THE F1RST TIMES

COLUMN

2022.05.31

MAN WITH A MISSIONが影響を受けた楽曲- 『FUKA/BORI』SIDE B 全編書き起こし

FUKA/BORI
【DIG / 06】MAN WITH A MISSION
SIDE B – MAN WITH A MISSIONを深掘り

東京スカパラダイスオーケストラ・谷中 敦がホストを務める、音楽を嗜好品のように味わう、最深音楽コンテンツ『FUKA/BORI』(フカボリ)。第6回にMAN WITH A MISSIONのJean-Ken Johnny(Gu、Vo、Raps)が登場。


影響を受けた音楽について語るSIDE Bでは、Jean-Ken Johnny自身を深掘り。謎多き狼バンド MAN WITH A MISSIONの音楽のバックグラウンドを明かす。

■0:00 ようこそ、最深の音楽へ

※Jean-Ken Johnnyの発言は番組サイドで翻訳しています。

谷中:SIDE Aではありがとうございました。

Jean-Ken:いえ、こちらこそありがとうございました。

谷中:SIDE B楽しみですよ。

Jean-Ken:お願いします。

谷中:幸せです。

Jean-Ken:幸せ(笑)! 本当に僕こそ幸せです。

谷中:声を聞いてるだけで本当幸せな気持ちになっちゃいます。

Jean-Ken:とんでもないです。ありがとうございます。

谷中:よろしくお願いします。

Jean-Ken:よろしくお願いします!

谷中:それではお座りください。

Jean-Ken:はい!
  

■0:56 Jean-Ken Johnny 音楽の原点

Jean-Ken:僕らね、昔は音楽とは全く関係ないことをやらされていた…作られた人工生命体なんですけど。

谷中:やらされていたんですね。

Jean-Ken:やらされていたんです。音楽以外のあんまり放送できないようなことばかりをやっていたんですけども。その悪さが過ぎまして、僕らを作ってくれた博士が南極の氷に閉じ込めてたんです、我々を。

谷中:いったん氷漬けにされたんですね。

Jean-Ken:そうです。いったん氷漬けにされまして。で、氷漬けにされてる間も我々究極の生命体ですので、世界中で流れてる音楽が聴こえてきてたわけですよ。機能は停止してなかったんですね。それを聴いてる間に「あ、なんか素晴らしい文化が世界では横行してるな」と。「もし、また氷から出て地上を闊歩することができるんであれば、今度は音楽で何かやろうじゃないか」と思いまして。2010年は世界中でも地球温暖化なども問題になりまして、ちょっと氷が溶けちゃいまして。「あ、なんか出れるな」ってなって出ちゃって。そのときの思いのまま「じゃあ今度はバンドをやろうぜ」と。ということで、本日ここに立っております。

谷中:その氷漬けの間はどんな音楽が耳に入ってらっしゃったんですか?

Jean-Ken:ほんとにもう色々な音楽を僕は聴いてきましたけれども、一番多分聴いてたのはいわゆる90年代のアメリカだったり、UKロック、もしくはオルタナ・ギターロックというすごい潮流が動きはじめてた時代だと思うんですけども。そのオルタナティヴなロックだったりミクスチャーというものを中心に聴いてた…どっちかというと、その時代で流れてた音楽のファンだった記憶はありますね。

谷中:海外の作品以外に日本の作品でも気になったものはありますか?

Jean-Ken:その時代でほんと日本でもすごいデカい潮流が生まれてたと思うんですけども、AIR JAM世代と言われるバンドさんが多く登場して。Hi-STANDARDに代表されるようなバンドさんがいて。BRAHMANだったりSCAFULL KING…あとBACK DROP BOMBですかね。ものすごく聴いてて。ハイスタ(Hi-STANDARD)ってメロコアバンドじゃないですか。なのに、あのシーンを盛り上げてたのってそのメロコアという一派だけじゃなくてほんとに色んなバンドさんが色んなジャンルの人たちが一堂に会して、すごい得体の知れない渦が広がってるあの感じがやっぱり世界で起きてる90年代の潮流と相まってですね、物凄く憧れた部分もありましたし、その多ジャンル感というか、そこに憧れは抱いておりました。いっぱい聴いてた気がします。

