2022年6月5日、「愛が一層メロウ」のMVをYouTubeで公開すると、一気に注目のアーティストとなった離婚伝説。最新ヒット曲であるTBS系火曜ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』主題歌「紫陽花」やHonda VEZEL e:HEV RS 新CMソング「ファーストキス」を中心に名曲を連発する彼らの魅力に迫る。
■グッドミュージックを生み出す、新進気鋭のアーティスト
離婚伝説(読み:りこんでんせつ)
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◎“愛”がテーマの離婚伝説。バンドの名の由来(意味)とは?
アルバイト先のバンドカラオケ店で出会った松田歩(Vo)、別府純(Gu)により2022年に結成。
離婚伝説というバンド名は、マーヴィン・ゲイが1978年にリリースした私小説的な内容で名盤と名高い『Here My Dear』(1978年発売)に由来している。結成当初から特定のジャンルにとらわれず、様々な楽曲制作を追究。作品や歌詞の根底には“愛”がテーマとして込められている。
◎観客を魅了する甘くメロウなハイトーンボイスと縦横無尽なギタープレイ
2022年6月5日、デビュー曲「愛が一層メロウ」のMVをYouTubeに投稿。当時はライブ未経験だったが、ライブ活動を始めるや否や、松田の甘くメロウなハイトーンボイスと別府の縦横無尽なギタープレイで多くのオーディエンスを魅了。出演するイベントやフェスが軒並みソールドアウトを記録している。
◎ブレイクが期待されるアーティストに選出
テレビ朝日『関ジャム 完全燃SHOW』(現『EIGHT-JAM』)の恒例企画「プロが選ぶ2023年のマイベスト10曲」で川谷絵音(indigo la End、ゲスの極み乙女、ジェニーハイ、礼賛ほか)が「愛が一層メロウ」を紹介したことで、広く離婚伝説が認知されるきっかけのひとつに。
テレビ朝日 #関ジャム 完全燃SHOW
「プロが選ぶ年間マイベスト10曲」にて
川谷絵音さんが
離婚伝説の名前を挙げてくれました🏅✨2023年の随一の口ずさみ率😚
ありがとうございます❣️今年もたくさんの人に
口ずさんで貰いたい! pic.twitter.com/AOmEmGb7sM— 離婚伝説 (@rkndnsts) January 14, 2024
また、過去には藤井風、King Gnu、Vaundy、あいみょんらが選出された、飛躍が期待される新人アーティストの登竜門として知られるSpotifyの『RADAR:Early Noise 2024』に選出。
日本テレビ『バズリズム02』の「今年コレがバズるぞ!BEST10」では、2024・2025年と2年連続でチャートインしている。
さらに、『第17回CDショップ大賞2025』では、ブレイクが期待される新人の素晴らしいアルバムに贈られる<青>部門にて、1stアルバム『離婚伝説』が大賞を受賞するなど、音楽業界からもリスナーからも高い評価を得ている。
第17回CDショップ大賞2025
👑大賞<青>👑
離婚伝説『離婚伝説』#CDショップ大賞#CDショップ大賞2025 pic.twitter.com/bix09LDfLO— CDショップ大賞 実行委員会 (@cdshop_taisho) March 6, 2025
◎躍進を遂げた2025年
2025年新設の“世界とつながり、音楽の未来を灯す。”をコンセプトに掲げる国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN 2025』にて、『ラジオ特別賞 Best Radio-Break Song』を「愛が一層メロウ」で受賞。
MUSIC AWARDS JAPAN 2025
離婚伝説「愛が一層メロウ」が
ラジオ特別賞 Best Radio-Break Songを受賞しました🏆改めまして
スタッフや関係者のみなさま
新旧問わず、応援してくれているファンのみなさま
皆で頂けた賞です💐引き続き離婚伝説をよろしくお願いします💍#MUSICAWARDSJAPAN #MAJ2025… pic.twitter.com/UZHAKMFbIa
— 離婚伝説 (@rkndnsts) May 22, 2025
活動開始から3年を迎え、4月期のTBS系火曜ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』主題歌として「紫陽花」を発表し、現在放送中のHonda VEZEL e:HEV RS 新CMでは「ファーストキス」が起用されるなど、躍進を続けるなか、Zeppを中心として開催された全国ツアー離婚伝説2025 ONEMAN TOUR『You Should Know Your Love』は全会場ソールドアウト。
もともと1日限定開催の予定だった、初の日本武道館公演も即完売をうけ、急遽追加公演を決定。『離婚伝説2026 ONEMAN LIVE』と掲げた、離婚伝説史上最大規模となるワンマンライブが2026年9月10・11日に東京・日本武道館で開催される。
■ダサいとカッコ良いは紙一重──離婚伝説の魅力とは?
