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2021.09.23

崎山蒼志、才能ほとばしるパフォーマンスでオーディエンスを圧倒

■「バンドの皆さんの演奏、エグかったですね。リハと本番ではだいぶ違っていて、緊張感もあって。楽しかったです」(崎山蒼志)

シンガーソングライターの崎山蒼志が、9月22日、東京・EX THEATER ROPPONGIにて、新曲「嘘じゃない」のリリース記念ライブを開催した。

今年1月にメジャーデビューアルバム『find fuse in youth』を発表。春に高校を卒業し、浜松市から上京した崎山は、「嘘じゃない」(テレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』第5期エンディングテーマ)のリリースをきっかけに音楽性を大きく広げつつある。その充実ぶりは、この日のライブからもはっきりと伝わってきた。

オープニングは、崎山の原点であるアコギの弾き語りから。「過剰/異常」「塔と海」をギターと歌で描き出す。強いビート感と厚みのある低音、エッジの効いた高音のフレーズがぶつかり合うギターの演奏、そして、叙情性と鋭利な手触りを併せ持った歌。ライブの冒頭から崎山は、その奔放な独創性をたたえた音楽世界を生々しく表現してみせた。「今日はシングル『嘘じゃない』の曲をやります。最新の曲も中学生のときに書いた曲もあるんですが、楽しんでもらえたらと思います」という素朴なMCも微笑ましい。

「24」「むげん」は、崎山自身がiPadを操作し、自ら打ち込んだトラックを使ったパフォーマンスを披露。さらにGOTO(Dr)、マーティ・ホロベック(Ba)、大坂孝之介(Key)が登場、バンド編成で「逆行」(ドラマ『賭ケグルイ双(ツイン)』主題歌)、1stフルアルバムのタイトル曲「find fuse in youth」、「Undulation」(テレビアニメ『2.43 清陰高校男子バレー部』エンディングテーマ)などを次々と披露した。

様々な心象風景を映し出す歌、独創的なコード進行とメロディラインの魅力を増幅するようなアンサンブルは、まさに圧巻だった。特に印象的だったのは、ニューシングルの表題曲「嘘じゃない」。ドラマチックに展開するメロディ、過酷な現実と直面しながらも、希望を感じさせる歌詞を備えたこの曲は、崎山のポップな側面が強く表れた楽曲。原曲の魅力を真っ直ぐに伝える演奏とボーカルは、間違いなく、この日のライブの大きなクライマックスだったと思う。

このあと、アコギ弾き語り+ピアノの編成で新曲「幽けき」(映画『かそけきサンカヨウ』主題歌)を初披露。さらに“僕らはまた旅に出なくてはいけなくなったの”と歌う「季節外れ」、“汚くも美しい感情が乱反射する”というフレーズが胸を打つ「Youth-picnic」を弾き語りで歌い、本編は終了した。

アンコールを求める拍手に導かれ、再びステージに登場した崎山。「バンドの皆さんの演奏、エグかったですね。リハと本番ではだいぶ違っていて、緊張感もあって。楽しかったです」とはにかんだように話したあと、ドラマ『顔だけ先生』の主題歌として新曲「風来」(いきものがかり・水野良樹との共作)を書き下ろしたことを報告し、会場からは大きな拍手が送られた。

最後の曲は「ソフト」。鋭いギタープレイと緊張感に溢れた歌声、“両眼を開けて爽やかな空間に/傷をつけないように”というラインが響き渡り、ライブはエンディングを迎えた。

弾き語り、トラック、バンド編成によって、自らの豊かな音楽性をダイレクトに見せつけた崎山蒼志。“若き天才シンガーソングライター”としてシーンに登場した彼は、その才能を奔放に進化させ続けている。そのことをはっきりと実感できる充実のライブだった。

PHOTO BY KEIKO TANABE

<セットリスト>
01. 過剰/異常
02. 塔と海
03. ろうそく
04. 24
05. むげん・
06. 潜水
07. 逆行
08. find fuse in youth
09. Undulation
10. Samidare
11. 嘘じゃない
12. 花火
13. 幽けき
14. 季節外れ
15. Youth-picnic
En. ソフト


リリース情報

2021.07.17 ON SALE
DIGITAL SINGLE「嘘じゃない」

2021.08.20 ON SALE
DIGITAL SINGLE「過剰/異常 with リーガルリリー」

2021.09.08 ON SALE
SINGLE「嘘じゃない」


崎山蒼志 OFFICIAL SITE
https://sakiyamasoushi.com/