■「リラックスした感じだった曲が、スタジオで詰めていくうちに、パンクエネルギーが挿入されて、複雑なコードが投入されて……」(Hedigan’s 大内岳)
注目のアーティストが月替りMCで出演し、音のセルフ・ライナーノーツをお届けする『誰だってNeed music』。1月はSuchmosのYONCEこと河西“YONCE”洋介の新バンド・Hedigan’sが担当MCとして登場。
1月14日のJ-WAVE『GRANDMARQUEE』内の放送では、1月15日リリースの1stフルアルバム『Chance』から、「グレー」をレコメンド。この日のMCは、河西”YONCE”洋介(Suchmos / Vo,Gt)と大内岳(Glimpse Group、AKOGARE、Burgundy、LAIKA DAY DREAM、The9Oz / Dr)が務めた。
「お聴きいただいている曲は、Hedigan’sの1stフルアルバム『Chance』から、『グレー』です」と、YONCEの曲紹介で番組をスタートしたこの日。
「この曲はかなり変貌を遂げた曲ですね」(YONCE)、「そうだね。このような形になるとは思わなかったかもね。もともとのデモが全く違うリズムで」(大内)と和やかな雰囲気で話し始めると、「ちょっとボサノバ的な感じだったような気がする」(YONCE)「そうね、ちょっと力の抜けたというか、リラックスした感じだった」(大内)と原曲について語った二人。
「そんなリラックスした感じだった曲が、スタジオで詰めていく間に、パンクエネルギーが注入されて、複雑なコードが投入されて。楽譜もすごかったね」と制作秘話を語る大内に、「いや、(あの楽譜は)わかんないもん。俺にもわかんない(笑)」と笑ったYONCE。
「楽譜に謎のアルファベットがいっぱい書いてあってね」と話す大内に、「そうそう、どんどん転調していったり」と続け、「リズムであるとか、楽器のアプローチみたいなところは、UKパンクのThe Clashからのインスパイアがかなりデカいですね」と、楽曲に注入されたパンクエネルギーの秘密について明かしたYONCE。
楽曲のリズム面に関しては、「踊れないビート」(YONCE)「そう。4つ打ちでノリのいい曲ではあるんですけど、パンクのエネルギーを踏襲して。ちょっと力んだ形というか、軽いノリで踊っていくというより、ビシッとスティックを握り込んで叩いている」(大内)と解説し、「それがまた面白い歪(いびつ)さを生んでいると思うので、楽しんでもらえたらと思います」とYONCEがまとめた。
この日紹介した「グレー」も収録された、1stアルバム『Chance』は、放送翌日の1月15日にCDリリース。「CD限定で、Hedigan’sとして初のライブ、2023年に行われた『EPOCHS』というフェスでの初ライブの音源がフル収録されておりますので、こちらも楽しんでいただけたら嬉しいです」とYONCEが告知。
さらに1月25日(土)横浜BAYHALLより、初の全国ワンマンツアー『TOUR Chance 2025』がスタートするHedigan’s。「ぜひ遊びに来て下さい!」とYONCEが番組を締めた。
Hedigan’sのリリースやライブ情報は、公式サイトをチェックして欲しい。
『誰だってNeed music』は、J-WAVE(81.3FM)で毎週月曜日から木曜日に放送中の『GRANDMARQUEE』火曜日の番組内で放送。注目アーティストが月替りでMCを担当し、自身の楽曲を毎回一曲ずつ紹介。熱量の高いセルフライナーノーツで、楽曲の新たな魅力を伝えていく。
『THE FIRST TIMES』では、放送しきれなかったMCの言葉もノーカットで紹介。radikoでは、放送後から1週間、視聴可能となっている。
『誰だってNeed music』概要
1月14日(火)16:00-18:50のJ-WAVE『GRANDMARQUEE』内、17:52頃に放送
※J-WAVE『GRANDMARQUEE』内で毎週火曜日に放送される120秒の長尺CM企画
Hedigan’s オフィシャルサイト
https://www.sonymusic.co.jp/artist/Hedigans/