谷中:ギターとの出会いっていうものをちょっと知りたいなと思うんですけど。

Jean-Ken:やっぱコピーでしたね。で、一番最初にコピーさせていただいたのはNirvanaとかだった気がします。90年代の音楽のほんとに代表するようなバンドさんでもありますし。まあ、一番のポイントはこれなんですけど簡単なんですよ。コピーしやすいんですよNirvana。非常にシンプルなギターリフだったり、コードの構成で。おそらく世界のですね15億人はあれでバンドができるって勘違いしていると思うんですよ(笑)。

谷中:(笑)。聴いてね。

Jean-Ken:あれ聴いて「俺でもできんじゃねえか」って勘違いしたやつが(Sex)Pistolsが出たときと同じ現象だと思うんですよね。

谷中:Sex Pistolsもそうですね。

Jean-Ken:めちゃめちゃシンプルじゃないですか。でも、やればやるほどあのシンプルなことをあれだけエモーショナルにやるっていうのも難しいことだったりもするんですけど。入口はそうだった気がします。で、もう片っ端からNirvanaだったり、自分が好きなバンドのコピーを始めて。「ああこういう音の並びなんだ」とか色々勉強しながらやってた気がしますね。

谷中:で、今回Jean-Ken Johnnyさんがあげてくださった曲が。

Jean-Ken:「Cherub Rock」。スマパン(The Smashing Pumpkins)の曲ですね。

■4:44 『Cherub Rock』

谷中:1993年の曲。

Jean-Ken:93年の、90年代ド真ん中ですね。

谷中:これはどんな影響を受けましたか?

Jean-Ken:この質問自体すごい酷な質問だなというふうに。

谷中:大体1曲に選んでること自体がね。

Jean-Ken:そうなんですよ。

谷中:そうですよね。

Jean-Ken:ほんとに90年代の音楽っていうものが、まあ自分たちがその時代の音楽を聴いてた…その時代に生きてたというのもあると思うんですけども。間違いなく世界中でも物凄く革新性に富んだ、すごく実験的で物凄くワクワクするような音楽がほんとに多く生まれた時代だったと思うんですけど。なので、1個というよりどちらかというとやっぱこの時代の音楽全てのファンでもあったりもして。とはいえ、1曲選べと言われたときに間違いなく個人的に作風だったり作り手としてこういう音楽作っていきたいなという面で、多大な絶大な影響を受けたバンドとしてスマパンはあげさせていただきましたね。

楽曲そのものは、おそらくオルタナ・ギターロックとかが物凄くメインストリーム、潮流になりはじめたときに、彼らが大手レコード会社とか周りにうごめく大人たちのなんかその商売っ気の臭いを感じたのに反する反抗心を表したような楽曲でもあったりするんですけど。物凄くポップでヘビーなサウンド感なのに、メッセージ性としてはすごく毒気があって、その両面性というかに物凄く「すげえな」って。こんなにポップなアンサンブルで物凄くエモーショナルなんだけれども、すごい毒を吐いてるなみたいな。そこにも心打たれたりして。この時代の音楽だったり、メッセージって結構そういうものも多かったりもして。

谷中:「ちゃんと本物を見極めろよ」って観客に促すような歌詞ですもんね。

Jean-Ken:多かったと思います。オルタナティヴって言葉自体が“もう一つの選択肢”という意味もあって。そのアティテュードというか、その精神性というのがすごく織り込まれた時代だなというふうには感じましたね。

谷中:その“Cherub”という言葉自体は“天使”みたいなことなんですかね。

Jean-Ken:そうです。だから直訳すると“天使のロック”。

谷中:“天使のロック”で、サウンドもあんな感じでメロディアスで美しいけど、歌詞は毒気を含んでる。色んな面がある曲なんですね。

Jean-Ken:ほんとにそこがやっぱり一番衝撃受けましたね。僕がそれまでに聴いてた音楽って、言い方は変かもしれないですけどもうちょっと分かりやすく例えばすごく明るいことを歌ってるんであれば(サウンドもリリックも)明るい方向にいく。暗いことを歌うんであればサウンドもリリックもそっちにいくというような解析しやすいような音楽を聴いてた記憶あるんですけども。この時代の音楽は陰影というか陰も陽も、陰とも陽とも取れるし。そこにうごめく言語化できない、数値化できない感情のフラストレーションだったり爆発というものを物凄く上手に表現されたアーティストさんがすごい多かったりもして。

スマパンなんかもサウンドはね、激情的なギター、ドラミングがある中で、そういう繊細な世界観を見せてくれるというのが衝撃的で。僕がもし音楽を書くんであればこういう表現ができるようなバンドというか作り手になりたいなっていう意味でもすごく影響は受けてますね。

谷中:実際制作の面で、自分の血と肉としていくっていうようなこともされたわけですか?

