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    2023.02.16

    足立佳奈、デビュー5年。作りたい曲も、曲を作るときの自分自身の在り方も変わってきた、“今を収めた”ニューアルバムの手応え

    • 足立佳奈
    • インタビュー
    • 山田邦子
    足立佳奈、デビュー5年。作りたい曲も、曲を作るときの自分自身の在り方も変わってきた、“今を収めた”ニューアルバムの手応え
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    デビュー5周年を迎えた足立佳奈が、4枚目のアルバム『Seeker』を完成させた。昨年4月から連続で配信リリースしてきた楽曲に加え、等身大の思いや未来に向かう強い気持ちなどを詰め込んだ最新型の新曲も収録。楽曲にまつわるエピソードと共に、5年間走り続けてきたからこそ見えてきたものや伝えたい気持ちなどをざっくばらんに語ってくれた。

    CONTENTS目次

    • 5年経ったんだなっていうことを改めて実感
    • 私は楽曲の中で愛を求めたり、許しを求めたり、自分を探し求めたり
    • 5周年をちゃんと1からスタートできそうだなって改めて思える、そんな1曲
    • すごく人間らしくなったなぁって思いました
    • 「あのときのライブ、良かったよね!」ってちゃんと記憶にも残していきたい
    • 楽曲リンク

    ■5年経ったんだなっていうことを改めて実感

    ──現在、デビュー5周年のアニバーサリーイヤー真っ最中ですね。

    はい。今回のアルバム(『Seeker』の完全生産限定盤)のヒストリーブックやヒストリー映像を制作しながら、“振り返る”出来事がこんなにも増えたんだな、5年経ったんだなっていうことを改めて実感しました。意外と思い出せるもんなんですよね。この日食べたカレー、おいしかったなとか(笑)。

    ──アルバムの収録楽曲以外の部分にも足立さん自身の意見やアイデアがかなり反映されているそうですが、制作は楽しかったですか。

    すごく楽しかったです。このカメラマンさんにお願いしたいとか、この衣装のこの色合いがいいとか個人的にも希望があったので、ZOOMで会議をしながらみんなで作っていきました。デビュー当時も自分がやりたいことはあったけど、その頃は気持ち的なものしかなかったんです。こういう笑顔を届けたいなぁ、とか。でも今は、この笑顔を届けるためにこうしたいですっていう風に具体的になってきた感じがするので、今回はより良い作品を作ることができたなって思っています。(完全生産限定盤には)手書きのメッセージカードも入ってるんですよ。

    ──1枚1枚、異なるメッセージを手書きされたとか。

    やっぱり、5年という節目のタイミングだからこそ伝えたい思いがあるし、届けたい人たちがいるから。手書きでメッセージを入れたいですって言い出したのは自分ですけど、やってみたらこれが結構大変で(笑)。「頑張って」とか「届くの楽しみだよ」っていうみんなの応援コメントを励みにしながら、書き上げることができました。

    ■私は楽曲の中で愛を求めたり、許しを求めたり、自分を探し求めたり

    ──ジャケット写真で着用されている衣装もそうですが、グリーンというテーマカラーも足立さんのアイデアなんですか?

    はい。まずアルバムのタイトルの話をしたいんですけど、この『Seeker』は探求者っていう意味なんですね。私は楽曲の中で愛を求めたり、許しを求めたり、自分を探し求めたりしていて、制作において本当にいろんなことを探求しているなっていうところからこのタイトルに辿り着きました。その一方で、私はプライベートでも日々探し求めているものがあるんですよ。それが、緑色のもので(笑)。

    ──たとえば?

