THE F1RST TIMES

INTERVIEW

2022.06.13

Little Glee Monster、ソウルポップとバラードの対象的な新作2曲に込めた“自分らしく生きよう”の思い

現在、全国ホールツアーを開催中のLittle Glee Monsterがニューシングル「magic!/生きなくちゃ」をリリースした。今年4月20日にリリースされた6枚目のオリジナルアルバム『Journey』から約1ヵ月という短いタームで届いた通算20枚目のシングルに長谷川博己と綾瀬はるか映画初共演となる映画『はい、泳げません』のW主題歌を収録。神奈川公演で初披露された「magic!」は60年代のコーラスグループを想起させる胸踊るソウルポップ、御徒町凧と森山直太朗コンビによる「生きなくちゃ」はメッセージ性の強いピアノバラードとなっている。サウンドやテンポは全く異なる2曲がともに映画の主題歌として書き下ろされたということに驚きを感じずにいられないが、その根底には共通して伝えたい思いがあるようだ。

INTERVIEW & TEXT BY 永堀アツオ
PHOTO BY 関信行

■映画にもリンクする部分があるし、心がパッと晴れやかになる曲

──まず、アルバムから1ヵ月で次のシングルが出るというスパンの短さについてはどう感じてますか?

かれん:もともと映画のお話をいただいてて、リリースする時期も決まっていたんですね。この映画を通して、リトグリのことをたくさんの方に知っていただける機会にもなると思いますし、これだけ間が開かずにリリースできるのは、ほんとに幸せなことですし、ありがたいことだなってしみじみと思ってます。

MAYU2曲とも主題歌っていうのもなかなかないことだしね。対照的な2曲なんですけど、私たちにとっても新しい感じがしていて。「magic!」は裏のリズムで音を取ることが多いんですけど、メロディが変わるとまた取り方が変わったりもして。丸谷(マナブ)さんの曲はいつも難しくて、苦戦するんですけど、歌っててすごく楽しいんですよね。あと、曲調としては軽快なステップなんですけど、歌詞は、自分自身や人生について、深いメッセージが詰まってるので、SNSを見てても、「今まででいちばん好きかも」とか、うれしい言葉がいっぱいあって。ライブで歌うのもすごく楽しみですね。

アサヒ:ジャケ写も私たちじゃなく、映画をイメージしたものになっていて。映画に沿った感じになってるのも、新しくていいなという印象です。

──今、MAYUさんから「難しいけど、楽しい」とありましたが、かれんさんとアサヒさんは受け取ったときにどう感じましたか。

かれん:映画の制作の方から、シュープリームス「恋はあせらず」のようにかわいらしくて軽快でポップな感じの曲を歌ってほしいという要望があったんですね。何曲か候補があって、全部歌って、この曲に決まって。私、最初の英語の部分をめちゃくちゃ何回もやったんです。丸谷さんに「もうちょっとグルーブを出してほしい。メロディじゃないところのリズムを出してほしい」って言われて。メロディも高低差があるし、飛んだりもしてる。リトグリの曲は、聴いてる分には難しそうに聴こえないけど、実は意外と難しいっていう曲が多いんですよね。今回もやっぱり難しかったですし(苦笑)、私もかなり苦戦しました。

アサヒ:自分の生き方や個性を認めてあげようっていう歌詞の内容がすごく素敵だなって感じました。映画にもリンクする部分があるし、心がパッと晴れやかになる曲なので、梅雨になって、雨の日でも、パッと晴れが来たような気持ちになれる曲かなと思います。

かれん:歌詞の内容的には、完成した映画の後にこの曲が流れてきたのを聴いたときに、自分の中で腑に落ちたものがあって。主人公が今まで歩んできた道、これからどうしていくかという思いともリンクしてるし、“なるほどな”と思って。試写会で見て、こういうことだったのかと感じました。

──新しさも感じたとおっしゃってましたね。

MAYU:リトグリらしい明るさもあるんですけど、おしゃれな感じがするし、やっぱり音のとり方が独特なんですよ。丸谷さんの曲はメロディラインが読めないし、いつも変化球でくるんですね。例えば、(Yeah Yeah Yesh)のところとか、自分の想像とは違うほうにいくんですよね。最初は自分思い込んでるほうにいっちゃって、何回か失敗するんですけど、歌い込むと、気持ち良くなるし、うれしくなってくる。個人的には、そういう楽しみもあります。めちゃめちゃみんなで盛り上がろう!っていうテンション感ではないけど、キラキラしているので、アサヒが言ってたように、晴れやかな気持ちにさせてくれる、人生の楽しみを彩ってくれるような曲かなと思いますね。