Jean-Ken:ありました、ありました。僕自身はパートとしてギターボーカルをやらせていただいてますけども。ビリー・コーガン(The Smashing Pumpkins / Vo,Gu)にめちゃめちゃ憧れてるところもあったりして。やっぱすごいですね。ギターという楽器が当然上手いんですけど、それ以上にほんとに言葉にできない感情を乗っけてるような感覚というか、それはギタリストとしても物凄く崇拝してますし。

楽曲としてもね、美しい面もあれば、毒気もある。その両面性、二面性というのは自分自身が楽曲に落とし込むときに、やっぱりギミックの一つとしていつも心がけてるポイントの一つにはなってます。僕自身は決してギタリスト、ギタリストってほうでもなくて…。

谷中:いや、すごいギタリストだと思いますよ。

Jean-Ken:いやいや。どちらかというと、音色だったりアルペジオのシンプルだけどすごく美しい旋律とか、そっちのほうに心惹かれたりもするんで。僕自身が生み出すギターアイデアはどちらかというとそっちの側面のほうが多いのかもしれないです。

■9:14 二面性を持つ音楽たち

谷中:例えばAIR JAM世代の音楽とか、The Smashing Pumpkinsみたいなオルタナ系の流れとかもマンウィズの音楽に直結してる感じがするんですけども。それより前はどんな音楽を聴かれてたのかってすごい興味が。

Jean-Ken:ビリー・ジョエルめっちゃ聴いてました。

谷中:え! ビリー・ジョエル!

Jean-Ken:ビリー・ジョエルはめちゃめちゃ聴いてたな。

谷中:ビリー・ジョエル、いいですもんね。

Jean-Ken:めちゃめちゃ好きですね。「Piano Man」って楽曲あるじゃないですか。あれ物凄く明るい旋律なんですけど、歌ってることは場末の一介のピアニストで終わりたくないっていう…。

谷中:結構屈折してるんですよね。ビリー・ジョエルさんの歌詞はね。

Jean-Ken:あ、そういう意味ではそこからはじまってるのかもしれないな。

谷中:確かに。

Jean-Ken:そういう楽曲に多分心惹かれちゃうんでしょうね。一見こう聴こえるけど、実は言うと結構屈折したというか。でも、その儚さも十分理解されたうえでその楽曲を届けるというか。

谷中:そうですね。

Jean-Ken:そういう音楽の側面にやっぱ自分は心惹かれているんじゃないかなと思います。

谷中:やっぱドラマがありますもんね。そうするとね。

Jean-Ken:ありますあります。

谷中:(日本)国内の音楽はAIR JAMより前っていうとどんなものが聴こえてきましたか?

Jean-Ken:それこそ中島みゆきさんとか。

谷中:あ、ほんとですか。

Jean-Ken:大好きですね。めちゃめちゃ好きですね。あ、それこそ90年代のそのムーブメントで色んなアーティストさん多く生まれましたけど、Coccoさんとかもうめちゃめちゃ聴いてましたし、すごい好きですね。なんかあれはもう自分の中のオルタナ魂の全てを集約してる、しかもジャパニーズポップセンスというものも物凄く溢れ出てますし。すごい聴いてた記憶ありますね。今自分であげてても思いましたけどやっぱ暗いのかな(笑)。

■11:10 自分たちの生き残り方

谷中:最近の日本の音楽シーンはどうですか?

Jean-Ken:聴いてますね。やっぱりインプットをするというよりは、インプットをもししてくれるアンテナというものが存在するんであればそこは錆びさせたくないなと思いながら。今現在ですと、DTMとかを駆使していわゆるトラックメーカーとか…YOASOBIさんとかもそうですし、Vaundyさん…ちょっとえぐいな、えげつないなと思いながらいつも聴いてますし。

谷中:カッコ良いですよね。

Jean-Ken:めちゃくちゃカッコ良いですね。やっぱ自分自身もその音楽シーンに身を置かせていただいてる身分としては、その新しい潮流の中で自分たちもそこにチャレンジするべきなのか自分は自分の畑の中でやるべきなのかその葛藤は常にあるんですけど、心地よかったりもします。やっぱり新しいものが生まれると、どこに自分たちの音楽の定義づけをしていくのかというのは、誰しもが抱える悩みでもあり、葛藤だと思うんですけども。新鋭の新しいアーティストさんで、あれだけクオリティの高いものが生まれたりすると焦ったりする方もいらっしゃるのかもしれないですけど、僕はなんかワクワクしてしまうというか「すげえな」っていうふうに思ってしまいますね。

谷中:自分たちもまた、新しく自由に音楽を違う側面から作ってみようとかっていう刺激も受けたりしますか?

