THE F1RST TIMES

COLUMN

2022.04.30

5月病をも吹き飛ばす!あらたな道を切り拓く時、勇気をもらえるK-POP

TEXT BY 真野 彩

進級・進学・就職・異動…と、新年度ということで慌ただしく過ぎ去ろうとしている、4月。新しい環境で挑戦していく不安や緊張、はたまた新しい環境だからこその期待とワクワクに満ちた時期からは落ち着き、思い描いていたことと少し違っていたり、自分に自信を失ったり…思うようにいかないと気持ちが沈みかけている人もいるかもしれない。

そんな時、いつでもそばで勇気づけてくれるのが音楽だ。今まさにあらたな道を進んでいる、あなたの背中を押してくれるK-POPの曲をセレクトしてみた。

ITZY「DALLA DALLA」

新しい環境、新しい仲間、状況の変化で自信を失ってしまうこともあるだろう。そんな時、強力に勇気づけてくれるのが、ITZYのデビュー曲「Dalla Dalla」だ。まずは己がどうありたいか? 自分らしくいることの大切に気づかせてくれるメッセージソング。口ずさめば無条件に気分が上向いてくるメロディなので、この曲を流しながら出かける支度をすれば、元気に満ちた一日を過ごせそうだ。

Stray Kids 「My Pace」

2ndミニアルバム『I am WHO』のリード曲。ノリの良い曲調で、自然と高揚するナンバーだが、歌詞では“まわりと比べなくていい”“大丈夫だよ、前に進もう”と優しく心に寄り添うように呼びかけている。タイトル通り、自分のペースで前に進んでいこうと張り詰めた心を解きほぐす一曲だ。

MAMAMOO「HIP」

筆者が自分を勇気づけてくれるK-POPソングの候補として、すぐ思い浮かんだのが「HIP」だった。昨今の“ガールクラッシュ”ブームの先駆者とも言える、MAMAMOO。彼女たちが“自分自身に対する愛”をテーマにしたというこの曲を聴いていると、不安も悩みも跳ね飛ばすパワーをもらえる。自分が心惹かれるファッション、音楽、カルチャーなどを臆することなく「愛するもの」だと主張できる彼女たちのタフさは真似したいところである。

ONF「Beautiful Beautiful」

デビュー時から音楽プロデュース集団・MonoTreeのファン・ヒョン氏が全面プロデュースし、高い音楽性が話題になっているONF。2017年にデビューした彼らが昨年、一躍ブレイクしたのが「Beautiful Beautiful」である。
“I’m Beautiful(=僕は美しい)”と生きる喜びに満ちた歌詞と勢いのある曲調が心を奮い立たせてくれる。一度聴くと耳から離れない“ Brrram pabam pabam pampam pampabampabamu pam”を口ずさめば、思わず心配ごとや悩みも吹き飛びそうだ。

SuperM「Better Days」

2020年コロナ禍で開催されたWHO主催のオンラインイベント『The Big Event for Mental Health』で披露された「Better Days」。コロナ以前とは違う日常を送っている今、新生活に大きな希望が持てないでいる人もなかにはいることだろう。“日常”自体に変化を求められる今、“僕たちがこれまでの暮らしを失ったとしても、きっと君は新しい自分を見つけることができるよ”という歌詞を聴くと、そんな曇り空の心に光が差し込む。その歌声からはわずかでもいい、ほんの少しだけ前を向けるようにとのエールを感じられる。

テヨン(少女時代)「I (feat. Verbal Jint)」

壮大で力強いメロディと美しい歌声が記憶に残る、テヨンのソロデビュー曲。彼女がデビュー後初めて作詞に参加している。“君が流した涙 君が感じた痛み 全ては/さらに高い所へ飛び立つ日のための準備にすぎない”というフレーズには、夢に向かう彼女の想いの強さを感じる。聴いていると夢に向かって、痛みを恐れず羽ばたく自分の姿も見えてくるのではないだろうか。

LEE HI「BREATHE」

親元や慣れ親しんだ環境から離れると、本当にひとりきりになってしまったように感じることもある。そんな時、そっと包み込んでくれる曲。 “大丈夫 私が抱きしめてあげる ほんとうにお疲れ様”。そんなLEE HI(イ・ハイ)の透明なそれでいて温かさのある歌声に身を任せ、癒されて、また明日からの一日に備えよう。

KEY(SHINee)「This Life」


KEYが作詞を担当し、ファン向けの放送で「悲しい時や悩んでいる時、気持ちを少し楽にする助けになるんじゃないかな」と語った「This Life」。彼が兵役に就く前に出したアルバムの収録曲でもある。彼自身の旅立ちへの期待と不安が織り込まれているから余計に心に響くのかもしれない。特に最後の”My daddy said 쉽진 않겠지만But that’s life(僕の父さんが言ったんだ 楽じゃないだろうけど、それが人生だって)”という歌詞に、“一度きりの人生だから、困難は恐れず自分の思う通りに生きよう”、という力強いメッセージを感じる。

こうして聴いてみると、K-POPには“他人と比べず、自分らしく生きること”を歌う曲が多い。これはK-POPが世界に進出していく過程で、あらゆる文化圏のどのリスナーにとっても“自分の歌だ”と感じられるテーマを追求した結果とも考えられる。

また、近年の韓国では学歴、就職、ジェンダーの問題などと向き合っていることから、こうした“オンリーワン”であることの魅力を強く発信する傾向にあるのかもしれない。

あらたな生活を今頑張って前に進むあなたに、紹介した曲たちが少しでも勇気を与えてくれますように!