TVアニメ『ダンダダン』第2期オープニングテーマとして、アイナ・ジ・エンドが作詞作曲を手がけた「革命道中 – On The Way」がグローバルヒットを継続中。歌詞、サウンド、ボーカル表現の魅力や『ダンダダン』とのコラボレーションの素晴らしさについて解説する。
■チャート席巻!「革命道中 – On The Way」とは?
・作詞:アイナ・ジ・エンド、Shin Sakiura
・作曲:アイナ・ジ・エンド、Shin Sakiura
・編曲:Shin Sakiura
・配信リリース:2025年7月2日
・シングルリリース:2025年9月3日
・Streaming/DL https://aina.lnk.to/OnTheWay
◎「革命道中 – On The Way」とは?
2025年7月2日に配信リリースされた「革命道中 – On The Way」はTVアニメ『ダンダダン』第2期のオープニングテーマとして制作された楽曲だ。作詞作曲はアイナ・ジ・エンドとShin Sakiura、編曲はShin Sakiuraが担当。
Shin Sakiuraは「Frail」(映画『変な家』主題歌)、「Aria」(日本テレビ 土曜ドラマ『なんで私が神説教』主題歌)、「家庭教師」など、アイナとともに多数の楽曲を制作してきたクリエイターであり、BiSH以前から交流のある盟友だ。
▼Shin Sakiuraのアコギに合わせてアイナ・ジ・エンドが歌う「STEP by STEP」
リリース時にアイナ自身が「『革命道中』では、センチメンタルな恋心を抱きながら、大切なものを守るために戦い走り抜く様を音楽に詰め込みました」というコメントを寄せたこの曲は、アニメ放送開始直後から大きな注目を集め、バイラルヒットへと繋がった。
この度、「ダンダダン」第2期オープニングテーマ「革命道中」を書き下ろさせていただきました。
「ダンダダン」は原作も第1期も本当に大好きで、この機会を頂けて幸せです。
「革命道中」では、センチメンタルな恋心を抱きながら、大切なものを守るために戦い走り抜く様を音楽に詰め込みました。モモやオカルンの心模様でもあり、迷いがある人の背中を押していけるような曲にもなりました。
大好きな曲です。引用:アイナ・ジ・エンド「革命道中 – On The Way」本人コメント
革命道中は
一番が男の子視点、二番が女の子視点で歌詞書いてみたり"一人じゃなくてあなたとなら戦える気がするの"
というラブ視点から
声色や歌い回しを変えてるのでダンダダンのオカルンとモモの目線でも
是非聴いてみてほしい一曲です🫶🫶https://t.co/pPaIzqssbf— アイナ・ジ・エンド (@aina_BiSH) July 6, 2025
◎アイナ初のグローバルヒットを記録
さらに特筆すべきは、国境を超えたグローバルヒットを記録していることだ。
世界でヒットしている日本の楽曲をランキング化したBillboard(ビルボード)の“Global Japan Songs Excl. Japan”では、チャートイン7週目にして自身初の首位を獲得(集計期間:2025年8月29日~9月4日)。
また、“Billboard Global 200”に自身初めてのランクイン(2025年9月6日付)を果たし、6週連続ランクイン。シンガポールで3週連続、イギリスで5週連続、ブラジルで3週連続、ドイツで3週連続首位を記録。フランス、アメリカでも初の1位(集計期間:2025年9月12日~9月18日)となるなど、まさに世界中を席巻している。
◎SNS総再生数15億回を突破
なお、SNS総再生数は驚異の15億回を突破。2025年7月3日に公開されたOfficial Music Videoは3,200万回再生を突破、2025年8月6日に公開された『THE FIRST TAKE』が1,400万回再生を突破、同月20日公開のアニメ『ダンダダン』とのコラボレーションMVも再生回数1,800万を超えるなど、今現在も大きな反響を呼び続けている。
#アイナジエンド – #AiNATHEEND
革命道中 – On The Way × TVアニメ『ダンダダン』 [Collaboration Music Video]
🎥https://t.co/e7sh14XNr31000万回再生突破❗️
