大好きな曲は、カラオケでも存分に楽しみたい。歌えることができたら、絶対にかっこいい曲を男女別に選んでみた。何度も練習を重ねながら歌う喜びを深めていこう!
■男性が歌えたらかっこいい曲15選
01.「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
02.「怪獣」サカナクション
03.「Stand by me, Stand by you.」平井大
04.「ツキミソウ」Novelbright
05.「I wonder」Da-iCE
06.「白日」King Gnu
07.「I’m a mess」MY FIRST STORY
08.「馬と鹿」米津玄師
09.「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts
10.「ベテルギウス」優里
11.「深夜高速」フラワーカンパニーズ
12.「Pretender」Official髭男dism
13.「きらり」藤井風
14.「不可幸力」Vandy
15.「HANABI」Mr.Children
【▼THE FIRST TIMES PLAY LIST】
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「ライラック」Mrs. GREEN APPLE(ミセス グリーン アップル)
TVアニメ『忘却バッテリー』OPテーマ。サビに入った瞬間、一気に天高く飛び立つように声を響かせる箇所がかっこいい。《無いのに》《僕らは》など、散りばめられているファルセットの箇所も綺麗に声を出せたら気持ち良さ倍増。Bメロのリズムも乗りこなせたら十八番の曲にできる。
「怪獣」サカナクション
TVアニメ『チ。 ―地球の運動について―』OP主題歌。マシンビートの要素が加わるBメロは、ブレスのコントロールを意識すると躍動感が出る。サビの《また消えてしまうんだ》《また怪獣になるんだ》などで絶望や希望を的確に表現できると、美しい余韻が生まれる。
「Stand by me, Stand by you.」平井大(ひらい だい)
ウェディングソングとして人気。英語のような響きとグルーヴがかっこいいこの曲は、全体的に母音を控えめにして子音を強調するのがポイント。《一人は出来の悪い男で》《もう一人はお転婆なプリンセス》など、サビの男女の対比を声のニュアンスで表現できると素敵。
「ツキミソウ」Novelbright(ノーベルブライト)
『THE FIRST TAKE』での歌唱も必聴。喪失感、寂寥感を壮大に歌い上げるこの曲の最大の見せ場は、やはりサビ。《茜色の》《忘れたいのに》など、メロディの頭部分でのファルセットに適度なしゃくりを入れられると、失恋直後の友人の涙腺を崩壊させられるかも?
「I wonder」Da-iCE(ダイス)
TVドラマ『くるり〜誰が私と恋をした?〜』主題歌。サビの《淡い、甘い、曖昧》は、三連発の押韻をグルーヴィーに躍動させたい。ダンスボーカルユニットの曲は、リズミカルを心がけるのが、かっこよく聴かせるためのツボ。手振りを上手く取り入れると、歌のリズムにもプラスの作用があるはず。
「白日」King Gnu(キングヌー)
TVドラマ『海に眠るダイヤモンド』主題歌。サビで広がるメロディと力強い高音が鳥肌モノの楽曲。《戻れないよ、昔のようには》《雪が降り頻ろうとも》など、1番Aメロのファルセットをウィスパー風味にできると、聴いている人を一気に引き込める。全体的にリズムに対して意識を高めるとオシャレなムードが深まる。
「I’m a mess」MY FIRST STORY(マイ・ファースト・ストーリー)
シングル『告白』のカップリング曲。随所で繰り返される《I’m a mess, I’m a mess》が、やはり最大の聴かせどころ。ここで儚さと切なさを醸し出せるとかっこいい。《要らない 出れない 宣言だって》をリズミカルに歌えると、全体の印象がさらにドラマチックになる。
「馬と鹿」米津玄師(よねづ けんし)
TVドラマ『ノーサイド・ゲーム』主題歌。哀愁を漂わせるブルージーなサビを効果的に盛り上げるために注意してほしいのはアクセント。《僕は知らなかった》の“な”や《張り裂けるくらいに》の“ける”でアクセントを利かせるのは、歌う際の気持ち良さにも繋がる。
「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts(クリーピーナッツ)
TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』第2期『神覚者候補選抜試験編』OPテーマ。ラップなのでリズムが大事なのはもちろんだが、この曲のキモは声色の使い分け。サビの《鏡よ鏡よ答えちゃって》と《Who’s the best? I’m the best!Oh yeah》は、それぞれで違うキャラクターを演じるかのように歌えたら盛り上がる。
