THE F1RST TIMES

COLUMN

2021.09.13

OH MY GIRLの求心力。#DunDunDancechallenge で話題の彼女たちの魅力

TEXT BY 土屋恵介

■うさ耳ダンスでキュートになれる!「Dun Dun Dance」チャレンジ

7人組K-POPガールズグループ・OH MY GIRL。今年5月に韓国で発表され、大ヒットとなったディスコフレイバーのダンスポップチューン「Dun Dun Dance」が、このたび日本語バージョンとなって日本のファンに届けられることとなった。

耳に残る“Dun Dun Dance”のフレーズが爽快なサビは、振り付けも最高にキャッチー。手をうさぎの耳のようにして踊る“うさ耳ダンス”は、この夏TikTokを中心にSNSで注目を集めることとなった。

@ohmygirl_japan

OH MY GIRL 『Dun Dun Dance-Japanese Ver.-』7/21配信スタート🎶#DunDunDance 🧸💘#DunDunDancechallenge#スンヒ #だんだんだんす#OHMYGIRL #OMG #오마이걸 #おまごる

♬ Dun Dun Dance Japanese Version – OH MY GIRL

メンバー自身が様々なロケーションで踊る動画がアップされると次第に同様のダンス動画の投稿が増え、ITZYなど他のK-POPアイドルたちも「Dun Dun Dance」を踊る動画を投稿したりと、キュートな“うさ耳ダンス”は世界中に拡散していったのだ。

@itzyofficial

Dun Dun Dance🐻#ITZY #있지#OHMYGIRL #오마이걸#DunDunDance #던던댄스 @wm_ohmygirl

♬ Dun Dun Dance – OH MY GIRL

では、話題の「Dun Dun Dance」をバズらせたOH MY GIRLの魅力を探っていこう。

■競争が激化する音楽シーンで人気を保持する、その魅力とは?

OH MY GIRLは、様々な表情を見せる“コンセプトの妖精”として2015年4月韓国でデビュー。グループの愛称は“おまごる”、ファンの呼称はMIRACLEで、グループ名には“大衆のマイ・ガールになりたい”という意味が込められている。なお、2015年デビュー組として、TWICEや今年5月に活動を終了したGFRIENDなどが挙げられる。

今年デビュー6周年を迎えたわけだが、流れの早いK-POPシーンで6年以上も高い人気を集め続けているのはかなりすごいことであると同時に、いつまでもフレッシュな雰囲気を持ち続けているのが面白いポイントだ。もちろん、グループの方向性もあるのだが、根本は自然体なメンバーのパーソナリティが大きく反映しているように思う。

メンバーは、にこやかな笑顔と明るいボーカルが魅力のリーダー・ヒョジョン、カッコ良いラップを見せるミミ、グループのセンターで圧倒的なダンススキルを持つユア、ずば抜けたボーカル力を誇るスンヒ、クールビューティーなジホ、美しくスポーツ万能なビニ、歌番組MCやTVドラマなどでも活躍するアリンで構成されている。

際立つ個性を持った7人の歌は、ハイトーンから低音までレンジが広く、ダンスもキャッチーなわかりやすさがありながら実はハイレベル。指先、足先までこだわったしなやかさ、全員の見事に決まったフォーメーションダンスは芸術品のような美しさを感じてしまうほどだ。

■際立った7人の個性を生かして紡がれる、多種多様な楽曲群

OH MY GIRLの音楽性は、大きな括りで言うと“清楚系ポップ”。キャッチーなダンスチューンからしっかり歌を聴かせるバラードまで幅広くあるのだが、どんな楽曲にも儚さと上品さが備わっているのが特徴だ。

抑揚のあるメロディはとにかく素晴らしく、アレンジもスパイスが効いている。6年の間に流行に合わせたサウンドの変化はあるものの、基本スタイルは大きくは変わっていない。
個人的にOH MY GIRLの楽曲で最初にハッとさせられたのは、2015年10月に発表された「CLOSER」。

美しいメロディが響くミディアムテンポのポップチューンなのだが、コーラスを多用したボーカルワークなどから他にはない神聖な雰囲気を感じたほどだ。

その後もエスニックフレイバーの入った爽やかなポップナンバー「WINDY DAY」、キャッチーなエレクトロニックチューン「Remember Me」、切なさの響くドラマチックなナンバー「The fifth season」など良曲を出し続けていく。

■人々を惹きつける、歌とダンスに邁進したOH MY GIRLの軌跡

そうしたOH MY GIRLの活躍ぶりはもちろん日本にも伝わり、2018年8月にはヒョジョン、ビニ、アリンのユニットOH MY GIRL BANHANAが1stミニアルバム『バナナが食べれないサル』で日本デビュー。

そして、2019年1月に日本1stアルバム『OH MY GIRL JAPAN DEBUT ALBUM』で、OH MY GIRLは正式に日本デビューを飾る。

ただひたすらまっすぐに、実力をつけてきた彼女たちの強さは、コロナ禍にこそ発揮されるのかもしれない。

昨年5月にミニアルバム『NONSTOP』を発売するとリード曲の「Nonstop」が韓国の全音楽番組チャートで1位を獲得し、さらに収録曲の「Dolphin」がスペシャルMVがきっかけでSNSで大きな話題に!

その2曲は世界的にもロングヒットとなり、さらに韓国ストリーミングシェア最大手Melonで「Nonstop」に続いて「Dolphin」が480日連続チャートイン。TWICEの「CheerUp」の記録479日を上回り、ガールグループ最長記録の1位と2位を獲得するという出来事があった。それはまさに、OH MY GIRLの底力の証明と言っていいだろう。

こうした彼女たちの積み上げてきた歩みが実を結び、今年5月の「Dun Dun Dance」のヒット、TikTokなどのSNSへと勢いを拡大しているように思う。

■6年間の活動の蓄積とともに改めて輝きを放つ、OH MY GIRL

「Dun Dun Dance」がでバズったことは、キャッチーな歌メロと“うさぎダンス”というわかりやすい組み合わせがとてつもなく大きい。言ってみれば、2010年代前半のK-POPのフックソングに近い雰囲気すら感じる。

さらに言うと、EDMが席巻した2010年代中盤以降のドロップと呼ばれる歌のないトラック、歌詞が乗ってもワンフレーズというものがサビの役割を担う楽曲が増えた状況が、「Dun Dun Dance」へと作用をした印象もある。

ドロップが主流の中でサビメロ全開の「Dun Dun Dance」が見事に映え、インパクト大、ショートフレーズ命のTikTokカルチャーにずばりハマったという見方もあるように思えるのだ。

優れたビジュアル、歌、ダンスで魅了しながら、親しみやすさ溢れるOH MY GIRL。塞ぎ込むことの多い今の世の中に、彼女たちのホッとできる安心感はとても大きい。

“大衆のマイ・ガールになりたい”というグループ名の意味が、6年間の活動の蓄積とともに改めて輝きを放っているのではないだろうか。


リリース情報

2021.09.22 ON SALE
SINGLE「Dun Dun Dance Japanese ver.」


OH MY GIRL JAPAN OFFICIAL SITE
https://ohmygirljapan.jp/