THE F1RST TIMES

INTERVIEW

2021.07.09

麗奈、初のインタビュー。『THE FIRST TAKE』直前のリハーサル現場に密着

一発撮りオーディション『THE FIRST TAKE STAGE』のグランプリを獲得した麗奈が、いよいよ『THE FIRST TAKE』の一発撮りに挑む。

披露する楽曲は3次選考で歌っていたオリジナル曲「僕だけを」だが、グランプリ発表を受けてから本番収録までのわずかな期間に、彼女は楽曲をブラッシュアップ。編曲とピアノ実演にトオミヨウを迎え、より楽曲の世界観を明確にしつつ、歌詞にも再度向き合い、ひとつひとつの言葉にさらにこだわりを詰め込んだ。そこには、オーディションで得た成長と自信、グランプリとなり、アーティストとして“あらたな一歩”を踏み出そうとする決意が反映されている。

『THE FIRST TAKE』に向けて、都内のスタジオであらたな「僕だけを」と向き合っていた麗奈の様子と、グランプリ受賞後に初めて受けたインタビューをお届けする。

INTERVIEW & TEXT BY 松浦靖恵
PHOTO BY 長谷川怜実(s-14)


【REPORT】
たったひとりでの作業から、プロの現場へ。新しい「僕だけを」が麗奈の世界を広げていく

スタジオに入ると、ミキサー卓の後ろにあるソファーに座り、歌詞がプリントされた紙に何かを書き込んでいる麗奈がいた。

書き終わるたびにその紙をじっと見つめている姿は、自分の頭の中で鳴っている「僕だけを」のメロディ、あらたなアレンジとブラッシュアップした歌詞のハマり具合を何度も確かめているように見えた。

少し離れた場所からちらりと見えたその紙には、書き加えられたいくつもの言葉、歌唱時のブレスの位置などが丁寧に書き込まれていた。これまでひとりで楽曲制作をしてきた麗奈は、きっといつもこんなふうに自分が納得できるまで推敲を重ねてきたのだろう。

楽曲に込めた気持ちを届けたい。自分にしかうたえない歌をうたいたい。その想いはグランプリ受賞者になった今も変わらない。

スタッフから「じゃあ、1回歌ってみましょうか?」と声をかけられると、「はい」と小さく頷き、すくっと立ち上がり、自分の傍らに置いてあったソフトケースからアコギを取り出した。

「新しい弦に張り替えてから歌ってみる?」というスタッフからの提案もあり、彼女は持参していた弦を手慣れた様子で張り替えた。

印象的だったのは、弦を張り替える前に彼女がまずやったのが、アコギのボディを丁寧に拭いていたこと。その姿からは“相棒”のギターを彼女がとても大切にしているのが伝わってきた。

弦を張り替え、麗奈がアコギと共にスタジオのボーカルブースに入る。アコギを肩にかけ、マイクの前に立った瞬間、彼女の顔つきが“アーティスト・麗奈”へと変化したことがはっきりとわかる。

今回のピアノが入ったあらたなアレンジは、これまでアコギ1本で弾き語りをしていた「僕だけを」に新しい色を加え、さらに麗奈の歌声が乗り、より鮮明な景色を広げていく──。


【INTERVIEW】
“楽しい”っていう想いが、自分を成長させてくれる

──改めまして。『THE FIRST TAKE STAGE』グランプリ受賞、おめでとうございます。

麗奈:ありがとうございます。

──グランプリ受賞発表でご自身の名前を告げられた瞬間は、少しホッとしたような表情を見せていましたね。

麗奈:名前を告げられた瞬間は頭が追いついていなくて。どういう反応をしていいかよくわからなかったんですけど、“あ、私なんだ…”って思いました。

──グランプリ受賞者に与えられる『THE FIRST TAKE』へのインビテーションが手渡されると、何度も何度も読み返していましたね。

麗奈:はい。噛み締めながら読んでいました。自分は今、インビテーションをもらっているんだなって思いながら、3回くらい読み返してしまいました。いただいたインビテーションは宝物なので額縁に入れて飾りたいと思っています。今は…家に額縁がないので飾れないんですけど(笑)。

──グランプリを受賞してから少し時間が経ちましたが、心境の変化はありましたか?