◎独自の世界観をセルフプロデュースで表現
音源、映像、スタイリングなど、クリエイティブに関するすべてのことがらをセルフプロデュースする離婚伝説。
結成当初はふたりで「MVの絵コンテを描くところからやっていた」というエピソードがあるように、細部までこだわり尽くした、どこかアナログ感や温かみを感じる独自のクリエイティブが楽曲の世界観を高めている。
◎ルーツに根ざしつつもジャンルレスなサウンド
松田は、2パックやスヌープ・ドッグなどのヒップホップとスティーヴィー・ワンダーをはじめとするソウル、別府は、ビートルズやレッド・ホット・チリ・ペッパーズに特に影響を受けていると公言しているが、ふたりのリスナーとしての幅広さを反映するように、離婚伝説の楽曲はジャンルレスである。
AOR、ファンク、シティポップ、歌謡曲、ソウル、R&B、フュージョン、ポップス…といった、多彩なルーツが感じられる、洗練されつつも親しみやすいサウンドと珠玉のメロディが特徴的だ。
◎普遍的テーマを表現した歌詞
歌詞は“愛”をテーマに松田と別府が共作。孤独や後悔、希望といった普遍的な感情を描いている。
ふたりのなかでのキーワードは“ダサいとカッコ良いは紙一重”。
「追憶のフロマージュ」の《寂しいけど泣かないでハニー》や、「眩しい、眩しすぎる」の《手の手触れ合って熟れるサマーデート》や《高鳴るハートビート落ち着けて》といった、一見ダサくも思える非日常的なワードを散りばめることで、リスナーの耳に留まる“ひっかかり”を作っているのだ。そして、歌詞が楽曲の世界観と完璧にマッチしているからこそ、カッコ良く昇華されている。
▼追憶のフロマージュ
▼離婚伝説 – 眩しい、眩しすぎる (Official Music Video)
■【歌詞あり】ドラマ主題歌に抜擢された「紫陽花」
・作詞:離婚伝説
・作曲:離婚伝説
・編曲:離婚伝説
・配信リリース:2025年4月9日
・Streaming/DL https://va.lnk.to/sTnc3J
◎多部未華子主演ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』主題歌
離婚伝説にとって初のGP帯ドラマ主題歌となった「紫陽花」。多部未華子が主演をつとめた、TBS系ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』の主題歌に起用され、ドラマの盛り上がりとともに話題に。
TBS『CDTVライブ!ライブ!』の出演が後押しし、Billboard JAPANの『JAPAN Heatseekers Songs』では5連覇という偉業を達成。オリコンの『オリコン週間ストリーミング急上昇ランキング』では上昇率40%を記録し、こちらも1位を獲得している。
◎【歌詞考察】「紫陽花」の歌詞が伝えたい“大切なこと”とは?
「紫陽花」
気付けば
いつの間にか大人になって
探してたものも見つからないまま
ぼんやりと空を見てたんだ困ったな
今日からしばらく雨だって
傘も差さずにどこへ行くの?
