初の全国ホールツアー『HANA 1st TOUR 2026 “Born to Bloom”』を成功させ、8月28日には大胆に変化した姿を披露したビジュアル解禁、その他にもCM出演や楽曲コラボなど個人活動での存在感も発揮。…と、2026年も勢いに乗るHANAが新曲としては約7カ月ぶりとなる「Slidin」(読み:スライディン)をリリース。メンバー自身が語る新曲の魅力、さらには開催を目前に控える日本武道館公演への意気込みなどをもとに、進化を続けるHANAの“今”に迫る。
■メンバーの心に強く残る、初の全国ホールツアー
◎17都市30公演を巡る『HANA 1st TOUR 2026 “Born to Bloom”』
怒涛のデビューイヤーを終え、次なる一歩として、グループ名を掲げた1stアルバム『HANA』を2026年2月にリリース(※配信:2月23日、CD:2月25日リリース)。翌3月から初の全国ホールツアー『HANA 1st TOUR 2026 “Born to Bloom”』で各地を巡り、17都市30公演を完走したHANA。
その盛り上がりをうけ、 9月16~17日に大阪・大阪城ホール、そして10月29~31日の3日間、東京・日本武道館での追加公演も決定。
「ありがたいことに毎週のように各地に行かせていただいて、美味しいご飯をたくさん食べました!」とMOMOKAが振り返るように、各地を巡るツアーはメンバーにとっても充実した時間となったようだ。
JISOOは、ツアー中のお気に入りのシーンとして、シャボン玉が舞うなかで歌った「Blue Jeans」を挙げ、「(会場に広がるシャボン玉の光景が)すごくきれいで、しかもHONEYs(HANAのファンネーム)の皆さんが一緒に歌ってくださるんです。幸せだなって感じていると、メンバーとも目が合うので、より嬉しさを感じましたね」と、ファンやメンバーとの一体感を楽しめたことを明かしてくれた。
「Blue Jeans」といえば、パフォーマンス中にメンバー同士でライブならではの楽しみ方が生まれたとのこと。
「《次いつ会える?》の前に移動するんですが、そこで必ずKOHARUと目が合うんです。いつも私から仕掛けていくんですけど、そのあとにもう一度目が合うと…やり返してくれるという流れが生まれました」(CHIKA)
また、MOMOKAも「振り返ったときにCHIKAがいるパートがあって、いつも何をするか決めていないんです。どれだけCHIKAを驚かせられるかをテーマにしていました」と語っている。
ステージから見える客席の景色も、メンバーの心に強く残っており、「最前のHONEYsがまったく動かなくて驚いたことがありましたが、私たちが届ける一曲一曲を聴き入ってくれていたんだろうなって。その姿を見て、皆さんいろんな楽しみ方をしているんだなとわかりました。それに、高校生くらいの男の子が大号泣しているのが見えたときがあって、あの年代の男の子を感動させられたことが嬉しかったです」とYURIが振り返る。
ライブを通じて、様々な人に自分たちのパフォーマンスが届いていることを実感したツアーとなった。
■CM出演、他アーティストとのコラボ、ソロデビュー…個性を生かした活躍
「ジャネット・ジャクソンさんやkeshiさんなど、お会いした方がとんでもない方々ばかりでした」とNAOKOが語るように、2026年は『JANET JACKSON JAPAN 2026』へのゲスト出演や、『SUMMER SONIC 2026』でのkeshiとのステージコラボなど、国内外のアーティストとの共演も目立った。
「メンバーが個人でやっているコラボやCM出演などを観ると、新鮮な気持ちになりますね。『やるじゃん!』と自分のことのように嬉しかったです」とMAHINAが語ったが、JISOOとMOMOKAはILLITの「I Got Your Back」に参加。日本ツアー『ILLIT LIVE PRESS START♥in JAPAN』の最終公演にサプライズ出演したことでも話題となった。
また、「本当に感謝しかないです。どこでも“HANAの”JISOOと紹介されるので、HANAという存在の大きさにも改めて気づかされました。と同時に、ソロ活動をしていくなかで自分自身の解像度をもっと高めていかないと! とも感じました。ソロ活動がHANAに直結しますし、HANAをもっと素敵に見せられるような活動をさせてもらえることにやりがいを感じています」というJISOOは、LEE JISOO名義で9月8日にソロデビュー。『THE FIRST TAKE』にも登場し、ソロデビュー曲「MISMATCH」と「Movie Star」を披露している。