麗奈:エントリーした頃のことを思うと、まさか自分がここまで残るとは思っていなかったので、“よくやったな”って思います。受賞から時間が経って、少しずつ実感できるようにはなってきたんですけど、『THE FIRST TAKE』で歌うときにいちばん実感するんじゃないかと思っています。まずは(当日までに)歌詞をしっかり覚えて、ギターも練習して。本番は緊張すると思いますけど、楽しみたいです。

■“いい声だね”って言葉や、立ち止まって聴いてくれることに背中を押されて

──では、麗奈さんご自身のことを教えてください。子供の頃から歌手に憧れていたんですか?

麗奈:動物が好きなので、いちばん最初の夢は“獣医さんになりたい”でした。9歳のときにギターを始めたのですが、その頃はギターが弾きたいから弾いているというだけで、歌手になりたいということは特に思っていませんでした。9歳からYouTubeにパフォーマンス動画を上げているんですけど、歌っていると楽しいし、“いい声だね”って誉めてもらえたりもして。コメント欄で応援してくれる人たちがいるのがとても嬉しかったので、ずっと歌をうたっていきたいなと思うようになっていましたが、音楽が自分の夢になったのは、本格的に音楽活動をやるようになった高校1年からです。

──その夢のことは誰かに話していました?

麗奈:家族には話していましたけど、友達には言ってなかったです。きっと照れくさかったんだと思います。

──9歳からYouTubeを始めるなんて、ずいぶん早いですね。

麗奈:練習して弾けるようになった曲を発表する場所というか。私の成長日記みたいに残している感じでした。最初の頃は家族がカメラのセッティングをしてくれていました。

──初めて人前で歌ったのはいつですか?

麗奈:12歳頃です。広い公園でやっていたイベントに出たんですけど、思っていたよりも全然緊張しなくて、自分でもびっくりしたのを覚えています(笑)。

──大物だなぁ(笑)。

麗奈:初めて大きなスピーカーやマイクを使って、人前で歌ったのがすごく気持ちよくて。とても楽しかった記憶があります。

──音楽活動を本格的に始めたのは高校1年生とのことですが、自分からライブハウスに電話して出演交渉もしていたんですね。

麗奈:行動する前はいろいろ考えてしまうんですけど、決めたらすぐに行動しちゃうんです。買いたいものがあったらすぐに買っちゃうし、出かけたいところがあったらすぐに行っちゃう。友達と遊ぶときも自分が行きたいところに行くので、友達にはいつも連れ回してごめんって反省しています(苦笑)。でも、友達からは“麗奈ってちょくちょく抜けてるところがあるよね”って言われています(笑)。

──好きなアーティストには、長渕剛さん、吉田拓郎さんのお名前を挙げていましたね。

麗奈:長渕剛さんが好きな祖父母の影響でフォークを聴くようになって、ギターにも興味を持つようになりました。そこからいろんなアーティストさんの音楽に触れるようになっていくなかで、自分も曲や歌詞を書きたいと思うようになった気がします。

──麗奈さんが『THE FIRST TAKE STAGE』で弾いていたのは、タカミネ(高峰楽器製作所)のアコギです。

麗奈:タカミネのアコギを長渕剛さんが使われているのを知って、お小遣いやお年玉、路上ライブでいただいた投げ銭を貯めて、5〜6年前に買いました。

──高校1年生から本格的に始めたライブ活動は、麗奈さんにどんな影響を与えてくれたと思いますか?

麗奈:ライブ活動を始めた頃は、自分の歌に自信がなくて。路上ライブではカバー曲以外に出来たばかりのオリジナル曲も歌っていたんですけど、立ち止まって聴いてくださる方がいたり、若い方も年配の方も年齢に関わらず興味を持って声をかけてくださる方がいたりして。そうやって皆さんとコミュニケーションが取れることがすごく楽しくて。 “楽しい”っていう想いがいちばん大事なんだな、自分を成長させてくれるんだなと思うようになりました。路上ライブではアンプが使えないけれど、生声で歌うことで声も出るようになりましたね。あと、ライブハウスなどでいろんなアーティストさんに出会えたことも大きかったです。音楽やライブのお話をすることができたり、音楽活動をしていくうえでの悩みを聞いていただいたり。相談できたことがたくさんあったので、気持ちが前向きになって自信に繋がっていきました。

■『THE FIRST TAKE』で魅せる、成長した麗奈の歌

──いちばん成長したのはどこだと思いますか?