ってさ、話しかけてくれたんだ繋いだ手を離さずに
ぎゅっと握って笑ってくれた
いつかきっと巡り逢う
誰かに返せるように同じ空を見上げているんだ
僕らは雨に打たれながら
それでも明日を照らしてる
七色に咲く花のように気付けば
いつの間にか雨は上がって
日差しを浴びた花たちもまた
鮮やかに見えたんだなんだか
背中を押してくれた気がして
歩き続けたこの日々も
大切に思えたんだずっと探していた
幸せはいつでも側にあって繋いだ手を離さずに
ぎゅっと握って笑ってくれた
いつかきっと巡り逢う
誰かに返せるように同じ空を見上げているんだ
僕らは風に吹かれながら
それでも明日を照らしてる
どれだけ遠く離れても心は繋がってるんだって
あなたがいつも教えてくれたこと
大事にしまってたんだ
気付けばいつの間にか大人になって
こうして会えたから昨日までの自分とは
そっとさよなら
上手くは言えないけど
これからもずっと側にいて
七色に咲く花のように作詞:離婚伝説
作曲:離婚伝説
編曲:離婚伝説
主題歌となった、TBS火曜ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』は、子育て中の専業主婦、仕事と育児の両立に奮闘する母親、完璧な育児計画を掲げる育休中の父親など、立場の異なる人々が、自分とは関係ないと思っていた“対岸にいる人々”との出会いをきっかけにそれぞれの生き方を見つめ直していくというストーリーだ。
「紫陽花」の《気付けば/いつの間にか大人になって/探してたものも見つからないまま/ぼんやりと空を見てたんだ》という歌い出しは、ドラマの主人公である子育て中の専業主婦、村上詩穂(演:多部未華子)をはじめ、多くの人がふと感じる、自分ひとり取り残されたような孤独感をうまく表している。
でも、《傘も差さずにどこへ行くの?》と話しかけてくれる存在が現れ、心を通わせる。《いつかきっと巡り逢う/誰かに返せるように》というラインは、優しさや思いやりが伝播していくようにも感じる。
《同じ空を見上げているんだ/僕らは雨に打たれながら/それでも明日を照らしてる/どれだけ遠く離れても》というサビ。人は孤独であり、生きる上で困難はつきまとう。それでも同じ空を見上げている存在はいて、支え合えるのではないか。
生きていれば様々な変化は訪れるが、土壌によって色を変える花・紫陽花のように柔軟に生き方を変えながら、前向きに生きることが大切だということを「紫陽花」は語りかけているように思う。
■【歌詞あり】令和のドライブミュージック「ファーストキス」
・作詞:離婚伝説
・作曲:離婚伝説
・編曲:離婚伝説
・配信リリース:2025年10月24日
・Streaming/DL https://va.lnk.to/1dor3e
◎Honda『VEZEL e:HEV RS』CMソング
Billboard JAPAN総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”で自身最高位の20位を記録した「ファーストキス」は、これまでSuchmosやKing Gnu、藤井風の楽曲が起用されてきたHonda『VEZEL e:HEV RS』のCMソングとして書き下ろされた。
CMの映像を手がけたのは、数多くのCMや椎名林檎やMr.ChildrenのMVなどで知られるトップ映像ディレクター、児玉裕一である。
都市の風景を舞台に、「ファーストキス」と『VEZEL e:HEV RS』の世界観が合わさった映像がオンエア中だ。
◎懐かしさと新しさを感じるバンドサウンド
軽快な鍵盤が印象的なアンサンブルに松田の清涼感溢れるボーカルが重なる同曲。大切な人への抑えきれない気持ちが追い風になって、背中を押してくれるような伸びやかなメロディ、別府に加え、佐野康夫(Dr)、越智俊介(Ba)、柿沼大地(Key)、シマダボーイ(Per)という鉄壁のメンバーが奏でる懐かしさと新しさの融合を感じるバンドサウンドとエモーショナルな歌詞が合わさり、令和のドライブソングとしてとても有効だ。
サビをはじめ、高揚とときめきを増大させるコーラスワークが随所に挟み込まれ、別府の歌うようにメロディアスなギターソロも楽曲に奥行きを宿している。
◎【歌詞考察】「ファーストキス」はまっすぐな愛のメッセージ
「ファーストキス」
会えない時の流れも
今すぐに取り戻せたらこのまま君を追いかけて
誰にも止められないよ
ありえないスピードで
変わるこの世界でもいつだって共に言えないままの言葉も
今すぐに伝えられたら
きっとまた出会った頃の
二人に戻れるのかないつでも傍にいたのに
どうして気付けなかったの
何気ないセリフが
胸を突き刺しては痛むんだよ今もこんなにも愛しく思えるのは
君だけだと分かったんだ
最後まで君の隣にいられたら
何もいらないこのまま時が流れて