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— アイナ・ジ・エンド Official (@aina_THEEND) October 6, 2025
アイナ・ジ・エンド – AiNA THE END
「革命道中 – On The Way / THE FIRST TAKE」
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— アイナ・ジ・エンド Official (@aina_THEEND) October 2, 2025
■「革命道中 – On The Way」が愛される理由
◎多面的な楽曲構成が生みだす中毒性あるサウンド
世界中の音楽ファンを魅了する「革命道中 – On The Way」。まず印象に残るのは、カラフルかつスリリングな楽曲展開だ。
アイナのエモーショナルな歌声から始まり、疾走感に溢れたサウンドへと移行。さらにエキゾチックな音像、《ダンダンダダダン》というコーラスなどを交えながら、次々と光景が移り変わっていく。
リスナーを一瞬も飽きさせることなく、何度もリピートしたくなる中毒性を生み出すことに成功しているのだ。
◎海外も意識したサウンドメイク
BiSH結成前から交流が始まり、アイナのソロ活動を支えている音楽的盟友Shin Sakiuraとの化学反応もポイントのひとつ。
Sakiuraが提示したギターリフに対し、アイナが即興でメロディを乗せるところから制作はスタート。世界的リバイバル中のドラムンベースを取り入れたり、過去のアニソンの良さを参考にしたり、アイナのひらめきで《ダメダメ…/待て待て…》のパートを加えるなど、互いのアイデアをぶつけ合うことで、トレンドと個性を共存させた“歌って踊れる”楽曲へと結実させた。
◎独自の歌声と多彩な表現
さらに特筆すべきは、アイナのボーカル。激しさ、かわいさ、憂い、楽しさ、切なさなど色彩豊かな感情と表情を一曲のなかで披露しているのだ。
例えば、楽曲の軸になる《センチメンタルな恋》は、息の成分をあまり使わず、ストレートかつかわいらしく表現。Dメロの《革命道中 だって夢に熱中》では、彼女のルーツのひとつであるブルースの影響を感じさせる歌声を響かせるなど、シンガーとしての幅広い表現力を発揮している。
■【歌詞全文掲載】『ダンダダン』との相性抜群な歌詞
「革命道中 – On The Way」
唸るぜ
血泥ついたって守りたい
革命道中 だって 君に夢中
暗闇染み込む世界で見つけた
センチメンタルな恋甘くぬかるんだ眼差し
変に色気あるから困った
手を繋ぐ勇気出したくて
身の程わきまえてちゃ出来ないね暗いトンネルの壁
したたり落ちる秘密
しめやかに高鳴る心
ダメダメ…
待て待て…
呪いも病も抱きしめたい
ここらで暴れちゃってもいいかなあぁ唸るぜ
血泥ついたって守りたい
革命道中 だって 君に夢中
暗闇染み込む世界で見つけた
センチメンタルな恋なりふり構わず側にいたい
不器用な君にも期待しちゃうよ
しがみつけば 消えそうな火に
恋の爪立てて近づいてもいい?身を任せ 抱かれて
全て失ってもいい
しめやかに高鳴る心ダメダメ…
待て待て…
呪いも病も君となら
ここらで暴れちゃってもいいかなあぁ泣けるぜ
絶句しちゃうまで離れない
革命道中 だって 君に夢中
揺蕩う旅の狭間で見つけた
センチメンタルな恋突き進むなら 二人で
革命道中 だって夢に熱中
ダメダメ…
待て待て…
呪いも病も抱きしめたい
ここらで暴れちゃってもいいよね怖くたって唸るぜ
血泥ついたって守りたい
革命道中 だって 君に夢中
暗闇染み込む世界で見つけた
センチメンタルな恋作詞:アイナ・ジ・エンド、Shin Sakiura
作曲:アイナ・ジ・エンド、Shin Sakiura
編曲:Shin Sakiura
以前から『ダンダダン』のファンだったというアイナ。「革命道中 – On The Way」の歌詞は、アニメの第2期で描かれるエピソードを何度も読み込み、同作に登場する怪異・ターボババアの「人間の血が染み込み過ぎている」などの印象的なセリフをメモしながらイメージを膨らませたのだという。