麗奈:歌い方、ギターの弾き方、アレンジの仕方じゃないかと思います。いろんなアーティストさんのパフォーマンスを見て、そこでモチベーションをもらったので、どうすれば成長できるのかを自分なりに考えたり、たくさん練習もしました。『THE FIRST TAKE STAGE』の中でも、自分はどんどん変わっていったと思っています。

──というと?

麗奈:実は、セミファイナルのときは自信がちょっとなくなっていて。(パフォーマンス前は)頭が真っ白になっていたんですよ。でも、“自分の歌をうたいきろう! 楽しもう!”と切り替えて挑みました。自分なりにそこで乗り越えられたことで、気持ち的な部分にも自信がついたと思います。

──では、『THE FIRST TAKE』ではどんな自分を見せたいですか?

麗奈:アレンジに素敵なピアノが入っているので、曲に対しての感情がより湧いて、これまでとはまた違った歌がうたえるんじゃないかなって楽しみです。自信もついてきたので、自分を全部さらけ出して、思いきり歌いたいです!


【取材を終えて】

『THE FIRST TAKE STAGE』ゲスト選考委員を務めた亀田誠治【Music Producer / Bassist】とハマ・オカモト(OKAMOTO’S)【Bassist】が、グランプリ受賞後の麗奈と対面した際に「麗奈の発する声のひとつひとつから、人となりが伝わってくる」とこれまでの経緯での印象を話していたが、今回初めてのインタビューで緊張しているなかでも、彼女の受け答えからは“麗奈”というアーティストの人となりが滲んでいたように感じる。

さらに麗奈の歌声について、「とにかく声がすごい!」(ハマ)、「歌詞がない部分、“Umm~”のハミングの部分だけでも切ない気持ちになる」(亀田)と講評しつつ、「ここのところ、いそうでいなかったシンガー・ソングライター。ここからまた聴いてみたいと思わせてくれる」(亀田)、「久しぶりに出会えた感があるアーティスト」(ハマ)ともコメントしており、ふたりのミュージシャンから太鼓判を押された麗奈の未来に、寄せる期待は大きい。


プロフィール

麗奈
レイナ/どこか懐かしく、新しい。聴く人の耳を一瞬でその世界へグッと引き込む繊細な歌声を持つ、鹿児島県出身、20歳のシンガー・ソングライター。
家族の聴いていたフォークソングの影響を受け、9歳からギターを始めると同時にYouTubeにて弾き語りの動画を投稿し始める。中学生の頃、作詞・作曲にチャレンジし、高校生からは鹿児島を中心に本格的に活動を開始。
素直に口には出せない心の中にある感情を、等身大かつ独創的な表現で描く歌詞、フォークだけではなく、ロック、ポップス、ヒップホップなど、様々なジャンルの音楽を吸収し生み出される切ないメロディも魅力のひとつ。
チャンネル登録者465万人を超えるYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』が新たな才能を見つけるオーディションプログラム『THE FIRST TAKE STAGE』にて、全国各地約5,000組以上集まった応募者の中から見事グランプリに輝いた。
影響を受けた主なアーティスト:YUI、RADWIMPS、長渕剛、吉田拓郎、尾崎豊、高橋優、阿部真央。


YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』
https://www.youtube.com/channel/UC9zY_E8mcAo_Oq772LEZq8Q

一発撮りオーディションプログラム『THE FIRST TAKE STAGE』OFFICIAL SITE
https://www.thefirsttake.jp/stage

『THE FIRST TAKE』OFFICIAL SITE
https://www.thefirsttake.jp/

麗奈 YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/reina02030923/featured

麗奈 Twitter
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