「ベテルギウス」優里(ゆうり)
TVドラマ『SUPER RICH』主題歌。優しくて温かなウィスパーを多用するAメロ、徐々に情感を増すBメロを経て、一気に壮大になるサビがかっこいい楽曲。そのため、サビ頭の《僕ら》で爆発するかのように声を出すことがポイント! 歪んだ声質を随所で交えながら歌えるとさらに効果的。
「深夜高速」フラワーカンパニーズ
2004年リリース。歯を食いしばりながら思い通りにいかない人生と向き合っている人々のための歌。最大のかっこいいポイントであり、聴かせどころは、サビで何度も繰り返される《生きててよかった》。自分自身に言い聞かせるかのような切実さを滲ませると、歌の説得力も高められるはず。
「Pretender」Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)
映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』主題歌。ミックスボイスを含む高度な歌唱テクニックが満載なので、この曲を上手く歌える人は無条件にかっこいい。《痛いや いやでも 甘いな いやでも》はサビの情感を深めるポイント。大切に歌ってほしいフレーズだ。
「きらり」藤井風(ふじい かぜ)
2021年リリース。転調やリズムの“ハネ感”が、おしゃれで都会的な雰囲気を醸し出している楽曲。全体に散りばめられた《さらり》《きらり》《ほろり》《ゆらり》など、3文字のワードが躍動感を生んでいる。譜割りが大胆な変化する《常に ここに 常にここに ここに》《永遠に きらり 永遠に きらり》は難所であると同時に美味しい聴かせどころ。
「不可幸力」Vaundy(バウンディ)
2020年リリース。物憂げなトーンのAメロ、Bメロを経てサビのメロディが鮮烈に浮き彫りにされる。ラップ調のAメロは、かなり高度なスキルが必要。早口になる《膨らんだ、妄想、幻想、真相を、いやあれを探してる》を完璧に歌えるように何度も練習するべし!
「HANABI」Mr.Children(ミスター・チルドレン)
TVドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』主題歌。ミスチルが好きな人は、“声が一瞬ひしゃげる”とでも言うべき歌のアクセントが好きなのでは? この曲のサビ《だけど素敵な明日を願っている》の《願っている》の“が”はその一例。この歌唱法を意識すると、ミスチルの様々な曲をかっこよく歌える。
■女性が歌えたらかっこいい曲15選
01.「太陽が昇らない世界 – A World Where the Sun Never Rises」Aimer
02.「アイドル」YOASOBI
03.「花になって – Be a flower」緑黄色社会
04.「more than words」羊文学
05.「それを愛と呼ぶなら」Uru
06.「One Last Kiss」宇多田ヒカル
07.「ROSE」HANA
08.「本能」椎名林檎
09.「ヘビースモーク」にしな
10.「hanataba」milet
11.「タマシイレボリューション」Superfly
12.「唱」Ado
13.「愛を伝えたいだとか」あいみょん
14.「晴る」ヨルシカ
15.「春を告げる」yama
【THE FIRST TIMES PLAY LIST】
https://tftimes.lnk.to/SMghcupxT1
「太陽が昇らない世界 – A World Where the Sun Never Rises」Aimer(エメ)
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』主題歌。一気にクライマックスに到達するかのような、サビ始まりからかっこいい楽曲。《震える魂 熱く熱くなれ》など、各サビ最後のフレーズが、とても大事。ロングトーンにビブラートを加えるとさらにかっこよく歌える。
「アイドル」YOASOBI(ヨアソビ)
TVアニメ『【推しの子】』OP主題歌。目まぐるしい展開をするこの曲は、“AメロやBメロもサビ”と言っても過言でない。《メディア》《淡々と》《アイドル》《アイ》など、各セクションのリズミカルな部分にアクセントを利かせるのを心がけると、歌う楽しさも増す。
「花になって – Be a flower」緑黄色社会(りょくおうしょくしゃかい)
TVアニメ『薬屋のひとりごと』OPテーマ。サビの突き抜けるような歌声が爽快感がありかっこいい楽曲。歌い出しの《いいんじゃない?》以降で重ねられる“ない”など、Aメロの韻を少しスモーキーな声で表現できたら、聴いている人は「おっ!」となるはず。サビの部分でビートを完璧に乗りこなして歌えたら拍手が起きるかも。
