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2021.12.21

Perfume、MCなし全席着席型のコンセプトライブ『Reframe』が地元・広島で幕!「震えるほど幸せ」

■「魂のこもった拍手! Perfume辞められん! 何にも変えられん!」(あ〜ちゃん)

Perfumeの全国ツアー『Reframe Tour 2021』が、地元・広島にてファイナルを迎えた。

通常のPerfumeのライブと異なり、MCをいっさい行わず進行し、Perfumeの演出・コレオグラフを担っているMIKIKOと、人間とテクノロジーの関係を探求しながらメディアアートの領域を超えて活動しているライゾマティクスの、演出・テクノロジーを結集し、楽曲、音声、ダンスパフォーマンス、写真、映像といったノーマル素材から、MVやライブ制作のためライゾマティクスと記録してきたモーションキャプチャーや3Dスキャンといった特殊素材まで、Perfumeがこれまで蓄積してきた様々なデータを、最先端の演出アイデアと技術で再構築し、Perfumeの今のストーリーとして見せる約80分のコンセプトライブ『Reframe』。

2018年にNHKホールで行われた『Reframe2018』、2019年にLINE CUBE SHIBUYAこけら落とし公演として行われ2020年には映画化もされた『Reframe2019』を経て、今回の『Reframe Tour 2021』では、東京・愛知・石川・兵庫・広島と全国5ヵ所をめぐるツアーとして開催され、12月18日に地元・広島でツアーファイナルを迎えた。

また、この日は全国45ヵ所の映画館でもライブビューイングを実施。今までのようなライブがかなわないなか、全席着席というPerfumeにとってチャレンジとなる形式をとったこのコンセプトライブが、昨今の状況にマッチする形になり、今回ツアーとして実現した。

観客は全員着席スタイルで、MCもなしと知らされているだけあって、緊張した面持ちで観客たちは開演を待っていた。

2018年、2019年の『Reframe』と同じく、PerfumeのこれまでのMVで構成された断片的な映像、アクターズスクール時代のインタビュー映像が映し出され、オープニング演出「Recollect」がスタート。映像が映し出されていた紗幕が上がり、ステージの壁中央からLEDに囲まれたPerfumeが登場し「DISPLAY」を披露。まるでLEDの映像の一部になったようかの感覚を覚える演出は圧巻だ。

次に2019年の公演時にも話題になった「Record」。ステージとリフター上と別々の三ヵ所に立つメンバーが、マイクスタンドに向かい、頭上の「REC」ボタンが点いた順にそれぞれ生声で発した言葉や音をサンプリングしてビートにし、リアルタイムで重ねていくという演目だ。

その後2019年と同じ流れでライブは進んでいき、“バーチャルシャドウ”という技術を演出に取り入れた「FUSION」や、自走する6台のLEDが曲に合わせてフォーメーションを変えながら、3Dデーター化されたPerfumeとリアルPerfumeが共演する「edge」などの攻め曲のあとには、インタラクティブレーザーがPerfumeが手に持った小型マーカーの追尾と、事前の振り付けキャプチャーデータを元にした投射を用いてダンスにぴったりと合わせたレーザー演出が見どころの「無限未来」、そして柔らかい照明が当てられた紗幕のような薄いカーテンとスモークで幻想的な世界をみせてくれる「Dream Land」と続き、エンドロールへ。

エンドロールの後、アンコール的な立ち位置で、今年の夏にリリースされた「ポリゴンウェイヴ」を披露。この楽曲では、先程までの演目からの緊張が解かれたように、笑顔でパフォーマンスするPerfume。客席からは手拍子が起こった。

パフォーマンスをすべて終えたあとの挨拶で、3人はこの公演について語り始めた。

あ〜ちゃんは「2018年、19年、21年とアップデートされて、この『Reframe』をお届けしたんですけど、その間に世界は変わって……ライブの形もいろいろと変わっている最中だと思います。そんななかで、みんなとどういう風に会えるかな? と模索していました。この『Reframe』は、声を出せない、立ったり騒いだりできないそんな今の状況にぴったりなライブです。それで1年半前にこのツアーをやってみようと決心して、今日このようにして実現できたのです」と今回ツアーで行った経緯を説明した。

そしてコロナ禍でメンバー同士もなかなか会うことがかなわなかった頃を思い出し、「3人とも連絡を取ったりして何ヵ月も合わないということが結成して初めてだったんですが、一緒に居れることが奇跡、ライブって奇跡なんだ! ということ。そういう当たり前と思っていたことを、特別に思い返すことができました」と語った。

かしゆかは今ツアーを振り返り、「このツアーで日々公演を重ねることで、私たちの気持ちも日々アップデートされたり、一緒に会場で作るお客さんの雰囲気で、全然違うライブになるんだなってことをすごく実感しました」と語った。地元・広島での千秋楽ということもあり、「『Reframe』はPerfumeの20年間の歴史を再構築して、さらに新しい可能性を見出そうという内容ですが、私たちも今こうして続けてますが、過去にはたくさん苦しい思いもしてきたし、挫折があったり、うまくできないこともたくさんありました。でも、ずっとこのふたりと、ここまでここに来れたのは、奇跡なんだな、当たり前じゃないんだなと、今日のステージで感じていました」と今までの活動を振り返りながら、「そんないいことばかりじゃない過去も再構築して、まだ未来を作っていける、こんな素晴らしいチームに恵まれてる! なんて幸せ者だろうと感じています。そしてふたりもスタッフもお客さんも、誇らしいです」と感謝の気持ちを語った。

のっちは、「各地ツアーをまわらせていただいて、たくさんの元気そうな顔を見ることができて、本当にうれしかったです。ライブや音楽ショーというのは、人と人とで作るもの、一緒に空間を作るものと、再確認することができました。これからも見守っていてください」と呼びかけた。

最後にあ〜ちゃんは、「久々のツアーが楽しいという瞬間がいくつもあって、私たちにとってライブは欠かせないし、ライブで生かされている。みんなの拍手で力がみなぎってくる。この『Reframe』は、特別な緊張感があり、みんなからの想いが何も言わなくても出とんよ。魂のこもった拍手! Perfume辞められん! 何にも変えられん! 震えるほど幸せ」と涙を滲ませて語った。

また、「地元じゃけぇ、なんかあるな〜と思ってる皆さんもありがとうございました。(広島は)私らの歴史がいろんな街にいろんなとこに詰まってます。この会場も昔、厚生年金会館といって、私たちの発表会をやった場所でした。この会場にも私たちの歴史が刻み込まれてます。また広島に帰ってこられるように頑張りたいと思います」と語り、Perfumeとしては約2年ぶりとなる全国ツアーが終了した。

<セットリスト>
Scene 1. Recollect
Scene 2. DISPLAY
Scene 3. Record
Scene 4. Koe – Interlude
Scene 5. VOICE
Scene 6. Pose – Analysis
Scene 7. Pose – Perspective
Scene 8 Body – Analysis
Scene 9. FUSION
Scene 10. edge
Scene 11. Kiseki – Visualization
Scene 12. シークレットシークレット
Scene 13. Lyric Analysis
Scene 14. 無限未来
Scene 15. Dream Land
Scene 16.ポリゴンウェイヴ(Original Mix)

PHOTO BY 上山陽介


リリース情報

2021.09.22 ON SALE
EP『ポリゴンウェイヴ EP』


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