9月4日、羊文学の全国ホールツアー『羊文学 TOUR 2026 “すーーーはーーー”』が新潟にてついに開幕した。
■ファイナルの代々木体育館へ向けて胸が高鳴るツアー初夜
今回のツアーは、国内10都市のみならず台湾・高雄公演での追加公演を含むバンド史上最大規模となる。ツアーファイナルには国立代々木競技場第一体育館での2days公演が控えるなど、彼女たちにとって大きな節目となる旅路だ。
その記念すべき初日の舞台に選ばれたのは、バンドにとって実に2年ぶりとなる新潟でのワンマン。暗転とともにステージへ姿を現した塩塚モエカ(Vo/Gu)、河西ゆりか(Ba)、YUNA(サポートDr)の3人は、ツアータイトルが示す通り、どこか肩の力の抜けたリラックスした佇まい。しかし、ひとたび楽器を鳴らせば会場の空気は一変する。ライブでお馴染みの定番ナンバーで一気にフロアを惹きつけたかと思えば、久しぶりに披露される楽曲まで、彩り豊かな楽曲群が惜しみなく繰り出されていく。
「バンド史上過去最長」と塩塚が語った通り、この日は20曲以上を演奏する大ボリュームのセットリスト。それにもかかわらず、楽曲が持つ繊細な抑揚とドラマチックなライブの起伏によって、観客に時間の経過を一切感じさせない圧巻の没入感を生み出していた。
ライブ終盤に、塩塚はこれまでの歩みを静かに振り返りながら「羊文学に出会って私は15年。ゆりかちゃんは10年。綺麗なことが好きで、やっとそんな好きなことができはじめてきたと思う」と語った。
近年は国内の主要フェスやアジアツアーを通じ、目覚ましい勢いでステージを駆け上がっている羊文学。スケール感を増しながらも、力むことなく、良い意味で肩の力が抜けたしなやかなサウンドを鳴らす彼女たちの姿は、どこまでも等身大で美しかった。
最高の一歩を踏み出したこのツアーが、全国、そして高雄を経てファイナルの代々木体育館へと到達したとき、一体どんな景色を見せてくれるのか。胸が高鳴るツアー初夜となった。
PHOTO BY 岩澤高雄
■【画像】羊文学新潟公演ライブ写真
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