かれん

──映画をすでに観てるんですね。

かれん:はい。私が“なるほどな”って思ったのは、Aメロの部分ですね。主人公が過去の自分を引きずってる、葛藤してる部分があって。それが重い鎖になってて、なかなか前に進めない。でも、いろんな人の助けや支えがあって、やっと前に進めるというストーリーになっていて。ここの部分は、特にリンクしてるなって思いました。

──映画の感想もいただけますか。

MAYU人間ドラマでした。感想としては、“大人の映画だったな~”って思いましたね。

──そうなんですね。コメディかと思ってました。

かれん:コメディ要素も結構あるんですけど、スタッフさんは「子供を持ってる親は泣ける」って言ってて。子供を持ってらっしゃる親の方は、より主人公の気持ちが理解できるんだろうなって思いました。

アサヒ:主人公はトラウマを抱えてて、後ろ向きな部分がありながらも、前に向かって挑戦していくんですね。勇気をもらったような気持ちになりました。

■自己最高をどんどん更新していくことって、すごく大切

──(笑)おふたりにもご自身の心境と重なった部分はありましたか。

かれん:自分もこう思うなと思いました。歌詞で特にいいなと思ったのは、“あの頃は良かったとか いつかを羨むくらいなら/生きている今を更新して”のところですね。

MAYUわかる、わかる。

かれん:過去は過去で、「あの時はよかったな」って思うこともあるけど、私は新しいものが好きだったり、今が好きだったりする。自分の自己最高をどんどん更新していくことって、すごく大切だなって思うので、ここは“わかるわかる”って思いながら歌ってますね。

MAYUどんな自分も全肯定してくれるような歌詞ですよね。落ち込んだときは全部が悪循環になって、どんどんマイナスになっちゃうと思う。そういう気持ちになったときに聴いたら、心が救われるんじゃないかなと思う歌詞ばかりになってて。応援ソングとは違うけど、またリトグリらしく、みんなを支えられるような曲が出来たなと思います。

──自分を応援するエールソングになってますよね。

アサヒ:“走り出さなきゃ勿体ない”とか、前向きなところがあって。うん、そうだよなって思わせてくれる歌詞がいいなと思います。

MAYU

■映画の主題歌でありつつ、ライブにも近い感覚でレコーディング

──レコーディングはどんなアプローチでのぞみましたか。

MAYU完成前の映画を見せていただいてからレコーディングをしてたんですね。映画のストーリーを分かったうえで歌ったので、イメージもしやすくて。「生きなくちゃ」と一緒のレコーディングで、対照的な曲だけど、どっちもリンクするなっていうシーンがあったし、ライブとレコーディングが並行してるときって、ライブもイメージしやすかったりするので、映画の主題歌でありつつ、ライブにも近い感覚でレコーディングしてました。

かれん:後ろの音も跳ねてる感じなので、リズムは意識しました。歌うのが難しかったので、苦戦はしていたんですけど、楽しみながら、レコーディングできました。

アサヒ:明るい曲なので、弾けるような、心躍るような声を入れられたらいいなという意識で歌いましたね。

──最後はアカペラの多重コーラスになります。

かれん:すごく、いい感じですよね。…あはははは。小学生みたいな感想しか出なかった!

MAYU(笑)でも、最後に後ろの音がなくなる構成は今までにあまりないよね。

かれん:ファンのみんなも、「最後のアカペラがめちゃめちゃ良かった」って書き込んでくれてて。ライブだと、より「おお!」っていうゾワゾワポイントではあるかな。

アサヒ:もうひとつ、いいポイントを思い出しました!

MAYUなに?教えて!

アサヒ:間奏で“フーフーフー/ワー”って言ってるんですよ。そこが、めちゃめちゃ気持ちいい感じでハモれるし、聴いててもいいし、練習した感じでも、私、ここいちばん好きだなって。

MAYU言ってたね。

アサヒ:そうそう。注目して聴いてほしいです。

アサヒ

──先ほど、アサヒさんが“心が躍るような声”と言ってましたが、音楽以外で、最近、何か心が躍ったものはありましたか?

