『THE FIRST TAKE』から派生したコンテンツ『HIGHLIGHT』に今回登場するのは、REAL AKIBA BOYZの龍。高いダンススキル、音楽との親和性、場を広く見せる身体能力が組み合わさった龍のダンスの魅力を紐解いていきたい。
■『HIGHLIGHT』とは?

ダンス・楽器演奏など様々なジャンルにフォーカスを当て、『THE FIRST TAKE』本編では伝えきれていないアーティストの魅力や、グループのなかのひとりなどその人だけが放つ輝きにスポットライトを当てていく企画。
一発撮りのパフォーマンスを至近距離から複数のカメラで撮影。“近さ・生々しさ”、臨場感溢れるパフォーマンスを楽しむことができる。
■ REAL AKIBA BOYZ・龍

アニソンダンスパフォーマー・REAL AKIBA BOYZ(以下RAB)の最年少メンバーとして活動し、2026年10月12日に20歳の誕生日を迎えた龍。3歳からバレエやジャズダンスを学び、6歳の頃にストリートダンスを始める。幼少期からダンスバトルに夢中になり、小学生の頃には大会にも出場。2022年、高校1年生でRABに加入し、現在はRABでの活動に加え、龍と勇太やA-POP CREW・サンセットレーベンズ、DESCARADOSなどでも活躍している。
また、これまでに『マイナビDANCEALIVE 2023 CHARISMAX Ⅰ』HipHop部門や『Red Bull Dance Your Style 2023 Japan Final』で優勝するなど、数々のタイトルを獲得。2025年には龍と勇太で『Freestyle Session World Finals 2025 2on2』の世界ベスト4にも輝いた。
同年、ソフトバンクCM「動きだせば、景色は変わる。」篇の主役としてのCM出演、その他地上波テレビ番組へのダンス実演・解説者として出演するなど、マルチに活躍中。
▼ソフトバンクCM「動きだせば、景色は変わる。」篇
HipHopやブレイキン、POPなど様々な要素を自在に織り交ぜ、その日の自分が踊りたいスタイルを追求する姿勢も魅力。幼い頃から踊り続けてきた経験を土台に、今もなおダンスの可能性を広げ続けている。
■龍’s『HIGHLIGHT』
◎使用曲:「FLY2FLY(SONG by Who-ya Extended)」

