■すべてのカットを吉田美和が完全責任編集!「いつも以上に、吉田美和です」
DREAMS COME TRUEのライヴBlu-ray&DVD『DREAMS COME TRUE 35th Anniversary ウラワン 2024/2025』と、写真集『ALL ABOUT 35th DREAMS COME TRUE 35th Anniversary ウラワン2024/2025』が、6月6日に同時発売されることが決定した。
2024年9月から2025年3月まで、全国のアリーナを舞台に年をまたいで行われ、全国30公演で約35万人を動員した『DREAMS COME TRUE 35th Anniversary ウラワン2024/2025』。まさにドリカムのライヴパフォーマンスの真骨頂が詰め込まれた作品となる。
■『ウラワン』とは!?
『ウラワン』は、その前年に行われる4年に一度のグレイテストヒッツ・ライヴ『史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND』と対をなす、いわゆるレア楽曲を中心にセットリストが組まれるのが最大の特徴のライヴ。特に今回の『ウラワン』はスペシャルな要素が盛りだくさんのライヴとなり、選曲に関して言えば、これまでの『ウラワン』が比較にならないほど“激シブで、どウラのどレア”な曲が並んだものとなった。
曲によっては30年ぶりにステージで披露されるものがあったりと、とにかく“ウラ”という意味ではこれ以上の“ウラ”はないというほどのセトリになっている。
■すべてのカットを吉田美和が完全責任編集!
『ウラワン』では、演出家、シンガー、パフォーマー(コレオグラフも含む)という重要な役割を吉田美和がひとりで担当。今回の『ウラワン』は特に『ワンダーランド』からの流れというものが明確にあっただけに、彼女のこうしたマルチな活躍とリーダーシップが、ライヴを実現させるためのきわめて重要な要素となった。
歌がすごい! パフォーマンスがすごい! だけではない、ショー全体を統(す)べる存在としてのオーラが凝縮されたすごさ。すべてのカットを吉田美和が完全責任編集。見どころは「いつも以上に、吉田美和です」。
■Blu-ray&DVDにはこだわりが満載!
Blu-ray&DVDには、特典映像として、ツアー途中より急きょセットリストに組み込まれた新曲「ここからだ!」(デビュー35周年記念シングルとして約2年半ぶりにCDリリース)、中村正人が厳選した抱腹絶倒MC集を収録。さらに、7月7日“ドリカムの日”に吉田の故郷、北海道池田町で行われた、池田ワイン城50周年感謝祭×DREAMS COME TRUE 35周年イベント『ドリカムとドリカムの日』の貴重な野外ライブ映像も収録される。
Blu-rayのみ音声にDolby Atmos(空間オーディオ)を収録。これはドリカム史上初となる。ライヴミックスはニューヨークのエンジニア、Ed Tutonを中心に、中村と吉田が行い、それをベースにDolby Atmosと5.1chのミックスを、こちらもニューヨークのエンジニアであるBrian Sperberが行った。
■ライヴBlu-ray&DVDとライヴ写真集の同時購入特典も!
そして、ライヴ写真集『ALL ABOUT 35th DREAMS COME TRUE 35th Anniversary ウラワン 2024/2025』も同時発売。映像を観ながら、写真集で振り返る、あるいは写真を見て、映像を楽しむといったように、合わせて体感することで立体的に『ウラワン2024/2025』が浮かび上がってくる仕掛けとなっている。
ライヴBlu-ray&DVD『DREAMS COME TRUE 35th Anniversary ウラワン 2024/2025』とライヴ写真集『ALL ABOUT 35th DREAMS COME TRUE 35th Anniversary ウラワン2024/2025』の同時購入特典は、ワルアヒルスペシャルステッカー(A5サイズ1枚、4色、切り抜きタイプ)。購入対象ストアはDCTgarden SHOPPING MALL、UNIVERSAL MUSIC STOREとなり、4月30日12時より受付。なくなり次第終了となる。
【ライヴBlu-ray&DVD『DREAMS COME TRUE 35th Anniversary ウラワン 2024/2025』商品解説文】
2024年9月から2025年3月まで、全国のアリーナを舞台に年をまたいで行われた『DREAMS COME TRUE 35th Anniversary ウラワン2024/2025』。改めて『ウラワン』とは、その前年に行われる4年に一度のグレイテストヒッツライブ『史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND』と対をなすもので、いわゆるレア楽曲を中心にセットリストが組まれるのが最大の特徴となっている。そのため、『ウラワン』こそを楽しみにしているというコアファンも多いほどだ。しかし、吉田美和はこう言う。