かれん:あります!韓国ドラマ『女神降臨』がすごく好きなんですよ。ラブコメなんですけど、それだけじゃなくて。主人公が抱えてるトラウマのシーンもありつつ、キュンキュンなシーンもたくさんあって。ニヤニヤしながら見てました(笑)。

MAYU私はファッション雑誌の撮影で自分が着たいお洋服を着れたことかな。用意していただいたお洋服がドンピシャで、どタイプだったんです。普段では着ないような、企画があるからこそ挑戦できるお洋服だったし、アクセサリーも含めてかわいくて、心がときめきました。

アサヒ:つけ麺かな。

かれん:好きだよね~。

アサヒ:魚介系でドロドロのつけ麺。

MAYUそう。それが好き。

アサヒ:よくMAYUと行ってます。

MAYUリハ期間中は“つけ麺2days”とかやってました。

かれん:毎日のようにつけ麺を食べて帰ってたよね。私は太麺より細麺が好きだから、あまり行かなかったけど。

──(笑)ありがとうございます。MVはどんな感じなりそうですか。

かれん:楽しげな感じになりそうです。

アサヒ:あははは。まだ撮ってないんですけど、いろんな場所を移動して撮影する予定です。

MAYU:クラップしたら景色が変わるイメージ。決め決めというよりは、ラフな雰囲気になりそうなので、「Your Name」とはまた違う感じを楽しんでもらえると思います。

■生きることを実感するというか、いろんなことを考えさせられる歌

──そして、もう1曲の「生きなくちゃ」は、御徒町凧と森山直太朗のタッグによるピアノバラードになってますね。

かれん:おふたりと作品を一緒に作らせていただくことができてすごくうれしいです。御徒町さんはレコーディングにも立ち会ってくださって。丁寧で優しい方でしたね。この曲を最初に聴いたときは、メッセージ性の強い歌詞がめちゃくちゃ入ってくるなと思って。コロナがあった今の時代だからこそ、きっと皆さん、生きることをたくさん考えたと思うし、改めて、生きることを実感するというか、いろんなことを考えさせられる歌だなって思いましたね。

MAYU私は“誰に習ったわけじゃなく/歩けるようになった人”という歌詞が好きで。映画の中でも、水が怖かった主人公が、努力して、泳げるようになる、トラウマを克服する姿が描かれてて。映画は、泳ぐことがテーマですけど、誰しもが重なる部分があると思ったんですよね。この曲と映画、自分の現実を重ねたときに、より映画の意味を理解できたというか。映画を見たあとはもちろん、日々生活していくうえで聴いても、今を生きてる皆さんに刺さる曲だと思います。

アサヒ:最初に聴いたときは、森山直太朗さんが仮歌を歌っていたので、“もうできてる!”っていうくらい完成されてて。ここからどうリトグリとして歌っていけばいいのかなと感じたし、シンプルな歌詞なので、歌声で表現していくことが大事な曲なのかなと思いました。

──アサヒさんは歌詞に共感しましたか。どんな思いで歌いましたか。

アサヒ:落ち込んでるときに寄り添ってくれるような曲になってると思うんですけど、ちょっとずつ頑張っていけたらいいなって思える曲ですね。歌詞はシンプルだけど重みがあるので、歌詞に負けないように歌うというか。軽く聴こえないように、曲の世界観に入り込めるようにっていうことを考えてました。

MAYUサビは盛り上がってくるんですけど、私が歌い出しなんですね。最初は音やコーラスがないところから始まるし、Aメロの終わりの方は低めだったりして。ほんとにひとりの声だけが聴かれるところが多かったので、緊張感はあったんですけど、ストレートな歌詞がちゃんと届くように真っすぐに歌った記憶があります。

かれん:歌詞に“生きなくちゃ”って何回も出てくるので、箇所箇所で歌い方を変えたり。声色や表情を考えながら歌うことを意識しましたね。

──実際にスクリーンで流れてきたのを聴いてどう感じましたか。

かれん:エンドロールで流れるので余韻の時間になってて。ジーンってなれる時間だったのでぴったりの曲だなって思いました。

MAYU私は最初、「magic!」で終わるのかなと予想してたんですよ。でも、「生きなくちゃ」で終わって。映画は終わったあと、音楽でまた泣けるポイントなのかなって思います。

アサヒ:2曲がつながって流れるんですね。主人公の気持ちになったり、今までのストーリーを思い返しながら、より自分の中に映画や曲が持っているメッセージを落とせる時間になるのかなと思います。

■楽しい気持ちで寄り添ってくれる曲と、真っ直ぐに支えてくれる曲

──W主題歌を収めた、通算では20枚目のシングルになります。

かれん:早いものですね。

MAYU:映画の主題歌として作らせていただいたし、2曲ともテンションは違うけど、意味合いとしては似てて。自分らしい生き方を楽しんでいこうっていうメッセージが込められているんですね。“生きる”っていうと重く感じるかもしれないし、強いメッセージ性があるようだけど、そんなに重くてしんどい意味ではなくて。楽しい気持ちで寄り添ってくれる曲と、真っ直ぐに支えてくれる曲。まだまだこの世界の状況は続いていくと思うので、皆さんの気持ちをちょっとでも明るく軽くできるような、光を与えられるような1枚になったんじゃないかなと思います。そういう意味でも、リトグリにとって、とても大切なシングルになったなと思います。