    コンビニでお茶を買うときもあえて緑のパッケージのものを選んじゃうし、家の家具も、食器も全部緑。様々なジャンルの緑をこよなく愛するタイプなんです(笑)。だから、自分はこれからも自分らしく緑に染まっていこうかなっていうこともあって、緑をテーマカラーにしました。

    ──これまでの作品や足立さんのビジュアルを振り返ると、赤やオレンジなど、ビタミンカラー的な色味が多かったですよね。

    もともとパキッとした色が好きなんです。あとは、この活動をするにあたって華やかでありたいと強く思っているっていうのもありますね。

    ──そういえば今回の収録曲でもある「4321」でも、“欠かせないのGreen Colorfulに行かせてもらうわ”って歌詞もありました。

    そうです、そうです(笑)。まさにその歌詞の通りですね。

    ──では改めてアルバム『Seeker』についてうかがっていきたいのですが、今作で4枚目になるんですね。

    はい。1枚目と聴き比べてみたんですけど、声も違うし、伝えたいことや書いてる歌詞も違ってて。曲順も自分で考えているからこそ、たぶんこのときはこう考えていたからこうしたんだろうなとか、そのときの自分を蘇らせることができるから楽しかったけど、でも、今がいちばんいいなと思いました。

    ──最新が最高って素敵ですね。でも1枚目の『Yeah!Yeah!』にはあの時の足立さんの等身大があって、あれをまず届けておかないとその先に進む扉が開かないみたいな感じもきっとあったんでしょうし、Rude-αさんとコラボした曲を含む「I」がなかったら、3枚目の『あなたがいて』も生まれなかったんだろうなと思います。

    本当にそうだと思います。いろんな顔を見せながらやってきたことが、ちゃんとここに繋がっているんですよね。今回のアルバムは連続リリースの曲をぎゅっと詰め込んでいるので新曲は3曲なんですが、その3曲により集中して作れたのも大きかったです。妥協することなく、気持ち的にも焦りなく、ちゃんと向き合うことができたので充実した制作でした。

    ──通して聴くと、ライブに行ったような感覚にもなれるアルバムだなと思いました。

    ありがとうございます。「Seeker」を1曲目にちゃんと置きたいなというのがあって、そこからこの1年を振り返るべく、4月からの連続リリースの曲を順番に置きました。「今が一番ここちいい」を最後に持ってきても良かったんですが、これからもちゃんと進んでいくよっていう意味も込めたかったので、疾走感のある「カンパイ」を最後にしました。

    ──1曲目の「Seeker」は、憧れの人の存在がきっかけになっているそうですね。

    すごく憧れている友達がいるんですけど、この曲の中ではその子のことを「Seeker」って呼んでいます。すごく身近にいてくれる友達なんですけど、彼女は誰とどこにいても、楽しむことを1番にできる女の子なんです。心から楽しいと思える人生にしたい!っていうのが滲み出てるくらい、キラキラしてる。時代に流されず、時代を創ってる感じがしてかっこいいなと思ったので、彼女のような「Seeker」になりたいっていう曲にしたんです。

    ──近くて遠い存在みたいなことでもあるんでしょうか。

    なりたくても、なかなかなれないなって思う感じです。自分にはないものがあるから、惹かれるんですよね。結構彼女とは正反対というか、私は根っから明るいというよりも、わりと落ち着いているタイプ。でも自分の憧れだったりこうなりたいなっていう像があるから、それをプラスしてステージで表現したり、ちょっとハッピーな曲を作ったり、自分の曲で自分を応援したりしているんですよね。

    ■5周年をちゃんと1からスタートできそうだなって改めて思える、そんな1曲

    ──今回も素敵な形になりましたね。

    ありがとうございます。彼女に憧れてるってだけじゃなく、もがいている自分も描きながら、最後にはちゃんと自分も行くぞ!っていうパワーを込められた。5周年をちゃんと1からスタートできそうだなって改めて思える、そんな1曲になりました。

    ──連続リリースの最後に発表された「Life Goes On」からも、5周年だからこそ思う初心や、節目としての覚悟みたいなものも感じられました。

    そうなんですよね。「Life Goes On」には、アルバムに向けて頑張るぞという気持ちや、ここからさらに立ち上がるんだっていう思いを込めていて。だから、自分を奮い立たせる「Seeker」という曲ができた瞬間に、ちゃんと0から1になったような感覚があったんですよね。あぁ、始まってるんだって。

    ──そういう覚悟なども踏まえてスタートした先で、「今が一番ここちいい」という気持ちに辿り着いたわけですね。

    はい。この曲は、作詞・作曲・編曲、最初から最後までひとりで作りました。この曲を聴いて、とにかく温かい気持ちになってもらえたらって思うんです。きっとそれぞれに大切な人がいて、でもその大切な人との時間の中で不安になったりすることもあると思うんですね。この曲には幸せなことを全部詰め込んであるから、そんなときはこの曲を聴いて、大切な人との幸せな思い出をたくさん心に宿してほしいなと思うんです。

    ──すごく大きな愛を感じます。当たり前かもしれないけど、そういうのもデビュー当時はなかった視点だったりしますよね。

    そうですよね。まだ「自分が、自分が」って感じでしたから。

    ──これは最初からピアノのイメージで作ったんですか?

