現在敢行中の全国ホールツアー『羊文学 TOUR 2026 “すーーーはーーー”』。その唯一の海外追加公演となった台湾・高雄2days(10月24日・25日)が、「LIVE WAREHOUSE」にて開催された。
■イントロが鳴るたびに歓声や拍手が上がり、ダイレクトなリアクションが会場を満たす
アナウンス直後からアクセスが集中したチケットは2日間ともに即時ソールドアウト。2日間で延べ3000人のプラチナチケットを手にした観客で埋め尽くされたフロアは、異国の地であることを忘れさせるほどの熱気に満ちていた。
2023年の台北ワンマン即完からアジアツアー全11公演ソールドアウトを経て、6月にはアジア最大規模の音楽賞「第37回 金曲奨」レッドカーペットへ日本人アーティストとして唯一登壇。10月にも韓国「釜山国際ロックフェスティバル」へ出演するなど、いまやアジア規模でめざましい躍進を続ける羊文学。確固たる信頼関係を築いてきた台湾オーディエンスの凄まじい期待と歓声に迎えられた。
超満員の客席の前にメンバーが姿を現すと、フロアから大きな歓声が沸き起こった。じっくりと音に聴き入る日本のホール公演とは異なり、イントロが鳴るたびに歓声や拍手が上がり、ダイレクトなリアクションが会場を満たす。静かなメロディから轟音のギターへと移り変わる力強い演奏に、言語の壁を越えてフロア全体が熱く引き込まれていった。
さらにMCでは、メンバーが準備してきた現地語を交えて客席へ語りかける場面も。塩塚(Vo./Gu)が前夜の天候を気遣いながら台湾語で「逐家好! (皆さんこんにちは!)」と挨拶すると、フロアからは待ってましたとばかりに歓声が上がる。
後半のグッズ紹介では、河西が「みんな、ちゃんと呼吸してますか?」と客席に問いかけ、ツアータイトルである「すーーーはーーー」は台湾の言葉で何と言うのかをオーディエンスに質問。ファンから教わった「吸、吐! (スー、ハー!)」の掛け声を合図に、ステージと客席全員で声を合わせて息を吸い、吐き出す微笑ましいコール&レスポンスが巻き起こるなど、言葉の壁を越えて心を通わせる温かな一体感が生まれた。
等身大の言葉でまっすぐに感謝を伝える彼女たちに、フロアからは温かい歓声と拍手が絶え間なく送られ、会場全体が心地よい連帯感で満たされていった。
初日・新潟からスタートし、全国各地のホール、そしてチケット即日完売の熱狂を見せた台湾・高雄を経て、バンドとしての進化としなやかな強靭さを更新し続けてきた『羊文学 TOUR 2026 “すーーーはーーー”』。
アジアのオーディエンスから受け取った凄まじいエネルギーを胸に、彼女たちはいよいよツアーの集大成となるファイナル公演へと向かう。迎える舞台は、11月10日・11日の国立代々木競技場 第一体育館2days。バンド史上最大のスケールで描かれる現在の羊文学の最高到達点を、ぜひその目で確かめよう。
■アジア各都市へ波及するカルチャーの連動:POPUPストアの盛況
今回の熱狂は、チケット即日完売となったライブハウスの中だけに留まらない。バンドの世界観を多角的に体感できるスペシャルPOPUPストアが、東京・渋谷からはじまり、ソウル、台北、高雄、上海といったアジア主要都市で巡回展開されている。
高雄公演の期間中、会場に隣接する人気アートスポット「駁二芸術特区(The Pier-2 Art Center)」で開催されたPOPUPストアには、レコードや限定グッズ、展示を目当てに連日長蛇の列ができた。単に音楽を届けるだけでなく、カルチャーやライフスタイルとしても現地のファンに深く愛されていることが肌で感じられる光景だった。
メイン写真:PHOTO BY kiki tsai
■【画像】ライブフォト
■【画像】駁二芸術特区(The Pier-2 Art Center)で開催されたPOPUPストアの様子
■関連リンク
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