THE F1RST TIMES

INTERVIEW

2022.01.12

麗奈の新作「僕らの明日」。将来への不安を希望に変える言葉の力と共感を生むまっすぐな歌の力

YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』のオーディションプログラム『THE FIRST TAKE STAGE』でグランプリを受賞した麗奈が、2022年第一弾作品となる「僕らの明日」を1月10日にリリース。彼女は『THE FIRST TAKE STAGE』に応募した際の1次選考で、この曲を歌っている映像を送っている。つまり、「僕らの明日」は、応募からグランプリを受賞するまでの道のりの“最初の一歩”になった曲だ。

グランプリ受賞後は『THE FIRST TAKE』への出演や「僕だけを」の配信、またSNSで弾き語り映像をコンスタントに発信するなど、2021年後半を一気に駆け抜けた彼女に、「僕らの明日」のこと、現在の心境、2022年の目標などを聞いた。

INTERVIEW & TEXT BY 松浦靖恵

■自分はこの先どうなるんだろうといろいろ悩んでいたときに出来た

──2020年後半は『THE FIRST TAKE STAGE』グランプリ受賞、『THE FIRST TAKE』への出演、「僕だけを」の配信など、初めての経験することや新しい出会いが多かったと思います。受賞してから心境の変化はありましたか?

グランプリを受賞してすぐの頃は、これからちゃんとやっていけるのかな、自分はどうなるんだろうという不安があったんですけど、今までなかった経験をたくさんさせていただくなかで、まだプレッシャーはあるけれど、受賞した頃よりはだいぶ落ち着いた気持ちで、音楽と向き合えています。自分のTwitterやInstagramに皆さんからたくさんコメントをいただけたり、フォロワー数が一気に伸びたので、音楽活動をするうえでとても励みになっています。

──1月10日にリリースの「僕らの明日」について聞かせてください。この楽曲はいつ、どんなきっかけで生まれたのですか?

高校卒業後、専門学校に進学する前に出来た曲です。これから音楽活動をどうしようかな、自分はこの先どうなるんだろうといろいろ悩んでいたときに出来ました。毎日悩んでつらい気持ちになっていると、今日という一日が終わっても、いっそ明日なんか来なければいいのにという思いになってしまって。

──以前のインタビューで、麗奈さんは自分の気持ちを言葉にして伝えることが苦手だと言っていました。そんなつらい気持ちを周りの誰かに打ち明けることはなかったんですか?

はい。ひとりで思いつめてしまって。誰にも言えませんでした。

──そのようなつらい思いを“曲にしたい!”と思えたいちばんのきっかけは何ですか?

高橋優さんの曲です。高橋優さんの曲を聴いて、自分と同じような思いを持って、高橋さんも曲を書いたのかもしれないと思えて。その曲に共感できたことで気持ちが楽になれたし、元気になれたことで、この「僕らの明日」という曲を書くことができました。

■一緒に頑張れる曲になったら

──自分の思いを歌詞に書くことで、麗奈さん自身も気持ちが楽になれた?

書くことで気持ちが楽になる部分もあったんですけど、誰にも気持ちを言えないぶん、この曲を聴いてくれた誰かが、自分と同じような気持ちを持っている人が、そうだよね!同じだよ!!って共感してくれて、一緒に頑張れる曲になったらいいなって思いながら書いていました。

──だから“僕ら”の明日なんですね。

はい。自分にとっても聴いてくれる人にとっても、元気になれるような曲にしたかったんです。

──専門学校に進学する前に作った楽曲ということは、まだ『THE FIRST TAKE STAGE』の公募も始まっていないし、ましてや配信リリースも決まっていない時期なんです。にも関わらず、聴いてくれる“誰か”に向けて書いていたんですね。

自分と同じような思いを抱えている人たちにいつかこの曲を聴いてほしくて。届け!という願いを込めて作りました。いつものようにアコギを弾きながら、曲と歌詞が同時に出てきて。Aメロの部分はそのときの自分の気持ちをそのまま書いたのですぐに出来たんですけど、歌詞の最後の部分は、どうすれば聴いてくれる人が一緒に頑張ろう!って思ってもらえる歌詞にできるんだろうと、自分のその思いを言葉にするのがすごく難しかったです。自分の思いが伝わるように、希望をもってもらえる歌になるように、時間をかけて歌詞を書きました。

──「僕らの明日」はこれまでライブで歌ったことはあるんですか?