他にも、YURIが『Messika High Jewelry Show 2026』に招待されるなど、メンバーの個性が光る活躍の場場も増え、HANAとして着実に活動の幅が広がっている。
■それぞれの個性を生かしながら、あらたな一面も引き出した新アー写
10月29日に7カ月ぶりの新曲「Slidin」をリリースしたHANA。同曲に向けて、8月28日にあらたなビジュアルを解禁したが、変貌ぶりに驚いた人も少なくないだろう。
「一人ひとりの個性が強すぎて、『同じグループなの!?』と思ってしまうくらい(笑)」(JISOO)と、メンバー自身もあらたな姿に手応えを感じているようだ。それぞれ、お気に入りのポイントを教えてくれた。
◎MOMOKA:金髪ウルフ×ブラックコーデ
「前回のビジュアルよりも少し落ち着いていて、“再スタート”という意味を込めました。覚悟や集中が表現できたなと感じているので、そこが気に入っています。それとエクステでウルフっぽくしているのは新しい挑戦です」(MOMOKA)
◎CHIKA:鮮烈なレッドヘアへ
「思い切って全部赤にしたという自分の心、本当はちょっとでも切るのが嫌だけど少し切ったという心。そこが好きです」(CHIKA)
◎JISOO:青髪のままロングスタイルに
「私はすごく髪が長くなりました。ヘアアレンジができるのがお気に入りです。ちょっと大人っぽくなったので、行動や話し方も落ち着いた気がしています。今後も(髪を)伸ばしていこうと思いました」(JISOO)
◎YURI:ピンクヘアへと大胆ヘアカラーチェンジ
「ピンク髪と焼けた肌の組み合わせがすごく好きです。メイクは試行錯誤中なのですが、黒の囲みメイクをするとグランジ感が出てかわいいなと思いました。衣装のピンク×紫も新鮮で気に入っています」(YURI)
◎MAHINA:快活さを前面に出したニューヘア
「よりファニーに、オシャレな元気系になったかなと思います。衣装も髪色のカラーのレギンスを履いて、シルバーでギュッと抑えました!」(MAHINA)
◎NAOKO:ちゃんみな提案のボブスタイル
「今まで紫のイメージがすごく強くて、それで覚えてくれていた方もたくさんいらっしゃいましたが、変えるならまったく違うものがいいなと思って。ちゃんみなさんが提案してくださったものが気に入ったので、バッサリ髪を切りました」(NAOKO)
◎KOHARU:“ムーディー”な質感を演出
「私は全体的にムーディな感じがお気に入りです。メイクもそうですし、衣装もそう。スカートの生地がちょっと色っぽいのもすごく好きです」(KOHARU)
それぞれの個性を生かしながら、あらたな一面も引き出した今回のビジュアル。撮影当日は、メンバー同士で「かわいい」と言い合い、写真を撮り合って盛り上がった。
■新曲「Slidin」はHANAの個性や表現を存分に取り入れた一曲
「Slidin」
・読み:スライディン
・発売日:2026年10月29日
・作詞: CHANMINA、Ricky Ricky、JIGG
・作曲: CHANMINA、Ricky Ricky、JIGG
◎自由なマインドを遊び心とともに描いたR&Bナンバー
新曲「Slidin」は、自由なマインドを遊び心とともに描いたR&Bナンバーである。
ゆったりとした曲調はHANAにとって新鮮で、幻想的な歌声とサウンドが楽曲に独特のムードをもたらす。いっぽう、“Bad Girl”の視点で描かれる歌詞には、そんなサウンドとのギャップも相まって、思わず惹かれるチャーミングさがある。
楽曲の第一印象について、KOHARUは「びっくりがいちばん最初に来ましたね。デモが送られてきたときは『こっちの曲調なんだ!』と思いましたが、HANAがあらたなステージに進む最高の一曲になるんじゃないかとワクワクもしました」と語る。MAHINAも「イントロを聴いたときに、『ありがとうございます!』と思いました」と、メンバーにとっても新鮮な楽曲だったことを明かした。
◎歌詞に表れたHANAそれぞれの個性
歌詞で描かれているのは、“自分らしく、自由でいたい”、“自分の時間は、自分のもの”というマインド。
これまでもHANAが大切にしてきたメッセージだが、デビュー2年目を迎えた今、メンバー自身もその意味をより深く捉えているようだ。KOHARUは「2年目になって、アーティストとして、HANAとして、どういう人間でありたいのかをわかってきたからこそ、もう一段階深いところまで理解できた気がして。そのバイブスをこの曲に乗せて届けられたらいいなと思っています」と話し、あらたな表現への手応えをにじませた。
