■『AfterBirth』は、2023年11月“藍にいな”から“nina”へと改名した彼女が、あらたな名で迎える初個展!
東京都神保町に、アートのあらたな可能性を提案する気鋭のギャラリー「New Gallery」がオープン。こけら落としに、YOASOBI「夜に駆ける」、Ado「私は最強(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」、山下達郎「さよなら夏の日」他、名だたるアーティストのMVや、ラグジュアリーブランドCOACHの限定インスタレーション、小学館 YouthBooksシリーズの装丁イラストを手掛けるなど、様々なフィールドで活躍するアーティスト、ninaによる初個展『AfterBirth』が、3月14日より開催されることが決定した。
2023年11月、“藍にいな”から“nina”へと改名。あらたな名で迎える初個展『AfterBirth』は、これまでの漫画・アニメーション・イラストレーションといった活動の枠組みでは捉えきれない、美術家としての“nina”の現在が感じられる展示となっている。
日本橋馬喰町のギャラリーCON_が展示ディレクションを手がけ、会期は3月14日~4月7日までとなる。
ninaは、東京藝術大学在学中にYOASOBIのデビュー曲「夜に駆ける」のMVとジャケットを担当。楽曲の世界観を表現した抒情的なビジュアルで大きな注目を集めた。数々のタイアップおよびパーソナルワークにおいて初期から一貫して描き続ける女の子のポートレートは、ペールカラーを用いた特徴的なトーンによって表現され、リアルとバーチャルの狭間にいるようなアブストラクトな存在を探求する、ninaの作品世界を象徴するシリーズとなっている。
本展『AfterBirth』では、ディスプレイを介したデジタルのコミュニケーションが全盛となった現代社会で失われつつある生々しい身体性をテーマに、これまで描き続けてきた人間像の内面=本能、ありのままの姿をあらわにする完全新作の作品群を発表。
油彩を用いた平面作品やドローイングをはじめ、立体作品やディスプレイ作品など、複数のメディアを用いた表現手法にトライした構成となっており、情感溢れる世界観の核心に迫る展覧会となる。ninaが描く色や光を通じて表出する人間の奥底に宿るものは、どのような姿形で「誕生」するのか。初個展となるアーティストninaのあらたな展開をぜひ目撃しよう。
ninaによる作品の初販売に加え、本個展のために作られた限定のシルクスカーフなどのアパレルアイテムや新作イラストをあしらったグッズにも注目だ。
■nina コメント
これまで様々な縁や機会に恵まれ、たくさんの場で作品を発表させていただきました。その過程で自分の内に積み重ねてきた思考の断片を繋ぎ合わせ、ようやく新たな実を成すことが出来ました。この度、初めて個展を開催させていただきます。
この展示は「身体を忘れたくない」という思いを中心に据えています。
日々、機械に依存し、情報の洪水に押し流されながらも自己を拡張し続ける日々の中で、私は人としての軸を失いかけていると感じていました。このまま自己を拡張し続ければ、いつか軸も本能も全てを忘れ、霧のように消えていってしまうのではないか、そんな恐怖がずっと胸の中にありました。
本当に信じるべきものはきっと、もっと等身大なものです。目の前の愛すべき人、手に残る感触、それらが結局全てなのだと信じたい。そんな思いをもとに、この展示を組み上げていきました。ここまで自分の独りよがりな部分を明らかにするのは初めての経験で、自分の内に抱いていた拙い信念を言葉にし、チームと共にそれを掘り下げていく時間は非常に贅沢で幸せなものでした。生まれて初めて自分の輪郭を捉えたような錯覚を覚えています。
ぜひ、足をお運びいただき、新たな挑戦を共に見届けていただければ幸いです。どうぞお楽しみください!
イベント情報
『nina First Solo Exhibition ‘AfterBirth’』
03/14(木)~04/07(土)東京・New Gallery
『nina First Solo Exhibition ‘AfterBirth’』特設サイト
https://newgallery-tokyo.com/nina/
nina OFFICIAL SITE
https://nina-o0o0.com/