀主演男優賞」を受賞するなど数々の賞を受賞し、その表現力は高く評価されている。
NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』への出演をはじめ、映画やドラマで繊細な青年からミステリアスな人物、個性派キャラクターまで幅広い役柄を演じ、多くの視聴者を魅了してきた。本稿では、松村の表現力が光る印象的な役柄を厳選して紹介する。
■日本アカデミー賞「優秀主演男優賞」を受賞!映画『秒速5センチメートル』で喪失感を抱える青年を熱演
新海誠の名作アニメーションを実写化した映画で、主人公・遠野貴樹を演じた松村。幼少期の初恋を胸に抱えたまま大人へと成長し、喪失感や焦燥感を抱えながら生きる青年を、繊細な表情や静かな佇まいで表現した。
言葉にならない感情まで丁寧ににじませる演技が高く評価され、第49回日本アカデミー賞では優秀主演男優賞を受賞。松村の俳優としての新たな代表作となった。
■映画『ファーストキス 1ST KISS』で若き日の夫・硯駈を繊細に表現
坂元裕二が脚本を手がけたオリジナルのタイムトラベル・ラブストーリー。夫を亡くした妻・カンナ(松たか子)が過去へ戻り、若き日の夫・硯駈(松村北斗)と再び出会う物語だ。
松村は、まっすぐで誠実な硯駈を自然体で演じ、何気ない日常の温かさから、大切な人を思う切実な心情まで、繊細な感情の揺れを丁寧に表現。本作への出演で、『第49回日本アカデミー賞』では「優秀助演男優賞」を受賞し、その演技力の高さをあらためて印象づけた。
■ドラマ『告白-25年目の秘密-』で純愛と狂気の狭間を熱演
初の連続ドラマ主演作となる『告白-25年目の秘密-』。現在放送中の本作で松村は、初恋の相手に25年間片想いを続ける雪村爽太を演じている。一途な優しさと、執着にも見える危うさを紙一重で表現し、静かなまなざしや繊細な感情の揺らぎで物語をけん引。
純愛と狂気の境界線を説得力たっぷりに体現し、新境地ともいえる演技を見せている。
■映画『夜明けのすべて』でパニック障害を抱える青年を静かに体現
PMSによって感情を抑えられなくなる藤沢さん(上白石萌音)と、パニック障害を抱える同僚・山添孝俊が、互いの不調を理解しながら支え合っていく物語。松村は、以前のように働けなくなり、生きる気力を失った山添を演じた。
感情を大きく表に出すのではなく、沈んだ声や佇まい、わずかな表情の変化で心の揺れを表現。藤沢さんとの交流を通して少しずつ前を向いていく姿を、繊細な演技で丁寧に描き出した。
■ドラマ『西園寺さんは家事をしない』でシングルファーザー役に挑戦
2024年7月期に放送されたTBS系ドラマ。ひうらさとるの同名漫画を原作に、家事をしないことを信条とする西園寺一妃(松本若菜)と、シングルファーザーの楠見俊直(松村北斗)が「偽家族」として共同生活を送るハートフルラブコメディだ。
松村は、不器用ながらも娘を深く愛する父親を好演。恋や家族との時間をとおして少しずつ変化していく心情を細やかに表現し、温かな人柄を印象づけた。
■ドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』でミステリアスなギャルソンを好演
2022年4月期に放送されたカンテレ・フジテレビ系ドラマ。恋に本気になれない6人の男女が、それぞれの恋愛観や価値観と向き合いながら成長していくラブストーリーだ。松村は、フレンチビストロのギャルソン・長峰柊磨を演じた。
女性を惹きつけるミステリアスな雰囲気をまといながらも、心の奥に孤独や葛藤を抱える複雑な人物像を繊細に表現。物語が進むにつれて見せる人間味溢れる姿も、多くの視聴者の心をつかんだ。