歌詞の中軸になっているのはやはり《暗闇染み込む世界で見つけた/センチメンタルな恋》。
互いに違うものを信じ、ほとんど真逆の価値観を持っていた『ダンダ ダン』の主人公、モモとオカルン。ふたりの関係は単なる恋愛ではなく、“ひとりでは無理かもしれないけど、あなたと一緒なら生きていけるし、戦える”という切実な絆そのもの。その運命的な関係をポップに昇華し、誰もが共感しやすいワードに結びつけたのが《センチメンタルな恋》なのだと思う。
楽曲の特徴でもあるダンサブルな雰囲気を活かしているのが《ダメダメ…/待て待て…》。楽曲の構成上、かなり唐突に登場するフレーズなのだが、この歌詞があることでシリアスになり過ぎず、『ダンダダン』の魅力のひとつであるユーモアのセンスもしっかりと感じ取ることができる。
「革命道中 – On The Way」もまた、モモとオカルンの関係性――お互いの生き方に大きな影響を与え、周囲にも革命的な変化を与える――と強くリンクしている。
アイナ自身の経験というより、『ダンダダン』という作品への愛着とリスペクトを込めながら、“いかに共存できるか?”を意識した作家的アプローチの歌詞だと言えるだろう。
■親愛なる仲間たちとともに『THE FIRST TAKE』でパフォーマンス
◎『THE FIRST TAKE』
約2年ぶりの登場となった『THE FIRST TAKE』でも披露された「革命道中 – On The Way」(2025年8月6日公開)。
普段のライブでも一緒にステージに立っているバンド・Mogwrians 、ダンサーチーム・The end tails とともに登場したアイナは、低くセッティングされたマイクの前にしゃがみ込み、「せーの!」「はっはっはっはっはぁー!」という気合い入れからパフォーマンスをスタート。
さらに通常の位置に置かれたマイクに移動し、生々しいバンドグルーブのなかで奔放にしてカラフルな歌声を思い切り響かせる。楽曲の世界観をナチュラルに体現する身体の動き、歌詞に込めた想いやメッセージと重なる表情を含め、独創的かつ自由なアクトを見せる。
ライブのすごさをダイレクトに感じさせる本動画の再生回数は1,4 00万回を突破。コメント欄にも「こんなに色気とかわいさとカッコ良さを混在させられんのすげえわ」など、絶賛の言葉がずらりと並んでいる。
◎優里とのアコースティックコラボ
また、シンガーソングライター・優里とのコラボによる「『革命道中 – On The Way』acoustic ver. 優里 × アイナ・ジ・エンド」も公開。
アコギ、カホンなどのアコースティック楽器でリアレンジされ、楽曲の奥深い魅力を引き出している。独自のスタイルをぶつけ合う、きわめて刺激的なセッションだ。優里のシャウトを交えた激しいボーカルを聴き、思わず笑顔になるアイナの姿も印象的だ。
◎セルポ星人&ターボババアも登場したフリーライブ
2025年9月5日にサプライズで開催したフリーライブ『新宿で暴れちゃうじゃんよ at 新宿東急歌舞伎町タワー前シネシティ広場』で披露された同曲のパフォーマンス映像では、『ダンダダン』のキャラクター、セルポ星人3体、ターボババアも登場し、約3,000人の観客を熱狂の渦へと巻き込んだステージをリアルに追体験できる。
「革命道中 – On The Way」はライブアンセムとしても、完全に浸透しているようだ。
◎その他、現在公開中の「革命道中 – On The Way」パフォーマンス映像
▼<DayDay.>アイナ・ジ・エンド「革命道中 – On The Way」TV生披露【アーティストLIVE】
▼【『ダンダダン』OPテーマ】アイナ・ジ・エンドが『革命道中』を熱唱!【でしょでしょ‼】
■唯一無二の歌声をもつアイナ・ジ・エンドとは?
アイナ・ジ・エンド
・デビュー:2018年9月セントチヒロ・チッチと共にシングル「夜王子と月の姫/きえないで」でソロデビュー
・生年月日:1994年12月27日
・出身地:大阪府
OFFICIAL SITE https://ainatheend.jp/
YouTube @aina_THEEND
X @aina_BiSH
Instagram @ainatheend_official
TikTok @ainatheendofficial
◎アイナ・ジ・エンドとは?
