5人組ロックバンドNovelbrightのボーカリスト、竹中雄大。圧倒的な歌唱力で知られ、『現役歌王JAPAN』『2025日韓歌王戦』などでも注目を集めている。代表曲や2026年1月にリリースするカバーアルバム『DIVA』の紹介を含め、ボーカリストとしての魅力を解説する。
■『現役歌王JAPAN』でナンバーワン、『2025日韓歌王戦』への出演で大注目!
韓国で大ヒットを記録した音楽サバイバル番組『現役歌王』の日本版『現役歌王JAPAN』。日本最強の男性ボーカル7名を決定するこの番組に出演した竹中雄大は、「ベテルギウス」(優里)、「ツキミソウ」(Novelbright)、「アイノカタチ」(MISIA)などを選曲。ファイナルではOfficial髭男dismの「Pretender」を歌い上げ、見事に優勝を勝ち取った。
出演者も絶賛した歌唱はSNSでも大きな話題を集め、「圧倒的な歌唱力で有言実行 マジかっこいー」「圧巻の歌声本当最高でした」「原曲が難易度高いのに節々にフェイク入れる余裕あるの恐ろしすぎだろ」といった絶賛コメントが数多くポストされた。竹中も自身のInstagramで「初めから1位しか興味ないって大口叩いてきたから1位じゃなかったらどうしようって不安もあったけど、みんなの応援のおかげでいい歌が歌えました」と報告。ボーカリストとしての知名度をさらに上げた。
▼竹中雄大 X SHU-「ベテルギウス」【現役歌王JAPAN】
▼竹中雄大「ツキミソウ」【現役歌王JAPAN】
▼竹中雄大「アイノカタチ」【現役歌王JAPAN】
▼竹中雄大「Pretender」【現役歌王JAPAN】
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さらに『現役歌王JAPAN』選抜の日本代表TOP7と、韓国の『現役歌王2』選抜の韓国代表TOP7が音楽を通じて競い合う番組『2025日韓歌王戦』に出演。竹中は「Walking with you」(Novelbright)、韓国の人気曲「Drowning」(WOODZ)、「ENDLESS RAIN」(X JAPAN)などを歌唱し、韓国のリスナーにも自身の実力をアピールした。
▼竹中雄大「Walking with you」【2025日韓歌王戦】
▼竹中雄大「Drowning」【2025日韓歌王戦】
▼竹中雄大「ENDLESS RAIN」【2025日韓歌王戦】
11月1日には出演者が一堂に会するコンサート『現役歌王 ALL STAR DREAM MATCH』が東京国際フォーラム ホールAで開催。
トリを飾った竹中はサプライズゲストとして登場したNovelbrightのギタリスト山田海斗(Gu)と共に自身のバンド楽曲である「また明日」「Walking with you」を披露。「今年の春、期待半分・不安半分で番組に参加しました。いい仲間とも出会えましたし、素晴らしい経験ができました」と語り、会場からは大きな拍手が送られた。
開演前には、竹中がパク・ソジン(『現役歌王KOREA』優勝)の楽屋を訪ねてお菓子をプレゼント。日韓のトップボーカリストたちによる豊かな交流こそが、この番組のもっとも大きな意義だろう。
▼【舞台裏公開!】11/1(土)「現役歌王 ALL STAR DREAM MATCH」東京コンサートビハインド
■美声で世界を魅了!竹中雄大とは?