お気に入りのパートを尋ねると、JISOOが元気よく手を挙げる。「MAHINAの《まじノンデリ》。大好きすぎて、聴くたびに笑っちゃうんです。直前のYURIのパートとのギャップもHANAっぽくていいなと思いますし、全体的にみんなの個性が出ている歌詞だなと思います」。すると、他のメンバーも「わかるー!」と同意。メンバー自身も、歌詞に表れた個性を楽しんでいるようだ。
KOHARUが挙げたのは、アウトロのJISOOのパート。「ここは急遽レコーディングでプラスされたのですが、ちゃんみなさんが『ほぼ喋ってんじゃん! ってくらいで歌って』とディレクションされていて。それをJISOOがうまく昇華しているのがすごいなって思いました」と、彼女の表現力を称賛する。
JISOOによると、「《It’s 2AM I’m in the studio, cold as Seoul city》以外、全部当日に追加されたパート」だったそう。レコーディング現場で生まれたアイデアを取り入れながら、楽曲を形にしていったことがうかがえる。
◎一人ひとりの表現が、楽曲に豊かなニュアンスを生み出す
また、全体的に落ち着いたメロディラインも本作の特徴だ。これまで高音パートで美声を響かせてきたCHIKAは、「今までめっちゃ高音パートも多く担当していましたが、こういうメロディも大好きですし、これはこれで私の魅力が伝えられていると思います」と語る。さらに、「全員がこの曲で出したい自分らしさが出ていて。振りを作るとしたら、同じ振りにはできないくらい音の取り方もそれぞれ違っていて、いいなと思っています」とメンバーそれぞれの歌い方にも注目してほしいと続けた。
たしかに、同じフックでも歌うメンバーによってニュアンスがまったく違っている。その個性を引き出したのが、ちゃんみなのディレクションだった。
一人ひとりの表現が、楽曲に豊かなニュアンスを生み出している。
■【歌詞全文掲載】「Slidin」の意味を考える
「Slidin」
Slidin’
行こうoutside , baby
捕まえてみてstars aint waiting
All my girls are looking fly lately
Tell my boyfriend, 帰らないよuntil next weekYeah, we will be drippin’ all
Honey, you better know how many bad girls
we got, damn
You gon party to this songboy, stopしてtexting
Last night, with my girls
yeah we lost control
今からNew Yorkまじノンデリ
オンニ今どこwhere we going next
ooo yeahまだ足りない
見ないとall around the worldIt’s 2AM I’m in the studio, cold as Seoul
city
君のexes は知らないとこまで連れてくThat’s why we
Slidin’
行こoutside, baby
捕まえてみてstars aint waiting
All my girls are looking fly lately
Tell my boyfriend, 帰らないよuntil next weekYeah, we will be drippin’ all
Honey, you better know how many bad girls
we got, damn
You gon party to this songWhen we go out side
How many camera, cameras oh
they taking bout HANAの動き
and we talking bout 焼肉Slidin Slidin, 最近毎日we shining shining
yeah we doAll my girls up, up so high
今やmy whole life is a flexPull upいつものspot
集まるsisters
she like “girl you look so hot”I say let’s
Slidin’
行こoutside, baby
捕まえてみてstars aint waiting
All my girls are looking fly lately
Tell my boyfriend, 帰らないよuntil next weekYeah, we will be drippin’ all
Honey, you better know how many bad girls
we got, damn