    はい。最初からピアノで作っていて、あとで1stバイオリンと2ndバイオリンを入れました。この曲はバンドサウンドっていうより、イヤホンで1対1の空間で聴いたときに、隣で歌ってるような、私に向けて、僕に向けて歌ってくれてるんだって思ってもらえるような感じにしたかったんです。素朴で、だけど存在感があるものにしたかったからこういう音作りにしました。

    ──最後の「カンパイ」もそうだけど、お酒の歌も増えてきましたね(笑)。

    そうですね。ちゃんと歳を重ねてます(笑)。別に毎日飲んでるとかじゃないですけど(笑)、この「カンパイ」とか「WALK」なんかは本当に私らしいなって思うんです。人によっては、新たな一面と捉えられるのかもしれないけど。

    ──この曲が最後にあることで、肩の力を抜いて明日も頑張ろうって思える気がします。作詞と作曲は足立さん自身ですね。

    はい。編曲はツアーのバンドメンバーであり、バンマスの森谷優里くんにお願いしました。この曲、演奏もバンドメンバーにお願いしたんですよ。

    ──それは何かきっかけがあって?

    去年の10月に、初めて岐阜で凱旋ライブをしたんです。ライブが終わって、地元の友達と久々に集まったことがきっかけでこの曲ができたんですけど、楽しかった岐阜の思い出の曲だから、その日一緒にライブをやったバンドメンバーに演奏してもらいたいなって思ったんですよね。

    ──だからこの空気感なんですね。音や言葉の一つひとつに、愛が溢れているというか。

    そうですね。この曲はフェイドアウトで終わるんですけど、フェイドアウトの先に、私たちしか知らない音があるっていうのがなんかすごく素敵だなぁって思ったんですよ。

    ──音源は途中までだけど、スタジオではまだ演奏が続いていたわけですからね。

    はい。“いつだって君といれば青春”って歌詞もありますけど、なんだかバンドメンバーとの青春も生まれた感じがして、すごく良かったです。レコーディングは「せーの」でやってたんですが、和気藹々としたムードもありつつ、演奏になるとそこがステージになったような感じがあって、自分の曲なんだけどライブを見ているような感覚になったのを覚えてます。これが、きっといつもライブに来てくれるファンのみんなの気持ちなんだなって思いながら、次のツアーのことなんかも考えたりしてひとりでワクワクしてました。

    ──完全生産限定盤には、これまでの代表曲を収録した「5周年スペシャルアルバム」も付属。なんだかベストアルバム並みの豪華さですね。

    それぐらいのボリュームなんですけど、まだベストアルバムと言ってしまいたくないなという気持ちがあります。まだまだ、頑張りたいので(笑)。とはいえ、いつも応援してくれているファンの皆さんへのプレゼントであり、初めましての方には足立佳奈のことがなんでもわかるぞって言えちゃうボリュームになってますから、いろんな方に受け取っていただきたいです。

    ──5年前と現在では作る楽曲も変化してきたように、気持ちの面での変化もありますか?

    あります。デビュー当時にインタビューしてもらったりしたとき、たとえば足立さんはどういう気持ちで歌に臨んでますかとか、プライベートもそういう感じなんですかって聞かれたりしたときに、ずっと明るくいなきゃ、元気を届けなきゃっていう自分で課した謎のミッションみたいなものを遂行していたんです。で、結局はそれが自分を苦しくさせていたというか。