作りたての頃に、2回くらい弾き語りで歌いました。

──前作「僕だけを」に引き続き、野村陽一郎さんをプロデューサー・アレンジヤーに迎えています。麗奈さん自身が一歩一歩前に進んでいる姿が見えてくるアレンジですね。

とても壮大で、曲の最後に向かってどんどん盛り上がっていくアレンジがとても素敵だなって。自分が書いた曲ですけど、このアレンジから自分も勇気をもらいましたし、聴いてくれる方も頑張ろう!っていう気持ちになってくれるんだろうなって思いました。

■絶対に伝えるんだ!届け!という気持ちを強く持って

──歌入れやアコギ演奏など、レコーディングでのエピソードを教えてください。

一緒に頑張ろう!という気持ちを届けたかったので、力強く歌いたいという目標を立てて、歌入れ前に何回も練習しました。今までは自分の気持ちに沿って歌っていたけど、誰かに聴いてもらうことや自分の感情を声に出して歌うことをより意識して、思いっきり感情をこめて、絶対に伝えるんだ!届け!という気持ちを強く持って歌いました。

──緊張しましたか?

ヘッドフォンを付けて曲を聴きながら歌うことや、マイクの前に立って歌うことにまだ慣れていないので、歌う前はひとりであわあわしてました(笑)。ブースは自分ひとりの空間なので、曲が流れてくると一気に世界に入り込めるし、1対1で曲と向き合えて、かなり集中できる場所なので大好きな空間です。

──アコギのレコーディングはいかがでしたか?

今までにないくらい思いっきり弾きました(笑)。ライブのときとも違うし、間違えられない!という気持ちで、ひたすら必死に自分のギターの音を聴きながら弾いていました。気持ち的には一発勝負の気持ちでした。

──「僕らの明日」のMV撮影は、どんな気持ちで挑みましたか?

自分が卒業した専門学校の後輩たちが撮影に参加してくれて。一人ひとりが(撮影で使う)灯篭に自分の目標や夢を描いてくれたので、それを見て、自分も頑張ろう!という気持ちで撮影しました。学生のみなさん、監督さん、ヘアメイクさん、スタッフさんが私ひとりのために力を貸してくださるから、「僕らの明日」のMVが作れるんだと思うと、自分ができることを精いっぱいやろうと思いました。自分が出せる力をいっぱい出すことができたし、素敵なMVを作ってくださった皆さんに感謝しています。

──後輩たちが灯篭に書いてくれた夢や目標を見て、自分だったら何を書くんだろうなって思いましたか?

はい。自分の中でずっと変わっていない夢は世界一周旅行なので、それを書いたんじゃないかなって。あと、音楽活動での目標のひとつでもある“日本全国でライブをしたい!”も書いたと思います。

──MVのロケ先は麗奈さんの地元・鹿児島ですね。

はい。自分は車を持っていないし、いつも近場しか出かけていないので、初めて行った場所もあって。とても綺麗な風景に感動しました。

──前作「僕だけを」もそうでしたが、今回の「僕らの明日」のアーティスト写真も、麗奈さんは青い洋服を着ていますね。

今回、出来上がった写真を初めて見たとき、本当に自分なのかな?って思うくらいカッコ良く写っていたので、あれ?これは私なのかな!?って何回も見返しちゃいました(笑)。自分の中でいちばん自慢できる写真です。

■自分にとって“青”は悲しみとかマイナスの感情ではない色

──麗奈さんは“青”という色にどんなイメージを持っていますか?

昔から自分が落ち着く色が青で、自分に似合っている色だなって。青って悲しみを表す色だったり、ブルーになるっていう例えもあって、マイナスのイメージもあると思うんです。でも、今回、自分が青い服を着た写真を見て、自分にとって“青”は悲しみとかマイナスの感情ではない色で、自分の中にある気持ちが素直にまっすぐに届く色だなって思いました。

──MVでは白い服を着ていますが、“白”にはどんなイメージを持っていますか?