2015年、楽器を持たないパンクバンド“BiSH”のメンバーとして始動し、2016年にメジャーデビュー。2021年に全曲の作詞、作曲を手がけた1stアルバム『THE END』をリリースし、ソロアーティストしても本格的な活動をスタートさせた。
◎特有のハスキーボイスが生み出す表現力豊かな歌声
「宝者」(TBS系 日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』主題歌)、「Love Sick」(映画『劇場版モノノ怪 唐傘』主題歌)、そして「革命道中」などの話題曲を発表し続けているアイナ。
その最大の特徴は、歌声だ。やややハスキーな声質、感情とダイレクトに繋がる表現力を合わせもったボーカルはまさに唯一無二。一度聴けば忘れないインパクトと“ずっとこの声に触れていたい”と思わせる中毒性こそが、シンガーとしての彼女の魅力だろう。
▼「宝者」MV
▼「Love Sick」MV
◎日常を切り取る視点が多くの共感を呼ぶ
ソングライターとしても才能を発揮。日常のなかで感じるリアルな思いを投影した歌詞は赤裸々でありながらも詩情豊か。単に自分の感情をぶちまけるのではなく、誰もが共感できるポピュラリティもしっかりと備えている。
もちろん、ライブパフォーマンスも彼女の武器。幼少期から学んでいたジャズダンスの素養を活かし、即興的な動きが出来ることも彼女のステージングの特徴だ。
◎多才なアーティストとして広がる表現の場
その才能は幅広いジャンルのアーティストからも評価され、これまでに米津玄師、ROTH BART BARON、MONDO GROSSO、DISH//、ジェニーハイらとのコラボが実現している。
▼マルゲリータ + アイナ・ジ・エンド
▼A_o – BLUE SOULS [Music Video]
▼MONDO GROSSO / 偽りのシンパシー
▼DISH// 『SING-A-LONG feat.アイナ・ジ・エンド(BiSH)』MUSIC VIDEO TEASER
▼ジェニーハイ「不便な可愛げ」 feat. アイナ・ジ・エンド(BiSH)
加えて、ブロードウェイミュージカル『ジャニス』(2022年)、映画『キリエのうた』(2023年)で主演、Netflixシリーズ 『ムーンライズ』(2025年)のマリー役で声優をつとめるなど、活動の幅を大きく広げている。
■アイナ・ジ・エンドの歌声に酔いしれる!人気曲5選
「アイコトバ」
アニメ『薬屋のひとりごと』エンディングテーマ。作詞作曲は、アイナが尊敬する石崎ひゅーいが担当。郷愁感がゆったりと滲むメロディ、素朴な手触りと現代的なビートメイクが共存するサウンドなかで綴られるのは、《愛の言葉》を伝えなきゃ、意気地なしの自分から卒業しなくちゃ、と心に誓う女性の心情。自分の弱さを受け入れ、変わろうとする主人公の姿を、凛とした美しいボーカルによって生々しく描き出している。サビのファルセットも絶品。
「Frail」
映画『変な家』主題歌として制作された、アイナ、Shin Sakiuraのコライトによるアッパーチューン。鋭利に研ぎ澄まされたギターサウンド、疾走感とファンクネスを併せ持ったグルーブには、アイナの音楽に欠かせないSakiuraの創造性がしっかりと刻み込まれている。映画の世界観に寄り添ったミステリアスな雰囲気と、《この人生/誰のものでもないでしょう》というパンチラインがひとつになった歌詞も魅力的。徐々に熱を帯びていく歌にも注目してほしい。
「Red:birthmark」
作詞作曲、プロデュースをTK(凛として時雨)が担ったTVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2エンディングテーマ。ドラマティックかつトリッキーな展開、透明感と鋭さを内包したサウンドスケープ、そして、全体を覆い尽くす不穏な空気。それまでの彼女の楽曲とは一線を画した曲調はファンの間で賛否を巻き起こすと同時に、シンガーとしてのポテンシャルの高さを改めて証明した。“水星の魔女”の世界観を独自に解釈した歌詞も奥深い。
「宝者」
TBS 日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』主題歌。作詞作曲をアイナ自身が手がけ、河野圭 がアレンジを担当したこの曲は、彼女のキャリアのなかでももっとも真っ直ぐで素直なポップチューン。シンプルなバンドサウンドのなかで放たれるのは、《ありがとう》《さようなら》に象徴される、さりげなくて大切な言葉たち。一人ひとりに手渡すようなアイナのボーカルによって、聴き手のなかに“大切な宝者”のイメージが浮かんでくるはず。
「きえないで」
アイナが人生で初めて作詞作曲したという楽曲。曲が書かれたのは彼女が18歳の頃。(おそらく)初めての恋愛を経験した女の子の《女の子にしてくれたね》という切ない感謝、《あなたには生きていてほしいよ》という切実な願いがどこまでも率直に綴られるミディアムバラードだ。アレンジとプロデュースは亀田誠治。瑞々しさと生々しさをたっぷりと感じさせるアイナのボーカルを際立たせる手腕は流石のひと言だ。
■今後のアイナ・ジ・エンドの活躍も要チェック
2025年10月に全国9ヵ所のワンマンツアー『革命道中』を行ったアイナ・ジ・エンドは、12月20日に東京ガーデンシアターでワンマンライブ『nukariari』を開催予定。
年末には『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY』(12月27日)、『COUNTDOWN JAPAN25/26』(12月29日)にも出演が決まっているなど、精力的な活動を続けている。「革命道中 – On The Way」のグローバルヒットをきっかけに、アイナの存在感はいっそう強まっていくことになるはずだ。
THE FIRST TIMES編集部
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