Jean-Ken:なりますね。ほんとに。たまにメンバーとも話すし、同じジャンルとかで一緒に切磋琢磨してるバンド仲間とも話したりするけど、特にここ10年とかですごいなと思って。日本のロックシーンというか、よくない言い方すれば浮き沈みがすごい激しいというか入れかわりも物凄い激しいし。その中で“生き残る”じゃないですけどもまた新しい音楽を自分たちの音楽というのを作っていくのはどうやっていけばいいかなってアツい話もしたりもしますけれども。

谷中:そんな中での闘い抜き方をずっとマンウィズさんは工夫しながら色んなこと考えて やってきたんだなと、努力されたんだろうなと思ってるんですけど。

Jean-Ken:非常に柔軟なバンドでもあるかもしれないですね、我々は。楽曲のジャンルそのものもそれこそ多岐にわたってるっていうのも、多分自分たちの柔軟性が…自分で言うのも変かもしれないですけど、すごく助けてる部分なんかもあったりして。あとは、ほんとにそういう時代の音楽を聴いてきたっていうのもありましたね。ロックバンドがオルタナティヴなものを選択…世界が選択しようとしてるときにこういう形もありなんだっていう。物凄く革新的な音楽が生まれたと同時に、許容力もすごく広がった時代だった気がするんですよね。

谷中:確かにそうかもしれないですね。

Jean-Ken:ミクスチャーもありだし、トラックミュージックとしてもカッコ良いものが出てる…The Chemical Brothersとか出てきたときはやっぱ衝撃的でしたし、トラックミュージックやってるやつらのほうがよっぽどパンクだし、ロックしてるじゃねえか。でも彼らはバンドというものに対するリスペクトと敬愛も忘れてなくて、そのクロスオーバー感とお互いに対するリスペクトというのはすごく育まれた時代でもあったなと思いまして。今もなおそれはやっぱやっていきたいなっていう思いもありますので。

谷中:やっぱものは見方ですね。

Jean-Ken:そうかもしれないです。

谷中:究極の生命体でいてよかったなって思う瞬間ってありますか。

Jean-Ken:どうあっても我々一番最初のファーストインスピレーションってアイキャッチだと思うんですよね。ビジュアルというか。それによって “入りやすい”というのも物凄く助けになったと同時に、僕はもう一つすごい可能性を感じたのは、海外ツアーをやったときに物凄く熱狂的になってるファンを見て、僕自身も“音楽というのは国境を越える”という言葉自体は信じてはいるんですけども。なかなか現実世界そうもいかないっていう面もほんとにいっぱい見てきて。

ステージ上に立ったアーティストを違う国の人が見たときに「あ、この人たちは日本からやって来たんだ」「この人たちはイギリスからやって来たんだ」っていうレッテルは確実に人間であれば思ってしまうところだったりあったりすると思うんですよ。

時にはそれがマイナスに働くことももちろんあったりもして。あってはならないことなんですけども。そのときに我々のバンドというのは実は言うとその想像力は欠如していただいていいバンドというか。アイコンでしかないので。意外と我々の見てくれ以上に、音楽にフォーカスしてくれるんですよね、オーディエンスが。そこを考えるチャンネルが最初から排除されてるので。

そういった意味ではボーダレスである努力ってやっぱり常に必要だと思うんですけども、我々の場合は偶然といいますか、こういった形でお届けすることでオーディエンスにとって、聴き手にとってそこを排除してあげてより音楽にフォーカスするチャンネルを作ってるのかなというところで可能性を感じたことはあります。

■15:45 MAN WITH A MISSION 最新のメッセージ『Break and Cross the Walls II』

Jean-Ken:オリジナルアルバムっていう意味では、3年半ぶりになるアルバムでもありまして。僕らだけじゃなくて、世界中の人が疫病というね、なかなかの大敵と直面…それのせいで音楽業界全体もそうですし、音楽リスナーの皆さんがね、普段どおりというか前みたいにライブとか単純に音楽そのものを楽しめなくなっている毎日が続いてますけど。3年半ぶりに出すアルバム…もしお届けするんであればちょっとデカいプレゼントということで2枚組を考えてたんですけども。僕らがこの期間に感じ取ったことというものがすごい集約されたアルバムに否が応にもなったなっていう感じはしますね。

