■「交差点での撮影は、最初は緊張しましたが、知らない人に見られることに対する若干の興奮を覚えることが出来ました」(majiko)
majikoの新曲「交差点」(6月29日リリース)のMVが公開された。
「交差点」は、自由や幸せへの憧れから、右にも左にも行けないでいる心象を「交差点」に例えた、アンニュイな歌詞が印象的な作品。
majiko自身が当初「サラリーマンの朝の通勤をイメージした」と語る楽曲のMVのテーマは“日常からの逃避”。映像はすべて、禁じられた逃避を願うサラリーマン目線で撮影され、その目の前に登場するのは“サボりの悪魔”と化したmajiko。
サラリーマンの必須アイテムであるカバンを奪うと、容赦なく中身をひっくり返したり、そこから花びらを出したりしながら、サラリーマンの心の奥底に潜む、誰にも言えない願望をmajikoが晒していく。
監督を務めたのは、奇抜なアイデアと斬新な映像で、数々の国内アワードでも名を馳せる加藤マニ。majikoのMVを制作するのは4作目。本作では、終始サラリーマンの目線を保つことで、観る人の没入感を誘い、交差点、水中、海岸、草原などめまぐるしくワープしていく非日常と、ドSなmajikoを堪能することができる。majikoの世界観を深く理解する同氏によって、楽曲のあらたな魅力が浮き彫りになっている。
majikoは7月2日に、1年半ぶりとなるワンマンライブ『愛わかる』を開催。
■majiko コメント
今回も、加藤マニさんチームにMVを撮ってもらえて、とても嬉しかったです。
いろんなところでいろんなシーンを撮りました。
交差点での撮影は、最初は緊張しましたが、知らない人に見られることに対する若干の興奮を覚えることが出来ました。
学生時代以来のプールも、とっても気持ちよかったです。温かったので、温泉に来た気分でした。たくさんのスタッフさんに囲まれていたので、若干の興奮はあったものの、無事に撮り終えることが出来ました。今までの曲も今回の曲も、曲の奥まった部分を、映像で引き出してくれる。
マニシャンのチームは、そんな魔法を使えるみたいです。
素敵な作品を今回もありがとうございました!■加藤マニ コメント
かの伝説的ギタリスト、ロバート・ジョンソンがそこで悪魔に魂を売り渡した引き換えにブルースギターのテクニックを得たように、どうやら交差点という場所にはこの世ならざる何かがいるらしく、わたしもまた、かつて平日の通勤時間帯の交差点にて悪魔と契約しかかったことがあります。それは“サボり”という名の悪魔でした。
今作は「ルーチンワーク化された日常からの甘美なエスケープ」が歌われる楽曲なので、majikoさんにはそうした禁じられた逃避に誘う“サボりの悪魔”としてご登場いただいています。とはいえ、その逃避は本当に禁じられていたんでしたっけ? あなたを含めた誰かが勝手に決めただけなのかもしれませんよ。と、隣から囁き声が聞こえてきましたので、わたしもコメントを終えようと思います。
リリース情報
2022.06.29 ON SALE
DIGITAL SINGLE「交差点」
majiko OFFICIAL SITE
https://www.majiko.net/