You gon party to this songSlidin’
行こoutside, baby
捕まえてみてstars aint waiting
All my girls are looking fly lately
Tell my boyfriend, 帰らないよuntil next week作詞: CHANMINA、Ricky Ricky、JIGG
作曲: CHANMINA、Ricky Ricky、JIGG
◎注目を集める華やかさと、仲間同士で過ごす飾らない日常を描く「Slidin」
「Slidin」の歌詞には、気の合う仲間と自分たちの魅力を謳歌し、誰かに縛られずに生きる女性たちの姿が描かれている。
“Bad Girl”という言葉からは強気で自由奔放なイメージが浮かぶが、歌詞を読み解くと、仲間と過ごす時間を楽しみ、自分らしく輝く女性たちのチャーミングな一面も見えてくる。
《boy, stopしてtexting》、《Tell my boyfriend, 帰らないよuntil next week》というフレーズには、恋人に合わせるのではなく、自分がしたいことを優先する姿勢が描かれている。恋愛を中心に置くのではなく、自分の時間を自分で決める。そんな自由な女性像が印象的だ。
さらに《今からNew York》《見ないとall around the world》といった、行動範囲を自ら広げていく歌詞も目を引くが、国内外の様々なステージで活躍するHANAの姿とも重なる。
また、いつもの場所に集まる仲間を《sisters》と呼び、お互いの魅力を認め合う描写も。自分を理解してくれる仲間とともに、世界を自由に楽しんでいるのも、HANAそのものを示しているのだろう。
そして、これまでも彼女たちが伝えてきたメッセージもしっかり書かれている。
《All my girls are looking fly lately》、《今やmy whole life is a flex》といった表現には、自分たちの魅力や現在の充実を肯定する姿勢が表れている。いっぽう、周囲がHANAの動向に注目するなか、本人たちは《we talking bout 焼肉》と、焼肉の話をしている。この対比もユニークで、キュートなHANAらしい。
スターとして注目を集める華やかさと、仲間同士で過ごす飾らない日常が描かれていることも、この曲の魅力だろう。自信に溢れ、強気で自由奔放。それでいて、仲間といるときは等身大で親しみやすい。そんなギャップが、歌詞に登場する女性たち、そしてHANAのチャーミングさに繋がっているように感じた。
◎歌詞に込められた“自分の時間は自分のもの”
この歌詞をどう受け止めたのか、本人たちにも尋ねてみた。
KOHARUは「女性同士が共感したり、支え合う関係のことを指す“Sisterhood”という言葉をちゃんみなさんから教えていただいて、それが歌詞に表れているなと感じました」と話す。さらに、「私は『余裕があって、最高な仲間と遊びに行こうぜ』という歌詞が、まさにHANAが次のフェーズに進むことと重なりました」と続けた。
楽曲を聴くタイミングについても、メンバーそれぞれの意見が飛び出す。「私は夜に聴くのが合っていると思う」(KOHARU)という声があれば、「私はおめかし中に聴いてほしい!」(MAHINA)という声も。友達と出かける前に聴けば、気分を盛り上げてくれそうだ。
さらに、歌詞に込められた“自分の時間は自分のもの”というメッセージについて、MAHINAからは「人のために時間を使いすぎてしまう人にこそ聴いてほしい」という思いも聞くことができた。KOHARUも「自信をまといたい人もいいかもね。メイクもそういう目的でする人が多いし」と共感。JISOOは「歌詞は自信に溢れている私たちを表現していますが、私たちだけじゃなく、聴いているあなたもそういう存在ですよという思いが伝われば嬉しいです」と語る。
自分らしくあることを肯定し、仲間とともに自信を持って進んでいく。「Slidin」は、HANA自身の現在地を感じさせると同時に、聴く人の背中も押してくれる一曲になっているのだ。
■未来を切り拓く、HANA7人の今後は?
デビューからの歩みのなかで、楽曲やパフォーマンスをとおして自分らしく生きることの大切さを伝えてきたHANA。デビュー2年目を迎え、個々の表現にも磨きをかける彼女たちが、これからどんな景色を見せてくれるのか。ぜひHANAの最新情報をチェックしながら、今後の活動にも注目し続けてみてほしい。
INTERVIEW & TEXT BY 高橋 梓
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