■「『人を助けることは、自分を助けることにもなる』と信じています。これからも支援を続けていきます。そして、支援の輪が広がるとうれしいです」(YOSHIKI)
現地時間1月30日、YOSHIKIが米ロサンゼルスで発生した山火事による被害を受けた地域への災害救援活動支援として、自身が運営する米国非営利公益法人501(c)(3)「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて、グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーのチャリティ財団「MusiCares(C)」や「World Central Kitchen」、Cedars-Sinai、米国赤十字(American Red Cross)、Motion Picture & Television Fund、Hollywood Chamber of Commerce Foundation、Entertainment Community Fundの7つのチャリティー団体に総額50万ドル(約7,700万円)を寄付したことが明らかになった。
世界的に活躍するミュージシャンであり、近年はファッションデザイナー、映画監督としても高い評価を受けているYOSHIKIは、自身も深い関りがあるロサンゼルスのエンタテイメントのコミュニティーの支援も含め、501(c)(3)非営利団体であるYoshiki Foundation Americaを通じてこの寄付を行った。
ロサンゼルス・ドジャースに所属している大谷翔平選手も、復興支援として同額の寄付を行っており、音楽業界とスポーツ界、双方の異なる分野で活躍している日本人2名からの合計寄付額は100万ドルとなった。
今回の支援について約30年近くロサンゼルスに活動の拠点を置くYOSHIKIは、「アメリカ以外での出演をすべてキャンセルし、ロサンゼルスに留まり、被害を受けた友人やコミュニティを支援することを決めました。約30年間住んできたこの街が燃え続ける光景を目の当たりにし、本当に胸が痛み、深く落ち込みました。医師に相談したところ、鬱状態だと診断されました。昼夜を問わずサイレンやヘリコプターの音が響き渡り、自分自身も避難を余儀なくされました。幸い自宅やスタジオは無事でしたが、多くの友人がすべてを失いました。今、ロサンゼルスで何が起こっているのか、言葉では言い表せないほどです。 被害を受けたすべての方々のために心から祈っています。これまで何度も伝えてきましたが、『人を助けることは、自分を助けることにもなる』と信じています。これからも支援を続けていきます。そして、支援の輪が広がるとうれしいです」とコメント。
またYOSHIKIはこれまでに、日本での災害支援はもちろんのこと、世界各地での災害支援や慈善活動に多額の寄付を継続的に行っている。アメリカ国内だけでも2024年には大型ハリケーン「ヘリーン」と「ミルトン」の被災者支援としてMusiCares(C)を通じて約1,500万円を寄付。2021年にはメンタルヘルスの問題を抱える音楽関係者を支援するため約1,000万円を寄付し、新型コロナウイルスのパンデミックで影響を受けた音楽業界関係者の救済としても約1,000万円を寄付している。また、Meals on WheelsやMake-A-Wish財団、Pablove Foundationなど、アメリカ国内のさまざまな慈善団体にも幅広く支援を行っている。
YOSHIKIが行っているチャリティー活動は、世界中のファンも賛同し支援に参加することが多く、非常に大きな影響力を持つといわれている。2022年に、ウクライナおよび周辺諸国での紛争の影響を受けた人々への寄付を行なった際には、多くのファンも賛同し、最終的に50倍にまで膨れ上がり、合計約10億円以上の支援を実現した。
こうした長期的な慈善活動は国際的にも高く評価されており、2019年にはフォーブス誌の「アジアの慈善家トップ30」に選出。2021年には、国立国際医療研究センターへの支援を含む活動が評価され、日本政府より「紺綬褒章」が授与された。米エンタテイメント・コミュニティーでも活躍するYOSHIKIは2024年に、日本人として初めて、TCLチャイニーズ・シアターに手形と足形を刻むという快挙を達成した。さらに、自身のファッションブランド「MAISON YOSHIKI PARIS」をパリ・ファッションウィークで発表し、映画監督デビュー作『YOSHIKI: Under the Sky』を公開するなど、多岐にわたる活動を展開している。
また、YOSHIKIは日本時間の1月31日および2月1日に「YOSHIKI CHANNEL」にて生配信を行い、世界中の視聴者に向けて現状報告と支援の呼びかけを行う予定だ。
■各チャリティー団体からのコメント
■MusiCares(C)エグゼクティブ・ディレクター :ローラ・セグラ
YOSHIK氏の寛大さには限りがありません。彼はこれまでも音楽業界が困難に直面した際に何度も支援を行ってきました。今回の寄付も、彼の深い思いやりとコミュニティへの献身を証明するものです。私たちは彼の継続的な支援に心から感謝しています。■World Central Kitchenチーフ・コミュニケーション・オフィサー :リンダ・ロス
YOSHIK氏の支援に心から感謝します。彼の地元コミュニティへの想いこそが、World Central Kitchenを動かす原動力となっています。■Cedars-Sinai上級副社長兼最高発展責任者 :アーサー・J・オチョア
Cedars-Sinaiを代表し、Yoshiki Foundation Americaの寛大な寄付に深く感謝します。この寄付は、山火事の影響を受けた人々を支援する重要な役割を果たします。YOSHIKI氏がこのコミュニティの一員としてロサンゼルスを支援し続けてくれていることに、心より感謝します。■The American Red Cross(アメリカ赤十字社) 最高開発責任者:アン・マクヒュー
アメリカ赤十字は、カリフォルニアの壊滅的な山火事で被害を受けた人々の支援に取り組んでいます。私たちは、YOSHIKI氏のような支援者に深く感謝しています。一緒に力を合わせ、この痛ましい災害の中で被災したコミュニティに希望と救済を届けていきます。
LAでは数週間サイレンとヘィコプターとの音が途切れなかった。避難もした。幸い直接的な被害はなかった。
精神的に強くならないといけないのはわかってるけど、
医者にロックスターだって、鬱になるといわれた。… https://t.co/aGfIUFVpoQ— Yoshiki (@YoshikiOfficial) January 29, 2025
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