■「3.11、そしてコロナ禍の話題が出てきますが、社会が少し元気になってきた今だからこそ、観てもらえる映画だと思う」(三宅健)
菅田将暉が主演する映画『サンセット・サンライズ』が、1月17日に公開。このたび、本作に出演する井上真央、三宅健、竹原ピストル、山本浩司、好井まさおら豪華キャストが集結した『サンセット・サンライズ新年会』特別編集版とアフタートーク映像が解禁された。
監督:岸善幸×脚本:宮藤官九郎×主演:菅田将暉という豪華タッグで贈る、移住エンターテインメント映画『サンセット・サンライズ』。本作は都会から“お試し移住”したサラリーマン⻄尾晋作(菅田将暉)と宮城県・南三陸で生きる住民との交流や、人々の力強さや温かさをユーモアたっぷりに描きつつ、その背景にあるコロナ禍の日本、過疎化に悩む地方、震災などの社会問題と向き合いながらエンターテインメントに転化させたヒューマンコメディ作品。
このたび解禁されたのは、本作に出演する井上真央、三宅健、竹原ピストル、山本浩司、好井まさおら豪華キャストが集結し、YouTubeにて生配信された『サンセット・サンライズ新年会』の特別編集版と、ここでしか見られないアフタートーク映像。まるで、キャストたちによる居酒屋での撮影後の打ち上げに参加しているような和気藹々とした空気感が楽しめ、ライブ配信を視聴した人々のコメントも大盛況だった。
移住ライフを満喫する主人公・晋作(菅田将暉)にちなんだ質問“理想の移住先”について好井は、55歳くらいから、猫を飼いにくい東京を離れ「温泉街での、猫多頭飼い」を本気で狙っていると言い、「ペット可で3LDK。庭は30平米くらい。奥さんと僕の部屋があって、猫の部屋があって…」と具体的なプランを熱弁。
初めてフリップに文字を書いたという初々しい竹原は、その文字の小ささに「読みづらい(笑)」「メモ(笑)」と他メンバーや配信視聴中の人からのコメント欄で突っ込まれながらも「13、4年前に移住した京都がすでに大満足で、すでに夢を叶えている」と告白。
三宅も「京都に住みたい」と話し、「家を、好きな建築家の人に自由に建ててもらった作品に住みたい」と長年の夢を語った。
続いて“ものすごく美味しそう”“飯テロ”と絶賛の声が止まらない、劇中に登場する三陸グルメについて言及。劇中に登場する三陸グルメ・イカ大根やなめろうなどの垂涎メニューも振る舞われ、キャスト陣が舌鼓を打つシーンも。
劇中では料理人の役柄だが「実はまったく料理ができなかった」という竹原は、撮影に入る3週間から1ヵ月の間、あるシーンのために毎日数千円で真鯛を自腹購入し捌く練習をしたが、撮影の前々日になんと素材が魚ではなく「モウカノホシ(ネズミザメの心臓)」に変更。それでも気を取り直し「これまでの成果を出そうと包丁を入れようとしたらその寸前でカットがかかった」と悔し涙をのんだことを明かした。
この他、三陸撮影中に印象的だった食べ物について井上は、初めて晋作が百香の家を訪ねたときに登場する気仙沼地方の郷土料理“あざら”だったと回想。ちょうど同タイミングでキャストたちに配膳されていた芋煮レシピについての視聴者からの質問が飛び交い、みんなで具材を解説するシーンも。
さらに、こちらも劇中で晋作が満面の笑みで美味しそうに頬張る姿が印象的なメカジキのハモニカ焼きもテーブルに登場。みんなが美味しそうに頬張るなか、竹原は同シーンの撮影中のエピソードとして、菅田が「あんなに美味しそうに食べていたにも関わらず、ネギの位置やカラシが口に入っていたかどうかの繋がりまで完璧だった」と感服したことを振り返る。
キャスト同士のタレコミコーナーでは、撮影中の本人たちしか知らない裏話が続々登場。井上が三宅の「美意識の高さ」に感動した瞬間のことや、三宅が重蔵役のビートきよしにかけた衝撃のひと言で竹原が「誰に対しても分け隔てなく“いつもみーちゃん”」だったことに改めて惚れ直したことや、三宅のメイクを落とすためにとっていたユニークな方法を「菅田が練習してた」と井上がまさにタレ込むシーンも。
最後、本作への想いとして井上は「痛みや傷を抱えながらも、最後は必ず陽は昇るという映画になっていると思う」とコメント。
三宅は「3.11、そしてコロナ禍の話題が出てきますが、社会が少し元気になってきた今だからこそ、観てもらえる映画だと思う」、そして、東京、地方、様々な立場の人々が登場する本作は、視点を変えて「一度だけでなく何度も楽しめる映画なのでぜひ観てほしい」と語った。
竹原は、座長の菅田について「チームの輪を、あっという間にふわっと作っちゃう人」だったと振り返り、「そんな楽しさがスクリーンから滲み出る。そういうものを感じていただけたらよりいっそう、ほっこりするような作品に思っていただけるんじゃないか」としみじみ。
山本は「心根の温かい映画」だと語り、好井は「海も山も見られる、食も美味しく感じられる。家族で観に行ける胸を張っておすすめできる作品」とコメント。最後までスタッフ、キャストらが声を揃えて「楽しかった」と語る、撮影現場そのままの和やかな雰囲気で繰り広げられている。
そして、今回の編集版には、生配信終了後に収録された、ライブ配信の際では見られなかった「アフタートーク」映像が付いている。
竹原が「あと2、3時間はいける」とこぼすほど大盛り上がりだった新年会。撮影現場も「ずっとこんな感じだった」そう。そして、三宅、竹原、山本、好井らとあまり共演シーンがなかった井上は、そんな彼らを見て「みんな楽しそうだな、っていつも思ってます。なんか男子たちって感じ」と羨望の眼差しを送りつつも「男子って言っても、それなりに年齢層が高い方たち」と、ツッコミを入れるシーンも。
その後、新年らしく“今年やってみたいこと”という質問から、井上が大の相撲好きだということが判明。結果「みんなで一緒に砂かぶり行きましょう」という仲良しトークに落ち着くひと幕も。
他、「ゴルフのフォームを極めたい」という三宅、本気で「落語家に弟子入りしたい」と明かす竹原、もともと監督志望だった山本は「短編映像を撮りたい」と告白。そして好井は「実はもう動き出しつつある」という映画製作について明かし、劇中の登場人物たちと同様に、新しいチャレンジに向かっていく未来を語った。
最後、これから映画を観る人たちに向けて井上からメッセージも。「いろんなテーマが詰まった映画になっています。再生の物語であり、いろんな立場の方々が、今の自分と重ね合わせながら、ゆっくりのんびりと観られる映画。タイトル通りとても希望のある映画になってますので、ご家族皆さんで見てください」と締め括った。
映画情報
『サンセット・サンライズ』
1月17日(金)全国公開
出演:
菅田将暉
井上真央
竹原ピストル 山本浩司 好井まさお 藤間爽子 茅島みずき
白川和子 ビートきよし 半海一晃 宮崎吐夢 少路勇介 松尾貴史
三宅健 池脇千鶴 小日向文世 / 中村雅俊
脚本:宮藤官九郎
監督:岸善幸
原作:楡周平『サンセット・サンライズ』(講談社)
音楽:網守将平
主題歌:青葉市子
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)楡周平/講談社 (C)2024「サンセット・サンライズ」製作委員会
映画『サンセット・サンライズ』作品サイト
sunsetsunrise-movie.jp