THE FIRST TIMES
  • SEARCH

  • MENU

    • INTERVIEW インタビュー
    • COLUMN コラム
    • REPORT レポート
    • NEWS ニュース
    • THE FIRST TAKE ここでのルールは、ただ一つ。
      一発撮りのパフォーマンスをすること。
    • RING³ ここにあるのは、素の顔、素の声、素の感情だけ。
    • FUKA/BORI きっとあなたも、その深さを語りたくなる。
    • With ensemble アーティストとアンサンブルが出会って、
      いま、ここだけの音が生まれる。
    • MUSIClock
      with THE FIRST TIMES
    YouTube Instagram Twitter Twitter [NEWS] TikTok

    © THE FIRST TIMES

  • TOP
  • ランキング
  • 新着記事
  • INTERVIEW
  • THE FIRST TAKE
  • RING³
  • FUKA/BORI
  • With ensemble
  • COLUMN
  • REPORT
  • NEWS

    2022.12.14

    マオ from SID、2年振りとなる『X’mas Premium Live』を開催

    • マオ from SID
    • マオ
    • SID
    マオ from SID、2年振りとなる『X’mas Premium Live』を開催
    Facebook Twitter LINE

    ■「みんなに楽しんでもらえるようにワクワクしながら考えた」(マオ from SID)

    シドのボーカリスト・マオが、マオ from SIDとして2年振りに開催した『X’mas Premium Live』。本稿では12月10日に東京・大手町三井ホールにて行われた2公演のうち、「1st SHOW」のオフィシャルレポートを掲載する。

    コンディション不良のため、2021年11月よりバンドとしてもソロとしてもライブ活動を休止していたマオ。9月にファンクラブ会員限定の『マオ Trial Live 〜再唱〜』を行ってはいたものの、本格復帰にあたり少しばかり案じていたが、結論から言えばまったくの杞憂だった。「みんなに楽しんでもらえるようにワクワクしながら考えた」というセットリストであらわになったのは、変わらぬ表現欲と、さらなる進化を遂げた豊かな表現力だ。

    ステージカーテンを照らす赤と緑の光、ステージ脇に飾られた白いツリーがクリスマスムードを高める中、バンドメンバーに続いて、ショートジャケットに細身のパンツを合わせた紳士コーデがよく似合うマオが登場。客席に向かって手を振りながら「座るの? 立たないの? ライブだよ?」と笑顔で呼びかけた1曲目は「chandelier」だ。バンドマスター&キーボードのnishi-ken、ギターの山口隆志、ベースの須長和広、ドラムのMomoko、サックスの佐藤公彦、バイオリンの門脇大輔、マニピュレーターの谷本健治が織り成す華やかで奥行きのあるバンドサウンドに心地よさそうに身を委ねるマオの歌声は、実に伸びやか。

    昭和歌謡テイストに映える艶っぽい歌声でドキっとさせた「Closet」。離れてしまうふたり、それでも相手を想い続けてしまう哀しい恋心があまりにも切ない「頬づえ」「違う果実」。ダンサブルなリズムがオーディエンスのクラップを呼んだ「rule」。マオとnishi-kenが見つめ合って声をそろえる“YEAH!”もばっちりきまった「朝帰り」。幻想感漂うバンドサウンド、ファルセットやビブラートも交えた繊細な歌声で深い世界へといざなった「深海」。恋する純真を真っ直ぐに届ける歌声とサックスの音色が好相性だった「最後の恋」。色彩さまざまな情景や感情を、言葉で歌声で鮮やかに描き出していくのがマオだ。

    オーディエンスと一緒に大きく手を振ったり、佐藤と隣り合って一緒にステップを踏んだりした「サヨナララスト」で弾みをつけ、ステージ後方の緞帳が上がりきらめく夜景を背に歌うこととなったのは「不埒な体温」。nishi-kenの叩くタンバリン、山口の歪んだギター、リズム隊の生むグルーヴに呼応するように、幾度となくシャウトしたり、華麗にターンしたり、ジャケットをはだけたり、ラストは巻き舌になったり。ロックでエモーショナルなマオにつられて、オーディエンスの熱量、一体感も最高潮に。

    ファンへの感謝と2023年に向けての頼もしい意気込みを語り、「最後に大切な曲を届けます」と前置きしたのは、「一緒に色褪せていこう」と誓う「月」だ。バイオリンの奏でと美しく重なる、包容力ある歌声。何度聴いても胸が震えるラストのロングトーン、その余韻にいつまでも浸っていたかった。何度も「楽しい!」と顔をほころばせ、ステージに立つ喜びを噛みしめたマオがくれた、歌声という至高のクリスマスプレゼント。幸せで満たされた心は、しばらく温かい。

    なお、前回のクリスマスライブに引き続き、世界の子供たちを支援するため、「未来サンタプロジェクト」と称し公演収益金の一部は『国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン』に寄付されるとのこと。多くの人々の心に希望の火を灯してくれるマオの歌声と想いは、世界の子供たちの未来をも明るく照らしていく。

    2023年1月21・22日、東京・LINE CUBE SHIBUYAにて開催の『ID-S限定 SID LIVE 2023 ~Re:Dreamer~』で結成20周年の幕開けを飾るシド。さらに、マオ from SIDとしては2月10日に甘いラブソングを中心とした『Premium Quartet Live ~Sweet Day~』を、3月3日に切ないナンバーを中心とした『Premium Jazz Live ~Bitter Day~』を、同じく東京・品川教会グローリア・チャペルにて行う。

    マオの歌声が高らかに響く2023年、きっといい年になる。

    なお、このライブレポートの完全版はマオ オフィシャルファンクラブ「Mao’s Room」にて公開。未公開写真も掲載しているので、こちらも併せてチェックしていただきたい。

    【セットリスト】
    01. chandelier
    02. Closet
    03. 頬づえ
    04. 違う果実
    05. rule
    06. 朝帰り
    07. 深海
    08. 最後の恋
    09. サヨナララスト
    10. 不埒な体温
    11. 月

    TEXT BY 杉江優花
    PHOTO BY 石川浩章


    マオ from SID OFFICIAL SITE
    https://www.maofromsid.com/

    シド OFFICIAL SITE
    https://sid-web.info


    • マオ from SID
    • マオ
    • SID
    • シド
    • ニュース
    Facebook Twitter LINE
    • TOP
    • NEWS
    • マオ from SID、2年振りとなる『X’mas Premium Live』を開催
THE FIRST TIMES
YouTube Instagram Twitter Twitter News TikTok
ABOUT

JASRAC許諾第9033232001Y38029号
NexTone許諾番号:ID000007929
NexTone許諾番号:ID000007930

© THE FIRST TIMES