■「エンタメでテッペンを獲るために最短の手段でYouTubeを始めただけで、YouTubeはただの名刺に過ぎない」(カルマ)
7月12日夜に、突如動画が非公開になり、世間を賑わせていた天才クリエイター、カルマ。
ネット上では多数心配の声が上がり、死亡、引退、失踪。様々な憶測が出ているなか、LINEニュース急上昇3位、Twitterトレンド入りするなど、騒ぎになっていた。
カルマは昨年9月の更新を最後に約1年ほど、動画の更新が止まっている。動画総再生回数が2億回を越えるなど人気を博し、YouTube界を彗星のように駆け上がり、その勢いを受けて、昨年8月の自身の誕生日には、初の単行本『ここ日本言うてな』を出版。Amazonでも書籍ランキング1位を獲得するなど、YouTuberの世界にはとどまらない活躍を見せていた。
非公開から2週間後、カルマのSNSで動きがあった。突如23日に「関係者」と名乗る者から、24日19時に動画を上げると予告メッセージ。Twitterのいいねは半日で5万を超える反響。その動画はカルマ復活を匂わせる内容で、ラストシーンはavex社にある、avexマークのオブジェ前。倒れているカルマに、「カルマ起きて」と天から女性の声が。これを聞いて不敵な笑みで終わるという内容だ。
動画は、一瞬で50万再生数を突破し、4万人の登録者数を伸ばす勢い。ファンからは、
「カルマ復活だ!!!」
「え、エイベックスロゴ!?!? 音楽活動あるぞ!」
「もう誰にも止められない!」
「やっと伝説が始まる」
「いつでもかっこいい形で帰ってくる」
とファンも感激状態のなか、煽るだけ煽っての7月25日の緊急記者会見。
約1年ぶりに表舞台に舞い戻ったカルマは、ドレッシーな衣装で会見上に颯爽と現れ、エイベックス所属の報告、1年間休止の真実、なぜ事務所へ所属を選んだのかを語った。
「デジタルと芸能の本当の融合は事例がなく、それを体現するためにマスメディアの世界に飛び込んできた。さらに個人の力には一定のラインを超えるとその先は限界があり、組織力がないとエンタメでは戦えないことに気が付いた。エンタメでテッペンを獲るために最短の手段でYouTubeを始めただけで、YouTubeはただの名刺に過ぎない」
最後には、浜崎あゆみとしりとりをしたいと冗談も。弱冠24歳ながら、戦略的で芯が太い。YouTubeは単なる通過点ということだ。
会見では交友関係のあるバドミントン日本代表・桃田選手からのビデオメッセージが届き、25日会見の日はバドミントン男子シングルス1次リーグの日でもあり、お互いスポーツと芸能でのメダルが期待された。
会見の最後にはカルマを福岡から東京へ呼んできた、「東京の母」と言っても過言ではない、とよた真帆がサプライズで登壇し、激励のメッセージ。とよたとの出会いなくして今のカルマはない。揃ってメディアに出るのは初めて。まるで授業参観のようであたたかさのなか、会見は終了した。
パワーアップしたカルマがどんなエンターテインメントを世の中に届けてくれるのか、注目だ。
著書『ここ日本言うてな』の詳細はこちら
https://www.kadokawa.co.jp/product/322003000281/
カルマ チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCUnLtMTXZfrSeTJfO-N5NfA