アサヒ:リトグリは明るい歌のイメージが強いと思うし、ファンの方もそういう曲が好きだと思うんですね。皆さんには「magic!」を喜んでもらえるだろうし、「生きなくちゃ」はリトグリにとっては少し異色の楽曲ですので、それも楽しみにしてもらいたいですね。また、対照的な曲になっているので、映画を観て、リトグリに興味がなかった人にも聴いてもらえたらうれしいです。

かれん:とても素敵な映画になっているので、映画と一緒にこの2曲を楽しんでほしいです。そして、映画の主題歌ではあるんですけど、ファンの方も共感できる歌詞がたくさんあると思うので、皆さんに気に入ってもらえるとうれしいなと思っています。

■この3人を観れるのも今だけかなと思うので

──そして、「magic!」を披露している全国ホールツアーが開催中で、7月まで続きます。

かれん:前回のツアーはステージ上にソファーがあったりして。楽屋の私たちみたいなリラックスした雰囲気を皆さんに楽しんでもらえたと思うんですけど、今回は魅せるところもありつつ、お客さんと一緒に楽しめるところがあったり、今までを振り返るようなところもあって。久しぶりに歌う曲もあるので、昔から応援してくださってるファンの方がすごく喜んでくれたのがうれしかったし、最初にステージに登場したときに、みんなの“わー”って声が漏れ出ていて。素直にみんな反応してくれたのが、なによりうれしかったですし、もっともっとファンの皆さんと一緒に作り上げていって、さらに良くなっていくだろうなと思う。最後まで3人で力を合わせて、いいツアーにできたらなと思ってます。

MAYUツアータイトル『Journey』で、旅をテーマにしていて。今、ライブ会場にいていただくには、勇気が必要だったりもするし、いろんな思いを抱えて集まってくださってると思うんですね。その勇気とか決断には感謝しかないし、今、やっと無事にスタートすることができたので、私も最後まで、楽しい旅ができたらなって思います。

アサヒ:3人で曲を1からやり直しているので、まるで全曲がセルフカバーかのように覚え直さないといけないのが結構、大変で。心が折れかけてたときもたくさんあったんですけど、それによって、また3人の絆が深まったと思ってます。ステージに対しても、不安な気持ちはいっぱいだったけど、いざそこに立ってみると、楽しくて。最初のMCでも、皆さんが鳴り止まないくらいの拍手をしてくれたので、それにも泣きそうになっちゃったんですけど…。

MAYUいや、泣いてたよ。ビエーンって。

かれん:たしかに。

アサヒ:泣いてたか(笑)。すぐ泣くね、私。うれし涙もつらい涙もあったりして。まだ始まったばかりだけど、いいツアーができそうだなって思います。この3人を観れるのも今だけかなと思うので、リトグリの旅のひとつの歴史として、目でも耳でも刻んでくれたらうれしいなと思います。

かれん & MAYU:皆さん、一緒に楽しみましょう!


リトグリの旅の行方に期待を膨らませてしまうような内容

Little Glee Monsterが4月28日(木)に東京・J:COMホール八王子にて、全国ツアー『Little Glee Monster Live Tour 2022 Journey』の初日公演を開催した。通算6枚目のアルバム『Journey』の完成後、芹奈に続き、manakaの休養が発表された。5人のうち2人のメンバーを欠くという事態はハーモニーを武器としてきたグループにとっては大きな痛手であることは間違いない。しかし、チームで打ち合わせを重ね、「3人でもツアーをやるべきか?」「3人でも続けたいか?」という意思を何度も確認したところ、「3人ができることを一生懸命やる」と決意。大きな不安を抱えながら東京での初日公演を迎えたが、3人の気持ちも歌声も観ている方に伝わる、心が満足するライブを行うことができたという

「始まる前は、やっぱり3人でどういう感じになるのかが想像できなくて、不安ではありましたね。ファンの方もたぶん、”どうなるんだろう?”って思っていた方が多かったと思うんですよ。でも、初日を終えたあとに、みなさんがSNSに書き込んでくださってる声を見たら、めちゃくちゃ好評で。それがものすごくうれしかったし、やってよかったなって感じました」(かれん)