「私の中では、オモテとウラの境界線って、実は曖昧なんですよ」
冒頭に触れたとおり、『ワンダーランド』と『ウラワン』ではコンセプトの違いが明白にあるにもかかわらず、吉田のこの言葉の真意はどこにあるのだろうか? それは単純に、一つひとつのショーに懸ける気持ちや熱量が同じ、というだけではない、エンターテインメントに関わるもっと根本的で広範囲にわたる意味を含むものなのだ。だからこそ境界線は曖昧なのであり、そう考えると彼女の言葉の凄みが増して響く。
演出家、シンガー、パフォーマー(コレオグラフも含む)、これだけの重要な役割を彼女はひとりで同時に担っているわけだが、それはサッカーに例えて言うなら、センターフォワードとミッドフィルダーとセンターバックと監督をひとりでこなしているようなものだ。ありえないのだが、彼女はそれをやってのける。今回の『ウラワン』は特に、『ワンダーランド』からの流れというものが明確にあっただけに、彼女のこうしたマルチな活躍とリーダーシップがなければ、我々の目撃した多くのものが実現しなかっただろう。各地のオーディエンスを釘付けにした吉田美和の“圧巻のパフォーマンス”は、歌がすごい! パフォーマンスがすごい! だけじゃない、ショー全体を統べる存在としてのオーラが凝縮されているすごさなのだ。だから「この映像作品の見どころはどこですか?」と訊かれたら、まずはこう答える。
「いつも以上に、吉田美和です」と。
そのことを前提にしても、特に今回の『ウラワン』はスペシャルな要素が盛りだくさんのライヴだった。
まず、MCの中でも吉田美和が言っていたとおり、選曲に関して言えば、これまでの『ウラワン』が比較にならないほど“激シブで、どウラのどレア”な曲が並んだものとなった。曲によれば30年ぶりにステージで披露するものがあったりと、とにかく“ウラ”という意味ではこれ以上の“ウラ”はないというほどのセトリになっている。
そして、そのような“ど”が付くほどのレア楽曲が次々に繰り出される選曲だったからこそのオーディエンス/リスナーとのコミュニケーションが成立したライブでもあった。つまり、楽曲の良さがストレートに、何のバイアスもなしに伝わるのだ。人によっては、それは“再発見”でもあるし、または“新発見”でもあっただろう。面白いのは、そうしたその場での曲との出会いが次の行動へ繋がっていくという現象が見られたことだ。それが何かと言えば、サブスクでの楽曲体験だ。実際、『ウラワン』が始まってから、それまであまり聴かれなかったレア楽曲たちが顕著に回り始めたのだ。
そういう意味で、今回の『ウラワン』が8年ぶりの開催だったのは(前回はコロナの影響で中止となってしまった)、その間にドリカムがサブスクを解禁したというトピックを踏まえれば、時代の流れにマッチしたタイミングであり、ライヴだったということが言えるだろう。
『ウラワン2024/2025』がスペシャルだったポイントはまだまだある。ここからは、そのまま映像作品の見どころともリンクしていくので、じっくりと解説していきたい。
まず何を置いても、演奏の素晴らしさ、これがすべての核となっている。今回はスペシャルゲストドラマーとして“世界で最も有名な日本人ドラマー”として名を馳せる神保彰の存在が大きかった。ジャズ/フュージョンをベースにした確かなテクニックとシュアーなプレイは、今回の多彩な楽曲群に一本の筋を通している。彼を中心にホーン隊、フォーリズム、コーラス&MCが、まるで音の万華鏡のように曲ごとに姿を変えていくさまは、何度聴いても観ても飽きさせることはないだろう。特に、セットリスト中ほど「SUNSHINE」「三日月」という振れ幅の大きい楽曲の並んだ演奏(前者はラテングルーヴの炸裂するアッパーチューンで、後者は音数をグッと絞った静謐なバラード)を挟んで用意された、神保による「ワンマンオーケストラ」(各ドラムや複数のパッドに取り付けられたピックアップから様々な音色を出して、あたかもひとりでオーケストラサウンドを奏でているような超絶プレイ)から一気に最深部へダイブしていく、「軌跡と奇跡」「サヨナラメータ/タメイキカウンター」「TO THE BEAT, NOT TO THE BEAT」のゾーンは、ドリカムのライヴ史にも残るほどの名演となっている。