竹中雄大(たけなか ゆうだい)
・生年月日:11月10日
・出身地:兵庫県姫路市
・Novelbright結成:2013年
・Novelbrightメジャーデビュー:2020年8月17日
・Novelbrightメジャーデビュー曲:配信シングル「Sunny drop」
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◎2013年Novelbright結成
2013年に地元・大阪でNovelbrightを結成し、音楽キャリアをスタートさせた竹中雄大。“口笛の世界大会で2度優勝”というユニークな経歴を持つ彼が影響を受けたアーティストはONE OK ROCK、ゆずなど。圧倒的なボーカル力を備えた竹中を中心に“いい歌を届ける”ことに重きを置いて活動を続けてきた彼らがブレイクしたのは、2019年。路上ライブを精力的に行い、竹中の歌唱動画をSNSにアップすることで話題を集め、ライブの動員やストリーミングの再生数も瞬く間に上がっていった。
当時のインタビューで竹中は「路上ライブの動画を見てもらったほうが“生でこれだけ歌えるんだ? ライブを観てみたい”という動機につながりやすいと思うんですよ」と語っているが、このコメントからも自らの“生歌”に対する自信が感じられる。
インディーズ時代の楽曲「Walking with you」がバイラルヒットとなり、2020年8月にメジャーデビュー。翌年にはメジャー1stアルバム『開幕宣言』を発表し、収録曲の「ツキミソウ」がヒットした。コロナ禍でのメジャー進出となったが、SNSなどをとおして竹中のボーカルの魅力をアピールする戦略が功を奏し、バンドはさらに知名度を拡大。2021年7月は有観客での初のアリーナライブを大阪城ホールで開催、翌2022年6月には日本武道館2days公演を成功させた。
▼Novelbright – Walking with you [Official Music Video]
▼Novelbright – ツキミソウ [Official Music Video]
2024年にはメジャー2ndアルバム『Assort』収録曲「愛とか恋とか」がバイラルヒット。さらに2025年はメジャーデビュー5周年を迎えアリーナツアーを行うなど、着実にキャリアを重ねている。
▼Novelbright – 愛とか恋とか [Official Music Video]
◎YouTube個人チャンネル設立
竹中は2021年1月、YouTube個人チャンネルを設立。「夜に駆ける」(YOASOBI)、「幾億光年」(Omoinotake)などのカバー動画の他、コラボ動画やサプライズ企画など幅広いコンテンツを配信している。
▼【原曲キーで挑みました】YOASOBI – 夜に駆ける [歌ってみた]
▼「幾億光年」cover by 竹中雄大(Novelbright)
もっとも多い再生数を記録しているのは、2021年10月に配信された『たまたま通りかかった路上ライブに本人登場してみたら衝撃の結果に!?』。新宿南口で女性シンガー(一華ひかり)が路上ライブで「Walking with you」を歌っているところに遭遇した竹中が「え、やばない?」と興味を惹かれ、急遽iPhoneで撮影。竹中が飛び入りした瞬間、本人だと気づいた一華が涙を浮かべながら歌うシーンが話題を集め、再生数は1400万回を超えている。
▼【神回】たまたま通りかかった路上ライブに本人登場してみたら衝撃の結果に!?
さらに『「栄光の架橋」を弾き語りしてたらゆずの北川さん本人が登場するサプライズ』をはじめ、優里、川崎鷹也、クリス・ハートなどとのコラボ動画も人気。また『大ファンのカラオケ中に本人登場サプライズしてみた!』『大ファンの結婚式でサプライズで歌ってみたら!?』などのサプライズ動画も。2025年の大阪城ホール公演の前日に収録された『阪急電車に乗ってメンバー全員で京都嵐山大爆笑旅』などVLOGからも、本人の明るく飾らない素のキャラクターが感じられる。
▼【神回】「栄光の架橋」を弾き語りしてたらゆずの北川さん本人が登場するサプライズ
▼大ファンのカラオケ中に本人登場サプライズしてみた!【Novelbright】
▼【神回】大ファンの結婚式でサプライズで歌ってみたら!?
▼阪急電車に乗ってメンバー全員で京都嵐山大爆笑旅【vlog】
◎韓国音楽番組に出演し歌唱!