「当日の舞台袖、スタンバってるときも、ギリギリまで緊張感があって。今から始まるワクワクもあるけど、みんながどんな反応を見せてくれるんだろうっていうドキドキが大きかったんですね。でも、舞台に出たときに、皆さんまだ声は出せないけど、グッズのコーレスバルーンや手拍子とかで、今の思いを全力で伝えようとしてくれているのが伝わってきて。マスクはしてるけど、みんなの笑顔もたくさん見れた。その瞬間に、うれしい気持ちとか、ほっとした安心感とか、いろんな気持ちが湧き上がってきて。リハーサルも毎日詰めてやってきたので、自分たちが頑張ってきたことも思い出しましたね」(MAYU)

「私もすごく胸がいっぱいになって、温かい気持ちになって。今の時点では初日しかできてないんですけど、いい旅のスタートがきれたなと思います」(アサヒ)

その後、災害の影響で宮城の2公演が中止となり、MAYUの新型コロナウィルスへの感染を受けて、京都、福岡、熊本公演の延期が決定。初日から1ヵ月後となる5月26日(木)、27日(金)に開催された神奈川公演をもってツアーは再開した。

ステージ上には、過去のツアーで使用されたセットが並び、ニューアルバム『Journey』を中心としたセットリストには、懐かしい楽曲も用意されており、彼女たちがこれまでに歩んできた道のりや思い出を感じさせつつ、これからも進んでいく旅の行方に期待を膨らませてしまうような内容となっていた。

また、神奈川公演では、6月8日(水)にリリースされるシングル「magic!/生きなくちゃ」から「magic!」を初披露。軽やかに弾むステップに合わせて観客はクラップやコーレスバルーンを鳴らして盛り上がり、楽曲の最後には3声によるアカペラで胸の高鳴りを伝えた。音源ではmanakaも加えた4声で構成されており、シングルインタビューで「この3人が観れるのも今だけ」と言っていたように、CDや普段のライブとは違う歌割りを聴けるのも本ツアーならではの楽しみ方だろう。と、同時に、リトグリはやっぱり5人組のボーカルグループだなという演出も用意されているのがうれしい。

MCでは「私たちと皆さんの明るい未来に向けて歌います」と前を見て、力強く語っていたのが印象に残った。災害、疫病、戦争だけではなく、私たちの日常にはさまざまな悩みや葛藤があるが、彼女たちは過去を大切に振り返りながらも、未来を見据えて、現在に足をつけて、ここにいる自分が今できることを見極めようとしている。これまでにも数多くの苦難や壁を乗り越え、その都度、メンバーやスタッフ、ファンとの絆を深め、自身への成長へとつなげてきた彼女たちの旅の軌跡はとても眩しく映るし、音楽とは別の場所で戦う私たちの旅の行き先も照らしてくれる。

本ツアーは7月23日(土)、24日(日)の幕張メッセ公演まで続く。ぜひ旅に行くような気分で足を運んでほしい。日常を離れる清々しさ、これまでに見たことのない道未知なる出会いや気づきなど、まるで旅たちの日に訪れる胸の高鳴りを与えてくれることは間違いない。

PHOTO BY 佐藤祐介(*写真は5月27日、神奈川県民ホール公演2日目より)


リリース情報

2022.06.08 ON SALE
SINGLE「magic! / 生きなくちゃ」

初回生産限定盤

通常盤


ライブ情報 

Little Glee Monster Live Tour 2022 Journey
6月25日(土)岡山・倉敷市民会館
6月30日(木)熊本・市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)<振替公演>
7月5日(火)大阪・オリックス劇場
7月6日(水)大阪・オリックス劇場
7月9日(土)京都・ロームシアター京都 メインホール<振替公演>
7月11日(月)福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール<振替公演>
7月13日(水)宮城・ 仙台サンプラザホール<振替公演>
7月23日(土)千葉・幕張メッセ イベントホール
7月24日(日)千葉・幕張メッセ イベントホール


プロフィール

Little Glee Monster
リトルグリーモンスター/研ぎ澄ました歌声で人々の心に爪痕を残すことをテーマに結成された女性ボーカルグループ。力強い歌声と高度なアカペラをも歌いこなす透き通ったハーモニーを武器に、2014年にメジャーデビュー。2017年に初の武道館単 独公演のほか、Earth, Wind & FireやAriana Grandeのツアーサポートアクトを務め、2018年には初のアジアツアーを成功させるなど日本国内にとどまらない活躍を続ける。 2021年1月には初ベストアルバム『GRADATI∞N』をリリース。現在、アルバム『Journey』を引っ提げて全国ホールツアー『Live Tour 2022 Journey』を開催中。


Little Glee Monster OFFICIAL SITE
https://www.littlegleemonster.com