全てを忘れるくらいなら
すぐにでも君を追いかけて
誰にも止められないよ
ありえないスピードで
変わるこの世界でもいつだって共に
いつだって共に作詞:離婚伝説
作曲:離婚伝説
編曲:離婚伝説
《会えない時の流れも/今すぐに取り戻されたら》と始まる1Aの歌詞には後悔が滲むが、その後悔を吹き飛ばすかのように《このまま君を追いかけて/誰にも止められないよ》と決意を高らかに歌っている。
再び後悔が歌われる2Aからは、そばにいた時には気づけず、失ってから初めてわかる《君》という誰よりも愛しい存在の尊さを描写。《ありえないスピードで/変わるこの世界でもいつだって共に》と、情報に溢れ、凄まじいスピードで“今”が更新される令和において、そのスピードより速く《君》を追いかけて、変わらずにずっと共に生きよう、というまっすぐな愛のメッセージを紡ぐ。
離婚伝説の歌詞としてはとてもストレートだが、曲のタイトルになっている「ファーストキス」というワードやそれにまつわる直接的な描写は出てこない。歌詞の中で描かれている《二人が出会った頃》とリンクするのかもしれないし、再び《二人》がともに過ごすことを選んだ時のキスを「ファーストキス」としようという想いが込められているのかもしれない。リスナーに深い余地を与えるところもまた離婚伝説の魅力だ。
■離婚伝説の世界観にハマる!おすすめ5曲
「愛が一層メロウ」
言わずと知れた、離婚伝説初のリリース曲。MVがYouTubeにアップされ、じわじわと評判が広がったことで配信が決定。イントロから松田のどこまでも伸びて行く突き抜けるようなハイトーンのボーカルが冴えわたるシティポップ×ファンクチューン。
何度もリピートされる《愛が一層メロウ》というワードの中毒性は抜群。離婚伝説の根幹である“愛”が洒脱な遊び心と共に前面に出ていて、デビュー曲に相応しい。
「しばらく」
2025年1月にリリースした10枚目の配信シングル。柿沼大地による鍵盤が切なさを漂わせるノスタルジックなバラード。大切な存在を失って、眠れない夜があったとしても、人生は続いていくという不変の事実を歌いながらも、そっと手を差し伸べるように寄り添う愛を歌ったナンバーだ。
立体的なアンサンブルと共に松田がファルセット気味に《愛した日々が今、心を解いていく/全てを思い出すまでは》と歌ったの余韻が格別である。
「あらわれないで」
配信シングルであり1stアルバム『離婚伝説』に「愛が一層メロウ」に続く2曲目として収録。70年代ソウルとシティポップを掛け合わせたようなサウンドと松田のエモーショナルなハイトーンのボーカリゼーション。甘いときめきを巡る恋愛の駆け引きがトレンディドラマのように美しくムーディーに描かれる。井上陽水の「いっそセレナーデ」が歌詞で引用されており、偉大な先人へのリスペクトが込められている曲でもある。
「本日のおすすめ」
松田と別府ともに原作を愛読していたというTVアニメ『ラーメン赤猫』のエンディングテーマ。ウキウキするようなイントロから、日々を楽しく生きるためのヒントがたくさん詰まっている。『ラーメン赤猫』の世界観にリンクする優しさや思いやり、温かさが溢れつつ、弾むような別府のギターソロがワクワク感を増長させる。どこかコミカルなMVはふたりがリスペクトする映像監督のひとり、Jeenを含めた映像チームMAXMOTIVEによってタイで撮影された。
「まるで天使さ」
2024年8月リリースのサマーチューン。うだるような暑さを吹き飛ばすような清涼感のある爽やかなサウンド。《見つめ返されたらもう止まらないマイハート》というラインを宿したロマンティックな歌詞も離婚伝説ならでは。“君がいたあの夏の記憶”がまとわりついて離れないことを想起させるように何度も《ジュエリー》というワードが歌われる。“あの夏の記憶”が宝石でもあり、天使のような君の存在が宝石でもあるのだろう。
■自身最大規模の初の日本武道館公演を控える、離婚伝説の今後は?!
2025年11月に開催した離婚伝説の全国ツアー『離婚伝説 2025 ONEMAN TOUR 』にて披露された新曲「ステキッ!!」が、フジテレビ系“ノイタミナ”枠で放送される、TVアニメ『ハイスクール!奇面組』のエンディング・テーマに決定。2026年1月7日に配信リリース、期間限定生産盤としてCDが1月21日に発売される。
さらに、2026年9月10・11日には、自身最大規模のワンマンとなる初の日本武道館公演を控える、彼ら。勢いを加速させる離婚伝説からまだまだ目が離せない。
TEXT BY 小松香里
▼離婚伝説の最新情報はこちら
https://www.thefirsttimes.jp/keywords/8490/
▼離婚伝説の楽曲リンクはこちら
https://tftimes.lnk.to/rikondensetsuT1