『2025日韓歌王戦』のあと韓国音楽番組の『日韓トップテンショー』に出演し、「First Love」(宇多田ヒカル)などを歌唱、得意の口笛も披露した。2026年1月には初のソロカバーアルバム『DIVA』のリリース、2月にはリリースツアーが決定するなど、活動の幅はさらに広がり続けている。
▼竹中雄大「First Love」
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■竹中雄大の声が魅せる!感動必至の3つのポイント
◎澄み切ったハイトーンが際立つ圧倒的な歌声
ボーカリストとしての竹中雄大の最大の魅力は、歌声そのものにある。特に印象的なのは、高音の表現。美しく澄み切ったハイトーンのなかに、少しだけハスキーな成分が混じり、それがリスナーの感情をしっかりと揺さぶるのだ。豊かな声量、正確なピッチはもちろんだが、声自体に様々な感情が宿っているのも竹中の大きな特長。ひとつのフレーズのなかで切なさ、楽しさ、哀しみ、希望といった相反するエモーションを表現することができるので、歌詞やメロディにさらなる深みが加わる。それを受け取るリスナーは、その人自身の経験や感情によって、幅広い解釈ができるというわけだ。何度聴いても新たな発見があり、ついリピートしたくなるのも彼の魅力だろう。
◎感情の機微を描く表現力
感情の機微を描くという意味では、やはりバラードナンバーがわかりやすい。Novelbrightの代表曲「ツキミソウ」は、美しきピアノとクラシカルな弦をフィーチャーした切ないラブバラード。“あなた”がどうしようもなく好きで、離れた今も忘れらない……という想いをどこまでも丁寧に描き出している。繊細さと壮大さを同時に放つ、竹中雄大の真骨頂と呼ぶべき楽曲だ。『現役歌王JAPAN』『2025日韓歌王戦』で歌唱した「Pretender」(Officilai髭男dism)も、シンガーとしてのポテンシャルを実感できる楽曲。歌詞に込められた情景と感情とリンクするようなフェイク、リスナーを包み込むようなロングトーンを含め、すべてのボーカルのテクニックが曲の世界観と結びついていることに耳を傾けてほしい。
▼Novelbright – ツキミソウ [Official Music Video]
▼竹中雄大「Pretender」【現役歌王JAPAN】
◎ライブで真価を発揮する圧巻のパフォーマンス
ボーカリストとしての真価がもっとも強く発揮されるのはもちろん、ライブ・パフォーマンスだろう。『Novelbright ARENA TOUR 2025 〜Winding Road〜』(有明アリーナ)における「Walking with you」はまさに圧巻。ファルセットを交えた冒頭のボーカリゼーションで観客の心をグッと掴み、強靭にしてダイナミックなバンドサウンドとともに一気に高揚感を上げる。曲が進むにつれて歌に込められたエモーションは高まり、それがアリーナ全体のテンションへとつながっていく。澄んだ高音に加えて、豊かな表現力と圧倒的なパワーを身に付けた竹中雄大。路上ライブで鍛えられ、アリーナツアーで進行したシンガーとしてのポテンシャルは、ここにきてさらに向上しているようだ。
▼Novelbright – Walking with you [Official Live Video]
■自身初のカバーアルバム『DIVA』をリリース
YouTubeチャンネルの『竹中雄大30歳直前緊急生配信』にて発表された、自身初のソロカバーアルバム『DIVA』。1月14日にリリースされる本作には、先行リード曲「Love Story」(安室奈美恵)のほか、「Best Friend」(西野カナ)、「カタオモイ」(Aimer)、「やさしいキスをして」(DREAMS COME TRUE)、「fragile」(Every Little Thing)、「赤いスイートピー」(松田聖子)、「みんな空の下」(絢香)、「やさしさで溢れるように」(JUJU)、「アイノカタチ」(MISIA)、「First Love」(宇多田ヒカル)の全10曲を収録。女性シンガーの名曲をとおし、竹中の芳醇なボーカリゼーションをたっぷりと堪能できる作品に仕上がっている。「Love Story」(Performance Video)の歌唱における、官能的なグルーヴにもぜひ注目してほしい。
