TEXT BY 田中久勝
■結成(デビュー)メンバーは12月21日に発表される
ソニーミュージックが主催し、清水翔太が審査委員長をつとめ注目のオーディション“ONE in a Billion”(以下ワンビリ)。現在、ダンスボーカルグループの常識を超えた、Z世代のエンターテインメントグループの結成メンバーのオーディションが進行中だが、12月14日、そのファイナル審査がYouTubeで公開された。最終審査に進んだのは、ルナ、ミユ、アコ、アイカ ビンギラ、ケイジ、ワタル、カオラ、タイラ、モカ、リオン、ヒロキ、カシンの様々な才能を持った12人。全5,136名の応募者から、書類・映像審査、オンライン審査、そして清水による対面審査を通過した23名が候補メンバーと選抜された。厳しいトレーニングを受けながらSHOW1(ソロ審査)→SHOW2(グループ審査)→SHOW3(グループ審査)と進み、そして最終審査がここまで勝ち抜いてきた12名がグループA・Bに分かれてのグループ審査(FINAL SHOW)だ。結成(デビュー)メンバーは12月21日に発表される。
一年間の集大成となるこの最終審査に12人は万感の思いで臨み、それぞれが最高のパフォーマンスで感動を生んだ。同時に大きく成長した12人の姿に、これまでワンビリを見守り続けてきた視聴者からは「言葉にならないくらい素晴らしすぎる」「誰一人欠けて欲しくない。同じ夢に向かって頑張るみんなが素敵でした!」「ほんまに人って変われるねんなってワンビリ見てたら再確認できる」「たくさん練習して、努力して、泣いて笑って、やりきって周りが見えてきた笑顔に感動しています」というコメントが殺到した。
■清水翔太から、最上級のメッセージを12人に
パフォーマンスを終えた12人、一人ひとりのコメントを噛みしめるように聞いていた清水も「審査委員長としてはよくないかもしれないけど、親心のようなものが今はあって。グループAもBも、シンガーとしてもダンサーとしても、最初に見た一年前とは見違えるほど成長してくれました。成長できたこと、みんながみんなと出会えたことに価値があると思う。感動しました、ありがとう」と最上級のメッセージを12人に贈った。
ワンビリはコロナ禍の真っ只中でのオーディションということで、緊急事態宣言が発出されている期間はオンラインでのトレーニングという厳しい状況の中で行われ、メンバーだけではなく、指導するトレーナーも同様に、それぞれが試行錯誤を繰り返しながらの難しいものとなった。コロナ禍という、“明日”が見えない状況の中で自身と向き合い、前に進まなければいけないメンバーの中には、自信を失ったり、メンタルに影響してしまう人もいた。そんなメンバーを厳しくも優しい言葉と目で見守り、叱咤激励し続けたのが、清水だ。清水の胸に刺さる数々の言葉とそして思い、メンバー一人ひとりのストーリーとがドラマを生み、ワンビリは多くの視聴者に見守られるオーディションとなった。
■すべてのことを乗り越えられる強さを持ち合わせた表現者を探す
清水は、ダンスや歌のスキルの高さよりも、一人ひとりの未来や可能性を最優先にして総合的に判断していった。どこまでも参加者に寄り添い、人生のアドバイスをする場でもあった。このオーディションに参加したメンバーはこの1年間で人間的に成長し、自ずとパフォーマンスのクオリティも上がり、最終審査に残った12人は当然優劣がつけがたい逸材ばかりとなった。男女混成のグループ結成を謳っていることもワンビリの大きな特徴で、日本でも世界でも、ますます多様性が求められているこの時代に、性別やルーツはもちろん、すべてのことを乗り越えられる強さを持ち合わせた表現者を探し、そして選んだ。
デビューを勝ち取るのは誰か。12月21日、ワンビリ発Z世代のエンターテインメントグループの全貌が発表される。
ONE in a Billion
https://www.youtube.com/channel/UCn_p8PI5TnQB1CGvWcI5L_w