「more than words」羊文学(ひつじぶんがく)
TVアニメ『呪術廻戦』第2期『渋谷事変』EDテーマ。1990年代のUSオルタナティブロックを彷彿とさせるメランコリックなギターサウンドが印象的。サビの《just be by your side》《give you more than words》の高音は、ファルセットを上手く使えると、とてもかっこいい。
「それを愛と呼ぶなら」Uru(ウル)
TVドラマ『マイファミリー』主題歌。大切な人に優しく語りかけるかのような温かなトーンの曲なので、全体的にリラックスして歌うのがフィットする。サビを締めくくる最後の一節を穏やかで自然な声で歌うと、感動が一際深まる。
「One Last Kiss」宇多田ヒカル(うただ ヒカル)
映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』テーマソング。薄っすらとかける儚げなビブラートは、宇多田ヒカル節とも言うべき歌唱法のひとつ。Aメロの《止められない喪失の予感》などで出てくるので要チェック。これを身につけると、彼女の様々な曲で応用できる。
「ROSE」HANA(ハナ)
今年の4月にリリースされたメジャーデビューシングル。7人各々のパートのすべてがまさしく“かっこいい”。《Yeah いつでも人は過ぎ去った》から始まるMOMOKAのラップパートは、憧れる人が多いはず。低音に自信がある人は、ぜひ挑戦してほしい。
「本能」椎名林檎(しいな りんご)
1999年リリース。この曲を盛り上げるためにぜひ身につけたいのは、巻き舌。《約束は要らないわ》の“ら”、《果たされないことなど》の“れ”など、ラ行の音で上手く巻き舌ができると、歌のかっこよさが増す。Aメロ、Bメロでは控えめ、サビで全開にするのがコツ。
「ヘビースモーク」にしな
2021年リリース。抑えきれない恋心を溢れさせるサビが印象的。随所で飛び出す適度なロングトーンは、露わになる想いを自然な形で表現できるポイント。ラストの《貴方以上に身体を蝕め》に感情を込めて歌えたら、心地よい余韻が生まれるはず。
「hanataba」milet(ミレイ)
TVドラマ『アンチヒーロー』主題歌。比較的抑制したトーンで歌いながら豊かなニュアンスを的確に添えるmiletの歌唱力が光る。難易度がかなり高い曲だが、かっこよく聴かせやすいのが後半の《あなたがただ残ってる》。ここで高音を綺麗に響かせるとドラマチック。
「タマシイレボリューション」Superfly(スーパーフライ)
2010年NHK『FIFA ワールドカップ』テーマソング。最も盛り上がり、かっこいいのは、やはりサビ。《スタンドアップ!モンスター 頂上へ》など、力強い表現が連発される。リズムが非常に大事な曲でもあるので、歌詞には表記されていない“っ”や“ん”などを随所に加えて歌う工夫をしてみよう。
「唱」Ado(アド)
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン『ゾンビ・デ・ダンス』主題歌。この曲を輝かせている要素として大きいのは、ビートを絶妙に乗りこなす部分。突然繰り出される独特なリズムのフレーズ、例えば《もう伽藍洞は疾っくの疾う淘汰》などが、全体のかっこよさを劇的に加速しているツボだ。
「愛を伝えたいだとか」あいみょん
2017年リリース。シンプルなようでいてリズムがかなり複雑。その点をクリアするのが、歌をかっこよく聴かせるカギ。サビの《だんだんソファに沈んでいくだけ》に続くフレーズの頭《僕が》への独特な繋ぎ方は、その一例。ブラックミュージック的フィーリングが加わる美味しいポイントだ。
「晴る」ヨルシカ
TVアニメ『葬送のフリーレン』第2クールOPテーマ。穏やかであると同時に淡々としているとも言えるAメロを経て突然躍動感を帯びるサビがかっこいい。《晴れに晴れ、花よ咲け 咲いて晴るのせい》など、各サビの最初のフレーズで声を壮大に響かせると盛り上がる。
「春を告げる」yama(ヤマ)
2020年リリース。この曲をドラマチックに躍動させているのは、ウィスパー主体の歌に時々加わるファルセット。yamaのこの技法を再現できるとかっこいい。そして半音上げ転調のラスサビ《深夜東京の6畳半夢を見てた》は、盛り上がりを加速する大切なポイントだ。
■楽曲のかっこよさを堪能しながら歌おう!
男女別に選んだ全30曲、いかがでしたか? 実際に歌ってみると、各アーティストの楽曲作りの工夫や魅力も改めてよくわかる。練習しながら、たくさんの発見をしていってほしい。
TEXT BY 田中大
■楽曲リンク
【▼男性が歌えたらかっこいい曲15選 THE FIRST TIMES PLAY LIST】
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