▼竹中雄大 – Love Story【Performance Video】(安室奈美恵 cover)
■竹中雄大の歌声をより堪能できる曲5選
「Sunny drop」
2020年8月に配信されたメジャーデビューシングル。『コカ・コーラ ゼロシュガー』CMソング。息を吸い込む音がかすかに聴こえた直後、ファルセット・ボイスとともに《逢いたいと泣く空の彼方》というフレーズが広がる。亀田誠治がプロデュースを手掛けたライブ感に溢れるバンドサウンドのなかで響くのは、瑞々しさと切なさを併せ持った竹中雄大の歌声。“いつかは雨が上がり、きれいな日差しのもとで君と会えるはず”という切実な願いを込めた歌詞も心に残る。2021年6月に出演した『THE FIRST TAKE』では特別にアレンジされたバンドサウンドとともに表情豊かなボーカルを披露。
▼Novelbright – Sunny drop / THE FIRST TAKE
「Walking with you」
2018年リリースのミニアルバム『SKYWALK』収録曲。2019年7月に仙台駅前で行われた路上ライブの動画がSNSで拡散され、ブレイクのきっかけとなった楽曲だ。ラウドロックのテイストを反映したサウンドのなかで竹中は、力強さと壮大なスケール感を併せ持った歌声を共鳴させている。ロックボーカリストとしての凛とした佇まいをダイレクトに感じさせつつ、“いつまでもあなたと二人で歩いていきたい”という願いを刻んだ歌詞を繊細に表現。この曲がバズったことで竹中は、シンガーとしての圧倒的なポテンシャルを幅広いリスナーに浸透させた。
▼【感動】路上ライブで人生を変えた1本の動画
「ツキミソウ」
2020年12月、メジャー4作目のシングルとして配信。ピアノ、弦楽器を取り入れたアレンジ、憂いをたたえたメロディ、そして、“あなた”への深い愛情を反映した歌詞が一つになったバラードナンバーだ。歌詞の主人公の心情とリンクしながら竹中は、どうしても忘れることができない愛をダイナミックに描き出している。2021年5月に『THE FIRST TAKE』に竹中が初登場。ストリングスとピアノだけのアレンジで披露し、1600万回を超える再生数を記録。「この歌声はワールドクラスです」「美しいの一言に尽きる」など絶賛コメントが数多く寄せられた。
▼Novelbright(竹中雄大) – ツキミソウ / THE FIRST TAKE
「愛とか恋とか」
2022年5月リリースのメジャー2ndアルバム『Assort』収録曲。アコギ、パーカッションなどの音色を活かしたアンサンブルにより、竹中のブレス、行間に滲むニュアンスなど、歌のディテールが生々しく伝わってくるのがこの曲の魅力。好きという気持ちが溢れ、やがて“愛している”につながっていく男性の想いを抒情豊かに映し出す歌声は、リリース当初から多くの音楽ファンを魅了。切なさ、愛らしさ、爽やかさのバランスも絶妙なこの曲は「Walking with you」「ツキミソウ」に続き、ストリーミング再生回数3億回を突破。Novelbrightの代表曲となった。
「雪の音」
2023年12月リリースの配信シングル。TVアニメ『ゆびさきの恋々』オープニングテーマ。アニメに登場する“糸瀬雪”“波岐逸臣”を想起させるリリック、そして、美しく透きとおるようなメロディが溶け合う、極上のウィンターバラードだ。優しい手触りのファルセット、強い感情を込めた中音域、厚みのあるふくよかな低音など、竹中の多彩なボーカリゼーションが堪能できる。特に大サビにおける大らかなスケール、オチサビのデリケートな歌唱は絶品だ。ボーカルの機微を引き立てる、音数を抑えたアレンジメントも素晴らしい。
■さらに飛躍する竹中雄大をチェック!
竹中自身が影響を受けた女性アーティストの楽曲を収めた初のカバーアルバム『DIVA』、そして、2026年2月に行われる初のソロツアー。30代になり、さらなる飛躍を果たしつつある竹中雄大の最新情報をチェック。
TEXT BY THE FIRST TIMES編集部
▼竹中雄大の最新記事はこちら
https://www.thefirsttimes.jp/keywords/1015/
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