今現在も疫病以外のとんでもないことが起こってる最中ですけども、そういったものが僕自身はあんまり楽曲そのものに世界情勢とか時流というものがあまり影響されてほしくないなって。楽曲は 独立した概念と哲学を持っていてほしいなというふうには思ってる側でもあったんですけども。それにしても、この時代を生きてる僕らにとって無視できないことが起こって。否が応にもやっぱ自分の感覚というか音とかメッセージに落とし込む姿勢というものはやっぱり変わりましたけれども、それが非常にナチュラルにできてることは幸せなことなのかなと。

起きてしまってることは大変なんですけども、非常に純粋な今自分たちが思うことをほんとにナチュラルに落とし込んでる2枚のアルバムになりましたので。もちろん、思うところは皆さんそれぞれ違うと思いますけれども。僕らが思ってることがこの2枚組でもう十二分に詰め込ませていただいたので、皆様の毎日のちょっとした光になってくれたらうれしいなと思います。

谷中:ではですね。MAN WITH A MISSIONの今後についてお話を伺いたいんですけども。

Jean-Ken:ああ…難しいですね(笑)。それこそ様々なインタビューで「最終的にどうなりたいですか?」とか「この先どんなステージに立ちたいですか?」ってよく質問していただけるんですけど、なんかほんとに一度も真っ当に答えることができたのかなと思うぐらい。

一番最初にバンドをやりたいと思い描いてたその姿のまま、ただずっと歩いてるだけなんですよね。だからあんまりないんですよ。ただ、具体的にないくせにこうなりたいという漠然とした熱情というのはなんか持ってて。そこに自分たちの場合はやっぱロックミュージックなり、バンドとしての美しさが、刹那性があるのかなと思いながらも毎日を生きさせていただいておりますけども。まあ今現在はやっぱり、それこそ今回のこういった番組とかでもいつも再確認させていただくんですよね。自分自身が音楽に対してじゃあどういう思いでやってるのかというのを語れば語るほど自分自身に言い聞かせてるところもあったりもするので。

ほんとにこの番組で語ったことをまた繰り返し、当たり前のように自分自身でも噛み砕いて音楽の僕らの歩みがどこまで続くか分かんないですけども、続けさせていただきたいなというのと、あとはもういち早く普通にライブができるようになりたいなというのがありますね。今現在。

谷中:海外も行かれるんですか? また。

Jean-Ken:そうですね。今現在世界がどういう動きで、色々な規制だったり、考えというのは各国で違ったりしますけれども。少しずつ日本のバンドもね、ぜひ来てくれというお声もいただいてるので。もうほんとに状況が整い次第、気持ちのうえではいつでも行くつもりではありますので。また当たり前のようにね、音楽を皆様と共有できる日を僕ら自身も心待ちにしております。

谷中:MAN WITH A MISSIONはもちろん海外に行かれるわけですけれども、海外を目指す日本の若いミュージシャンがいてくれたらいいなとか思うことはありますか。

Jean-Ken:ありますし、もう今はなんでしょう…僕らがああだこうだ言う以上にすごいそのツールというか、発信する土壌が出来上がっているので。

谷中:そうですよね。

Jean-Ken:少し時代を遡ると“海外に負けないようなサウンド”とか“海外でも通用するような”っていう枕詞をすごく付けたがってたと思うんですけど、みんなで。今ってもうどこの国にいようがナチュラルボーンでインターナショナルなことができてしまう…そういった人たちがほんとにどんどん生まれてる時代になったと思うので、言うことはないです。「もう早くぶちかましに行ってやってください」と。

谷中:(笑)。最高です。

Jean-Ken:伝えてあげたいですね。


『FUKA/BORI』
https://www.youtube.com/playlist?list=PLi1F8vriz0_WL3yKBwFfP68Mkx7f8Y4KV

『THE FIRST TIMES』OFFICIAL YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCmm95wqa5BDKdpiXHUL1W6Q

MAN WITH A MISSION OFFICIAL SITE
https://www.mwamjapan.info/

谷中 敦 OFFICIAL Twitter
https://twitter.com/a_yanaka