    ■すごく人間らしくなったなぁって思いました

    ──なるほど。

    とにかく「笑顔を届けたい、笑顔を届けたい」って走ってたんですけど、あるとき誰かから「それって人間らしくないんじゃない?」って言われたことがあったんです。人間に届けるんだから、人間らしくあっていいんじゃないかって。ってことは、ずっと元気を発信し続ける必要もないし、ラブソングをたくさん作ってもいいし、落ち込んでるときは自分を奮い立たせるような応援ソングを書いてもいいんだよなって思えるようになったんです。そこからだんだんと、作りたい曲も、曲を作るときの自分自身の在り方も変わってきました。5年経ってこの『Seeker』が完成して、そういう意味でも、すごく人間らしくなったなぁって思いましたよね。

    ──パブリックイメージに縛られなくなったんですね。

    自分で自分を作り込みすぎてたなって思いました。でも今は、プライベートの足立佳奈でもあるし、シンガーソングライターの足立佳奈でもあるっていう、このふたつがちゃんと重なる瞬間が音楽にもあるのがうれしいなと思うんですよね。

    ──たしかに、最近の楽曲はいろんな感情が言葉やメロディーに反映していますよね。たとえばこれから先、怒りの感情が湧き上がったときはどんな曲を作ると思います?

    喜怒哀楽の“怒”は、見せないと思います。これは今の自分の考えですけど、怒ってるよっていうのを見せたところで幸せな気持ちになる人っていないよなって思うから。これは、日常の生活の仕方でも同じです。人によっては“怒”をキャッチーに表現して曲にする方もいるし、それはそれですごく魅力的だったりするけど、現段階で私は、“怒”の感情が出てきたときにはそれを何か言い聞かせるような優しい言葉に変えて、自分を応援する曲にするんだろうなって思います。

    ■「あのときのライブ、良かったよね!」ってちゃんと記憶にも残していきたい

    ──では最後になりますが、3月2日から始まるツアー『ADACHI KANA LIVE TOUR 2023 -Seeker-』について聞かせてください。

    毎年1回は全国ツアーをやらせてもらっているんですが、5年やってきて思うのは、どんどん楽しみ方を変えていきたいなっていうことなんですよね。自分がライブのときに感じる楽しみ方もそうだし、ライブのリハのときももっといいムードにできるんじゃないかなとかすごい考えていて。それって、自分の努力とか姿勢によって全然変わってくるじゃないですか。「あのときのライブ、良かったよね!」ってちゃんと記憶にも残していきたいし、こうやっていいアルバムができたからこそ、ツアーもさらに濃く、もっと楽しくなるようにっていうことを強く思っているんです。

    ──ファイナルの東京公演の頃には、季節もすっかり春ですね。

    そうなんですよね。だから季節的にしっくりくるような曲を取り入れたりするのもいいのかな、なんて思ったりもしています。あと、「カンパイ」のときはみんなでエア乾杯したいんですよね(笑)。

    ──きっと、皆さんそのつもりだと思いますよ(笑)。

    (笑)。ドリンクとか何も持ってないかもしれないけど絶対にやりたいから、これはちょっとぜひ記事に書いておいてください(笑)。

    INTERVIEW & TEXT BY 山田邦子
    PHOTO BY 大橋祐希


    楽曲リンク


    リリース情報

    2023.02.15 ON SALE
    ALBUM『Seeker』

    完全生産限定盤

    通常盤


    ライブ情報

    『ADACHI KANA LIVE TOUR 2023 -Seeker-』
    3/2(木) 大阪府 梅田Shangri-La
    3/3(金) 愛知県 Electric Lady Land
    3/19(日) 北海道 PLANT
    3/25(土)広島県 広島Reed
    3/26(日) 福岡県 DRUM Be-1
    4/2(日) 宮城県 仙台MACANA
    4/16(日) 東京都 Spotify O-WEST


    プロフィール

    足立佳奈
    アダチカナ/2017年8月メジャーデビュー。Twitter・Instagram・TikTok・LINEなどのSNSフォロワーが計130万を超え、リリースした楽曲のストリーミング総再生数は1億4400万再生を突破するなど若者から幅広い支持を得ている。2022年8月でデビュー5周年を迎え、アニバーサリーイヤーを記念して、4月より毎月連続配信リリースを行い、12月までに9作品をリリース。そして2023年2月15日には自身4枚目となるオリジナルアルバム『Seeker』をリリース。


    足立佳奈 OFFICIAL SITE
    https://www.adachikana.com

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