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    2023.05.11

    The Street Sliders、22年7ヵ月ぶりの武道館公演の模様が絶賛見逃し配信中! あらたなライブレポートも到着

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    The Street Sliders、22年7ヵ月ぶりの武道館公演の模様が絶賛見逃し配信中! あらたなライブレポートも到着
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    ■時代を超えて燦然と輝く、ザ・ストリート・スライダーズの本物のロックンロール!

    5月3日に、実に22年7ヵ月ぶりの再集結公演が実現した、ザ・ストリート・スライダーズ。現在、奇跡の武道館公演の模様が、WOWOWオンデマンドにて絶賛見逃し配信中だ(6月2日まで。7月にはリピート放送・配信も予定)。

    そして、あらたなライブレポートも到着!

    【ライブレポート】
    20世紀日本音楽史上最強にして最後のロックンロールバンド、ザ・ストリート・スライダーズ。1983年のデビュー後、瞬く間に音楽シーンを席巻し、長らく絶対的存在として君臨。2000年10月、日本武道館での『LAST LIVE』を最後に惜しまれながら解散したが、彼らが描いた活動の軌跡は今なお伝説として語り継がれている。

    デビュー40周年に当たる2023年。3月には豪華アーティスト勢によるトリビュート音源とオリジナルのアナログリマスター音源をコンパイルした2枚組記念アルバムを、5月には1987年第一回日本武道館の映像が完全収録された『40th Anniversary Edition[2Blu-ray+2CD]』をリリース。そして、5月3日。奇跡ともいえる22年7ヵ月ぶりの再集結公演が実現した。

    アリーナ席、そしてステージを360度取り囲む1F・2Fスタンド席まで、立錐の余地のない満場の大観衆。その数、実に1万4000人。爆発するかのような張り詰めた空気が開演前から渦巻いていた。

    やがて定刻が訪れると客電が落ち、4人の主役が舞台の定位置に立つ。

    村越“HARRY”弘明(Vo/Gu)
    土屋“蘭丸”公平(Gu/Vo)
    市川“JAMES”洋二(Ba/Vo)
    鈴木“ZUZU”将雄(Dr)

    言葉にならない悲鳴、割れんばかりの拍手が地鳴りのように響く。彼らの名を叫ぶ野太い声が飛び交う。

    「Hello!」HARRYが客席に投げ掛け、大歓声が巻き起こる。1曲目はミディアムナンバー「チャンドラー」。4つの音で醸し出す、ルーズなリズムと大きなグルーヴ。ついに、伝説が現実に舞い降りる。これが、スライダーズだ。

    続く「BABY BLUE」では、HARRYの溜めのあるリズムギターに蘭丸の尖ったギターフレーズが絡む。サビではふたりの歌声がブルースに奥行きを与えていく。

    イントロにどよめきが走った「Angel Duster」は、5枚目のアルバム『天使たち』の先行シングル。印象的なギターリフが演奏を引っ張り、蘭丸とJAMESのコーラスがHARRYの乾いた歌声に寄り添う。

    「でかけようぜ」のリフレインが象徴的な「Let’s go down the street」では、閉塞感からの脱出を歌う。曲終わりでは4人が向き合っての演奏。ZUZUのヘヴィなドラムスが爆音を放つ。JAMESのベース、蘭丸とHARRYのギターもそれに呼応する。スリリングなセッションに、会場のあちこちから感嘆の溜息が漏れる。

    一転して、「one day」「すれちがい」とブルージィなスローナンバーを続ける。心の奥に深く染み入るバラードの刹那さ。それもまた、スライダーズの音楽の魅力だ。

    アマチュア時代から演奏されていた「PACE MAKER」、代表曲「ありったけのコイン」と続き、バンドは1度目の最高潮へと向かう。口ずさむ者、踊りまくる者。立ち尽くし、涙ぐむ者。それぞれの反応と共に、大きな余韻が場内に木魂していた。

    JOY-POPS(村越弘明と土屋公平のユニット)名義で2020年代に入り発表された新曲「曇った空に光放ち」と「ミッドナイト・アワー」もまた素晴らしかった。

    あの頃と変わらないクールな視点から紡がれる風景描写。絶妙に絡み合い、深め合うふたりのギターとボーカル。そして、それを支えるベースとドラムスの確かな演奏。不変不滅。80年代から現在まで貫かれる彼らの普遍性に、「ロックンロール!」と心の中で喝采を上げた。

    メンバー紹介の後に、蘭丸が歌う「天国列車」、JAMESが歌う「Hello Old Friends」とコアファン垂涎の曲を続けた後、本編終盤では「So Heavy」「Back To Back」とダンサブルなロックチューンが放たれる。理屈ではなく、本能。心と身体で感じる音楽。彼らの真骨頂ともいえる媚びないセットリストに、観衆のボルテージもうなぎのぼりだ。

    本編最後は4人のバンドアンサンブルが加速する「風の街に生まれ」。あっという間の15曲。余計なMCもない骨太な“LIVE”。昨今流行りの大掛かりな特殊効果も、彼らには必要がない。ストイックに演奏だけで勝負する彼らのバンドとしての矜持が、改めて伝わってきた。

    アンコールで披露されたのは、名バラード「のら犬にさえなれない」と疾走感溢れる「TOKYO JUNK」。ファンなら誰もが思い入れのある2曲で、奇跡の夜は終わりを告げた。

    この夜、彼らがステージ上で刻み付けたロックンロールの真髄。リズム&ブルースを軸にレゲエやダンスミュージックなど様々な音楽のエッセンスがリアルに響くサウンド。そして、平易な言葉を用いながらも芯まで強く伝わる深遠なメッセージ。すべてが変わらず息づいていた。ひと言で言えば、「本物は色褪せない」ということだ。

    PHOTO BY 土居政則


    配信情報

    WOWOW『The Street Sliders [Hello!!] -2023年5月3日@日本武道館-』
    WOWOWオンデマンドで配信中(~6月2日まで)
    ※7月リピート放送・配信決定


    リリース情報

    2023.05.03 ON SALE
    Blu-ray+CD『天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 40th Anniversary Edition』


    番組サイト
    https://www.wowow.co.jp/music/thestreetsliders/

    40th Anniversary Site
    https://tss40th.com

    The Street Sliders OFFICIAL SITE
    https://www.sonymusic.co.jp/artist/TheStreetSliders/


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