自由帳やスケッチブック、キャンバスのイメージがあります。始まりの色というか。余計なものがないイメージです。自分にとって“白”は、これから頑張るんだ!という気持ちを表現しているスタートの色だと思いました。

──「僕らの明日」の歌詞には、“希望を見つけたあなたの言葉”というフレーズがあります。麗奈さんのこれまでの人生の中で、希望をもらえた言葉、大事にしている言葉はありますか?

いろんなことから逃げたいという気持ちが強くて、不安だらけになっていた時期に、“つらいときは逃げてもいい”と言ってくださった方がいて。

──その言葉はどなたが言ってくれたんですか?

鹿児島で音楽活動をされているアーティストさんです。一緒のステージで歌う機会があったときに私の曲を褒めてくださって。これから音楽活動をする上でのいろんなお話をしたなかで、その方の“つらいときは逃げてもいい”という言葉が私の気持ちをすごく楽にしてくれました。無理をし過ぎず、気持ちをはりつめすぎず、ひとりで抱え込み過ぎず、つらいときは休憩しながら生きていくことができるようになった言葉です。

■2021年は、かけがえのない二十歳の年

──大きな変化があった2021年をあらためて振り返ると、どんな一年でしたか?

2020年の誕生日はバイトをしていたし、これから自分はどうなるんだろう、どんな20代になるんだろうっていう不安があったので、いい二十歳の誕生日ではなかったなっていう思いがあったんです。オーディションに応募しても、自分がグランプリを受賞するなんて思っていなかったので、これからどうなるんだろうっていう不安がありました。後半はグランプリ受賞から一気に変わって、自分がこれまでしたことがなかった経験をいくつもして、見たことがなかった景色もたくさん見ることができました。たくさんの方との出会い、私を応援して下さる方がたくさん増えたことを思うと、人生は本当に何があるかわからないなってことを実感した2021年でしたし、オーディションに応募して良かったと思いました。後半はすごい速さで月日が過ぎていったけれど、自分の気持ちも音楽的な成長もできたと思うので、自分にとって2021年は、これからどんなに年月が経ってもかけがえのない年、かけがえのない二十歳の年になったと思います。

──2022年はどんな一年にしたいですか?今年の目標を教えてください。

歌とギターを成長させたいです。挑戦したいのは、今までギター一本で作曲していたので、パソコンを買って、そのパソコンで曲作りをしたいです。ドラムやキーボードにも挑戦したいし、ライブもたくさんしたいし、路上ライブもしたい。あと、SNSで配信ライブもたくさんしたいし、もっといい曲を作りたいです。

──やりたいことがたくさんあるというのは、もっと前に進みたい、成長したいという思いがある証拠ですね!

はい!

──音楽以外での2022年の目標は?

もともと自分の気持ちを言葉で伝えるのが苦手なんですけど、2021年の自分は人との出会いのなかでたくさん成長できたと思うので、出会えた方に自分の思いをちゃんと伝えられるように、2022年はしゃべることを上達させたいです!


プロフィール

麗奈
レイナ/鹿児島県出身、20歳のシンガー・ソングライター。家族の聴いていたフォークソングの影響を受け、9歳からギターを始める。中学生の頃、作詞・作曲にチャレンジし、高校生からは鹿児島を中心に路上ライブやライブハウスでの活動を開始。等身大かつ独創的な表現で描く歌詞、そして、聴く人の耳を一瞬でその世界へグッと引き込む繊細な歌声を持つ。 チャンネル登録者560万人を超えるYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』が新たな才能を見つけるオーディションプログラム『THE FIRST TAKE STAGE』にて、全国各地約5,000組以上集まった応募者の中から見事グランプリに輝いた。2021年11月、SINGLE「僕だけを」を発表。


リリース情報

2022.01.10 ON SALE
DIGITAL SINGLE「僕らの明日」


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