▼Who-ya Extended「FLY2FLY」配信リンク
https://Who-yaExtended.lnk.to/FLY2FLY
今回の『HIGHLIGHT』に使用するため、Who-ya Extendedが制作したという「FLY2FLY(SONG by Who-ya Extended)」(楽曲タイトル 読み:フラフラ)。グルーヴィーなビートを軸に、次々と変化する楽曲展開や幾重にも重なるサウンド、疾走感とクールさを併せ持つWho-yaのボーカルが融合し、楽曲に多彩な表情を与えている。随所に龍のダンスを引き立てるかのような仕掛けも盛り込まれており、楽曲そのものが今回の『HIGHLIGHT』をより印象的に彩る仕上がりとなっているとも言えそうだ。
◎パフォーマンスの見どころは?
▼龍 (REAL AKIBA BOYZ) – FLY2FLY (SONG by Who-ya Extended) / HIGHLIGHT
【音を逃さない、圧倒的なダンススキル】
龍の『HIGHLIGHT』を見て、まず感じるのはダンススキルの高さだろう。ダンス経験がない人でも、ひと目でそのすごさを感じられるはずだ。00:25の踊り始めから静かにリズムを取り始め、Who-yaの歌が始まる00:36からムーブが増えていっており、ビートとボーカルの音を的確に取りながら楽曲を身体で表現している。例えば、00:38ではボーカルに合わせて左足をつま先からかかとへとゆっくりと下ろした直後、右足でビートの音を二つ拾っているのがわかる。さらに、02:34までは体をヒットさせてビートを表現していたかと思えば、一気に1990などのアクロバットなムーブも繰り出し、その切り替えもひとつの流れとして見せている。しかし、彼のダンスは“技を見せること”が目的のようには見えない。あくまでも“音楽を表現するため”に技術を使っているようなのだ。精度高く音をキャッチし、難しい技も表現のなかに自然と落とし込む。その技術力こそが、龍のダンスを際立たせているのだろう。
【楽曲と一体になる、音楽的表現】
彼のダンスを見ていると、何かの感情を表現しているというよりも、音楽そのものを身体で表現しているように感じる。基本的に今回のダンスはビートや鳴り物、ボーカルのラインに合わせてムーブを繰り出しているが、00:53の《裏の裏を泳ぐ》、01:52の《白と黒境界線の上》、02:18の《静けさで》など、歌詞を拾ったムーブを取り入れている場面も少なくない。他にも、歌を口ずさみながら踊ったり、サウンドに合わせて動きの質を変えていたり、楽曲のダイナミクスに呼応するように激しい動きへ移行してみたり。音一つひとつを受け取り、その瞬間に感じたものを身体へ落とし込んでいるように見えるのだ。言わば、“考えてきた振付を踊っている”というよりも、“曲を聴いて感じたものがそのまま身体から出てきている”と言ったところだろう。そして、その楽曲と身体が一体となったようなパフォーマンスこそ、“ダンサー”である龍の大きな魅力と言えそうだ。
【枠を飛び越える、ダイナミックさ】
『HIGHLIGHT』は、白いスクエア台の上でパフォーマンスを行う。この限られたスペース内で完結させるのが基本となっており、ある意味、制限がある状態でのパフォーマンスだ。しかし、龍はその制限を感じさせない。身体を大きく使うだけでなく、動きの大小や身体の向き、重心の置き方などを巧みに変化させることで、画面そのものを広く感じさせている印象だ。しかも、グルーヴィーに細かく踊ったかと思えば大技を出すなどして激しく動き、再び細かく音を拾うムーブに戻る。音の取り方だけでなく、動きそのものにも明確な緩急がある。さらに、01:59からは段差を物ともせずにスクエア台から足を踏み出し、物理的にもその枠を飛び越えている。直前までサイドウォークで動きを抑えているからこそ、台の外へ出る瞬間がより大きく、よりダイナミックに感じられるのだろう。限られたスペースのなかでも動きのスケールを自在に変化させ、最後にはその枠さえ飛び越えてしまう。それも、龍のダンスに見入ってしまう理由のひとつなのだろう。
■龍「一発撮りならではのライブ感を感じられるかと思います」
Q1.今回のパフォーマンスの注目ポイント
映像タイムコード:01:58~01:59
龍:初めて踊り慣れていないステージでのパフォーマンスということもあり、リアルにステージから落下しそうになっているシーン。
予期せぬ動きながらも、そのまま次のムーブに繋いでおり、一発撮りならではのライブ感を感じられるかと思います。Q2.パフォーマンス楽曲のセレクト理由や、楽曲について
Who-ya Extended Vo・Who-ya:龍くんのダンスを観ていて感じる、独特の浮遊感や、まるで時間を操るようなグルーヴ。
それを音楽にできないかと思ったことから、この「FLY2FLY」という新曲が生まれました。“どんな音楽が好きか”というところから実際に彼と話しながらイメージを固めていったこともあり、今回は“踊れる曲”でもあり“踊りそのものを音楽にする”という感覚で楽曲を制作したのが、この曲の面白さのひとつだと思っています。
今回、龍くんが初出演される『HIGHLIGHT』でこの楽曲を使っていただけることを光栄に思いますし、何より公開が楽しみです。
ぜひ「FLY2FLY」も、沢山の方に聴いていただけたら嬉しいです。
TEXT BY 高橋梓
▼『THE FIRST TAKE』OFFICIAL YouTube
https://www.youtube.com/@The_FirstTake
▼『THE FIRST TAKE』OFFICIAL SITE
https://www.thefirsttake.jp/