その演奏に華を添えるだけではなく、時にバチバチとやり合うような躍動感をもたらしたのがパフォーマーチームだ。ドリカムではおなじみのS+AKSからSHIGEとINO-Dのふたりが参加。キレのあるダンスを披露してくれた。そして今回、初の試みとなったのが、女性パフォーマーチームのD-FAIRIES(momoca renri、Marino、NAO、Amami Queen)が参加したことだ。前年の『ワンダーランド』での感触があまりにもよく、吉田美和たっての希望で彼女たちの『ウラワン』初参戦が『ワンダーランド』に続いて実現したということだ。彼女たちが吉田美和と見せるコレオグラフは、楽曲の世界観をより豊かに広げてくれる“物語”として機能している。例えば「この街で」における少女の無垢な気持ち、「普通の今夜のことを -let tonight be forever remembered-」ではSHIGEとAmami Queenという男女ペアだからこそ表現できた繊細な世界があり、「あぁもう!!」の暴発寸前の危うさを感じる女性の恋心など、D-FAIRIESなくしては到達できなかった表現だ。
そして、D-FAIRIESが『ワンダーランド』からのストーリーであるように、オモテからウラへ受け継がれた重要なファクターがもうひとつある。それが、今回の『ウラワン』の主要キャラでありメインストーリーを構成していた、アヒルコースターの存在だ。センターステージから2方向に伸びた花道の先にあるサブステージにスタンバイした親アヒルと子アヒルのコースター。その周りでの吉田美和&S+AKS-2、D-FAIRIESとのパフォーマンスや、花道を行ったり来たりするアヒルコースターなど、彼らの活躍からも目が離せない。ちなみに、子アヒルは2匹なのだが、1匹はどこへ? という謎は、この『ウラワン』に仕掛けられた大いなるミステリー。ぜひオープニングからアンコールの最後まで、映像作品で確認いただきたいところだ。
さらに、初の試みとなったのが新曲「ここからだ!」のパフォーマンスだ。1月29日の配信リリースに合わせて、年明けの公演からアンコール1曲目で披露された。この曲では、ドリカム史上初となる、オーディエンスとタオルを回すパフォーマンスを披露。クセになるメロディと歌詞が“タオル回し”によって、まるでスタジアムの熱狂のように渾然一体となるカオスは後半の見どころのひとつだ。なんと、この1曲をこの映像作品用に収録するためだけに、12月の横浜アリーナでの本収録とまったく同じ体制で臨んだというからすごい。
さて。こうして見てみると、見どころだらけの『ウラワン』なのだが、映像作品パッケージとしても触れておかなければいけないポイントがたくさんある。
特典映像には、中村正人が監修し、収録日ならではの激レアトークなどをまとめたMC集。U-NEXTで配信された映像には含まれていないエクスクルーシブなものだ。さらに、2024年7月7日に吉田美和の故郷である北海道池田町で行われた『池田ワイン城50周年感謝祭×DREAMS COME TRUE 35周年 ドリカムとドリカムの日』のライブ映像を収録。吉田美和の歌が生まれる原風景とも言うべき場所でのパフォーマンスの模様は貴重すぎる映像だ。
そして驚いたのが、音声にDolby Atmos(空間オーディオ)を収録していること。これはBlu-rayのみとなり、もちろんドリカム史上初となる。ライブミックスはおなじみニューヨークのエンジニアEd Tutonを中心に中村正人と吉田美和が行い、それをベースにDolby Atmosと5.1chのミックスを、こちらもニューヨークのエンジニアであるBrian Sperberが行った。彼はドリカムのふたりとは旧知の間柄で、東芝EMI時代の3枚のアルバム(『SING OR DIE』『the Monster』『monkey girl odyssey』)のレコーディングエンジニアを担当している(ちなみにEd Tutonは、その後の『DIAMOND 15』以降を担当)。こうしてクレジットを見ているだけでも、この映像作品がこれまでのDREAMS COME TRUEのヒストリーの上に成り立っているものだということがよくわかるし、過去から現在までの繋がりは当然未来へ向けた大きな一歩だ。
「ここからだ!」――映像作品全体からほとばしるパッションを感じてほしい。
TEXT BY 谷岡正浩
(C)DCTentertainment ※メイン写真
リリース情報
2025.06.06 ON SALE
Blu-ray&DVD『DREAMS COME TRUE 35th Anniversary ウラワン 2024/2025』
書籍情報
2025.06.06 ON SALE
『ALL ABOUT 35th DREAMS COME TRUE 35th Anniversary ウラワン2024/2025』
商品詳細ページ
https://dreamscometrue.com/contents/928946
DREAMS COME TRUE OFFICIAL SITE
https://dreamscometrue.com